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セキララな思考。
安井 文
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2008年10月28日(火)
NIGHT HEAD

『NIHGT HEAD』ほぼ完全制覇。
TVシリーズと劇場版のDVDを再視聴した後、小説版まですべて網羅。
なんかしらんが不思議な達成感を感じる(笑)



ついでに武田真治のナレーションが聴きたかったのと、怖いもの見たさとでアニメ版の『NIGHT HEAD GENESIS』も借りて見る。現在第2話まで観て滞っている状態。

武田真治のナレーションが霧原直也(の声)だったのでなんだかこみ上げるものが。

劇場版から12年経っているわけで、今更そんな昔の役柄を出来るものなのかが分からないが、少なくとも私には、そこから年を経た霧原直也の声に聴こえたからね。

アニメ版に関しては、やっぱり頭の中に深く刻み込まれているイメージってモノがあって、私にとっての霧原兄弟は豊川悦司・武田真治の作り上げたキャラクター以外にありえない。
そういうことで、小説版までとは違う作品であるという分類をすることにした。

単純に1つのアニメ作品としてみた場合は、面白い部類に入るんじゃないかと思う。
実写版ではほぼ不可能な映像的表現やスケールの大きさなどがあって、見ごたえありそう。
そんなわけで、おいおい見ていくことにする。
アニメ版の直人は実写版よりも多少冷静のようだけど、直也はTVシリーズ以上にもだえていて、それのせいでちょっと気がそがれてしまう。
どちらも人気声優が演じているようだけど・・・ファンには申し訳ないが、なんか違います^^;

小説版はTVシリーズと劇場版が製作される間(その間2年の空きがある)から書き始められたようだ。
作者の飯田譲治氏は、TVシリーズで作り上げられた霧原兄弟のイメージで物語を書いているように感じる。でも、シリーズ通して全部見ているせいでそう感じるのかもしれないけど。
映像では細かく表現されなかった登場人物の心象や背景なども細かく描いてあり、これを読んでもう一度ドラマや映画を見るとますますはまれそう。
この物語には完全な悪人が出てこない。どの人にもそうなるにはいろいろな背景があることが描かれる。

時期的にどうだったか思い出せないけど、昔「聖なる予言」という本が流行った。
今盛んにもてはやされているスピリチュアルと呼ばれるものの走りと言ってもいいかもしれないけど、主人公がちょっとしたことからペルーのマチュピチュに行って、そこで出会った人や事柄から旅に出て、徐々に成長していくといった話。
ペルーに憧れている私にはうってつけの本だったので、結構熱心に読んだ記憶がある。
この物語、実は、自己啓発を促すように作為的に構成されたものだったようで、後に実践ガイドなるものまで発売されて、会社などでグループ単位でそういったことを議論できるようにと書いてあったような気がする。(そこまできたら気分がなえてしまったが)

ちょっと横道にそれたが、「NIGHT HEAD」小説版はそういう雰囲気のある作品だと思う。
主人公はいわゆる超能力を持つ兄弟だけど、いろんな障害や人に出会うたびに悩んではそれを乗り越える・・・の繰り返しをする。
それらは主にコミュニケーションがうまくいかないがゆえにぶつかる壁で、別に超能力がなくても日々人がにぶち当たっていることだと思う。
下手な自己啓発本より面白いんじゃないかなあ。

小説版は、映画版のラストシーンから4年後の話までが出版されている。
空白の4年の間にどうやら霧原兄弟は自分たちの能力を世界的な視野で利用するすべを身につけたらしい。中近東で井戸を掘り当てたり、戦争で傷ついた人たちを癒したりして、世界中を旅している。
この話はアニメ版の最終話なのだそうだ。
ここまでくると、もうTVシリーズの霧原兄弟とは違ったイメージになる。
あまりにもスケールが大きくなりすぎて、『NIGHT HEAD』自体が違う様相を呈している。
なんだか寂しいなと思いつつも、なかなか面白いので読んでしまった。

