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セキララな思考。
安井 文
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2009年03月29日(日)
STARSHINE

ルネスホールでのUSBライブの翌日。
せっかく知らない街へ来たので、最近、恒例になりつつあるお散歩へ。
新幹線を降りると真っ先に駅の観光案内所に行って、街の地図をもらう。
ライブの翌朝、ベッドでどこへ行こうか思案するのがちょっとした楽しみなんだな。



岡山の街は、かなり都会だけどちょっと懐かしい感じがする。
新しいビルと古いビルが混在して建っていて、すごくきれいなんだけどどこか古い感じも残っている。
そういうのを見ながら、ウィンドウショッピングしよう!・・・と、前夜は決めていた。
でも、朝起きたらなんだか人の多い街中には行きたくなくなっていたんだよね。

観光地図に写真が載っている神社がとても気になってしまって、結局、街とは逆の方向へ行くことに決定。
行き先は、吉備津彦神社と吉備津神社。

とりあえず、岡山駅に向かい、目的の駅へ行く電車の発車時刻を確認。
30分以上待ち時間があるので、パン屋さんで朝食。
その時間を利用して、昨夜お世話になった素敵な雄大ファンの方へお礼とこれから行く場所についての報告メールを送った。
そしたら、昼間は電車の本数が少ないということと、吉備津神社は最近屋根の葺き替えをしたらしいという情報を教えてくださった。
おかげで、事前に帰りの電車時刻を調べておくことが出来て助かった。
ありがとうございました!

総社市というところが最終駅の吉備線に乗り込み、備前一宮駅を目指す。
単線の電車は結構ゆっくり進む。
のどかな風景は、山口線の景色に似ている気がしてきた。
同じ中国地方なのでほとんど変わりがないってことなのかなあ・・・なんてことをぼんやり考えた。
2両しかない電車はワンマンカーなので、停車したとき降りるのは1両目の前の入り口。
電車内にそう書いてあることを見落としていて、危うく乗り過ごすところだった。
14分ほど電車に揺られると目的の備前一宮駅に到着。
観光地図によると、2つ目の目的地である吉備津神社は自転車で15分。
無人駅を出るとすぐ右にレンタサイクル店があった。
おばちゃんに徒歩だとどのくらいか聞くと30分はかかると言われ、ちょっと考えて自転車を借りることにした。
2時間400円。
なかなか手ごろな時間とお値段ではないか。
おばちゃんは丁寧に吉備津彦神社と吉備津神社への道を教えてくれた。
自転車用の地図も手渡してくれた。
まずは、吉備津彦神社へゴ〜♪・・・とちょっと鼻歌まじりで自転車に飛び乗るも、あっという間に到着^^;
そういや、観光地図にも自転車で3分って書いてあったっけ。

実は私は、神社が結構好きなんだな。
語れるほどの知識はないのだけど、なんとなくその関係の本を読んだりしている。
もともと、子供の頃から考古学や歴史に興味があったりした。
私は特定の宗教を信仰していないけど、神様はいるんじゃないかなあと子供の頃から思っている。
その思いがどこから発生しているのかちょっと考えたことがあって、やっぱりそれは日本に根付いている神道の考え方から来ているような気がするんだよね。
それに、ライアル・ワトソンという学者の書いた本で人間が聖地と決めて教会やお寺、神社などを建てた場所は、元々動物たちが何もない場所でリラックスしている姿を見て、何かあるに違いない!ということから建てたので、人間もその場所に行くと落ち着いて安心できるらしい・・・という話を読んだことがあって、なんとなく信じてしまったのよね。

霊感なんて私にはないようだけど、直感は信じる。
"あそこへ行くと何かよからぬことが起きそうだ"とか"あそこへ行くと何かいいことがありそうだ"というのを信じて行動しております。
それで、今回は吉備津彦神社と吉備津神社に気持ちが向いたってワケなのさ〜♪
ああ、前置きが長くなった^^;

岡山と言えば、桃太郎。
吉備津彦神社は、その桃太郎の話の元となったと言われている歴史上の出来事で鬼退治した吉備津彦命が祭られている神社らしい。
日本神道の神の一人なんだそうだ。
2番目に行く予定の吉備津神社もそういった関係の神様が祭られている神社らしい。

Ts3e0312 自転車を押して、鳥居をくぐる。
左手に大きな池があり、自転車を止めて覗き込むと亀が甲羅干しをしていた。
面白いので写真に収めようとしたら、彼らは気配を感じて水中に隠れてしまった。
えええっ、亀って人の気配が分かるのね〜!!びっくりした。Ts3e0313

ちょっと静かに待っていたら、水中から顔が覗いて・・・様子を伺っていたらしい^^;
なんともはやはや。

細かいことはぜんぜん分からないけど、とっても静かだし、境内はとてもきれいで神社の建物は質素だけどどっしりした感じがする。
ちょっと恥ずかしいけど、作法にのっとって、二拝二拍手一拝。
音を立てずに手をたたくのは葬儀の際の礼儀だそうで、ぱんっぱんっと音を立てたほうがいいらしいですぞ。
Ts3e0319 平日なので人も少なく、ぼんやり境内を散策。
ちょっと寒いけど、なんだかとっても気持ちがいい。

普段は絶対寄り付かないような山道のような参道も、るんるん気分で登ってみた。
桜はまだ1部咲きといったところか。
でもなんだかとっても楽しい気分。
思ったより狭かったので、早々に次の目的地を目指す。

Ts3e0325_3 自転車道があるのでそこをつかってねとおばさんが言っていたので、畑の中に作られた自転車専用道を走る。
が、向かい風が強くなかなか前へ進まない〜。
こんなことで目的地に到着するのかいな・・・と思いながら立ちこぎ。
風は強いけど、空は青くて白い雲がのどかに浮かんでいる。
いろんな春の匂いもそこはかとなく漂っている。
な〜んか、こののんびりした感じがいいなあ。

