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セキララな思考。
安井 文
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2007年11月28日(水)
無欲の空

現在いろんなことが一段楽した感じで、この頃少しゆっくりした時間をすごしている。
その時間に何をしようといろいろ考えてはいるのだが、結局TVをぼんやり見ることが多い。
本も読みたいのだが「転々」を読んだあと何を読みたいのかよくわからずいろいろ本を読みかけては置くということを繰り返している。

TVでは人がたくさんできてわーわー喋っているものは今は敬遠中。
ドラマはフジテレビ系列で土曜日の23時台に放送されている「SP」のみ毎週録画して見ている。
なかなか凝っていて面白い。
このドラマ、わきを固めている俳優が見たことがない人ばかりなのでとても新鮮。
この中からいつか名脇役といわれるようになる人が出現するかもね。

強引につなげるが、そんなわけで今日はよく見かける脇役俳優のなかで注目されそうな若手俳優について書いてみよう。



映画やドラマを見る理由は好きな俳優が主演だからというのが一番多くて、その次に監督とくるわけだけどそんな中いつも見かける脇役が必ずいたりする。
何度か見かけるうちに頭の中に刷り込みされて、選んだ作品にその俳優が出ているとなんかちょっと得した気分になる。
その中でもしかしたらそのうち主演するようになるかもなあと思う人も何人かいる。

私がそう感じていた中ですでにブレイクした俳優としては、オダギリジョー、小栗旬、松山ケンイチ、阿部サダヲなどがいる。

たくさん見ている中で同じ人を何度も目にするということは、単純に出演作品が多いと考えられるけど、その俳優がいろんな作品に必要な脇役として選ばれているということでもあると思うのだ。
そういう脇役はたくさんいて、それこそ名前も知らないけどという人まで入れるとすごい数になってしまうかもしれない。
そんな中で、特に目を引く若い俳優を5人を紹介しようと思う。

まずはすでにこのメンバーに入れること自体が遅いかもしれないんだけど、私としてはこれからの活躍がとても楽しみな人という意味で、一番最初にあげたいのが新井浩文。
私が見た彼の出演作品は「GO」、「さよなら、クロ」、「ジョゼと虎と魚たち」、「69 sixty nine」、「隣人13号」、「ゆれる」
特に印象に残るのは「隣人13号」の小栗旬/中村獅堂をいじめる同級生役で元暴走族の総長というこわ〜い男役と「ゆれる」の金髪頭のフリーターでありながら殺人犯になってしまった香川照之の代わりにガソリンスタンドを切り盛りし、オダギリジョーに説教までする面倒見のいい若者役。
役によって雰囲気がまるで変わるので目を引くのだが同じ人物だと気がつくのに時間がかかる。
目が印象的だ。
彼はすでにいくつかの主演映画があるようで、これからそれらを見るのがとても楽しみ。

お次は空腹に耐える瑛太の前にいつもカロリーメイトとともに現れる黄色い服の男、荒川良々(あわからよしよし)。
私が見た彼の出演作品は「ピンポン」、「突入せよ! あさま山荘事件」、「ジョゼと虎と魚たち」「下妻物語」、「いぬのえいが」、「ロボコン」、「アナザヘブン」
彼はその風貌が独特なので、どんな役だったかは覚えてないが出ていたことを覚えていることが多い。
そんな中特にお勧めは「ピンポン」のキャプテン大田。強烈なキャラだった。それから「下妻物語」、お得意様の主婦と不倫するトラックで行商している八百屋の主人(?)。
この人が出てくると目が釘付けになって、うほっとうれしくなってしまうんだなあ。
現在日本テレビ系列で放送中の「働きマン」にも出演中。

そしてお次は「時効警察」ファンにはおなじみの江口のりこ。
私が見た彼女の出演作品は「ジョゼと虎と魚たち」「69 sixty nine」、「いぬのえいが」、「イン・ザ・プール」
申し訳ないが、彼女が出演していると認識できたのは「イン・ザ・プール」のみなんだけど、「ジョゼと虎と魚たち」では妻夫木聡とからみのシーンがあって後から聞いておおそうだったと気がついた次第。
しかし「時効警察」、「帰ってきた時効警察」での彼女であの独特な雰囲気が好きになったので、これからは見逃すことはないと思う。

