2010年11月27日(土) |
心にスニーカーをはいて |
先週11月21日(日)から11月23日(火)の期間に奈良へ散歩に行ってきた。 1人のつもりだったのだけど、なんとなく家族を誘ってみたところ、行くというので2人旅になった。 しかし、1ヶ月前くらいにホテルを物色したのだけど、ツインの部屋なんてどこも空いていない。 結局シングル2部屋という中途半端な感じになってしまった。 でもまあ、まったく取れないよりはましだし、季節的にお風呂の待ち時間のことを考えたら、結構よかったのかも・・・なんて思っている。 秋の奈良は京都に負けず劣らず観光シーズン真っ只中だったようだ。 今回は、その奈良散歩の1日目を振り返ってみる。
今年はどういうわけだか、無性に奈良に行きたくてしょうがなかった。 何がきっかけか考えてみたんだけど、2月ごろに『大仏開眼』というNHKのドラマを見たことと、数年前に読んだ恩田陸さんの「まひるの月を追いかけて」という小説くらいしか思い当たらない。 とにかく大仏様が見たかったんだよねえ。5月のときは。
それから、なんとなく秋ぐらいにもう一度行きたいなあと漠然と思いつつ、以前図書館で借りた恩田陸さんの作品を文庫本で購入して読み直したら、がぜん行きたくなったのだ。 この小説は、行方をくらませたひとりの男を2人の女が奈良へ探しに行くというちょっとしたミステリー小説なんだけど、とにかく2人の女性は黙って奈良県内の有名観光地を歩きまわるのだ。 恩田陸さんはご本人もきっとそういう旅が好きなんだろうな。 奈良もきっと彼女の好きな場所なんじゃないかと推察する。 とにかく、観光ガイドのごとく観光地の描写があって、読みながら行ったことのある場所を想像してしまうんだよね。 小説を読み直したおかげで、"行きたいなあ"という気持ちが"行こう!"までにレベルアップした。
家族が参加することに決まってからは、俄然やる気を出して計画を立てることになった。 自分ひとりだと行き当たりばったりでも問題ないけど、2人だとそれが楽しいかどうか分からないからな。
しかし、行き先はやっぱり東大寺と春日大社しか思いつかなかった。 5月に歩いたのと同じ行程を秋に歩いたらどんなだろうなあというのが、そもそも奈良にもう一度行きたいと思った理由だからだ。 どうせ家族は中学の修学旅行以来の奈良なので、初めてといっても過言ではない。 なんで、いろいろ考えたけど、やっぱり5月と同じ場所を歩くことにした。 2泊3日にして、1,2日は奈良、3日目は新幹線までの時間を大阪・梅田界隈をぶらぶらすることになった。
そして、旅行の日はやってきた。 家族の反応が気になったのだけど、駅についてみるとやる気満々。 お互いにまだ新幹線にも乗っていないのに、カメラで写真を撮り始める始末。 はしゃぎすぎて疲れてしまったのか、2人とも新幹線に乗ったとたんに眠りに落ちた。 目を覚ましたり眠ったりを繰り返すうちに、新大阪まで到着した。 これから、大阪駅に移動して環状線に乗り換えて、鶴橋駅まで行き、そこから、近鉄奈良線に乗り換え、とりあえずホテルのある新大宮駅まで移動する。 今回は、JRトクトクきっぷ「奈良・大阪フリーきっぷ(JR・近鉄)」というのを利用したので、奈良・大阪フリー区間での普通列車自由席(快速・新快速含む)乗り放題・指定された近鉄線・奈良交通バスも乗り放題なのである。 しかし、JRでは自動改札で出入りできるけど、近鉄線では有人改札でなければならないというルールがあるので、まずはJRから近鉄に変わる瞬間が緊張だった。 キップが入れ替わるタイミングがわかっていなかったため、鶴橋駅でちょっと恥ずかしいことになったんだけど、JR職員の方が親切だったので大事に至らなかった。 その後、最寄り駅に到着するまでは、そのチケットを無くさないようにするために別の緊張をすることになる。