それ以外にも当時発売された写真集や脚本集などを古本として入手。
ブームが去ってかなりの年月がすぎているので安価な値段で手に入るのがうれしいね。
しかも、どの本もとてもきれい^^
中でも「NIGHT HEAD FINAL COLLECTION」は、劇場版はもとより、『NIGHT HEAD』の元ネタ、『世にも奇妙な物語』の「常識酒場」「トラブル・ カフェ」のあらすじまでが写真入で網羅されている!
こんなマニア向けな写真集に目が行かなかったなんて、当時の私はまだ収集癖がなかったんだな^^;

現在NHK総合で放送中の『七瀬ふたたび』は『NIHGT HEAD』によく似た展開をしつつある。
もっとも作品としては『七瀬ふたたび』のほうが歴史が古いので、後続の『NIHGT HEAD』のほうがまねしたんじゃという意見も目にしたことがあるけど、描きたい部分がちょっと違うような気がする。
そのあたり、今度は2つの作品を比較してみると面白そうだなと思っている。

「NIGHT HEAD(new version)」
MUSIC BY ヅ臻明



2008年10月27日(月)
Fanatic City

音楽は私にとっては生活の一部であり、最強のトモダチ。
誰かが作り出した音楽が私の中に流れ込み、私の中の"何か"と共鳴したときそれはトモダチになるのさ。
"何か"っていうのはその時々によって変わる。
そのとき自分が欲しているものに反応するようだ。
それは自覚する前にやって来ることが多いので、自分でコントロールは出来ない。

その音楽を誰が作り出しているのかということも大切な要素。
信頼のおけるミュージシャンの作り出す音楽は無条件に受け入れる準備が出来ている。

そうは言っても、やっぱり自分の欲するものと波長が合わないと受け入れるのにちょっと時間がかかったりするんだ。
だけど、そういうもどかしい感じも楽しんでしまおう。

ライブに行くと、その音楽を欲する人たちと同じ時間を共有するというまた違った体験を出来る。
どんな風にその音楽を欲しているのか、はたまたどんな風にステージ上のミュージシャンを愛しているのか・・・それはみんな違っている。

それをいちいち説明することに意味はない。
誰が一番それを愛しているだとかいうこともまったく関係がない。

そんなふうに違っている人たちが閉じた空間の中でそれぞれのエネルギーを爆発させると、何が起こるか分からない。
それは、スリリングでホットな体験だ。

多分、ただその瞬間を楽しむ気持ちだけ持っていればいいんだ。

その時を欲しているのはみんな同じだし、なによりステージ上のミュージシャンはそのとき最高のパフォーマンスをしてやろうと意気込んでいる。

ライブが始まったら何をしても関係はない。
そんなことはかまっていられるわけもないんだし。
始まったうねりに身を任せられればそのとき最高に気持ちいいだろうし、きっと忘れられない体験にもなるはず。

そんなふうにライブは楽しむものだ。

ライブハウスを後にするとき、たった今ステージ上でサイコーかっこいいパフォーマンスを見せてくれたあのミュージシャンに感謝の気持ちを持っていたいといつも思う。
そんな風になれれば、サイコーかっこいい自分になれるような気もする...なんとなく。

「Fanatic City」
MUSIC & PLAY BY BLACK JAXX



2008年10月24日(金)
CHASER

何の気なしに中村達也氏のメッセージを読もうと思ってサイトに足を運んだら、うれしいニュースを発見。

LOSALIOS LIVE オンエア情報!

今年のRISING SUN ROCK FESTIVAL(以下RSRFE)でのライブの模様が1曲だけだけど放送されるという。
うわ〜い!そりゃ要チェックだわさ!(ちょっと遅いけど^^;)



さらに、このページにあるリンクをクリックすると今年RSRFEの模様が毎週日曜日に2時間ずつ放送されるというスペースシャワーTV(以下SSTV)の特集ページが開く。
すでに2週分放送済みだけど11月に再放送があるようなので、ラインナップの確認をしとかなきゃね。

熱闘!スペシャの夏ライブ!

