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セキララな思考。
安井 文
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2009年11月25日(水)
SENSATIONAL ATTACK

今から数時間前の気持ち。

こんな何もない町に今ベンジーはいるんだな。
寂れた商店街のロッテリアの2階で開場までの時間をつぶしながらぼんやりと考える。
窓の下アーケードを時々ベンジーファンらしき見覚えのあるような人たちが通り過ぎる。
さっき食べたハンバーガーはまるで味がしなかった。
ライブ前はいつもこんな感じだ。
自分がライブするわけじゃないのにベンジーに会えるってだけで緊張しちゃうんだよな。

そう、今日はよく知った地元の町のちっちゃなライブハウスで、ベンジー(浅井健一さん)のライブがあるんだ。

今、余りに暇なので、その気持ちを捕まえて書いておく。
明日読んだらきっと恥ずかしいんだろうな…。

頭の中には「光のスクリュー」が流れてる。

車から降りる時最後にかかっていたからだろう。
そういえば、今夜は久しぶりにベンジーファンの友人にも会えそう。
何年ぶりだろう。
しかし、時間はなかなか進まない。
あと1時間もすれば、ベンジーのギターが掻き鳴らされるんだ。

・・・そしてその1時間後から今の気持ち。
さっきまで、ベンジーは私の前で歌っていて、今も町のどこかにいるんだろうか。
今私は自分の部屋にいて、現実に戻ってしまったのでなんとなくあの時間が幻のように感じてる。



開場後、さして苦労することなく最前列に陣取る。
ステージに向かって左側、スピーカーのまん前でその距離は数十センチ。
セッティングの状態からすると私の目の前はベーシストの立ち位置で、距離としては2メートルあるかなというくらい近い。
そのすぐ後ろにドラムセットがあって、ベーシストの右となり中央はベンジーの立ち位置。
私からは2〜3メートルくらい・・・かなり近い。
そのさらに右(つまりステージの右側)にもう一人のギターの人の立ち位置。

こんなに近いとは・・・。
ステージとは1メートルくらいの距離で、ほとんど生音が聴こえる上にスピーカーの音ももろに聴こえるので、今夜私の耳は何も聴こえないだろうなあ。
振り返ると狭いフロアはすでに人があふれそう。
今日は過酷な戦いになりそうな予感がした。

時計の針がなかなか進まず、私の緊張は最高潮に達しかけていた。
ぼんやりとスタッフがおのおのの楽器をチェックするのを見る。
ベンジーのマイクを見ながら、まだ実感がわかない。

やがて暗転。
メンバーがステージに上がった。

ベンジーは黒に花柄のシャツをはおってて、ジーパンはおろしてみたいにきれいな色だった。
その下から白い靴が覗く。
ああ、やっぱり・・・ジーパンはストレートよね・・・と心に固く誓う。

ベンジーは、雑誌で見てもTVで見ても、いつも変わらない気がする。
ちょっと無表情でぶっきらぼうな感じ。
なのに奏でるギターはものすごい熱くて、そのギャップに私は毎回魅了されるんだ。

ステージの前のほうに向かって左からベースの中條卓さん、背が高く白髪の混じった長い髪の素敵なおじ様といった風情。やさしげだけどちょっと厳しそうな感じもする。
そのちょっと後ろのドラムスには椎野恭一さんが座ってる。
椎野さん・・・何年ぶりだっけ。
なんだかすごく変わった気がするけど、相変わらず優しい微笑だなあ。
中央にベンジーがいて、その右むこうに『Sphinx Rose』をベンジーと一緒に作った深沼元昭さんがギターを抱えて立っている。
あと、ベンジーのアンプの後ろに女の子が一人。
ヴァイオリンの岡村美央さんだ。
あ、そうだよ、ヴァイオリンの入ってる曲あった!
彼女はそのほかにもキーボードやパーカッションを操っていた。

今夜はこの5人がどんな音を聴かせてくれるんだろう。

そして「スケルトン」
ベンジーはいつもアルバムの1曲目から始まるというイメージがあって、今回もこれだろうなと思っていたのでかなりうれしい。
うねるようなベースラインがすごくいいんだこの曲。
目の前で中條さんがなんでもない感じで正確なリズムを刻む。