以下の2人はまだまだ若いんでマニアックかもしれないが、私は近いうちに名前を覚えられるようになると思っている。

まずは三浦アキフミ。
私が見た彼の出演作品は「ウォーターボーイズ」、「長州ファイブ」、「夜のピクニック」、「リンダ リンダ リンダ」、「さよなら、クロ」「JUSTICE(Jam Filmsより)」、「虹の女神 Rainbow Song」
「リンダ リンダ リンダ」「さよなら、クロ」「JUSTICE(Jam Filmsより)」「虹の女神 Rainbow Song」については、ほとんど台詞のない役だったと思うんだけど、なぜか三浦アキフミが出ていたことを覚えてる。
「夜のピクニック」も台詞のない役だったが、ちゃんと彼の物語が映画の中で描かれていた。
彼は歩行会の実行委員で折に触れてその働き振りがクローズアップされる。そのうちにその姿を見ていた同じ実行委員の女子高生が彼に好意を持っていくという過程が主人公たちとの話とはまったく関係なく展開していくのだ。
「長州ファイブ」を見た後に「夜のピクニック」を見たので、より印象づいたようだ。
「長州ファイブ」では伊藤博文の若い頃を演じていた。その風貌が実際の伊藤博文の若い頃にそっくりで山口県に舞台挨拶で訪れたときに立ち寄った伊藤博文の生家では"おかえりなさい"と声をかけられたことがニュースになっていた。
"長州ファイブ"のメンバーの一人だったわけだけど、他のメンバーに比べると彼が若いのは明らかで、実際の"長州ファイブ"のメンバーで伊藤博文がどのくらいの年齢だったのかはわからないが、とにかく他の4人に引けをとらない堂々とした演技をしていた。これから活躍して欲しいと思う。

最後に柄本佑。
一度見たら忘れられなくなった顔である。
私が見た彼の出演作品は「偶然にも最悪な少年」、「69 sixty nine」「春の雪」、「夜のピクニック」
「69 sixty nine」「春の雪」は思い出せないが、「偶然にも最悪な少年」「夜のピクニック」ではいい味を出していた。
特に「夜のピクニック」では、原作でもいい味出していた高見光一郎を好演。ぴったり役に嵌っていた。歩行会前の各登場人物について描いた「ピクニックの準備」に彼が主演のエピソード(「序奏」)があるのだがこれもぜひ見て欲しいものだ。
主演映画もすでにあるようなので要チェックかも。

数年後この中の誰かがなんとかかんとか賞の最優秀助演×優賞なんて取っているかもしれない。







「無欲の空」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 斉藤和義



2007年11月13日(火)
愛に来て

9月の末に不注意から風邪をひいた時、不本意にも咳だけが残ってしまった。
そのときのど飴を常用していたのだけど、口がさびしいとなんとな〜くのど飴を口に入れてしまうようになった。
いろいろ試して、気に入ったのがこれ。

キシリクリスタル

ノンシュガータイプの飴の中では今のところ一番のお気に入り。



キシリクリスタルで一番目に付くのは「ミルクミントのど飴」
グリーンの袋が目印だ。
一番最初に発売されたものだと思う。
甘いミルク味の飴がキシリトール配合のペパーミント味の飴をはさんだ三層構造になっている。
当初発見したときは、ミルクとペパーミントなんて変な取り合わせだなあ〜と思ったのだけど、興味本位で口に入れてみたらこれがなんとも言えず心地よかった。
それがまあ2年位前のことだけど、これが今では病みつき。

最近では行く先々でいろんな味を見つけることができるのでうれしい限りだ。
そんな中で私が特に気に入っているのは以下の3つ

1.キシリクリスタル ワインエキス in グレープのど飴 ST(グレープ&ミルクミント)
今年自分の中ではぶどう味が大ブレイク。
世間的にもぶどう味のものが出回っていてうれしい限り。
  グレープの甘酸っぱい味とミルクミントが口の中に広がるとなんだか幸せになるのだ。
スティックタイプでコンビニ(ローソンで発見)でしか見かけない。

2.キシリクリスタル 濃(こい)ミルクのど飴(まろやかミルク&さわやかミント味)
これはついこの間社内生協で発見。
デビュー作(?)のミルクミントのど飴より濃厚な味。
北海道産生クリームを加えている。北海道クリームはこの秋の流行のようだ。
濃厚ミルク味は冬になると食べたくなる。

3.キシリクリスタル 青りんごのど飴 ST(青りんご&ミルクミント味)
これもスティックタイプのみ。コンビニ(セブンイレブンで発見)でしか見かけない。
HPを見るとキシリトール層にフリーズドライりんごが入っていると書いてある。
それは知らなかったなあ、今度ゆっくり味わってみよう。

シリーズ中1つだけ私の口に合わなかったものがある。
それはキシリクリスタル COOLのど飴(さわやかソーダミント味)。
ミルクミントの味がしないのはいやなのだ!

