エスムラネット・日記

2005年09月28日(水) 全国行脚





9月は全国行脚の月でした。
といっても、2箇所だけだけど。

しかも両方、ブルボンヌ&ゲブ美と一緒です。
つきあいの長い、愛憎を乗り越えた(?)友だちとの旅行は
楽しいものですね。
ブルも日記に書いていますが、気分はまさに
吉行和子(ブル)、富士真奈美(ゲブ)、岸田今日子(エスム)。
松山では、そこにサセコが加わり
始終笑いっぱなしでした。

しかしここ数年、女装の仕事で
いろんなところに行かせていただいていますが
(すでに、プライベートで遊びに行った場所より
女装で行った場所の方が多いはず)
本当にありがたいことです。
特に各地のスタッフのみなさんとは
「イベントを作り上げる」という作業を通して
かなり密度の濃い交流を持つことができるので
嬉しい反面、毎回、東京に帰るのが辛くなります。

札幌のイベントに出るのは、今回で6回目だったので
もう自分の庭みたいなもんだし(言い過ぎ)
松山も、地元のスタッフのみなさんのみならず
海を渡って、広島から「H」のスタッフ陣もやってきていたので
何だかもう、訳がわからないくらい楽しかったです。

みなさん、今後ともよろしくお願いいたします。

ちなみに写真は

(上―あ、ここにはアップしていません)
松山でも一緒だったゴーゴーのHohくんと、札幌パレードで。
札幌パレード、やはり当日朝まで雨で、
パレード開始時には日が射していました。
まあ、晴れるだろうとは思っていたのですが
前夜祭で、もうちょっと自信を持って「晴れる」と
断言すれば良かったです。

(中)
松山のナイトで。
アムロタイムがあったので
アムロっぽいヅラに変えて(どこがだ…)
お客さんに帽子を借りて被ったら
なんか…気に入ってしまいました…。
これからはB系女装をめざします…。

(下―あ、問題があったので、「名勝案内板」の写真に差し替えました)
松山ナイトの翌日、松山近くの小島「鹿島」にて野生の鹿と。
鹿と、波動による交流をはかってみたのですが
あまり上手くいきませんでした。
この島に「名勝案内板」というのがあって
そこには
「要石の伝説」「龍神社と雨乞伝説」「犬戻り伝説」など
数々の伝説の名前(のみ)が書かれていました。
どんな伝説なのか、ものすごく気になります…。
そこでもらった観光パンフレットにも何もかかれておらず
ネットで調べても、全く出てきません。
しかも、推定人口0人(料理屋や土産物屋で働いている人も
対岸から通っているっぽい)の島なのに
「鹿島まるごとカーニバル」という年中行事があるそうです。

あと、東京に帰ってから
さっそく「坊っちゃん」を読み返してみたのですが
びっくりしました。
あれって、アンチ松山なお話なんですね。
漱石、ひどい…。
松山の人は「マドンナバス」とか走らせてる場合じゃなかろうに…
と思ったのですが、
サセコから
「松山市民はそれを逆手にとって
観光に利用しているのよ!」
というメールが来ました。なるほど。



2005年09月13日(火) 政治の話

政治の話って

・「政治について考えるのは偉くて、ドラマや恋愛について考えるのはくだらない」的な価値観が嫌
・「オレって、実はモノ考えてるんだぜー」的なアピールに
よく使われがちなので嫌
・自分の考えの浅さが露呈するから嫌
・答えがなかなか出ず、自分の無力さを痛感するから嫌

といった理由で
最近、とみに避けていて
それと同時に、政治について考えることも
めっきりなくなっていたのですが
やっぱり、逃げていてはいけませんね。

今回はいろいろ考えるいい機会になって
ちょっと良かったです。
僕にとっては、この結果はやっぱり遺憾ですが。



2005年09月12日(月) 女装からの選挙速報

今日は夕方から夜にかけて
2005年パレードの最終ミーティングがあったのですが
それが終わった頃、げぶ美さんから
「自公で340越え…死にそう…」
というメールが届きました。
携帯メールで、選挙について語り合う女装たち。シュールです。

それはともかく、みんな本当にいいのかな。
こんなに与党に議席与えちゃったら
消費税とか、ガンガン上がっちゃう(かもしれない)よ?
やばい法案、どんどん通っちゃう(かもしれない)よ?

もちろん郵政にもいろいろな問題はあるだろうけど
「郵政民営化」が国民にとって、どれほど切迫した問題なのか?
「郵政民営化」が国民生活にどれだけメリットを与えるのか?
それより、国家予算をきちんと見直すほうが
よほど重要だと思うけど。
僕には、不況の中で、人々が
「郵便局員」という「公務員」に
苛立ちや嫉妬をぶつけている部分も
あるような気がしてなりません。

テレビのアンケートで、「今の日本には
小泉さんみたいな人が必要だと思う」と
答えていた人がいたそうですが
不況やら何やらで先行き不透明な時代に
強い指導者を求める人の心こそが
ファシズムを生むんだよ…。

で、ふと思い出したのですが
先日、「1945年8月6日 広島」(だったと思う)という
ドラマを見ました。
「女王の教室」の遊川さんの脚本だったので
期待していたのですが
かなり微妙でした…。

全体的に、昔ドラマや映画でやっていた
「明日」(長崎の原爆投下の一日前の
ある一家の生活を描いたもの)に似ていたせいもありますが
西田敏行が
「この碑には『あやまちは繰り返しませんから』と
書いてありますが
私たちは亡くなった人たちに、本当に
あやまちを繰り返していないと言えるのでしょうか」
みたいなセリフを
涙ながらに言っているところで、すごく違和感が。

原爆で亡くなった人の、恐らく大多数は
日本が軍事国家化するのを黙認したり
進んで戦争に協力したりしたんだろうし
彼らも、戦争に関してはいわば共同責任者なのであって
「亡くなった」=「タダの被害者」と
簡単に考えてはいけないと思うのです。

というか、人々が何でも「国家」だの「お上」だのに
責任を平気で転嫁して
「自分達は被害者です」なんて顔をするから
自分の行動に責任がとれなかったり
思考能力が衰えたりするんじゃないかと思うわけです。

選挙の結果がショックだったあまりに
珍しく長文を書いてしまいました…。
ちなみに僕は、期日前投票で
民主と社民(比例)に入れました。
だって社民、かわいそうだったんだもん。
本物の判官びいきは、社民に入れるんだよ!
小泉なんか、かわいそうでもなんでもねえよボケ!

って、僕の投票の仕方も結構感情的ですね。


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森村明生 [MAIL] [HOMEPAGE]

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