鶴橋駅では、ちょうど快速急行がやってきたので、予定の時刻よりも早く奈良入りを果たす。 途中、西大寺駅を通過すると大極殿が北側の正面に見えるので、わくわくしながら家族に説明をする。 写真を撮りたかったのだけど、まわりはみんな地元の人だったようで、はしゃぎすぎの自分が恥ずかしくなり、小声で(でも熱く)大極殿を説明するに留めた。 新大宮駅では、ホテルの場所が繁華街にあるのですぐにわかると思ったのだけど、まったく逆方向へ歩いてしまい、たどり着いたホテルは、名前が間違っていて、大恥をかく羽目に。 実は近鉄線をはさんで反対側にホテルはあって、一番最初の字が同じだったため、間違ってしまったのだった。 もしかして、私は、地図が読めない女なのか・・・^^; 一気にパニクリモードになってしまった私を、家族が冷静に受け止めてくれたおかげで、なんとかホテルに荷物を預けられた。
そして、いろいろ考えた挙句に1日目は、比較的移動が楽で近いところということで、法隆寺へ行くことになった。 近鉄奈良線で終点の奈良駅まで移動して、とりあえず空腹を満たすことにした。 駅からすぐ近くの商店街に入ってすぐのカフェでパニーニのセットを食す。 実は私、この日は、朝から固形物を食べていなかったので、空腹もきわまれり・・・な状態で血糖値が下がりまくっていたらしい。やっと食事にありつけてなんだかシアワセになった。 JR奈良駅に移動する。 途中、にぎやかな商店街があったので案外距離を感じなかった。
JR奈良駅はとても立派で、ホームの広さにびっくりした。 ここでも、快速に乗ることができたので、時間を少し稼げたが、もしかしたら法隆寺には入れないかもしれないという時間になっていた。
法隆寺駅から、奈良交通のバスに乗って、狭い道をゆっくり法隆寺に向かう。 参道まで行ったら、なんとなく記憶にある風景。 でも、私もここは修学旅行以来なので、記憶はあいまい。 やっぱり、修学旅行と自分の意思で選んでくるのでは気分がまったく違うね。 人は多かったけれど、静かで空気が澄んでいて、なんだかとても安心できた。 法隆寺は時間が遅かったので本殿だけ入れた。 人が多いとは行っても夕方だったので、想像していたよりは少なかったので、ゆったりと境内を回ることができた。 奈良のお寺は古いものが多いんだそうだ。どうりで普段目にする寺のイメージとは若干違う。 でももったいぶった感じではなく、ただそこに黙って存在している・・・といった感じに近いかな。
雲がとてもきれいで、家族は空ばっかり撮影していたなあ。 今日の予定はほぼ終わりなので、ゆったりした気分で玉砂利を踏みしめる。 実は、家族とは何を話せばいいのかなあとちょっと心配な部分があったのだけど、そんな心配はいらなかった。 それぞれが、今の時間を楽しんでいて、会話も自然にできたように思う。 もっとも、きっと家族のほうが私に併せてくれていたんだろうな・・・すまん、ふがいなくて^^;
それから、人の流れが夢殿のほうへと私たちを連れて行ってくれた。 本当は若干の入館料が必要なんだけど、後10分程度で閉館なので、入らせてもらうことができた。 救世観音という秘仏がある八角形の建物。 詳しいことは知らないので書かないけど、救世観音は公開される時期が限られていることだけをなぜか覚えていて、家族に説明しようとしたら、な、なんと、ご開帳している!! 救世観音は、聖徳太子を模して作られたといわれていて、明治時代まで一度も人の目に触れたことがなかったというしろものである。 ・・・なぜかこんなことは知っている。 張り紙を読んでみると、ちょうど、明日までが秋の公開時期だった。 こりゃ、ものすごくラッキーではないか〜と一人はしゃぐ私。 家族はよく意味がわからなかったようだが、私のはしゃぎっぷりになんとなくすごいことなんだと思ったようだった。
来た道を戻って、バス停までゆっくり歩いた。 nara1127-06来たときよりも日暮れていたけど、それでもまだ青い空が見えていた。 今日は旅の始まりの日で、時間を気にせずゆっくりできることをふっと思い出して、なんだかうれしい気分になった。 家族は一日目だというのに相変わらず写真を取り続けている。 でも、楽しんでいるようなのでなによりである。
