連載小説
INDEXPREVIEUNEXT


2011年09月10日(土) web拍手

なんか、久しぶりに感想コメントをいただきまして。
とっても嬉しかったです。\(^▽^)/
ありがとうございましたー。

なにせ、更新が遅いですからねー。
感想もらえないのは仕方無いのですが。
それでも、もちろん初めて読む人もいるでしょうし。
何か言っていただけるのは、本当に嬉しいです。

世界観がしっかりしている所が面白い、と言っていただけて嬉しいです。
まあ、しっかりと言っても、細かい所は流動的なんですけどね〜。
ただ、こういうある種異世界を含む話を書く場合は、後で設定の矛盾が生じると拙いので。
大きな枠だけは決めておいて、そこから外れないようにはしています。

今、本編とは関係ない短編をちまちま書いている最中ですが。
……仕上がりそう、と思ってからが長いからなー、私。
が、頑張ります。
よかったら、その時も読んでやってください。


INDEXPREVIEUNEXT

2011年09月02日(金) 残酷な神が支配する

表掲示板の方と、どっちに書こうか悩んだのですが。
主従の話だけど、直でボーイズって訳でも無いしね。
でも私の萌えに深く関わる話だし、正義の味方の話に絡んでくるので、まあこっちに書きます。

「チームバチスタ アリアドネの弾丸」
に出てくる警察官、北山と宇佐美の主従関係がね、私の萌えツボを直撃なんですよ。
いやあ、北山は物語の中では主人公と敵対側に回ってしまってるため、あまりいい印象はないし、顔も全然好みじゃ無いんだけど。
あのおっさんに、無表情で黙ってついてくる宇佐美がね、萌えるんですわ。
宇佐美の過去に何があったか知らないけど、北山に相当入れ込んでいることは間違いないらしく。
警察だってのに、堂々と上司に対して
「自分に命令できるのは、今も、北山さんただ一人です」
とか言ってのけちゃうわけだ。

北山は死んじゃって、上司からはなにやら命令されて。
それに対して、無表情な顔にフッと一瞬だけ、ある種蔑みの笑みを浮かべて。
で、自分に命令できるのは北山だけだ、とな。
そのまま宇佐美は死んだ人の命令を遂行しようとするわけで。
なんかこういう関係性、ボーイズでもあるよね。いくらでもあるよね。主従の王道だよね。

私としてはボーイズにすると恋愛とか肉体関係が入ってきちゃうから。
主従の萌えのみを純粋に味わいたい場合、ボーイズじゃない方がいい、と思ってしまう主従好き。
恋愛感情が雑味に感じてしまうわけだ。
だが、萌え自体はボーイズ系な萌え感情なのだから、なにやら色々と矛盾してしまうけど。
ボーイズ的にキャーッとか言ってるくせに、本気で恋愛に妄想をなだれ込ませるのはイヤだ、という。
なんたる矛盾と我が儘か。
こういう女にこそ必要なのは「ニアホモ」かもしれん。

ま、まあ、私の好みはこっちに置いといてですね。
とりあえず、アリアドネの宇佐美に関しての萌えはですね、恋愛感情では無い。
ただし、恐ろしく深い感情がそこには流れていて、彼はそれにあらがえない。
ってな感じなんですよ。
それこそタイトルみたいに「残酷な神が支配する」でしょうか。

とりあえず、いったんここで中断〜。
またすぐ書き込みますけどね。続き



最初に、フッと宇佐美と黒羽とに共通点を見いだしましてね。
無表情でサッパリ系の美形である辺りとか
(黒羽はボーイズ世界の住人だから浮き世離れした美形だけど。そんな人は現実にはいないので横に置いておく)
黙って命令を実行する所とか。それに疑問は感じていない所とか、自分が入れ込んだ人は絶対だという価値観な所とか。
なんか、似てね? こういうの私の萌えキャラなんですけど。
とか思ったのが最初。

そうしたらあなた、宇佐美って北山の影で、表沙汰には絶対出来無いような汚れ仕事をやっていたらしいじゃないですか。
警察なのに〜、裏仕事〜。
明確には言ってないけど、何人もの人を手にかけたっぽい。
迷うこと無く、北山に命令されれば人殺しも実行するわけだ。
その宇佐美に対して、最後に北山が命じたのが