果てしなく続いているように感じた自転車道が終わる頃、目的地の神社の屋根が見えた!
ああ、あそこだっ!
しかし、自転車道の終わりは、結構勾配のきつい上り坂だったのよね〜。
立ちこぎでも太刀打ちできないので、自転車を降りて押した。
自動車も通る生活道をもう少し走ると、吉備津神社の鳥居が見えた。
こちらの神社はかなり大きいぞ。
雰囲気としては、出雲の神社のようだ。
山口県にある神社とは、なんかちょっと雰囲気が違う。
私の知ってる神社はいつ行っても人が多くて、建物もなんだか少しだけきらびやかなような気がする。
何が違うんだろう・・・帰ったらちょっと調べてみよう。

駐車場が広くて、お土産屋も結構大きいところを見ると、休日には割りと多くの人が来るんだろうな。

Ts3e0337 手水舎(ちょうずや)で手と口を清めて階段を上る。
広いけど割りと急な階段の上にはどっしりした門があり、その向こうが見えない。
やっとこさ上って門をくぐると左手奥に広い空間が広がっていた。
まずは、目の前にある神殿で先ほどと同じように参拝して、広い空間へ移動し、振り返ると・・・"ああ、この屋根か〜"
雄大ファンの方が教えてくれた葺き替えが最近終わった屋根が見えた。
ものすごく立派な屋根。
そりゃ、葺き替えもおおごとだよなあ。

何かパンフレットはないものかとお守りが並ぶ場所へ行ってみると、なんと50円で売っていた。
あらら〜。
とりあえず買わずにおみくじを引いてみることに。
結果は"吉"
運勢は、雪解けでようやく草木の芽がでて春が訪れる・・・と書いてある。
これから徐々に状況が好転するんだって。

なんかねえ。神様って本当にいるのかもしれないなって思ってしまった。
おみくじに書かれていることは、なんとなく自分が予感していたものを的確に表現してあるように感じたんだよね。
この気持ちを忘れないようにと思って、おみくじはもって帰った。

ちょっと疲れたので、境内のベンチに座って、お茶を飲む。
キオスクで買ったチョコレートもまだあったので、ひとかけらかじる。
青い空に向かってそびえ立つ(そう見えたんだよね)屋根をぼんやり見ていると、なんだかすごく落ち着く。

Ts3e0340 一息ついて境内を探検。
軽い気持ちで歩き始めたんだけど・・・実はかなり広い神社で、一回りする頃にはぜいぜい言ってしまった。
だけど、広い境内にはほとんど人がいなくて、でも、寂しくもなく、なんとなくうきうき散歩できてしまった。
なが〜い廊下や、きつい参道も。

Ts3e0341
ライアル・ワトソン先生の言うことは本当なのかもしれないねえ。
何かの気配を感じるというわけではないけど、なんとなく心の中が無になるというか・・・そんな心境だったな。

Ts3e0343 長い廊下から、左手に枝垂桜が見えた。
これは結構花が咲いていて、今回の散歩中一番きれいに咲いていた。

ぱちりぱちりと携帯で写真を撮っていたけど、なんだかそれでは説明できそうにないなと感じて、最初に立ち寄ったところでちょっとした写真集を買って帰った。
Ts3e0347廊下から見えた枝垂桜を撮影して振り返ると、間じかで見た大きな屋根が森の中から覗いているように見えたので、最後にもう一枚ぱちり。

Ts3e0345

時計を見ると、結構いい時間になっていたので、帰ることにする。
同じ道を戻るのだけど、行きと違って追い風。
でるでるスピードが。
あっという間に吉備津彦神社まで戻っちゃった。
さっき気になった御茶屋で、あったかいぜんざいを食す。
電車が気になったので、お店の写真を撮り忘れ、名前も見忘れてしまった^^;
お店の中からは、最初に見た亀の池の反対側にある鶴の池が見えた。
そこにいたのは鴨だったけど。

ご近所の人らしき人が数人ばらばらとやってきて、高校野球の話を始めた。
なんかちょっとNHKの朝ドラのよう。
くすっと笑ってしまった。

それから、すぐにお店を出て駅に向かった。
レンタサイクル店では、おばちゃんではなくおじちゃんが店番をしていて、お疲れ様〜と声をかけてくれた。

電車を待つ間に調べたら、岡山駅に戻ってすぐ新幹線に乗れそうなことが分かる。
これから街中に戻って、駅ビルあたりを散策しようと考えていたのだけど、結構な運動量で疲れてしまったので帰ることにした。

案の定、帰りの新幹線では爆睡^^;

ちょっと疲れていて、それでマイナスイオンを無意識に求めていたのかもね。

「STARSHINE」
MUSIC BY 木村万作、PLAY BY USB(鈴木雄大、吉池千秋、木村万作)



2009年03月27日(金)
君のしあわせ

あああ、3月のビック・イベントが終わってしまった。
なんだかね、ちょっと寂しいのである。
でもね、これで終わりではないと思う気持ちもある。
寂しさとうれしさと・・・なにより"しあわせの種"が今私の胸の中にある。

では、少々長めのレポートをどうぞ。(やっぱりこのタイトルが一番だと思うので、広島とかぶっちゃうけど、今日もこれ。)



必死で仕事を終えて、新幹線に飛び乗る。
岡山で行われる鈴木雄大2009 USBツアー"君のシアワセ"に行くためにね。

今週は寒の戻りでとっても寒い。
せっかく今回の会場の雰囲気に合わせたおしゃれな格好で行こうと決めていたのに、寒さには勝てずちょっぴり冬仕様。
風邪なんかひいて帰ったらケチがつくもんね。
今日は、時々ここへ訪れてくれる雄大ファンのお友達ともはじめて会える日でもあるのでどきどきワクワク。
会場で待ち合わせ。