今回は地元の小さなライブハウスで、ベンジーが演奏するから、私はとにかくその姿を目に焼き付けたかった。
とにかくベンジーを見つめてやろうと思っていたけど、やっぱりギターソロになると目を閉じて音を見ようとしちゃうんだよなあ。

正直、今回はどんな風にサウンドが鳴っているのかをきちんと聴けなかったけど、それでもやっぱり目を閉じて頭振って繰り出される音に浸ってしまいました。
ステージの生音がすさまじいので、一瞬何の曲が始まったのかわからなかったりしたりもしたけどね。

「スケルトン」ではまったく表情を変えずに歌っていたベンジーが2曲目あたりでふっと笑った瞬間があった。
弾いているギターを見ながらふっと笑った。
なんかね、それがすごくうれしくって、私も笑ってしまった。
それからもう私の頭のねじは飛んでしまって、ひたすら彼らの繰り出す音の洪水に身を任せた。

ベンジーはギターソロで2回も私の前までやってきた!
その距離わずか1メートルほど!!
みんな手を伸ばして彼に触ろうとしていたけど、私はその姿を目に焼き付けたくってじっと見つめていたわけなのさ。
アンコールの前、ステージから降りるとき、手を伸ばすみんなにタッチしていて、私も手を伸ばしたけど・・・届かなかった。
まあ、しょうがない。
触れそうで触れられないその距離感が私は好きなんだもん(と、一応書いておく)

とにかく、新しいアルバム以外の曲では、私のつぼにはまる選曲が続いてとにかくご機嫌な気分だった。
中盤までは、みんな割りとおとなしく盛り上がっていたけれど、なんだったか忘れてしまったがハードな曲がきっかけとなって後ろからの圧力がぐっと増した。

なんか懐かしい圧力だわ・・・とか思いながら、最前列を死守する。
後ろの男の子が一生懸命割り込もうとしていたけど、ごめんね、私もここにいたいから譲ることは出来ないんだぜ!と思いながら頭を振り続けた。

すごく楽しみにしていた「はかない命」けっしておとなしい曲ではないのだけど、"お前が好きさ"とベンジーが歌った瞬間、涙が落っこちそうになってしまった。
何でこんなに切ない気分になるんだろう、自分でびっくりだ。

ライブはやっぱりすごい。
聴き知った曲が化学反応を起こしてまるで違う曲に聞こえたりするんだ。
そのたびに変わって聴こえる曲もあったりして、その違和感を楽しみのが私は大好きだ。

とにかく音の洪水はライブが終わる瞬間までうねり続けていた。
椎野さんのよどみないやさしいリズムがとても心地よかった。
そのリズムに合わせて私はずっと体を揺らして頭を振ってとってもご機嫌だった。

ああ、この楽しい時間がずっと続けばいいのになあ・・・そう思ってたけど、やっぱり終わりはあるんだよね。

後半ずっと激しい曲が続いて、ステージ前の戦いは激戦を極めた。
私も最後のほうは立っているのがやっとで、ベンジーが前に来たって手を伸ばせなかった。
でも、その姿、まだ目の裏に焼きついている。

ベンジーはほとんどしゃべらなかったけど、いつものせりふは忘れなかった。
"またどこかで遊ぼうぜ"

うん!もちろん!
ベンジー楽しい時間を今夜もありがとう。

今日は、出待ちはしなかった。
なんとなくね、今日はそんな気分じゃなかった。
まだ、ベンジーは町にいるかな・・・そう思うだけで、ちょっとシアワセだからいいのだ!


-----ライブでやったような気がするセットリスト-----
順序は多分まったくでたらめ。
なので、番号は振らないことにした。

スケルトン
DEAD ROCK STAR
MAD Sufer
原爆とミルクシェイク
SENSATIONAL ATTACK
はかない命
Runaway Girl
Bad Strawberries
チーズバーガー
COOLER
SPRING SNOW
Super Tonga Party
Green Jerry
Hello
Diduri Didura
RUSH
FIXER
サリンジャー
危険すぎる
Your Smile
SAD PARTY
Jellybean Happiness Club
DEVIL

ツアーメンバー

Bass:中條卓(シアターブルック)
Drums:椎野恭一
Guitar:深沼元昭
Violin:岡村美央



2009.11.25(水)浅井健一 2009-2010 LIVE HOUSE TOUR "GOD MOTEL"(at 周南LIVE rise)
「SENATIONAL ATTACK」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 浅井健一