「北山自身を殺すこと」

もう、ここでの宇佐美の抵抗ったら無かったですよ。
あのクールな顔を苦痛に歪めて苦しんじゃって。
でもね、ただイヤだ、とも言えないわけです。
だって北山の命令は絶対だから。
誰を普通に冷徹に殺しても、何人殺したとしても、北山は特別。
北山を殺すことは、本当ならどうしてもどうしても出来無いこと。
にも関わらず、殺せと主人に命令されたら、それに逆らうことが出来無い。

この残酷な命令と苦しみがですね。
なんつーか、萌えるわけですわ。
座って準備が整って「やれ。宇佐美」という北山の命令が韻く。
当然動けない宇佐美。ここでも逡巡の表情。
だが次の「これは命令だ!」
で、打たれたように表情が変わる。
もちろん射つ寸前も手が震え、顔は恐怖を表す。

北山はなんて残酷な主人だろう。
宇佐美に自らの世界を、神殺しを命じたわけだから。
死に顔を見上げて、宇佐美は思わず北山の目を閉じる。
自分が殺した。世界でたった1人、自分に命令できる人を。
自らの拠り所、言ってみれば自分の世界を
その命令で殺した。
耐え難い。だが命令は成就させなくては。

ここで神を殺しちゃうことはね、宇佐美の崩壊に繋がるんですよ。
自らが繋がっていた世界が無くなっちゃったわけだし。
だから当然、ぐっちーから
そうまでして宇佐美さんが守りたいものってなんなんです。
と聞かれた時、宇佐美は「解らない。もう解らなくなってしまった」
と答える。

そりゃーそうだよな。
だって唯一の守るべきものをなくしちゃったわけですから。
自分の存在意義も、自分を認めてくれる人も、もういない。
そんな世界にもう守りたいものがあるはずが無い。

……しまった。ますます黒羽の思考と同じだわ。
ぐっちーから「過去は変えられなくても、未来は選べる」
と言われた時に発したセリフ
「考えた事もなかった…。俺が…自分で何かを選ぶなんて」
これもあまりにも黒羽っぽくて。
そうか…ああいうキャラはああいう発想で思考で行動様式って決まっているのかもしれん。
とか思っちゃったですよ。

黒羽も自らの世界を自分で壊して、絶望したもんね。
あまりにも何も無くなってしまったことに茫然として。
世界に自分すらいらないと思ってしまう。
更に、未来のことなんて考えた事も無い、という瞬間に生きている所も一緒。
考えられないんだよね、なんだか自分とは関係ないもののように思えてさ。
それは、道の選択をすべて、他の人に委ねていたから。
だからその人がいなくなったら、世界も未来も一気に失って当り前なわけだ。

と、ここで一旦切ります。長いよ、自分(^_^;




で、ここまで北山と宇佐美に関しての萌えな話なわけですが。
ここで、ぐっちーが急上昇してくるわけだ。
てーかね、今までのシリーズを見ていると、グッチー最強伝説が私の頭の中で出来上ってきたですよ。
ぐっちーって、一見「最弱キャラ」なんですけど。
ドラマに出てくるどの登場人物も、最後にはグッチーに陥落しちゃうんですよね。
どれだけ無愛想だったり敵意を抱いていたり、頑固だったり秘密を抱えていたりするキャラでも、グッチーに対しては終いには心開いて、つい語っちゃったりする。

こういうの、ボーイズラブの「受け最強」に近くないですか?
受けは肉体的には最弱で、争いごとなんかあろうものなら速攻死んじゃいそうなんだけど。
周り中の誰もが、敵でさえ彼をある種特別な位置に置いてしまっていて。
結局守られちゃったり、受けの言うことが通っちゃったりするパターン
今週の展開で、ついに斑鳩すらもデレたよ、グッチーに対して。
一瞬本音を語っちゃっただろ。
やっぱりグッチー最強伝説爆誕ですよ。