お目当てのLOSALIOSは11月2日放送予定だし、SHERBETSもは今週(10月26日)放送予定なので、とりあえずセーフっ(ほっ)
それから、照井利幸氏(以下照ちゃん)はどこなんだ〜!!
これからチェックしなくては。

あいかわらず進化中の中村達也氏は私が確認できたものとしては現在3つのユニットを同時進行中。
(どれも最新型すぎて私はついていけてないのだけど)
それでも、一応LOSALIOSが彼のメインバンドであるということは変わらないようなので、ファンとしてはうれしい。
RSRFEではギターに浅井健一氏(以下ベンジー)が参加したっていうんだ!彼のファンクラブ会報にその様子がレポートしてあった。
それはきっとSSTVでは流れないんだろうなあ(残念)
久しぶりに彼らのライブアクトを見られた人たちはラッキーだなあ・・・。
同じ日に実は照ちゃんも別ユニットで参加したそうだ。
そんなこんなで、Blanky Jet City(以下BJC)再結成の期待感も高まったようだが・・・私はないと思うな。

RSRFELはまだBJCが存在していた頃に彼らの関係者が中心となって立ち上げた音楽フェスティバルで、毎年何らかの形で彼らは参加し続けている。
私も一度は足を運びたいと思いつつ・・・まだ映像でしか体験したことはない。

なにはともあれ、とりあえずはSSTVをチェックだ!
ああ〜、とっても楽しみ〜♪



「CHASER」
MUSIC & PLAY BY LOSALIOS



2008年10月21日(火)
3104丁目のダンスホールに足を向けろ

Blanky Jet City(以下BJC)の『C.B.Jim』が聴きたくなったので、昨日今日と車の中でハードローテーション。
無性にBJCが聴きたくなったのは多分、こんなニュースが飛び込んできたからだと思う。

BLANKEY JET CITYの全アルバムが高音質&紙ジャケでリイシュー(BARKS)

BLANKEY JET CITYの作品が紙ジャケ&高音質で復活(ナタリー)

BJCをめぐるプロジェクトが発動される〜!



その第1弾がアルバム全タイトルリニューアル。

高音質CD化とパッケージを紙ジャケット化・・・そのうえ、全タイトル購入した応募者全員に12作品を収納できるSPECIAL BOXをプレゼントするっていうんだから、そりゃ、そろばん弾くさ〜。

リアルタイムで聴いていた頃のアルバムはもちろん初回限定版を持ってはいるけれど、全部おそろいで12作品を収納できるSPECIAL BOXプレゼントですよ!!
あああああ、ほしいっす。

しかも、プロジェクトはそれだけでは終わらない。
後に続く第2弾プロジェクトはさーらーに、すごい・・・!!!

未発表音源と初CD化音源を含むライヴベストCD、それにレアトラック音源集の発売だぁ!!

"未発表音源"
"初CD化音源"
"レアトラック音源集"

こういう単語がどれだけファンを喜ばすか・・・。
レコード会社関係者はよくわかってらっしゃる(涙)

どんな音源が出てくるのか・・・考えるだけでわくわくするっ!

もしかしたら、FUJI ROCK FESの本当のラストライブの音源が入ったりするんだろうかっ???
そしてその勢いで、DVD化も?????

・・・・だったらいいのになあ。

しかもニュース記事に使われている画像は、『LAST DANCE』(最終ツアータイトル)のポスターの奴なもんだから、なんだか胸が熱くなってしまった。

そんなこんなで、頭の中では「3104丁目のダンスホールに足を向けろ」がうわんうわん鳴ってて、落ち着かなくなってしまった。

「3104丁目のダンスホールに足を向けろ」は初めて見たBJCライブ映像で一番衝撃を受けた曲で、私の精神安定剤のひとつなんだな。
ライブでは1度しか聴けなかったなあ(涙)