2009年11月17日(火)
大丈夫

akiyosidai1117-01
今日もちょっとばかり前のお話^^;

文化の日(11月3日)、妹に誘われて秋吉台をハイキングしてきた。
天気予報があまりよくなかったので、中止になるかなあと心配していたが、すこぶる天気がよくちょっと遅めのスタートだったけど、静かで広々した秋吉台を楽しんで歩くことが出来た。
まあ、少々風が強くて寒かったんだけどね^^;



屋久島では急勾配の登山道をさんざっぱら歩いたのにまったく筋肉痛にならなかったので、ハイキングならもっと平気だろうと今回のハイキングも楽勝・・・と高をくくっていた。

akiyosidai1117-02 秋吉台は、山口県美祢市にある日本最大のカルスト台地。
見渡す限りの草原に石灰岩柱がボコボコ姿を見せている景観が独特で美しい。
ただし、その草原の中にはドリーネ(窪地)が隠れているので、遊歩道以外の場所を歩くのはとても危険である。
大地の下には鍾乳洞(秋芳洞・大正洞・影清洞など)が連なっているが、まだ調査中の鍾乳洞もいくつかあるそうだ。

そんなわけで、秋吉台は山口県の人気観光スポットの1つである。

ここにはいくつかのハイキングコースが用意されていて、天気のよい休日にはハイキングを楽しむ人も結構いるらしい。妹はちょっと前にここで行われたウォーキングイベントに参加して、気持ちがよかったので私を誘ってくれたのだった。

とりあえず、基本的なハイキング装備で秋吉台展望台より歩き始める。
とても天気がよく、空気も済んでいて気持ちがいい。
展望台には結構人がいたのだけど、歩き始めるとほとんど人に出会わない。
風の音と2人の会話だけが聴こえて、現実世界から隔離されたような気分になる。
ちょっと離れたところでは、車が頻繁に行き来しているのだけど、その音もほとんど聞こえない。

風は強いけど、すこぶる天気はよくって、見渡す限りの草原のその向こうには白い雲がぽこぽこ浮かぶ青い空がどこまでも続く。
時々akiyosidai1117-03
散策路が分かれているところがあり、看板とベンチが用意されているので、時々そこで休憩したりしてゆっくり進む。
まあ、おもに休憩したがったのは私なんだけどね^^;
だけど座ると風が冷たいので体がすぐ冷えてしまう。

高校生の頃、妹も私も集団宿泊で秋吉台に来ていた。
宿泊していた秋吉台ユースホステルからこれから目指す長者ヶ森のあたりまで延々と歩いた記憶が2人とも会って、途中あそこだったよね、こんなだったよねなどとその時歩いたコースがどれだったか推理したりしていた。

そんなこんなで、てくてくと草原の中を1時間ほど歩いて、長者ヶ森というポイントに到着した。
草原の中にぽこっと木の茂っている小さな森があるのだ。
私は長者ヶ森を見ると『となりのトトロ』の中に出てくる森を思い出す。

akiyosidai1117-04 この森のそばにはパーキングエリアがあり、だいたいみんなここまで車で来て長者ヶ森のあたりを散策する。
その森から少し離れたところに秋吉台では一番高いのではないかと私が思っている山(というより小高い丘)があり、元気な人はそこまで登る。
北山という名前のその山の頂上で、私たちはお昼ごはんにすることにした。

akiyosidai1117-05 今までの割と平たんな道とは違い傾斜が45度に近いのではないかというくらいの急勾配を登る。
しかも、舗装されているので足元はちょっとばかり固いので、なんだか歩が進まない。
妹はあっという間に頂上入口まで達していて、屋久島で筋肉痛もなく歩ききった自分にちょっとばかし自信を持っていた私は、おもいっきりへこんでしまった。まだまだ、トレーニング不足だ!