バス停にはまだ人が並んでいなくて、一番最初に乗り込んだ。 出発までに次々人が乗ってきて、あっという間に狭い車内はいっぱいになる。 法隆寺駅に到着したころには、日がくれて辺りは暗くなってしまった。
それから、奈良駅まで戻って、近鉄の駅に程近い商店街でなんとなく雰囲気がよさそうな居酒屋を見つけて、晩御飯にありついた。 和風のいろんな料理を頼んで、家族と2人いろいろ話しながらゆっくり楽しんだ。 もっとも、家族に言わせると、私はかなりがっついていたらしい・・・^^; おまけに疲れているにもかかわらず、お酒を飲んで酔っ払ってしまった。 その上、よくよく考えたら、まだホテルにチェックインしてなかったんだよね。
ふらふらしながら電車に乗って、無事ホテルに帰りついたとさ。 チェックインも大丈夫だった。
お風呂に入って疲れを落としてから、今日物色したお菓子やらを楽しもうということになったので、とりあえず、部屋でそれぞれ今日の疲れを癒す。準備を済ませて家族のいる部屋へ。 お菓子なぞ楽しんだはいいが、2人ともやっぱり疲れていて、その日は早々と、おやすみなさい・・・。
明日は、この旅最大の目的、奈良散歩。 だからゆっくり休むのだ。
この続きはまたあとで^^
「心にスニーカーをはいて」 WORDS & MUSIC BY さだまさし、PLAY BY 白鳥座
こんなに幸せな気分でライブから帰るのは初めてかもしれないな。 jive1113-01たくさんライブに行っているけど、家につくころは大抵なんだか物悲しい気分になっているんだよね。 なぜか分からないけど。 行く前は風邪気味で、帰ったらかなりしんどいことになるかなと思っていたのだけど、ライブの余韻がとても熱くて胸の奥から体中がずっとあったかいままで、風邪はどこへ行ったのだろう・・・と今このとき思っている。
さて、今夜のライブはUSTREAMという方法で、webにてリアルタイム配信されたようなので、ご覧になった方もいるのではないかな。 ご覧になった方で、ここへお越しの方はぜひ、感想を残して行ってください。 どんな風に見えたのかとっても知りたい私です。 現在のところ、再放送があるかどうかは分からないけど、もしかすると・・・かもしれませんね。 気になる方は雄大さんにたずねて見ましょう。
以下、超大作になったので、長いですよ。 時間を十分にとってから読んでください^^;
jive1113-02今夜は、広島の流川にあるLIVE Cafe Jiveでのライブ。 すでに何度も足を運んでいるなじみの場所。 ここへはいつもの仲間が集まってくるという感じがあって、案の定いつものみんながそれぞれ席について雄大さんの登場を今か今かと待ち構えている状態だった。 今日はちょっと前に座ってみた。 椅子の上でごそごそするんだから、後ろに・・・とも思ったのだけど、なんとなく前に座ってしまった。
今夜は雄大さんの登場前に2組の広島を中心に活動している音楽人が登場。 まずは、よく通るきれいな声で歌う山本義崇さんとガットギターで見た目の印象とはまったく違ったギタープレイを聞かせてくれたRyo-sukeさん お二人が好きな洋楽のナンバーをさらっと演奏してくれた。 2人ともいまどきの青年風なんだけど、印象はまるで180度違っていて、その見た目のアンバランスはもとより、かれらから繰り出される軽快で結構すごいことをしている演奏はなかなか楽しかった。5曲演奏したうちの一番最後の曲「7days」という曲がよかったな。 続いて、三輪真理さん。ペパーミント・リーフというバンドで活動している方だけど、今回はソロでの登場。 ペパーミント・リーフは、以前USBのライブで演奏を聴いたことがあって、真理さんの歌はとても印象に残っている。 キラキラ輝いている瞳はまっすぐ前を見ていて、彼女の前ではどんな嘘も見抜かれてしまうのではないか・・・そんな感じ。 彼女も5曲を演奏してやっぱり一番最後の「春雷」という曲が印象に残っている。この曲は前にも聴いたことがあってそのときにも好きだなと思ったんだよね。