「3104丁目のダンスホールに足を向けろ」
WORDS & MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY Blanky Jet City



2008年10月14日(火)
愛はいらない

定期的に読みたくなる本というのがある。
ここ1ヶ月ぐらい読みたいな〜と思っていてベッドのそばまで持ってきていた本があった。
しかし、なかなか読み始められない。

今回の模様替えでも本棚に戻す気になれず、結局またベッドサイドに置いたまま。
模様替えが落ち着いた昨日、やっと読んだ。

実は、この本だけは毎回開くのに時間がかかるのだ。
読み始めるとあっという間なのに。

それは、森脇真末味さんの『Blue Moon』
Bluemoon01Bluemoon02Bluemoon03



森脇真末味さんは、耳鼻科通いをしていたときに『おんなのこ物語』に出会ったのがきっかけでファンになった。
記憶があやふやなのだけど『Blue Moon』も耳鼻科で何話か読んだのだと思う。
耳鼻科通いは実に5年も続いたので、どの作品にどんな順番で出会ったのかまったく持って記憶にない。

しかし、小学生のくせに『おんなのこ物語』や『Blue Moon』を好んで読んでいたなんて・・・なんてかわいげのない子供だったのだろう。

『Blue Moon』は一卵性双生児の兄弟、英一と英二の物語。
英一と英二は予防接種さえも受けていない戸籍のない双子。
小さな頃から親戚をたらいまわしにされた挙句逃亡し、根無し草のような生活を送っている。
ギリギリ未成年という年齢。

2人は父親を引き止めるためだけに母親が産んだ子で、しかもその父親は2人を認知しないままに母子を置いて何処かへ行ってしまった。
父親が行方をくらましたその夜に母子は火事にあい、英二だけ連れ出した母親は、英一を見殺しにしたと思い込んで、それをきっかけに精神の均衡を崩してしまう。
幸い英一は助け出されていたのだが、苦しみから逃れようとする母親は、自分の子供は英二だけで彼の名前が英一だと思い込んでしまう。

英一は"男"と"子供"が同居しているような不思議な色気があり、本人はまったくその気がないのに"その手の男"に言い寄られてしまう。
しかも黙ってそばにいてしまえる人間なので、時々その手のトラブルに巻き込まれる。

一卵性なのに英二には英一のような色気がまったくない。
健全な歳相応の男子で、プラトニックならおそらく英一よりはもてる(本人弁)

英一が母親と弟を養っている。
あるときは年齢を偽って美容院にもぐりこみ、あるときは未成年だということを利用して危なげな商売の手助けをしたり、あるときはジゴロ・・・・とまあ、まっとうな商売はほとんどしていないようだが、とりあえず働いている。
英二は自分のことを"兄貴がいないと何も出来ないやつ"と思っている。
定期的に母親のお見舞いにも訪れるのだけど、母親は英二を英一と呼び、英一のことは英二の友達だと思っている。

英一は自分の存在についていつも不安を抱えている。
無償の愛を知らないので、愛を得るためには代償を払わなくてはならないと思い込んでしまっている。
そんな彼にとって英二はもっとも大切な存在でありながら、最もにくい存在でもある。
英一はそのことに無意識に気づいていて、自分が母と弟から必要とされることで自分自身を保っているのだ。
だから、英一は英二に何もさせない。
それでも、時々こらえきれなくなり、体調を崩してしまうのだけど、それでも英一は英二に何もさせないのだ。

そんな双子のかなりへんな日常が『Blue Moon』では繰り広げられる。
たいていの人たちは、不思議なことに彼らとかかわることでなにかが浄化されているように見える。
そして、やがて彼ら自身にもそのときが訪れる。

この本を読み終わったとき、いつも何かをやり遂げたような気分になる。
どうしてなのかは説明できない。

"お前が俺を忘れても、俺はお前を忘れない。
お前が俺を忘れても、オレはお前を恨んだりしないよ"