それでもえっちらおっちら歩を進めて、見上げた頂上は・・・そりゃまあ筆舌に尽くしがたいほど美しかった。
同じ県内とは思えないほどの景色のよさで、今まで何度もこの山には登ったことがあるはずなのに、今までで一番登りきったのがうれしかった。

akiyosidai1117-06 頂上は、最後にこの山に登った時の記憶・・・かれこれ10数年前・・・の様子とちょっとばかり変わっていた。
昔、友人たちと登った時に腰掛けてご飯を食べた細い木があるのだけど、そこへ行けないように柵があり、そのそばにあったこの山の一番勾配のきつい斜面にあったはずの登山道が草の中に隠れていた。
登山道のことを思い出したのは妹である。

そして、やっと腰をおろしてお昼だ!
私はお弁当のことは失念していて、来る途中でサービスエリアのコンビニにておむすびを購入した。
妹はちゃんとおむすび2個を作ってきていたのだけど、十穀米を塩むすびにしたものだったので、コンビニで私は2つおむすびを買って1つ交換した。
腰かけてお結びをほおばり始めたら、大きな雲が太陽をかくしてしまい、頂上なのに急に寒くなった。
あわてて熱いものをと、持ってきていた魔法瓶のお茶を出してみると、歩いているうちに冷えてしまっていた。
幸い、妹の魔法瓶は保温ケースのおかげでお茶が暖かかったので分けてもらった。
デザートのリンゴなどもあったのだけど、とてもそこで座り続ける気持ちにならないくらい風が強く寒いので、おむすびを食べたらさっさと下山をした。

途中お弁当らしき包みを持った老齢のご夫婦とすれ違ったので、"頂上はとっても寒いですよ"と一応告げておいた。
あんな思いをするのは私たちだけで充分だ〜。

長者ヶ森の手前までてくてく歩いて行くとまた別のハイキング装備のご夫婦に出会い、"どこまで行かれましたか"と尋ねられたので、"私たちは展望台から歩いてきて、そこの北山に登って帰るところです。"と答えた。
ご夫婦は展望台で"長者ヶ森のパーキングエリアまで行って歩いたほうがいいですよ"とガイドの人にアドバイスを受けたということだった。
お互いに声を掛け合って別れた後、私たちも次回はそうしようねと話した。

帰りは行きとは違うルートを歩く。
さっきまでの薄暗さがうそのように雲が引き、空は再び明るくなった。
風も少し弱まり、おひさまのおかげでぽかぽか・・・このあたりでごはんにすればよかったねえと二人で苦笑した。

妹は、前回歩いたコースを復習したかったようなのだがその時はたくさんの人が歩いていてついていくだけだったため、ルートがなかなか思いだせなかったようだ。
でも、最後は歩こうと思っていたコースに戻れたようだった。
今度は道路に沿って散策路が続き、時折バイクの集団が勢い良く通り過ぎる光景も見ることができた。

だんだんとゴール地点の展望台が近付いてくると、やっぱりなんだかほっとした。
運悪く団体客がいて、大勢の人の見守る中でのゴールとなってしまった。

行く前にご当地ソフトクリームのことが気にかかっていたので、体も温かくなっていなので食べてみることにした。
妹は秋芳なし味、私が夏みかん味。ともに350円
結果・・・秋芳なしのほうがおいしかった。
秋吉台に行く機会がある人は、ぜひ秋芳なしソフトクリームを食してください。
食べていると、案の定寒くなった。

akiyosidai1117-07 お土産屋の壁際で猫が気持ちよさそうに日向ぼっこしていた。
こっちはソフトクリームでちょっと寒くなっているのになあ。

あまりに汗をかいたので、車で1分ほどの道の駅おふくで温泉に入った。
ここは、青海島へダイビングに行った帰りによく立ち寄る温泉で、大きな畳の休憩所がある。
風呂上がりここでちょっと休憩して、先ほど食べ損ねたデザートをゆっくり楽しんだ。

全行程2時間強。
思ったよりは歩いてなかった・・・^^;

次回はもっと景色のいいところを歩こうねと約束をして、家路についた。



「大丈夫」
WORDS & MUSIC BY 斉藤和義・寺田創一、PLAY BY 斉藤和義



2009年11月16日(月)
COME ON!