jive1113-03 そして雄大さんの登場。 いでたちは昨日とほぼ同じ。Gパンだと思っていたのはブラックジーンズでした。 そして、グレーな感じのベルベットのジャケットの下は、雄大さんの描いた羽のついたハートが飛んでる画のプリントされたTシャツ。 その飛んでるハートがね、なんだかいいアクセントになってたな。
なんとなく今夜の雄大さんはちょっと緊張している感じに見えた。 そりゃそうだ、ライブはwebでリアルタイム配信されるということだからね。 なんとなく緊張感漂う雄大さんを見ていたら、人ゴトながらこっちまで緊張しそうになってしまった。
ところがどっこい、雄大さんは本番に強いらしい。 昨日とはうって変わったなんとなくきちんとした感じの演奏におおっと思わずうなってしまったのだった。
まずは「FREE」 昨日、この曲のイントロを聴いたときには心底驚いてしまった。 封印していたらしいのだけど、やっぱりいい曲だから歌おうと最近は思うようになったとか。 作曲者である都倉俊一さんに何度もピアノの演奏を注意されたことを思い出してしまったそうな。 ということは、当時のままに近いピアノプレイだったのか〜と今日私はこの曲で2度目の驚きを感じたのだった。 セットリストはほぼ昨日の博多と同じ、多少曲の順序が入れ替えられていたけど、全体的な雰囲気はほとんど一緒だった。 気になる人は、昨日のレポートにセットリストをアップしたので覗いて行ってください。
そしてまた昨日の繰り返しになるんだけど・・・やっぱりね、ギターが最高ですよ!! 「レイニー・サマー」のちょっとボサノバタッチのギターにまずしびれてしまった。 『Jerryfishとラブソング』に収録されてる新録盤が不評だったので、いつか元のままで録音したいとおっしゃっていました。 が、私は好きなんですよ!あのアレンジも。 ベースラインがかっこいいんだよね、あのアレンジは。 しかも、ハモリのポジションがオリジナルと違っていて、初めて聴いたときには鳥肌が立ってしまったもんです。 ・・・いや、そんな話はどうでもよかった。 もちろん、ライブで聴く事ができるギターだけのボサノバタッチの今のアレンジは、毎回痺れてしまう。
今夜特に「おひる」のギターソロが冴えていたと思う。 今夜一番のベストプレイと言ってしまいたいくらい!! 夕べあれだけすごいと思ったけど、今夜のギタープレイはそれ以上だったので、途端に私は笑いがこみ上げてきてですね・・・相変わらずへらへら笑っておりました。 スローな曲だけど、歌に寄り添うギターの音がね、すごくタイトで、でも、とってもあったかい。 1回だけ高いポジションでハーモニックスの音が鳴るんだけど、私はあそこがとても好きなのだ。 少し甘くやさしい雄大さんの声と強くてはっきりしたタッチのギターがね、絶妙なサウンドを生み出すんです。 詩は甘くないのにねえ。
それから「Midnight Calling」のギターもかっこよかった〜。 この曲は19歳のときに作った曲で、ミスター・スリム・カンパニーで時々歌っていたのだそうだ。 デビューアルバムは全曲都倉俊一さんのプロデュースだったために入れてもらえなかったのだけど、セカンドアルバム『Yudai』に入れてもらえたという当時の裏話を聴く事ができた。 その話も驚きではあったけど、この曲が19歳のときの曲だってことにもっとびっくりの私だった。 ものすごく渋いんですけど〜。 ギタープレイはそのころと変わらないのだろうか・・・と、「FREE」のピアノの話を聞いた後だったので、思わず考えてしまった。(本人には聞けませんでしたが)
曲が前後してしまったけど今回のレポートタイトルが「限リナイ青ニナル」なのは、実はリクエストした曲だったからなんだな。 しかも、この曲をギターで演奏してもらえたのが、とてもうれしくて・・・。 アルバムとはまるで違う印象だった。 すごく静かでやさしいけど、どこか哲学的な雰囲気に神秘的なものまで感じた。 一番最後の"遠い過去と遠い未来のその間で僕たちの旅は続く"というフレーズにいつも心がうずいてしまう。 そのフレーズで静かに終わる今回のバージョンはいつも以上に心に沁みました。 雄大さん、ありがとう!