Ts3e0302 エントランスの自動ドアをくぐったとたんにもう雄大さんの声が聴こえる。
CDを流しているのだろうか。
受付で当日券を求めると、お姉さんはドアを開けて会場へ。
その隙間からチラッとステージが見えた!
まだリハーサル中だったんだ!
スタッフの女性が出てきてチケットを買い求めると、なんだかすごくかっこいいチケットで。
半券を切られる前に撮影しておいた。
依然、雄大さんの歌声は聞こえ続けていて、そのままそこにいたい気持ちもあったが、そのままエントランスにいるのも気が引けて、会場の周りをぐるぐる徘徊。
浮き足立っている私は大阪の友人相手に会場周りで取った写真をメールで送りつける。
あまりに浮き足立って写真を添付し忘れたりしながら。

あっという間に時がたち、待ち合わせの時間。
岡山在住の素敵な雄大ファンの方とご挨拶。
とても温かい人で、人見知りの激しい私でさえあっという間にその温かさに安心して話をすることが出来た。

Ts3e0307 どきどきワクワクしながら扉が開くのを待つ。
やっと開いたその先には、ルネスホールのサイトで見たまんまの空間が広がっていた。Ts3e0305
入場順番が6番目で早かったので、最前列の席になった。
ステージにはグランドピアノ。
グランドピアノをこんな間近で見たのは何年ぶりだろう。
雄大さんが今夜弾くグランドピアノのまん前の席だ。

もうそれだけで興奮してくる。

ふっと会場が暗くなり、吉池千秋さんが登場。
広島で聴いたSEのことをすっかり忘れて話し込んでしまったので、鶯の声をまたもや聴き逃してしまった。
会場の音響がすばらしく、広島JIVEとはぜんぜん違うものに聴こえる。
千秋さんのメロディアスなベースがとても心地いい。
そこに木村万作さんが登場してリズムを載せると、今度はどこかちょっと独創的な音楽に変わる。
万作さんのきれいなタイコの音にしばし聴き惚れているとやがてオープニング曲のリズムに変わる。
そして、雄大さん登場!
軽く手を上げてピアノに向かう。

今日は、ピアノの音もどこか違う。
最初はちょっと緊張している風だったけれど、曲が進むにつれてピアノのタッチが強くなっていく。
私は雄大さんの歌を聴き始めて、10年たってやっと歌う姿を見ることが出来たので、長いこと雄大さんが楽器を弾きながら歌うところを想像したことがなかった。
なので、雄大さんがギターやピアノを自在に弾く姿を目にして改めて鈴木雄大というミュージシャンの魅力に取り付かれてしまった。
そんな私が体験してきたまだまだ数少ない雄大さんのライブの中で、今夜のピアノが一番いいと思った。
強くもなく弱くもないタッチで、でもはっきりとした音で奏でられるピアノ。
雄大さんの気持ちが高ぶると歌とピアノのタッチも強くなって、それを感じるとみんながちょっとくすっと笑う。
そして、千秋さんのベースと万作さんのドラムスも呼応して強くなる。

ピアノとベースとドラムス。
バンドの形で一番バランスがいいけど、一番難しい3ピース。
耳慣れているギターやピアノ、サックスなどで奏でられるソロパートを今回はほとんど千秋さんがベースで奏でていたことに気がつく。
そのおかげでよく知っている曲たちは時々不思議な表情を見せる。
こんな風にも出来るんだ・・・と曲が始まるたびに目からうろこが落ちる。
そしてそのたび小さな喜びが胸の中に広がって、思わず涙が落っこちそうになる。
雄大さんのピアノはどちらかというとバッキングが多かったように思う。
「ONLY ONE」の出だしとおわりのピアノパートを千秋さんが弾いていたことに気がついて、歌に集中できるようにするためだったのかなと、ライブが終わってから考えた。
万作さんのドラムスは、とてもさりげない。
時々はっとするようなちょっとした"おかず"が入る。
ほんとうにちょっとしたもので、もう一回聴きたいな〜と思うのに同じところに同じ"おかず"は入らない。
だから、それに気がついたときのうれしさといったら・・・。

本当に苦労して作り出したというUSBのサウンド。
千秋さんはそのことを何度も繰り返していた。
最初は苦しかったけどだんだんやっていて幸せな気持ちになっていったと。
そうやって造られた彼らの音楽の完成形が目の前で繰り広げられる。
そこに立ち会える幸福をどう表現すればいいのか悩みながら今この文章を書いているわけなのさ。

雄大さんは2曲ほどギターを持った。
「ボーダーラインを歩け」では、CD版よりかなりシンプルで優しい感じのアレンジ。
ギターでは案外太い音を出すイメージのある雄大さんだけど、この曲でのタッチはちょっと軽めでさわやかな感じ。
万作さんの優しいリズムが向こうで鳴っていて、千秋さんのベースはかなり控えめ。
3人のコーラスがとても心地いい。
続く「Something Never Change」ではちょっと強めのカッティングで若干ワイルドになる。
おおお、いつもの雄大さんのギター♪
そのギターがよく聴こえるようになのか、千秋さんと万作さんの演奏は若干遠め。
時々千秋さんのチョッパー(スラッピングと言うべき?)が聴こえるとおおおっと身震いしてしまう。
広島でも岡山でも本当は踊りだしたかったんだよ、この曲は!
リズムがタイトでかっこいい!このグルーブを感じたらそりゃ踊りたいにきまってる!

