連載小説
INDEXPREVIEUNEXT


2011年05月09日(月) 兄弟萌え

友人に、デュラララの同人誌をたくさん借りました。
「シズイザのエロだけど、それで構わないのね?」
「オッケーオッケー。だってDRRRの同人誌って、殆どシズイザでしょー?(←ヘンケン)
だったら選びようがないじゃん。どんな感じなのか、一度読んでみたいの」

というわけで借りたたくさんのシズイザ(イザシズっぽくもあったり)同人誌の中に、2冊だけ平和島兄弟の本が混じってました。
シズイザじゃないのもあるんだなあ。弟×兄かあ…。
ふーん、どんなものかしらん。と、読んでみたらば。

………………しまった。か〜な〜り、ツボだっ。
こんなにたくさんシズイザの同人誌があるのに。
たった2冊の、幽×静雄 同人誌が私の心を鷲攫み〜。
いやいやいや、私はアニメしか見てないから、弟のエピソードなんて殆ど知らないじゃん。
なのに、平和島兄弟の方が萌えですか。
というか、えーっと。私に兄弟属性があったのか。そうだったのか?
しかも弟×兄。

いやあ、自分に主従萌えがあるって事に気がつくのにも時間がかかったけど。
兄弟萌えも、もしかしてあるのか〜。
というのもですね。
史都玲沙の掲示板のほうで「青の祓魔師」の弟萌えを書いているのですが。
これも考えてみたら、弟×兄 なんですよ。
で、コードギアスでもロロ×ルルで。
はっ。これも弟×兄じゃないかっ。

どうして無いと思い込んでいたかというと、エッセイにも書きましたが、私は「ヤオイ回路」が錆び付いているんですよね。
よっっぽど原作で、イチャイチャっぽいシーンがないと、やおい方向に思考が向かない。
で、私のそばにはずーっと、ハガレンのエルリック兄弟萌えな友人がいまして。
でも、私には少しもその萌えが解らなかったのです。
更に、近親相姦はちょっとね。な気分もあった。
だから、たぶん自分には兄弟萌えはないんだろうな〜、となんとなく思い込んでいたわけです。

でも、上記のように例を挙げていくと。
どうみてもあるじゃんよ〜。兄弟萌え。しかも、弟×兄 ばっかり〜。
じゃあどうして、ハガレンの兄弟には全然萌えないの? あれも弟×兄が多いじゃないか。
うーーーーむ……。

どうやら、弟×兄 という条件設定だけでは、妄想は立ち上がらないようです。
妄想が立ち上がるためには、弟×兄に加えて、別の限定条件が必要なようだ。
……なんかゲームみたいだな〜(笑)
というわけで、あらためて考えてみたら。ちょっとだけ思いあたりました。

私が妄想を立ち上げるためには、攻めが受けに対して結構な「執着」を持っていなくてはならないようです。
ハガレンの兄弟も、兄弟のみで…という括りはあったけど。
でも、アルがエドに激しい執着があるかというと、そういう訳でも無さそうだもんね。
というか、あの作者は、そういう薄暗い「執着」は書かないタイプの作家さんですよね。
もっとこう、精神的にサッパリしてる感じ。
君がいなくては僕の世界は成り立たない、くらいの執着は感じられない。

うむ…ちょっこし病んでいるのは解っていますが。
私はそういう関係性が好きなのです。
やおい的に萌えなのです。間違いなく。
「正義の味方」もそうだもんね。「歪んだ夜のむこうへ」は、もっとそんな感じ。
歪んだ…の方は、ボーイズラブとして描いていないので(描こうと思ったら描けるけど)受攻が曖昧になっていますが。
正義の味方は、あきらかに条件的には、上記の弟×兄と構造が一緒ですよ。
年下が攻めだし。身体が小さい方が攻めだし。
コードギアスのロロ×ルルも、デュラララの幽×静雄も、どっちも一緒じゃないかーっ。

正義の味方は、兄弟じゃないから気がつかなかったが、私がどうしても弟攻めになる理由は、なんか解ってきたですよ。
この構造で、攻めが受けに「執着」していると、私の萌えツボを突くんだな。間違いなく。
いやあ…人は何度も同じ萌えを繰り返し楽しむものですが。
こうやって考えると、結構明解だね。自分が好きなものって。

青の祓魔師に関しては、弟と兄は体格がほぼ一緒だし、弟といっても双子だから、たぶん微妙なところで萌えツボをかすっていくだけのような気がします。
でも、まったく何も思わないハガレンと違って、萌えをかすっていくのは、弟の兄に対する執着が、ちょっとだけ透けて見えるから。
もちろん、アニメしか見てないし、これから印象変わっていくかもしれませんが。

今までの説明だけだと、弟は兄を護っていくためにエクソシストになったわけで。
今までの人生全部、兄を護るために使ってきたわけじゃないですか。
目に見える明解な執着が無くても、その設定だけで、何か萌えツボかすっていく私がいます。

私に「兄弟萌え」があるのかというと、やっぱり首は捻りますが。
でも、年下攻め、とか、私が好きな設定が揃いやすいのは確かなようです。
そこに執着が加われば、どぼんと突っ込むね。間違いなく。
なんとなく面白くなってきたので、自分では気がついていなかったけど、これもそうじゃん、なものがないかどうか、探してみようと思います。
こういう考察には、数が必要ですからね〜。


INDEXPREVIEUNEXT

正義の味方 |HomePage