実は結構人気があるんだと今回知った「LOVE IS RIGHT LOVE IS WRONG」 ちょっとピアノのタッチが強くてアルバムとはかなり印象が違った。 雄大さんは、曲によってリズムが複雑なイメージのものもあるんだけど、この曲はそんな感じ。 ピアノだけであの雰囲気を出すなんて、雄大さんのリズム感ってやっぱりすごいや・・・。 雄大さんの歌には割りと珍しい感じの色っぽい詩にちょっとドキドキだった。 そういう感じの曲ばっかり集めた大人なライブも・・・聴いてみたいなあ・・・なんてふと思ってしまった。
最近おなじみの曲は、やっぱりどこかいつもと違っていた。 今日も若干ハイテンションだったんだろうか。 しかも、どこか冷静で演奏にも昨日とは違う余裕を感じたんだよね・・・なんだかえらそうだけど、聴いていてどの曲もものすごく安心感があったので、そういう風に考えてしまったのかもしれない。 「君と出会いみたもの」が雄大さんの心の中では"たまよど"だという話は、折に触れて喋っていたけど、今回は歌の途中で"今出てきたよ"なんて言ったりするから、なんだか笑ってしまった。 この曲のギターもいいんだよね〜。 そして、「母の手」は、今年の新年会で同級生とセッション大会をしたときに女性の方が涙するのを見て、鳥山雄司さんが"アレンジするよ"と言ってくれたんだそうで、できれば彼にお願いしたいと心の中で思っていた雄大さんは"やった〜"と思ったそうな。 7月に関西のライブに行ったときは、なぜか「母の手」で号泣してしまった。 なぜだかこの曲を聴いていると、実の母親(私の祖母)を世話している私の母の気持ちを思い起こしてしまい、こみ上げるものがあるんです。 7月以来、この曲を聴くと母が祖母の手を取っている姿が思い起こされて、自分の生活のあれこれに直結してしまい・・・涙のタンクが壊れてしまうようだ。 でも今夜、そんな映像が思い出されながらも、涙を流すことはなかった。 今夜は本当に、なんだかとても安心感があって、そんな映像が浮かんでも心をしっかり保てたようなところがあった。
そして大盛り上がりの「You can make me HUSTLE」に続いて「太陽の匂い」 この曲では、三輪真理さんがデュエット。 昨日、途中、バックコーラスが別の歌詞を歌う部分を私以外の誰も歌わなくて、私も小さな声で歌ってしまって、非常に心残りだったんだけど、真理さんの力強く優しい歌がその部分が歌われて、私は感無量でした。 やっぱりあの部分は歌わなきゃ・・・なんだかさびしいんだもん。 きっとみんな大好きな「太陽の匂い」大きな声で歌うと、本当に幸せな気持ちになってくるんだよね。
そして終わりは、キャラメル・ボックスという劇団の作品のために書き下ろされた「Song for Christmas」 今一番新しい雄大さんの曲・・・かな。 お芝居の途中で流れるので、台詞の邪魔をしないように英語の歌詞。 なんだか外国映画の雪が舞い散るシーンが浮かんできそうなおしゃれで素敵なクリスマスソングだった。
アンコールは1曲。 山本義崇さんとのコラボで「飛び方を忘れた小さな鳥」 なんでも、テレビ番組でこの曲を歌った山本義崇さんは優勝したんだとか。 その番組の審査員をしている方が、雄大さんに山本さんを紹介したそうだ。 ライブをしようという話が出たときにちょうど今夜のライブが決まったので、それなら一緒にということになったとか。 半分雄大さんが歌って、半分山本さんが歌う。 二人の声の印象はかなり違うけど、重なり合うと不思議な調和を醸し出しておりました。
音楽の化学反応は、とても刺激的なのである。
今日はずっと雄大さんの歌を聴いていたなあ。 広島に向かう車の中、ライブ、帰りの車の中、・・・そして今、『Holy Night』を聴きながら、ライブレポートは終わり。 ああああ、長くなっちゃったなあ。 超大作だ^^;
>>セットリスト<< 1.FREE 2.君のシアワセ 3.レイニー・サマー[Guitar] 4.おひる[Guitar] 5.限リナイ青ニナル[Guitar] 6.Midnight Calling[Guitar] 7.LOVE IS RIGHT LOVE IS WRONG 8.ONLY ONE 9.君と出会いみたもの[Guitar] 10.母の手 11.You can make me HUSTLE 12.太陽の匂い with 三輪真理さん 13.Song for Christmas >>アンコール<< 14.飛び方を忘れた小さな鳥 with 山本義崇さん
2010.11.13(SAT) 鈴木雄大 LIVE『母の手』(at 広島LIVE Cafe Jive) 『限リナイ青ニナル』 WORDS & MUSIC & PLAY BY 鈴木雄大
2010年11月12日(金) |
You can make me HUSTLE |
博多の夜はなんだかちょっといつもと一味違っていたような気がする。 今夜は雄大さんのライブのおかげで、私のほうがタイトルのような気分だったわけなのさ。
そういや、今日は一日とても温かくて、冬じゃないみたいでどこか浮き足だっていた。 それは今夜のライブが楽しくなるよっていう予感めいたものだったのかなあ・・・なんてね。