途中、みんなで歌いましょと万作さん作曲の小田和正さんのバックバンドであるFAR EAST CLUB BAND名義のアルバムに収録されている「STARSHINE」を演奏。
アルバムでは山本純子さんが担当しているというスキャットの部分、雄大さんのうたうのを聴いてみんなで歌ってみる。
とてもきれいでちょっと悲しげな調べをちょっとセンチな気分で一緒に歌ってみた。
残念ながら全体的にどんな風に聴こえていたのかは分からなかったけど、なんだかいい気分だ。
それから「太陽の匂い」でも、大きな声で歌ってみた。
このときも本当は立ち上がって踊りたかったけどね〜。
根性なしの私には出来ませんでした。

前回も書いたけど一番今の自分の気持ちにぴったりな「New World」のアレンジが一番私は好きだった。
間奏で万作さんのドラムスソロが入るのだけど、それが実におしゃれで実に巧みに気分をくすぐるので。
そのたび雄大さんが楽しそうに万作さんのほうを見ている姿を目にすると、私も楽しくなっていった。
今私はきっと、やっと私を待っていた新しい世界が見えているんだと思う。
そんな気持ちをこんな歌に出来る雄大さんを私はきっとずっと好きでいるだろうなあと思う。

MCもとても楽しくて、雄大さんも今夜ばかりは思っていることを何とかみんなに伝えようと、いつもとは違ってたくさんしゃべっていた。
初めてラジオで聞いた雄大さんの声を私は思い出していた。
あの日のまんまで、雄大さんのしゃべりは変わらないなあと。

ルネスホールは天井がとても高く、人が少ないと音がとてもよく響く。
ステージの左右には柱があって、よく見ると照明器具とスピーカーが仕込まれてる。
今回のライブではそういうものはあまり使われなかったけど、オブジェみたいでかっこよかった。
ルネスホールは大正11年(1922年)日本銀行岡山支店として建設された建物だそうだ。
古代ギリシャ様式の意匠が至る所に散りばめられていて、外から眺めるだけでも飽きない。
元々金庫だった場所が公文書カフェという喫茶店になっていて、これがまたおしゃれ。
古い銀行って、やたらと天井が高くて音がよく響くイメージがあるんだけど、ここはほんとうにそんな感じの建物。

ライブハウスとは聞いているこっちの気持ちもぜんぜん違った。
どこかちょっと崇高な気分が混じって、なんとなくかしこまってしまう・・・そんな感じの会場。
集まっているお客さんもおしゃれで大人っぽい人が多くて、なんとなく場違いな感じもあった。

でも、メンバーはそれ以上に気持ちが違ったみたい。
すばらしい会場でかなり気合が入っていた様子。
出だしのところからなんだかとっても楽しそうで満足そうだったのが印象的だった。
そしてまた、この会場にUSBの音がよく合うんだな〜。
グランドピアノはとてもいいもので、雄大さんは"欲しい通りの音が出る"とうれしそうだった。
雄大さんの指先から出てくるピアノの音はきっと今の雄大さんの気持ちそのものだったんだろうなあ。
聞いていて本当に気持ちが弾んでくるピアノだった。

雄大さんの歌声は、やっぱりいつもの変わらなかったけど、でもちょっとやっぱり歌クセが違ってたりしてた。
とってもとってもしあわせだと雄大さんはMCで繰り返していて、その気持ちが現れてそうなったんだろうなあ。
雄大さんの歌声は、いつも私を幸せな気持ちにしてくれる。
そして、今回はさらにしあわせで・・・ほんと、またまた涙が落っこちそうになってしまった。

「ONLY ONE」が始まるとなんだか寂しい気持ちも出てきてしまった。
だってこれで終わりだから。
ライブはとても素敵なものになった。
だから、最後は胸がいっぱいで・・・でも終わっちゃったからとても寂しかった。

今夜ばかりは、USBのメンバーにこの気持ちを伝えたくて、まず千秋さんにそして万作さんに感謝の気持ちを伝えた・・・気でいるのだけど、うまく言えなかった気がする。
雄大さんにも何か言いたくて、でも、はずかしくて迷っていたら岡山の素敵な雄大ファンの方がいつか大阪の友人がしてくれたように雄大さんの前に私を引っ張り出してくれた。
結局、また、私は気の利いたことをいえなかった。
でも名残惜しくて、エントランスを出る直前に、雄大さんに向かって手を振ってしまいました。
回りの人たちに笑われてしまったけど、雄大さんも手を振ってくれたので・・・今これを書きながらまた泣きそうです^^;

そんなこんなで、ルネスホールでのライブはとてもすばらしかったということを書きたかったのだけど、あんまりうまくいかなかったな。
誰か冷静なレポを書いてね。
読みに行くので^^;

本当に楽しい夜だった。
同じホールでこのライブを体験できたすべての人の心にUSBは"しあわせの種"をしっかり植え付けたと私は思う。
私はこの種を大切に育てて・・・どんなしあわせが咲くのか楽しみにしようと思う。
うまく育たないなと思ったら、この日のライブのことを思い出そうと思う。

本当に楽しい夜をありがとう!
また3人の素敵な音楽を聴ける日を願ってます!