宇佐美は逃げる時に、そのグッチーをリボルバーで脅して人質にするわけですが。
人質として選んだのは、弱そうな所は正解だろうけど、実際は選んだ時点で宇佐美の負けだよな〜(笑)
とか思ったです。
なにせ銃突きつけられて、ぐいぐい引っ張られているってのに、グッチーときたら
「宇佐美さん。そんな掴まなくても、ボク逃げませんから
少し、休みませんか?」
だもんね。
ぐっちーはどれだけ緊迫した状況でも、いつでも人を日常に引き戻してくれる、安らぎの男なんだよね。
どっちが追い詰められているのか解りゃしねえ。

結局宇佐美、グッチーに陥落。
次から次へとチャームをかける男、グッチー(笑)
グッチー最強。
そこに白鳥がやってきちゃって、無意識に銃で白鳥を狙う宇佐美。
しかしグッチーが間に飛び込んで、宇佐美はグッチーを撃ってしまう。
いやあ…メチャメチャ驚いたような表情の宇佐美がいいなあ。
あれだけ冷徹な男が、グッチーの言葉に心乱され、陥落し、その本人を撃ってしまったことに激しく動揺する。

何人も殺してきたくせに。
主人であった北山さんに関してなら解るけど。
ほんの少し関わっただけのぐっちーに手をかけたことにあれだけ動揺するのが、なんかメッチャ萌えだわ〜。
もう一度書く。やっぱりぐっちー最強。
誰でも自分の懐に入れちゃう男。

撃たれたぐっちーに白鳥が血相を変えて駆け寄って、これまた皮肉なキャラに似合わないくらい激しく取り乱すシーンもいいよね。
「ぐっちー! ぐっちー! 死ぬなーっ」
重ねて言おう(しつこい) ぐっちー超最強。




なにやら、ぐっちーの話にシフトしてますが(笑)
これがボーイズならね、残酷だった主人の価値観に縛られていた絶望した男がですね、自分に安らぎを与えてくれる相手を見つけるパターンなんですよ。
これがボーイズなら、宇佐美はぐっちーに抱きしめられて、陥落です。
まあ、もう1人の男、白鳥と三角関係で、白鳥を撃とうとしたのにぐっちー撃っちゃう、という展開もボーイズに置き換え速攻できますけどね。
美味しいよな、そういうのも。(笑)

で…ですね。これをボーイズだと考えてぐっちーまぜると、これまた正義の味方のパターンなわけですよ。
宇佐美が黒羽で、北山が冬馬。で、ぐっちーの位置にいるのが香澄、と。
もちろん香澄は受けじゃないし、最弱でも無いけど。
でも、残酷な神の支配から、1人の男を救い出すのは一緒。
ま、細かい所は違うので、一種箇条書きマジックではありますけどね。
でも、自分がなぜアリアドネで展開されるパターンに萌えるのかは納得いったです。
私が好きなパターンだったからだよね、うん。

今週の展開で、逃げた宇佐美を斑鳩が早く拘えろって言うシーンがあるんですよ。
それに対して部下が「生きて、ですか?」とか言う。
続けて「あの宇佐美ですよ?」

うひー…。これだけのセリフで、どれだけ宇佐美が殺し屋として優秀だったのか解るってもんです。
生きて拘えろという命令だったら、難しいって事ですよね。
あの宇佐美って、みんな解ってんのか〜宇佐美の実力。
動揺していない時の宇佐美は、超優秀って事ですよね。
そこも黒羽っぽいぞ。まあ、黒羽よりはずーっと自己判断が出来る男みたいだけどな。
(黒羽はその点、かなり無能だ)

宇佐美が友野を殺した時も、最初は
「何か聞きました?」と丁寧語だったのに、うろたえた友野を見た瞬間
抑えた声で「聞いたんだな」
とか言う所も、すげー恐くてよかったです。
逃げて、友野、逃げてーっ、な気分。

コンシールド銃(ガン)として、オートだけじゃ無くてリボルバー隠し持っている所も。
すみません…私も黒羽が隠しリボルバー持っているシーン書いたことあります、と思っちゃったです。
でも、なんとなくあのリボルバー、でかい気がする。フレームが。
38スペシャルか、357マグナム系だろうか〜。

と、最後に私だけの萌えにシフトして、怒濤の語りはお終いです。
あー、私はすっきりした。けど。(^_^;
誰か読みたい人がいるのかは、謎でございます。


INDEXPREVIEUNEXT

正義の味方 |HomePage