物語の終わり、英一は英二にそう言って姿を消す。
私はいつもこのセリフを読むと涙が出てきちゃうんだよなあ。

タイトル曲を行方をくらました英一に捧げたい。



「愛はいらない」
WORDS & MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY SHERBETS



2008年10月13日(月)
snake and steak

3連休の初日、天井まで届く高さのCDラックが届いたので設置。
それに伴って2ヶ月早いが部屋の模様替えと大掃除を行う。

数年前にCD用に購入したラックがいっぱいなってしまい、騙し騙し部屋のあちこちに保管していたのだけど、そのせいで今度は本が部屋中に転がっている状態になってしまった。

さすがにこれでは、いかん!と一念発起し、CDラック購入に至った。
"1日中過ごしていたい書斎"を目標としての模様替えもかねているので、CDラックの物色は実は1年くらいかかっていた。

この3連休中は、会社の同僚が遊びにくることになっていたので、その前日にCDラックが届いてほっとしてはいたのだが、・・・とにかくやらねばならなかった。



スチール製のラックなので、組み立てにはたくさんのネジ締め作業がある。
少々体調不良のため、なかなか作業が進まない。
気分を高揚させるためLOSALIOSのCDをがんがんにかけた。

なんと4時間の苦闘の末、CDラックは組み立て完了。
ただし、壁際への設置は一人では無理なので父に協力を要請。
凝り性の彼は、水平の確認をしながら、突っ張り棒の調整までやってくれて・・・ありがとう助かりました。

結果として、CDラックは私の所有するすべてのCDが収まった。
しかも、半分空きがあったので、ついでにDVDも収めることができた。
さらにまだ空きが!・・・なんだか喜びを感じる。

今までCDが収まっていたラックはベッドの壁際に並べて文庫本を入れた。
こうしておけば、いつでも本を取り出して読むことが出来る。
思いつきでやったことだったが、これがなかなか景色も悪くないし、便利なのだった。
ちなみにこれらのラックは高さが80cm程度なので地震が来ても頭の上に本が振ってくることはない。

しかし、まだ納戸が残っている・・・。

まずはいらないものを捨てる勇気が私には必要。
それがなかなかままならないんだよなあ。



「snake and steak」
MUSIC & PLAY BY LOSALIOS



2008年10月05日(日)
70%

今週末、どうにもこうにも自室の納戸を片付けなければ・・・と本の山を整理し始めた。
3年は開いていない・・・今の私には興味がもてない本は中身を見ないで紙袋に入れる。(古本屋に持っていくため)
雑誌は紐でくくる。(捨てるため)
その中から、出てきたとある本を開いてしまい・・・整理は中断。
午前中まで読みふけっていた。

タイトルだけ見て、ピンと来る人っているかな・・・。
多分無理だろうな〜^^;

"人間は脳の容量の70%を使用していないといわれている。
人間の持つ不思議な力はこの部分に秘められていると考えられている。
その使用されることのない脳の70%は、こう呼ばれることがある・・・
『NIGHT HEAD』"
(角川ホラー文庫 飯田譲治著「NIGHT HEAD /未来」より引用)

これは、14年位前に深夜に放送され徐々に口コミで大ヒットに繋がったドラマ『NIGHT HEAD』で冒頭に出て来るテロップ。

というわけで、久々に読みふけってしまったのはその『NIGHT HEAD』の脚本集と小説本。
飯田譲治著の『NIGHT HEAD TELEPLAY』と『NIGHT HEAD /未来』

当時から深夜番組を見たり聞いたりする習慣がなかった私は、レンタルビデオ店長の友人からこのドラマのことを教えてもらった。その友人は私がNHK少年ドラマシリーズファンだということを知っていて、"絶対嵌る!"といってこのドラマを紹介してくれた。
SFの中でも超能力者ネタは私の最も好むものだったから、案の定、あっという間に『NIGHT HEAD』に夢中になった。
超能力があったらいいなあ〜と能天気にあこがれていた私は、そういう人たちが苦悩しながら悪を倒すという話が大好きだった。
『NIGHT HEAD』もそんな能天気な興味から見始めたドラマだった。