>セットリスト<
1.あの日のままで
2.飛び方を忘れた小さな鳥
3.New World
4.Just your life
5.ボーダーラインを歩け
6.Something Never Change
7.STARSHINE
8.雨あがりの駅で
9.白日夢の街
10.太陽の匂い
11.静かな闘い
12.君のしあわせ
---アンコール---
13.YOU CAN MAKE ME HUSTLE
14.ONLY ONE

2009.3.26(THU)『鈴木雄大 2009 USB tour!"君のシアワセ"』(at 岡山ルネスホール)
「君のしあわせ」
WORDS & MUSIC BY 鈴木雄大 PLAY BY USB(鈴木雄大、吉池千秋、木村万作)



2009年03月22日(日)
ボーダーラインを歩け

怒涛の日々が過ぎた。
今月は、仕事がかなり込み入ったスケジュールなのにもかかわらず、ビックイベントが重なった。
この3連休にいたるまで常に段取を考えつつ行動するという・・・今まであまりしたことのない日々を送ってきた。
来週、あとひとつビックイベントが残っているので、残り1週間も怒涛のごとく段取で頭はいっぱいになりそう。
そんなわけで、筆が止まってしまいました。

ビック・イベントのレポは、それぞれが開催された日のコラムとして順次アップの予定。



その都度、手帳にはその時々の思いを書きなぐってはいるのだけど、なかなか文章にまとめられない。
この連休中も、暖かくなり虫が起き出すまでにパラレルワールドと化している納戸の整理をしておかねばと使命に燃え、午前中にやっと終了。
これで明日からの怒涛のような1週間も無事に乗り切れるだろう。

新しい仕事は、とにかく折に触れて締め切りが多い。
公的機関に書類を提出しなくてはならなかったり、支払いが1日遅れただけで大問題になったり、人の人生に影響を与えたり・・・そんなことが多いので、なかなか気が抜けない。
電話対応も多く、いろんなタイプの人がかけてきて、時間がかかったり怒られたり、感謝されたり・・・そりゃまあ、次から次へと。
おっちょこちょいなので、失敗も結構多いのだが、落ち込んでいる暇もない。
数年前の私なら、その時点で落ち込んで逃げ腰になっていただろうけれど、今の私はそんな状況もかなり楽しんでいられる。
毎日、いろんな人と話をしなくてはならないという状況が、精神衛生上私にはすごくいいみたいなのだ。

私はどちらかというと、孤独を強く感じて生きている。
世界に自分ひとりだと感じながら生きていた期間がすごく長かった。
毎日、家族以外の誰かと話したり接したりすることは、自分が世界に一人ではないという確認になっているようで、ほっとする。
自分が何かに腹を立てることがあるように電話の向こうの人も今腹を立てている。
自分が何かに不安になるように受付でちょっと自信なさげに問いかけるこの人も今不安なんだ。
自分の人生に直接かかわらないいろんな人の人生に必要な手続きを手伝っているのがとても不思議だけど、"みんな同じなんだな"と漠然と感じられるのが、私の孤独感を薄れさせているのかもしれない。

去年3月に今の職場に転属になった。
それまで10数年勤めた職場は、個人の能力が特に問われる職種で、いろんな問題にぶち当たっても誰にどう相談していいのかも分からなかった。
専門に勉強した分野ではなかったし、特に向き不向きと個人の技術とセンスが問われる分野だったためかなり追い詰められていたように感じる。
朝、会社の自分の席について夕方帰るまで誰とも口をきかないという日もかなりあった。
それが当たり前の職場だった。
自分がつらかったのは、そこになじむために必要な知恵が私にはなく、最初に我を通してしまったため、孤立感を強く感じたからだと今は思う。
何度も書いてしまうけど、今はその10数年間に出会った人や事柄にとても感謝している。
その期間があるので、今の新しい仕事を楽しんでこなせていると思うし、職場の同僚たちともうまく距離をとって付き合えるのだとよく分かるから。

まだ時々、ふっと孤独になることがある。
昔はずっと孤独を感じて生きていた。
きっと死ぬまで完全に孤独を取り除くことは出来ない。
それはどんな人もきっと感じているんだと・・・今の私はなんとなく分かる。
大好きな友人たちも私には言えない孤独を抱えているんだろう・・・そして、それを自分なりに飼いならしている。
その感じが話していて感じられるような気がする。

ビックイベントで幾人かの友人に再会し、そんなことを考えている3連休最後の午後。

・・・ビックイベントのそれぞれのレポは、おいおい書いていく予定(・・・は未定で仮定^^;)

「ボーダーラインを歩け」
WORDS & MUSIC BY 鈴木雄大、PLAY BY USB(Vo&Keys:鈴木雄大、D:木村万作、B:吉池千秋)



2009年03月13日(金)
君のしあわせ

ビック・イベントその2。

翌日、大阪から一路広島へ。
すでに旧友と呼んでもいいくらいの長い付き合いになった大阪の友人とともに鈴木雄大さんのライブのために移動。
一緒にライブに行った回数もいつの間にか2ケタだねえ。
いい具合に日程が合ったので、新幹線の中でマシンガントークをかましながらの移動。

天気はかなり残念な感じだったが、そんなこたー2人には関係ないのであった。



Ts3e0291かなり早めにライブハウスに到着。
すると、店内からは雄大さんの歌声、最近私の心に流れ続けている「New World」だ。
まだリハの最中だった。
鍵のかかった入り口には、"チューニング中"の札が。
札がなくても分かるけどね・・・^^

すでに鈴木雄大といえば、ここ・・・というくらい定着した広島での会場はJIVE。
ここは雄大さんがらみでいろいろ思い出深い場所で・・・足を踏み込むとちょっといろんなことを思い出す。

ホテルにチェックインし、ちょっと腹ごしらえをしてからふたたびJIVE前に移動。
約束していたもうひとりの友人と懐かしい友人も交えて立ち話をしていると程なく会場。
今日は一番後ろで踊っちゃおうなどと友人と話していたのだけど、思惑通り、一番後ろのベストポジションに座ることが出来た。
今夜はちょっとほろ酔いでライブを楽しみたいな〜ということで、昨夜覚えたばかりのバーボンの銘柄を注文。
ステージにはいつもは真っ先に飲んじゃうバーボンの名前の入った垂れ幕が下がっていたんだけどね。