博多PLAYERSは、中州の那珂川にかかる春吉橋のすぐそばにある。 ちょっと分かりにくい場所で、前回はものすごく迷った挙句に到着したけれど、今回は念のため昼間のうちに場所を確認してから、そこから歩いて10分ほど先にあるキャナルシティーに足を向けた。 おかげで、建物の位置関係がなんとなく分かってきた。
ところが、日が暮れだしたあたりから辺りの風景は一変する。 川に沿って整備された歩道は、昼間は人通りもあまり多くなかったけど、夜には屋台が立ち並び、背広を着たサラリーマンが楽しそうに闊歩していた。 こんなに風景が変わってしまえば、そりゃ迷ってしまうわなあ。
ビルの地下一階にある博多PLAYERSの店内は、少し狭い感じだけど、ライブハウスというよりは、ちょっとした音楽を聞かせるバーのようだ。 ステージにはなんと、村上ポンタ秀一さんの世界に2組しかない貴重なドラムスセットが組んであったりする。 時々やってきてプレイされるということだった。 実は知る人ぞ知るライブハウスなんだろうなあと思った。 ライブが始まるまで、店内にはビートルズがかかっていた。
player1112-01さて、今回も前回同様セットリストは明日の広島のライブが終わってからとする。 あっと驚くあの曲や最近はいつも聴くあの曲まで、ちょっとわくわくするようなラインナップだったことだけは書いておこう。 今回は雄大さんご本人が、事前にリクエストを募っていらっしゃったので、元々どんなセットリストになるのか想像もできなかったんだけど、ほんっと、へえ〜という感じだった。
そして、今回はギター弾き語りの度合いが高かった。 ギタリスト鈴木雄大のファンを自認する私にとっては、そういう意味でもとってもおいしいライブだった。 雄大さんのギターは、声のやさしげなイメージとちょっと違ってかなりしっかりした強い音なんだよね。 難しいコードを時々さらっと入れちゃったりして、音の強弱やギターソロの節回しもどことなくおしゃれだけど、どこかちょっと男くさい感じ。歌だけ聴いていると、さらっと聴き流してしまうけど、かなり色っぽいギタープレイだったりもするんだな。 そんなわけで、今回私はのっけから魂を持っていかれてしまい、次々と繰り出される華麗なるギタープレイに魅了され、自覚なしにへらへら笑いが止まらなかった。 とにかく雄大さんのギターの音を聴き逃したくなくて、頭たれて目を閉じたりもしていて、静かに大興奮しておりました。 リズムのとりこになって、ずっと体は揺れてしまうし、手は叩きたい、歌は歌いたい・・・もぞもぞと椅子の上で動いていたので、かなり怪しかったことだろう。 博多のお客さんは皆さん割とおとなしく、じっと雄大さんを見つめて歌を聴いていた。 そういう意味では、わたしはちょっと(ほんとうにちょっとだけ)不完全燃焼。
ステージ上の雄大さんは始終ご機嫌で、20歳ちょっと前の頃のちょっとびっくりするような思い出話や、今だから話せる当時の心境なんかを楽しそうに語ってくださった。 どんな風にその曲ができたのかとか、なぜあのアルバムに入ったのかとか・・・・まあ、あれこれそればかりで申し訳ないけれど、セットリストのネタばれに繋がっちゃうので、そこはさらっといかせてもらいます。
とにかく雄大さんがとっても楽しそうだったので、私も釣られてへらへら笑いながら、声を出さずにずっと歌ってしまった。 ほとんどの曲は歌えたけれど何曲かは今晩初めて聴いたので、歌えなかった・・・残念。
そんなこんなで、ライブの後は、一緒にライブを楽しんだ面々もなんとなくどこかハイテンションだったなあ。 もちろん、雄大さんもね。
ここしばらく仕事が緊張の連続だったけど、雄大さんの歌と演奏でいろんなものがほぐれた夜だった。 雄大さん、楽しい時間をありがとうございました!
・・・とか言いながら、明日の広島ではもっとしっかり手拍子をして歌ってやる〜とひそかにもくろむ私なのだった。
>>セットリスト<< 1.FREE 2.くしゃくしゃのラブソング 3.君のシアワセ 4.レイニー・サマー[Guitar] 5.おひる[Guitar] 6.限リナイ青ニナル[Guitar] 7.missing peace[Guitar] 8.Midnight Calling[Guitar] 9.ゴーン・ザ・サマー[Guitar] 10.LOVE IS RIGHT LOVE IS WRONG 11.ONLY ONE 12.君と出会いみたもの[Guitar] 13.母の手 14.You can make me HUSTLE 15.太陽の匂い 16.Song for Christmas >>アンコール<< 17.飛び方を忘れた小さな鳥
ツアータイトル曲なので、今回もこれ〜♪
2010.11.12(金) 鈴木雄大 LIVE『母の手』(at 博多PLAYERS) 『You can make me HUSTLE』 WORDS & MUSIC & PLAY BY 鈴木雄大
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