『NIGHT HEAD』は、念動力(サイコキネシス)を持つ霧原直人と読心力(リーディング)を持つ直也(後に予知能力と治癒能力も目覚める)の兄弟が、隔離されていた世界から社会に出てきたことでさまざまな人や事柄に出会い、最後には自分たちと同じように超能力を持つ人間たちと戦うという話。
兄の霧原直人を豊川悦司さん、弟の直也を武田真治君が演じた。
"に、兄さん頭が・・・"といって苦しむ武田君を"直也!!"といって抱きしめる豊川さんのビジュアルがとても美しくあやしかったので、女子高生を中心に口コミで人気が広がったと言われている。(確かに美しい・・・)
このドラマは2人の出世作といっていいと思う。
『NIGHT HEAD』が先だったか武田真治が先だったか・・・そのあたりが実にあいまいだけど、とにかくこのドラマの武田真治はなかなかそそるものがあって、彼を好きになるきっかけの一つだったことは確か。
この作品を見た後は彼の出演作は出来るだけ見るようになった。豊川悦司さんにしても同様だ。

『NIGHT HEAD TELEPLAY』は数年前に古本屋で見つけた。
購入して満足してしまい、実はその後、忘れてしまっていた。
昨日、何の気なしに本を開いて、脚本集だったことに気がついてそのまま読み始めてしまった。
脚本というものをまともに読んだことがなかったので、途中で飽きるかと思いきや・・・不思議なもので、ドラマの映像が頭の中で再生されてゆく。しかし、役者はこれを読んでせりふを覚え芝居をするんだよなあと別の意味で感慨深い。

『NIGHT HEAD /未来』は数年前に新刊として店頭に並んでいるものをそのまま購入した。
ぱらぱらめくってみるとどうやら劇場版後の霧原兄弟の物語のようだったので、気になって購入したのだった。
目次を見ると「第6部」、「NIGHT HEAD 外伝」とあり、どうやら「第6部」はドラマ・劇場版の続きらしい。
どうせなら、頭から読みたいなと思ったので、早速ネットでこれと同じシリーズの文庫本を探した。
残念ながら絶版となっていたので、古本を物色し直ちに注文。
届くまでに時間がかかるので、まずは「NIGHT HEAD 外伝」(「NIHGT HEAD DEEP FOREST」)から読み始めた。

10年以上のときを経てこの物語を読んでみて、私の興味は昔からずっと同じところをさまよっているんだなと感じた。
この物語は、自分たちが望まない特殊能力を持ってしまった兄弟の成長の物語なのだけど、超能力というのは単なる仕掛けに過ぎない。当時の私はその仕掛けの部分だけを楽しんでいたに過ぎず、それを軸に繰り広げられる人間ドラマとしてのこの作品の側面に気がつかなかった。

この10年ほどの間に読み漁った精神医学の本で仕入れた情報が物語の中にちりばめられており、現在流行っている"癒し"や"生まれ変わり"についても物語では表現されている。今読んでもまるで古さを感じない。
ドラマのほうは、当初低予算で制作されたようなので、今見るとチープな感じがあり、それはそれで私のような少年ドラマシリーズオタクなどがみるとそそられるんだな。劇場版はそれに比べるとすごく豪華だった。

「NIGHT HEAD 外伝」は霧原兄弟が15年間閉じ込められていた深い森の中にある超能力研究所でのエピソードが2つと戦いを終えた兄弟が再びこの森を訪れる話の3話からなっている。
不覚にも私はこの物語を読んで泣いてしまった。
兄弟は特殊な能力を持つがゆえに自分たち以外の人間との接触を極端に恐れているが、彼らが苦悩する内容はそのまま私の人生にも重なるところがある。
ほかの人と違うことを恐れたり、人と深く触れ合うことで引き起こされるマイナスのエネルギーやその逆のエネルギーなど・・・覚えていた以上に深い内容だったことに驚くと同時に、当時とはまったく違う気持ちで楽しみながら読んだ。