今夜は3ピース。
雄大さんはもちろんお歌と今夜はピアノメイン。1曲ほどアコギ。
メンバーは他に、E.ベースとコーラス担当の吉池千秋さんとドラムスとコーラス担当の木村万作さん。
ともに小田和正さんのツアーバンドのメンバーを経験している。
木村万作さんは、プリズムのドラマー!
USBは雄大あんど千客万来の略だそう。
千客万来は、千秋さんと万作さんのお名前からとって作ったユニット名なのだとか。

ちょっとお酒も入っていい気分になっていたら、なんとなく自然音が聞こえてきた。
あ、これはライブの始まりを告げるオープニングのSEだな〜と同じテーブルの友人たちとは何食わぬ顔で雑談しつつ、私はそんなことを考えていた。
心なしか、同じ並びの向こう側で出待ちをしている雄大さんが神妙な顔をしているように感じた。
ここ最近のライブの始まりとちょっと違うね。

まずは千秋さんがステージにゆっくりと進みゆったりとベースを構えて音をかなで始める。
ついで万作さんが静かにドラムセットに歩み寄り、優しく音を出す。
何の曲かな〜とその音を聴きながらワクワクしていると、あっ、これは「静かな闘い」
大阪の友人と思わず目配せ。
後で聴いたのだけど、SEから「静かな闘い」の流れは万作さんのアレンジなのだそうだ。
そしてやっと雄大さん登場。
おっ、なんかピアノの感じが違う!
いつもの雄大さんのタッチとちょっと違うよ〜。
ものすごく丁寧に弾いているように聴こえる。
普段はもうちょっとラフな弾きかたをしていたと思うんだけど。
また、今夜はアップライトピアノで生ピアノだからなあ〜。
あと、今回はPAの方もずっと一緒にツアーを回っているそうで、音がものすごくまとまっていた。

正直な話、12月に雄大さんと千秋さん2人でのライブを聴いたときには千秋さんの魅力がよく分からなかったのだけど、今回のUSBではまったく違った感想を持った。
ものすごくメロディアスなベースラインを奏でたかと思ったら、別の曲ではかなり躍動感のあるビートを感じたり・・・どちらかというと私の好きなタイプのベーススタイルの方で・・・お話もしたことはないけど、"誤解しててごめんね、千秋さん"と心の中で両手を合わせてしまった。
万作さんのドラムスは、もろ私好み。
太鼓やシンバルがきれいな音を出すポイントをちゃんと押さえたドラミング。
正確なリズムと千秋さんとのタイム感が本当に心地いい。

このツアーは千秋さんがプロデュースもしていて、雄大さんは本当にお歌とピアノのみ。
選曲も千秋さんがしているそうで・・・これがなかなか私のつぼを押さえている選曲なのだ。
そんなわけで、勝手に親近感を持ってしまうのであった。
MCも千秋さんが主導権を握り、時々それに万作さんが絡むってな感じ。
雄大さんはちょっとくすくすって感じでリラックスムード・・・とは言っても、演奏中はあまりお顔は見えなかったけどね。
なにせ、ピアノは壁向きにセッティングしてあって、ステージに向かって左側を向いているのである。
でも多分、雄大さんはそのほうが照れずに演奏できていいんじゃないかな。

1つ1つの曲のアレンジが、今まで聴いたことがない感じな上にいちいちこれがかっこいい!
その中でも私の心を持っていったのは「New World」
この曲はアルバム『Holy World』の最後の曲。
アルバムでのアレンジはかなりポップでキャッチーで、軽い感じ。
だけど、歌の内容は結構シビアなのだ。
実はこの曲、この頃の私のメインタイトルなのである。
ある日突然この曲がすっと心の中に入ってきて、ぐるぐる回り始めた。
今日、リハでいきなりこの曲だったことは本当にびっくりで、しかも本番でのこの曲のアレンジはまさに私のツボを押さえてて・・・。
あああ、USBについて行きます・・・私(涙)と思わず両手を組みそうになってしまったほど。
またこの曲を選曲した千秋さんのセンスにも思わず感涙。
ほんと、聴けてうれしかった。
反対にそのアプローチに驚いたのが「ONLY ONE」
いや、本当にびっくりしてしまった。
でもそれが結構はまっているのよね。

あとUSBのメンバーがマンマ参加しているFUNの「君のしあわせ」という曲にも頭をやさしくシェイクされてしまった。
歌詞の内容は結構ほんわか〜かな?と思って聴いていたけれど、曲自体かなりハードなアレンジというか・・・しっかりかっちりしたリズムのかっこいい曲で。
どうもCD化はされていないようだ。

結局2杯もバーボンを飲み干して、ライブが終わる頃にはUSBのサウンドにも酔いしれて、いい感じに出来上がってしまった私です。

そして今回も雄大さんとは言葉を交わさずに去るつもりだったけど、ちょっとしたことから交わすことになり・・・。
しっかりちゃっかり、「New World」がよかったです〜。CD化してください〜と言って帰ってきましたとさ。

そんなこんなで、もう一度USBを聴きに行かなくっちゃ!・・・ということで、今年3月のビック・イベントその3を来週木曜日、岡山まで体験しに行く予定。
多分いけるはず・・・。いや、お願い行かせてください〜!!