やあやあ、斉藤和義がやって来た!
去年はなにやら急激に注目度が上がり、ライブチケットが取れなくて行けなかったので、せっちゃんのギターを聴けるのは2年半ぶりだ。
しかも今年は県内でライブがあるというので、会社の友人を(無理やり??)引き連れての参戦となった。
ライブハウスとはまた違うホールでのライブを楽しんだのさ。

・・・ライブからすでに1週間経過していることを最初にお断りしておきます^^;



ライブに行くようになって早・・・年だが、お目当てのミュージシャンがステージに出てきたのを見て"キャ〜"と思わず黄色い声を上げたのは、今回が初めてだった。
自分でびっくりしたんだけど、まあ2年もライブに行ってなかったからね、そりゃもぉうれしかったわけなのよ。

今回は山口市民会館というホールでのライブということで、ちゃんと座席が確保されるんだな。
私たちはステージに向かって右のほう前から7列目という驚異の近さ。
ミュージシャンたちがステージに出てくるとよりいっそう距離は近く感じた。

座席指定のあるライブに最後に行ったのはいつだったっけ。
でもまあ、始まってしまえば座る人など当然ながらいるわけもなく、座席指定は空間指定となった。

ステージに現れたせっちゃんを見た瞬間に"きゃ〜"と言ってしまった自分が恥ずかしくはあったけれども最新シングルにして最新アルバム『月が昇れば』の第1曲目「COME ON!」のイントロが始まっちゃったからもう飛び跳ねるしかなかった。
どんなに苦しくても逃げ出さずに悩め〜♪なんて内容のこの歌は、ここ最近の私の元気ソングだったのでこの曲からスタートなんてそりゃもうゴキゲンになるしかないでしょう。

ライブハウスでは男性ファンが前のほうに集まっているイメージがあって、手を振り上げるときも結構拳を振り上げる人が多い。
今回は前のほうで、親指を立ててピストルみたいな指の角度で振り上げている人がちらほらいたので、ビジュアル系バンドのライブみたいだった。これが不思議にマッチしていた。

次はアルバム2曲目の「LOVE & PEACE」
この並び、好きなのでうれしかった。
せっちゃんお得意のちょっと世間を皮肉ったような内容でありながら最後は結局"LOVE & PEACE"って言ってやる〜!!と歌っちゃう。
どこかのインタビューで忌野清志郎さんが"誰かが言い続けなきゃだめだなと思うので俺は言ってるんだ"というのをせっちゃんが読んで、今は清志郎さんがいないから俺が言おうと思って出来た曲なんだってさ。
世間を皮肉りたい気持ちと素直に叫びたい気持ちが複雑に揺れてる感じがなんだか好きな曲である。

ライブの始まりからしばらくは割と元気の出る曲が連続で繰り出された。
せっちゃんは何度かギターを持ちかえていたが、なんとな〜く音が違うのが今回はわかってへええ〜と思うことしかり。
前のほうの座席ではあるけれど、きちんと音のバランスがとってあったんだろう。
耳が痛くなることもなく、ライブハウスで聞くよりも数段いい音でライブを楽しむことができた。

それからキーボードがよっこらせと運び出され、"ここは客席との距離が近いですね・・・あんまり見ないでください"などと言いながら、せっちゃんが鎮座。
ここで、TBS系列で放送された『情熱大陸』の話。
"あれはあれでいい編集をしてもらったけど、下ネタが全部カットされていたのがちょっと"とぶつぶつ言っていた。
まあ、確かに音楽チャンネルや民放深夜の音楽番組で見せる姿に比べるとちょっと四角四面な感じは受けたんだよね。

その番組の中でせっちゃんのレコーディング風景を追ったものが流れた。
彼はほとんどすべての楽器を自分で演奏して、その音を重ねて行く手法でレコーディングを行う。
それは知っていたのだけど、実際にその様子を見て"この人は音の神様に愛されてるぞ"と感じた。
30数種類の楽器がスタジオには持ち込まれていて、その中からほしい音を出す楽器を探す。
何度もレコーディングした音源を聞いては、ちょっとした音を付け足していく。
画面の中ではその作業が延々と繰り返されていた。
その結果生まれた曲が・・・「映画監督」
ワルツのリズムが心地よくってなんかやさしい曲。。
物悲しい「愛の灯」、ライブではあまりやらない「例えば君の事」なんか懐かしい・・・
このとき実は、"あの曲"をやってくれないかなあ〜とひそかに願っていた。

再びギターに持ちかえ、ユルユル系がしばし続く。

繰り出される曲は、CDで聴くものとはやっぱりどこか違う。
まるで違うというのではなく、それぞれが持つタイム感や音に対する感覚が違うのでそのあたりが微妙に化学反応しているというかんじだ。
あんまり感情をあらわにしないせっちゃんだけど、ライブでは音に気持ちがたくさんこもってる感じがする。
だんだんとせっちゃんは盛り上がっていた!