"必要な情報は必要なときに向こうから訪れるもの"という意識が私にはあるのだけど、その言葉も実は「NIGHT HEAD」からインプットされたらしいことが小説を読んでいて判明した。
同じ文章が出てきたので、びっくりしてしまった。

だから、昨日・今日でこの本を読んだことには、何か理由があるのかもしれない。(「NIGHT HEAD」的見解^^;)

不思議なもので、兄か弟の一人称で語られるこの外伝に出て来る兄弟はドラマより5年以上前の年齢なのに豊川さんと武田君の声に脳内変換されてしまう。それだけ、私にとってはこの2人以外のキャスティングを想像できないってことなんだ。
小説を読んでいても、ドラマ・劇場版の2人の影がちらつく。作者の飯田譲治さんももしかしたら、豊川・武田の作り上げたイメージで霧原兄弟を描いているのかもしれない。
ドラマと劇場版のほうも見直したいのだけど、残念ながら今は手元にない。
とりあえず、近日中に届くであろう小説版を読むという楽しみが出来た。

ところで、10年のときを経て『NIGHT HEAD』はアニメ版として完全版が制作されていたらしい。
『NIGHT HEAD GENESIS』というその作品。
終わりの2話は、ドラマ・劇場版ではなかったエピソードが加えられているらしい・・・見たいような見たくないような・・・。
(冒頭引用した部分のナレーションを武田真治君がやっているそうなので、かなり興味はあるけど)

とりあえずは、ドラマのほうの『NIGHT HEAD』を借りてこよっと。

あ、納戸の片付けは、本を読んだ後なんとか終わった^^
初志は完結された。

「70%」
MUSIC BY ヅ臻明



2008年10月02日(木)
時をかける少女

YouTubeにNHK少年ドラマシリーズ『タイムトラベラー』の動画がアップされていると教えてもらった。
"NHK少年ドラマシリーズ"と聞くだけで、"うっほほ〜い♪"となる私は、早速行ってみた。

・・・でも実は。



すでにDVDを持ってるんだなあ〜^^;



NHK少年ドラマシリーズは1972年から1983年にかけてNHKが放映した小中学生向けのテレビドラマシリーズ。私が一番見ていた頃は、平日夕方の18:05から30分間放送されていた。
実は、『タイムトラベラー』放送時はまだ幼稚園に上がる前だったので、リアルタイムで見たわけではなくNHKの特番か何かで見た記憶がある。
その後、DVDが発売されたときに予約して購入し再度見たのだった。

私の記憶の中で一番強烈に記憶されているドラマは『未来からの兆戦』
これは私が小学中学年の頃に放送されたドラマで、未来から過去を変えるためにやってきた未来人と現代人の友情の話だった。
このドラマは人生の中で一番最初に影響を受けたテレビドラマだ。
当時、読書感想ノートに延々とこのドラマのあらすじと感想文を書いた記憶があるくらいなのだ。
一番最後のページに友情のキーポイントになる大きなペンダントの絵を描いた。

そして、私のSF小説好きのきっかけにもなった。

『未来からの兆戦』は当時人気のあった眉村卓さんの「ねらわれた学園」「地獄の才能」が原作である。
このことは、高学年になってから本屋でこの2冊を購入し読んでから気がついて密かにうれしかった。
その後さらに、大人になってからインターネットをするようになって調べなおしたところ、本当にそうだったことが明らかになり、かなり感慨深かった。

当時は小中学生向けのジュブナイル小説が流行っていて、たくさんの青少年向けSF小説が出版されていた。
その中で、私は鶴書房という出版社のSFベストセラーズに釘付けで、このシリーズのほとんどを読みつくした。(もちろん、他にもたくさんあった・・・それはまた別のときに・・・)