なんかいろいろ書き忘れている気がするけど、それはまたおいおい・・・^^;

2009.3.13(FRI)『鈴木雄大 2009 USB tour!"君のシアワセ"』(at 広島JIVE)
「君のしあわせ」
WORDS & MUSIC BY 鈴木雄大、PLAY BY USB(鈴木雄大、木村万作、吉池千秋)



2009年03月12日(木)
パイこそはすべて

今年3月のビックイベントその1。

武田真治君が自身が出演中の番組『タナゴコロータス〜レンコンの穴から明日が見える』のイベントで、サックスを吹くという。
(残念ながら関西ローカル)
その上、その番組のオープニングの曲を演奏する最強ガールスホーンセクションで構成されるバンド、ピストルバルブとコラボするっていうので、これは絶対はずせない!
ってなワケで、猛スピードで仕事を終えてライブ当日新幹線に乗り込む。

時間を勘違いしていて新幹線に滑り込みセーフ。
おかげで座席に座ると同時に爆睡・・・あっという間に大阪入り。



会場は心斎橋にあるライブハウス。
現場に行ってみると、見知っているライブハウスとはかなり趣が違う。
いわゆる"クラブ"と呼ばれるハコで、あえて古い言い方とすると、ディスコ?
店の中には深紅のベルベットのカーテンがいたるところにあって、なんだかちょっとBLANKEY JET CITYの『METAL MOON』の裏ジャケットを思い出す。
(まあ、そんなこと思い出してたのは私だけだろうけど。)

天井は低めで、迷路のように入り組んだ通路を進むとバーカウンターがあって、その奥にダンスフロアが広がっている。
壁の数箇所に絵画の枠のような飾りが施してある大き目のモニターがはめ込んである。
ほとんどフロアと同じ高さのステージがフロアーの奥にあり、ステージにはまた少し大きめのモニターが3つ並べてはめ込んであった。
そこでは今まで放送済みのタナゴコロータスが流れている。
いつも自室の14インチTVで見ている私は、その大きさにちょっとした感動をしてしまった。

このライブの模様は、19日に放送するそうで、その都合上、武田君のライブ中の言葉も若干それようにあらかじめセリフが決まっていたようだ。

まず最初に番組と同じようにタナゴコロータス図書館の館長から今夜のイベントの紹介。
なにやら出演バンドの名前を忘れたらしく、なんとか四重奏やら何やら言っていたのだけど、ワケがわからなくなったらしく田中五郎に助けを求める羽目に。
それから程なくして、田中五郎に扮した武田真治が携帯電話で館長と話している小芝居をしながら登場。
てきとーにやっときます・・・なんてセリフを言いながら、今夜のイベントをちょっくら紹介。

そして、まずはピストルバルブの登場。
すでに聴いていたセカンドアルバム『Stick 'em up !』からのナンバーを中心にパワフルでセクシーなライブアクトを展開。
想像していたよりもライブ向けの彼女たち。
ストリートライブで実力を身につけたのだとか・・・なるほどね〜。
私がすごいなと思ったのはユーフォニアム担当の子。
ユーフォニアムは、チューバを3分の1くらいの大きさにしたような中音を担当する楽器なのだけど、これが結構重いし、金管で割りと太目の管なので実際音を出してみると割りとフワンといった音になる。
だけど、彼女はそれを持ったままステップ踏みながら、かなり鋭い音も出す。
それにとても色っぽい目線・・・。私は彼女の魅力にやられちゃいました!
もちろん他の楽器にしたって、見た目のかっこよさ以上に実は重いし、実際奏でるときにはある程度決まった姿勢を保たなきゃならないので、かなり筋力と体力が必要なんだよね。
みんな同じステップで客席から見たときのかっこよさもちゃんと計算された動きだし、それに負けないパワフルでかっちりしたサウンドをたたき出す。
個人的には最前列あたりで踊り狂いたかったけど、まあ、そんなわけにもいかず、メンバーが会場に投げてくれたドコモダケさえ届かないずっとうしろでひとり踊り来るっていましたとさ。

あっという間に彼女たちの演奏が終わり、ステージ上は機材に入れ替え。
程なくして、BLACK JAXXの登場。
BLACK JAXXは武田真治君が在籍するユニット。
メンバーは他にDJ.DRAGON。
実は私、ピストルバルブとのコラボと銘打っていたので、彼女たちとの共演がメインだと思い込んでいた。
ちょっとばかり肩透かしを食っちゃった感じがした。
BLACK JAXXはハウス・ミュージックをやってるユニットで、私の守備範囲ではない。
そんなわけで、どんなノリになるのかまったく分からず。
曲自体は、すでにCDで聴いたことのあるものばかりだったけど、やっぱりちょっと私のイメージするライブとはノリが違っていた。
みんなステージ前に所狭しと集まって覗き込んでいたけれど、どちらかというとフロアに散らばってみんな好き勝手に踊るほうが、向いているライブアクトのような気がした。
もっとも、ステージ上には、ばっちり決めた武田真治君がサックス吹きながらステップ踏んでいる姿があるので、自分勝手に踊るという雰囲気ではないけどね〜。
武田君が登場し、サックスを吹きまくる頃には私も若干遅れはしたもののノリにも何とかついていけていた。
普段は深夜2時を回ってからライブをするそうなので・・・・ちょっと時間的に早かったのかなあ。
しかし、MCはめちゃめちゃはじけていて楽しかった。
武田君も妙にすべりのいい喋りで・・・普段はこんな風にしゃべるんだろうかなんて思ったりした。

