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セキララな思考。
安井 文
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2010年03月13日(土)
僕にまかせて下さい


ギター弾きのYさんがこの間、"お前にぴったりのCDをやろう"と言って「70’sフォーク」と手書きされたCDをくれた。

車ですぐに聴き始めると、松山千春の「季節の中で」が始まり、おおお〜と狂喜した私なのだった。

「季節の中で」がヒットしていたころは、確か中学生くらい。
ちょうどニューミュージックと呼ばれる音楽がはやりだしてすぐのころだった。
私もご多分に漏れずどっぷりとはまっていた。
松山千春、中島みゆき、イルカ、ふきのとう・・・。
そうそう、長淵剛の人気が出はじめて、チャゲ&飛鳥がデビューしたのもこのころだったはずだ。

で、CDには中島みゆきの「悪女」、チューリップの「心の旅」なども入っていたのだけど、全体的にちょっとだけ私が聞き始めたころよりは少し前のフォークソングが中心に入っていた。

かぐや姫「神田川」
吉田拓郎「結婚しようよ」
グレープ「精霊流し」
山本コータローとウィークエンド「岬めぐり」
ガロ「学生街の喫茶店」
マイペース「東京」
小坂明子「あなた」
太田裕美「木綿のハンカチーフ」
風(たぶん)「22才の別れ」
バンバン「いちご白書をもう一度」
トワ・エ・モワ「虹と雪のバラード」(札幌オリンピックのテーマ)


・・・・えっと、このあたりは自分でタイトルを思い出せたものだったりする。(順不同)
あれ〜、何で知ってるんだろうねえ^^;

ガロ「学生街の喫茶店」、トワ・エ・モワ「虹と雪のバラード」はかなり好きだったりもする。

1曲タイトルのわからないものと、初めて聴いたものが1曲あった。

初めて聴いたものは映画に行った後、新宿に食事に行くのに地下鉄に乗ってて、彼女の声が小さくて聴こえないからもっとこっちによれば〜って感じの歌詞・・・^^;
知ってる人がいたら教えてくださいませ。

タイトルが解らないほうは、「僕にまかせて下さい」だった。
曲と詞はさだまさしっぽいのに、違うなあと・・・。でも聴いたことはあるんだよねえ・・・で、調べてみたらクラフトというグループが歌っていて、やはりさだまさしの作品だった。

そんなこんなで、今、この曲にはまってしまっております^^;

マンドリンのトレモロと、ギターのアルペジオにヴァイオリンのメロディーがかぶさってくるサウンドがねえ、とっても上品なんですわ。
いかにもさだまさしっぽいんですけどね。

どの曲も、CDで聴くのは初めてだった。
レコードをカセットに吹き込んだりして聴いたものもあれば、ラジオのAMやFMから流れてくるのしか聴いたことのないものもある。
なので、真の意味で"きれいな音"で聴いたのは、初めてなんだよね。

当時、今のように"××のような音"を簡単に作り出せるシンセサイザーのようなものはほとんどなく、マンドリンはマンドリンの音がするし、ヴァイオリンはヴァイオリンが弾いてる。
ドラムスは人間が叩いているから、少しずつリズムの感じやタイムも違う。

聞き知っている歌以上に、そういうサウンドのレベルの高さに耳がとっても喜んで、一々感激しながら聴いてしまったのである。

ある人が、私に"パソコンのプログラムとハードウェアの技術が進んで、今にオーケストラすべての音をパソコンだけで再現できるようになる。そうなったらもう人間が演奏する必要がないよね。"と言ったことがあった。
私は、そのとき呆然としてしまった。
その人にとって、音楽というのはそういうものなんだ・・・とカルチャーショックを受けちゃった。

確かに、パソコンでプログラミングして、本物そっくりの音を再現する技術があって、そういう職人はいて、需要があることも知っている。そういう職人の作ったものにもすごいものがあるってことも知っている。

だけど、私はやっぱりそれぞれの楽器の職人の出す音を聴きたいなあと思うんだよね。
"あ、××さんのギターだ!"とか、"××さんのドラムスだ"とか・・・そういう風に楽しみたい。

70年代に活躍していた音の職人さんたちはほとんどの人が今も現役で職人技を今日もどこかで披露しているよ。
70年代にその人たちが残した音を今も聴けて、その人たちの今の音も聴けるなんて・・・なんて私はシアワセなんだろうなあ〜。

クラフトの「僕にまかせて下さい」は、詞も泣かせます。
「僕にまかせて下さい」
WORDS & MUSIC BY さだまさし、PLAY BY クラフト