NHK少年ドラマシリーズはSFベストセラーズに原作を持つものもかなりある。
『タイムトラベラー』は、筒井康隆さんの「時をかける少女」が原作だ。
「時をかける女少」は去年アニメ版も製作されている。

もちろんSFベストセラーズに「時をかける少女」があって、『タイムトラベラー』の続編『続タイムトラベラー』のノベライズもこのシリーズからは出版されていた。
で、おそらく一番最初に手にとった本が実は「続タイムトラベラー」だったんだな。
今でも、SFベストセラーズの本はとってあって、時々思い出しては読んだりしている。

NHK少年ドラマシリーズは全部見たわけではないけど、確かに見たと記憶にあるのは『夕ばえ作戦』(原作:光瀬龍)『まぼろしのペンフレンド』『なぞの転校生』『未来からの兆戦』(原作:眉村卓)『その町を消せ!』(原作:光瀬龍)

あれ?なんか光瀬龍さんと眉村卓さんばっかりだな^^;
確かにこの御二方の作品は当時片っ端から読んだ記憶がある。

今とても見てみたいのは『幕末未来人』
これはところどころ見ていた記憶もあるのだけど、最終的にどうなったのか覚えていないので、そのうち見直す予定。
民放でも『幕末高校生』というタイトルでドラマ化されているそうで、武田真治君が出ているらしい!

久しぶりに『タイムトラベラー』『明日への追跡』(この2つは同じDVDに収録されている)を見て、当時のドラマに流れる時間がとても贅沢に感じた。
急がない展開と室内管弦楽を使った大野雄二さんの音楽がとても贅沢だ!

このドラマに影響を受けたと思われる民放の同じような系列のドラマシリーズもかつてあったが、このドラマシリーズほど面白いと感じたものはなかったなあ。

ビデオテープがとても貴重な時代で、せっかく撮影したドラマがほとんどと残っていないというのは本当に残念だな。

多岐川裕美さん主演で放送された『七瀬ふたたび』がこの10月に再びNHKでリメイク作品が放送される。
当時の私には『七瀬ふたたび』は重過ぎてみることが出来なかったんだけど、今回はしっかり見る予定。

『七瀬ふたたび』公式サイト
※2012.4.5現在リンク切れ

復刊ドットコムの復刊リクエスト投票(私も投票したぞ!)
SFベストセラーズ(国内)



「時をかける少女」
WORDS & MUSIC BY 松任谷由実、PLAY BY 原田知世



2008年10月01日(水)
思秋期

昨夜、ふとTVの電源を入れると、岩崎宏美さんが「思秋期」を歌っていた。

そういえば、もう秋なんだなあ。



放送していたのはNHK歌謡コンサート。
今現在放送されている歌番組の中では一番安心して見られる番組だと思っている。
なんたって生バンドが演奏する番組は皆無なので、それだけでもうれしい。
残念なのは、完全に演歌枠と捉えられているところ。もう少しいろんなジャンルの人が出るとうれしいんだけどな。

岩崎宏美さんの歌で、私はこの曲が一番すきなんだな。
カラオケでもよく歌ったものである。(そして、おじさんたちにウけたものである。)

画面の中の岩崎さんは相変わらずの歌唱力・・・でも、やっぱり年とともに歌も変化するんだなと思った。

もう少し若い頃、彼女は高い音もファルセットを使わずに地声で歌えていたような記憶があるのだけど、昨日はファルセットを多用していた。
なんとなく違和感がある。
とはいうものの、歌の表現力に関してはやっぱり年の功という感じで、情感たっぷりに歌い上げていた。

しかし、この歌を歌うには大人になりすぎ・・・だな・・・やっぱり。
やっぱりこの歌は10代の終わりの女の子がしみじみ歌う・・・のが似合うと思う。

この日のアレンジは、ピアノとヴァイオリンの流れるようなフレーズがとても美しく優しかった。

久々に歌謡曲を聴けてうれしかった。



「思秋期」
WORDS BY 阿久悠、MUSIC BY 三木たかし、PLAY BY 岩崎宏美