そしてそして〜♪

おそらく今夜一番"絵的"に欲しかったライブアクトの開始。
待ちに待った武田真治×ピストルバルブのコラボの時間だ〜♪
もっとも私のところからは、武田君の額くらいしか見えなかったんですが^^;
しかし、振り向くと後ろの壁のモニターにステージの様子が映っているぅっっっ!!!
数メートル先で武田真治君が演奏しているのに後ろを振り向くという妙な・・・。
武田君ちょっと興奮気味?
だってセクシーな女性陣に取り囲まれての演奏ですから。
そしてまずは「ベストハウス」
ロンドンブーツが司会を務める『THE ベストハウス123』のあの曲、そうそうあれあれ!"ワン・ツー・スリー!!"
実はピストルバルブは、スタジオ内で妙に色っぽく演奏しているあのおねーちゃんたちだったのだ!
ピストルバルブのサウンドって、きっちりかっちりホーンセクションの譜割が決まっている。
そんな中、武田君はのりのりで絡む絡む〜♪
サックスプレーヤー武田真治の本領発揮といった所。
あああ、見たいっ!見たいよ〜!!
音だけ聴いて踊り狂いつつも、彼女たちと楽しそうに演奏する武田君を見たくて、時々人の波に逆らって後ろを振り向く私。
(きっとかなり迷惑だったはず・・・)
でも、それはきっとあとでDVDでお目にかかれるッ!と信じて、彼らの音の絡みを目を閉じてひたすら追う。
これっこれです!
今夜、私が一番欲しかったのはこれなんですわ〜♪
やっぱり武田君はこういうバンドで音を出すと本ットーにはまる。
(演奏する姿が見えないのはちと悲しいが。)
大盛り上がりの中、いったんメンバーは下がる。

まさかこれで終わりはないだろうと思っていると、館長登場。
フロアのみんなを煽ってアンコール!
がしかし、館長の妙に間延びしたアンコールと会場のせっかちなアンコールの波長が合わない。
合わないが、合わないまま館長は退場^^;

そしてふたたびメンバーが登場し、ほんとに最後の1曲。
タナゴコロータスの曲「パイこそはすべて」をもうイッチョセッションだ。
なんだかね、気のせいではないと思うんだけど。
武田君の音がものすごく生き生きしていたように感じた。
そりゃそうよね。普段ここまでホーンセクションがそろったバンドと共演というのもなかなかないものだろうし。
あああ、もっとききたい〜聴いていたいよ〜という私の思いもなんのそのあっという間に曲は終わってしまいましたとさ。
後もう1曲・・・いや2,3曲は聴きたかったでござる。

ぜひぜひ、またコラボして欲しいなあ。

そんなわけで、ちょっと前に見た夢は一部分だけ正夢で、かないましたとさ。
楽しい夜をありがとう!

2009.2.12(THU)『タナゴコロータスLive』(at 大阪LIVE & BAR 11)
「パイこそはすべて」
WORDS & MUSIC BY Pist ol Valve、PLAY BY Pistol Valve and 武田真治



2009年03月03日(火)
Something Never Change

先週土曜日、NHKで『白洲次郎』というドラマが放送された。
父娘で白洲次郎という人に憧れているので、ドラマの放送を楽しみにしていた。

白洲次郎 | NHKドラマスペシャル



白洲次郎さんのことを知ったのは、萬晩報というコラムサイトに掲載されていた園田義明さんの『ビックリンカーたちの宴』というシリーズだった。
3年位前のこと。
萬晩報もある人に教えてもらったのがきっかけで足を運ぶようになった。

その頃ちょうど、自分の生まれ育った国についていろいろ知りたいという欲求がふつふつと湧き上がっていて、どこから取り掛かればいいんだろうと思っていて、萬晩報はそんな私にうってつけのサイトのように思えた。

このサイトでは日本と国際社会に着目したコラムが数多く掲載されていて、歴史の教科書には書いていない話などもたくさん読むことが出来る。
もちろん、それらを鵜呑みにするのはどうかと思うが、何か知りたいと思ったときにヒントになりえる話題がたくさんあると思う。
その中で私は白洲次郎という人のことを知り、この人の考え方や生き方に少しばかり共感を覚え、憧れるようになった。
白洲次郎さんのことを少し調べて、何冊かの本を読んでからますます憧れが強くなった。

白洲次郎さんは、写真を見ると分かるけど、ものすごくかっこいい。
背が高くて英語がぺらぺらで、吉田茂首相を"おやじ"と呼び、マッカーサーを怒鳴り散らし、日本で一番最初にGパンをはき、トヨタにソアラを作らせた人で・・・まあとにかく、かっこいい。
でも、彼のかっこよさはその外的なものだけではない。

少年時代は、手のつけられない不良で、イギリス留学時もかなり叩かれ、苦汁をなめたらしい。
その中から自分自身を確立して、後に日本の将来を担う人物になった。

彼の生き方には、一貫した筋があって、それが揺るぐことがない。

歴史というのは、はるか彼方の出来事ではなく、今自分が生きている時間に繋がっている過去なんだよね。
白洲さんの生涯を本で読んだあと、いつか歴史になる時間に自分も生きていると自覚することはほんのちょっと必要だと思うようになった。
自分自身は政治に直接かかわらなくとも、それにかかわる何かを選択する権利が与えられているということは、何かを選択するべきであるということでもあるんじゃないかなと漠然と考えるようになった。

そんな風に私に影響を与えた白洲次郎の生涯がドラマになると知ったのは、去年の暮れ。
早く見たいと心待ちにしていて、第一話が先週土曜日に放送された。

白洲次郎を演じる伊勢谷友介さんは、結構雰囲気をつかんでいると思う。
ドラマのほとんどは英語で進むので、ちょっとだけあれ?と思うけど、ほとんどイギリスでのシーンが多かったのでそれもしょうがないのかもしれない。
カメラアングルがやたらとローアングルなのもかなり斬新。
下から役者を見上げるような感じ。
どんな意図があるかはちょっと読み取れなかったけど。
第一話では、白洲次郎が如何にして白洲次郎になっていったかという過程を描いているような感じだった。
第二話ではいよいよ彼が行動を始めるので、第一話を見忘れていても結構楽しめるのではないかと思う。
お暇な方はぜひ、TVの前へ。

次回放送は、3月7日(土)21:00〜



「Something Never Change」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 鈴木雄大