::KEiMOの世界::



なんでもできる証拠なの  2003年05月24日(土)
この日、健康保険組合の「ヘルシーハイキング」に参加して
鵠沼〜江ノ島内探索3時間コースを歩き、
藤沢『アンチョビ』にてブレッドグラタン他を平らげご満悦♪
さすがに食べ過ぎ?と反省し、夜ミー&アキに会う前にジムに行こうと
裏道を急いだ。。。。

南林間の二条通りにさしかかり、Z.O.を通り過ぎたところで、
前方に路駐していたトラックのドアが開いた。


  危ないなぁ


と、よけて通り抜けた。  



はず



だった。



ばきっ



え? 


薄紫のタンクトップをきた良い色に焼けたスポ刈りのおっさん(運転手)
が左腕を押さえている。


  なんでなんでナンデ・・・?
  よけたはずなのに。
  後ろには後続車多数。
  バックれちゃおうかな
  あ、でも通行人のおばちゃんがこっち見てる。
  このままじゃナンバー控えられるな。。。


路駐ポイントを探す振りして20mほど走る途中あれこれ考えた。
バックミラーを見るとまだ運転手がこっちを見ている。
しかたない。。。


  アリッサ、ここから出てこないでね。


1人運転手の元へ小走りした。(ここポイント)
その日は、天気も良く長時間歩くつもりでタンクトップだったあたし。


  すみませぇ〜ん


と近寄ると、間違いなく運転手の視線が少し下がった。
そう、オヤジはたいていオッパイ星人なのである。


  い、痛ぇじゃねぇか。


噛んでいた。これならイケる。


  本当にごめんなさい。大丈夫ですか?


ちょっと前屈みになってみた。


  ま、まぁ大丈夫だけど、気をつけてくれよ。


声のトーンからは闘志が消えていた。

  
  勝った!!


心の中で拳をにぎり笑いをこらえて車に戻った。
親譲りのこの胸は、洋服や水着のサイズ選びや辛い肩こり、
スケベオヤジの執拗な視線などなど嫌な事の方が多いけど、
今日ばかりは感謝した。

♪シャランラ シャランラ ヘイヘ ヘイヘ ヘイ シャランラッ♪







チャリラーン   2003年05月22日(木)
ある日のこと、8歳の姪アリッサがこう言った。


  あのね、バスの中でゲームボーイやってる子もいるよ


彼女は厚木基地内の小学校へ通っているので、
座間駅からスクールバスに乗っていく。


  そう、でもアリッサは持っていったら駄目だよ。


スクールバスでゲームボーイやっていいのかどうかは知らないけど、
プレゼントしてすぐに無くした過去があるのでそう答えた。
2〜3日後の朝のこと。
お弁当をリュックにしまうように言うと、
そこで入れればいいのにわざわざ2Fの部屋に持っていった。
なんか怪しい。
降りてきたところを捕まえてカバンの中をチェックした。


  ハイ、ゲームボォイ〜♪ (ドラちゃん風)


注意してあったにも関わらず隠し持って行くのは、
悪いことだと分かった上でやってるってこと。
罰として、ゲームボーイ没収、いい子にしてたら返してあげると約束した。
次の朝、友達に借りっこして、その日の夕方に返しに行くというソフトを
棚のわかりやすいところに置いてあげた。


  これ、部屋にしまってくるね


と、言うアリッサ。
でも電車の時間ギリギリだったため、


  ここなら無くなる心配いらないから大丈夫、学校行っておいで


と送り出した。
さらに翌朝。昨日返却されたらしいソフトが棚に置いてあった。
再び、


  時間まだあるから部屋に置いてくるネっ♪


と、アリッサ。


  そう、じゃぁ置いておいで


階段を駆け上がるアリッサ。絶対に怪しい。
しばーらくして、やっと降りてきた。
階段を下りきったところでひっつかまえた。
ポケットを探る。右、左・・・小さくて四角い固いものに触れた。
そう、それはさっき持って上がったゲームソフト。
危うくビンタしそうになる手をこらえてお尻をペチッと1発。
(きっとこれでもアメリカじゃ虐待になるだろう)
電車の時間があるので続きは帰ってから。。。
帰宅後、ガミガミ言いたいところを抑え、


  どうしてあんなことしたの?


←押しましょうMy追加

  ぬぁんだってぇ??
 

あたしが志村ケンのバカ殿よろしく、短刀を落としたのは言うまでもない。


  





墓参り  2003年05月11日(日)
先週から、

  今度の日曜はお婆ちゃんの命日だから皆でお墓行くわよ

と順子に何度も言われていた。
お参りした後、家族揃ってどこかでお食事ってことらしく、
10時出発とこれまた何度も聞かされた。
偏屈な雄一(父)と1人暮し中の気むずかしいヨシ(兄)も来るから
時間厳守ってこと。

さて当日、A型なあたしが時間きっちりに支度を終え下におりると、
みっち(弟)がいない、と大騒ぎ。さっきまでシャワー浴びてたのに?
午後にそれぞれ予定があったからそれ以上待たずに置いていった。
おかげでヨシの車1台で済んだから楽だったけど。

お墓に着いて、掃除してお花と線香をあげて。。。
順子がポツリと

  お婆ちゃん死んで今日で丸3年ね

と言った。すかさずヨシが、

  3年じゃないよ、もっと経ってるだろう

順子も負けずに、

  3年よ。去年3回忌やったじゃないの!

  んなワケねぇだろ、オレが家出てから2年経ってるんだぞ!

また始まった。あたし達はいつも些細なことで喧嘩する。
ハイハイ、もうお腹減ったから帰ろうよ。
アリッサと2人先に車に戻りながらふと振り返ると、
雄一が墓標に記された日付を確認していた。


  『2000年5月22日』


おい、今日は命日じゃないじゃないか!!


  あら、まだ3年少し前だったわ♪

  違うよ、あれは墓立てた時の日付に決まってるよ!

まだまだ続く2人のバトル。
でも、どっちも勘違いしてたことをごまかすために意地張ってるだけ
なのが、さっきまでの口調と違うとこからも分かった。アホやな。

結局、みっちは

  10時って聞いてなかった。

そうだ。







エンドレス  2003年05月01日(木)
アトランタ土産を渡すべく、久々にハニーニャと会った。
場所はいつものエルトリート。
頼むのもいつもと同じ。
サラダとチキンフィンガーとフラワートルティーヤ。
サラダのドレッシングはブルーチーズ大盛り。
パワーパフガールのピローケースを渡し、
デジカメによる写真披露を終え、
食事が済んだところで定番の
フローズンハニーチョコレートを頼む。
2本ついてくるストローで生クリームをすくって食べる。
その時の会話、

   寒くなってきた (あたし)

   中にピーナツみたいなの入ってて美味しいね (ハニーニャ)

つい吹き出してしまった。
何がって? 
皆様にはわかるまい。
あたし達、いつもここ来て同じ物頼んで同じこと言ってることに
今日のあたしは気づいてしまったのだ。

そして、今日もドリンクバーに入っている外人のおじちゃんが
あたしの顔をジーッと見つめて微笑むのだった。









writer★☆★KEiMO
Design by shie*Delicate Erotic
thanks for HTML→HP WAZA !
thanks for Material→M3