そして「Phoenix」
今回のライブで実は一番楽しみにしていた。
忌野清志郎さんのことを歌った曲。
清志郎さんってフェニックスだなと思ったそうだ。
全体的に派手なサウンドで、リズムも飛び跳ねている。
大きな月のオブジェが数曲前からステージ奥に出現していて、この曲では真っ赤なライトが当てられる。
時折その月のそばに大きな鳥が飛んでいるような影がちらっとしていたように思ったんだけど・・・。
曲が進むにつれて、バンド全体にうねりを感じる。
どのパートも気持ちが盛り上がっているのが客席にいても伝わってくる。
CDとはまるで違う壮大な曲になってた。
すごいね!やっぱりライブは凄いわ〜!!!

それからあとはほとんどノンストップ状態でアップテンポの曲が続く続く。
せっちゃんのギターは唸り、客席もみんな飛び跳ねる。
「彼女が言った」のパンクバージョンがあった!
これはうれしいっ!
スタジオ録音音源がないんだよね、この曲。
ライブでも割とやっているらしいんだけど、私は今夜でまだ2度目。
一緒に歌ってしまった。
続いて「歩いて帰ろう」
私はものすごい興奮状態になっていて、周りのことは一切見えませんでした。
そして「ハロー・グッバイ」でとりあえず終了。

それからすぐにしばしアンコールの拍手。

ツアーTシャツに着替えたメンバーが再びステージに現れると気分はまたまた盛り上がる。
まずは割と派手目のアレンジになっている「歌うたいのバラッド」
目を閉じてちょっと上のほうを向いてせっちゃんは歌う。
その姿はなんだかお願い事をしているように見える。
ちょっとやる気なさそうだけど、せっちゃんは丁寧に歌う。
お次は「ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜」
伊坂幸太郎さんの短編小説を読んで、せっちゃんが歌詞を書いた。
強い絆を信じるんだ〜!という力強い曲。
せっちゃんもボルテージが上がってるんだろう。
声がちょっと大きくなってるよ。
みんな手を振り上げて客席も盛り上がってる。
それを見てメンバーもますますヒートアップだ。
はねたリズムに乗せて私もぴょんぴょんとんだのさ〜♪

いったんメンバーがはけて、しばらくして2回目のアンコール。
再びキーボードがセットされる。

このタイミングでキーボードなら、次は絶対"あの曲"だっ!
・・・と思ったのは私だけではないだろう。
そんなわけでお待ちかねの「君の顔が好きだ」
わ〜い♪"あの曲"だ〜♪
このころになると、もう足が痛くって・・・^^;

そしてやっぱり最後は「アンコール」
新しいアルバムのラストを飾る曲。
静かに静かに月夜の晩をパートナーと手をつないで歩いてる歌。
せっちゃんの描く月夜は、いつもなんだかちょっぴり暖かくてやさしい。

今夜はこの気持ちを大事に抱えて、家路についた。

う〜ん・・・・なんか長いぞ。このレポ^^;
最近、ちゃんと文が書けない・・・。
でもまあ、これが今の気持ちということで・・・。

せっちゃん、楽しい時間をありがとう。
また遊びに行きますよ〜!

セットリスト(一部順不同の可能性あり)
1.COME ON!
2.LOVE & PEACE
3.すっぱいぶどう
4.ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー
5.スナフキン・ソング
6.やあ無常
7.映画監督(ピアノ)
8.愛の灯(ピアノ)
9.例えば君の事(ピアノ)
10.後悔シャッフル
11.僕らのルール
12.天国の月
13.Phoenix
14.月影
15.Summer Days
16.Bitch!
17.ロケット
18.虹
19.彼女は言った(パンクver)
20.歩いて帰ろう
21.ハローグッバイ
-----アンコール-----
22.歌うたいのバラッド
23.ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜
-----アンコール境-----
24.君の顔が好きだ(ピアノ)
25.アンコール(ピアノオンリー)

ツアーメンバー
Keys:エマーソン北村(シアターブルック)
Guit:辻村豪文(KICELL)
Bass:隅倉弘至(初恋の嵐)
Drms:玉田豊夢(100s)



2009.11.08(日)斉藤和義ライブツアー2009>>2010"月が昇れば"(at 山口市民会館)
「Come on」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 斉藤和義