すっぱいだけの飴が苦手な私にはグレープにしても青りんごにしてもミルクミントのおかげですっぱさが軽減されているのでちょうどいい。しかもノンシュガーだしね。
まあ、ノンシュガーだってたくさん食べると結局カロリーオーバーにはなるんだけど。

もうそろそろにっけ玉の季節。
冬はどうしても飴玉が恋しくなる、ちょっとは自重しなくっちゃとは思うのだけど。

飴といえば、今はこの曲。



「愛に来て」
WORDS & MUSIC & PLAY 斉藤和義



2007年11月12日(月)
破れた傘に口付けを

やっと冬らしい寒さがやってきて、今日は朝からそぼ降る雨。
その冷たさにちょっとへこみそうになりながら今日も始まった。

どうもお久しぶりです。
先々週沖縄に行ってきたので、そのときの日付でちょっとした旅日記をアップしています。
全部ではないですが、おいおい地味にアップします。
あと映画の感想も1本。
お時間ありましたらあわせてどうぞ。

で、今回は11日土曜日に初日を迎えた映画『転々』(転々とするの"転々"のイントネーションだそう)の原作の感想を。



10日土曜日に三木聡監督の最新映画『転々』が公開された。
主演はオダギリジョーと三浦友和。
借金取りと100万円で東京散歩をすることになった大学8年生の2人の珍道中。
名づけて東京お散歩ムービー。

三木聡監督×オダギリジョーといえば、「時効警察」「帰ってきた時効警察」の黄金バッテリー。
しかも、岩松了+ふせえりという時効課メンバーも出演しており、麻生久美子までカメオ出演していると聞いたからには、時効警察中毒者としてはどうしても見たいところ。

残念ながら、今のところ私の住む山口県内での公開は決まっておらず、一番近い場所でも福岡か広島の12月1日が一番早い公開なので、どちらにしても今月中に見に行くことは不可能に近い。

今回はとうとう我慢できず原作を読むことにした。
原作ものの映画については、映画化を知る前に読んでいたものはともかく、普通は映画の原作を読みたいと思うことはほとんどない。
本屋で手にとってみた原作「転々」は思いのほか私をひきつけたので、そのまま購入し3日で読み上げた。

すでに配役を知っているので、読みながら顔が浮かぶかなと思ったのだけど、思いのほかイメージは違っていてなかなか重なることはなかった。
原作は主人公の大学生(21歳)竹村文哉の語り口調で淡々と進む。
文哉自身も淡々とした性格で、21歳にしてすでに達観したものを持っている。
それもそのはずで、彼は3歳くらいのときまず母親に捨てられ、小学生では父に捨てられとある夫婦の養子になるが養母が蜂に刺されて死んでしまい、義父は詐欺でしょっ引かれ養母の後の養母にも捨てられてしまった。
生まれて初めて本気で惚れた女にも振られてしまい、天涯孤独のさびしい男。

散歩しつついろんななぞが明らかになっていくのだけど、チラッと見た映画の予告編に漂う緩やかな感じは原作ではあまり感じられずどことなく緊張感のある散歩。
なにしろ一緒に歩いている福原・・・自称サラ金の取立て屋を文哉は胡散臭いと思っているし、いく先々ではこれまた胡散臭い小さな出来事が多々起こる。

文哉の周りで起こっていることは結構ハードなのだけど、本人はそのことをちっともハードだと思っていないのが面白い。まあ、福原にしたって実は大きな秘密があってそのため文哉を引き連れて東京を歩いているのだけど、福原のほうが文哉よりは、感情の揺れが大きく一般的な意見も言う。
文哉は現代っ子という感じでものすごくさめたものの見方と冷静な受け止め方をする。
文哉の友人として分裂症を患っていて壮絶な最期を遂げる人が出てくるのだけど、彼に対しても文哉は冷静で納得できる意見を述べる。
自己顕示欲についての意見なのだが、精神を病む人は自分のことばっかり考えるからおかしくなるんですよ・・・みたいな内容で、思わず目からうろこが落ちた。

結論からいうととても面白しろかった。
普段一人称の小説をあまり読まないのだけど、主人公がすごく淡々と語るので、うるさい感じがしなくてするすると読めた。
この原作がどういじられて三木ワールドになっているのかますます興味はわくばかりである。

それから、自分の住む町を散歩したくなった。東京散歩にも興味はあるけど、この物語は私の住んでる町にももしかしたら潜んでいるかも・・・なんて思ったりしたからだ。

「破れた傘に口付けを」を原作の文哉にささげよう。
なんとなく斉藤和義さんを連想したので。



映画「転々」公式サイト

「破れた傘に口付けを」
WORDS & MUSIC PLAY BY 斉藤和義



2007年11月03日(土)
ETERNAL ROCK'N' ROLL

映画『クローズZERO』に行ってきた。
観客はあまり映画館で見かけないタイプの人が多かったように感じる。



率直な感想。
あんなふけた高校生は日本中探してもいないんじゃないのかなあ。
画面からにおってきそうなほど男くさいタイプばっかり出てた。
期待の小栗旬は、主役の割にはキャラが弱くて見掛け倒しな感じがした。
もっとも、これはキャラ設定に問題があると思う。
それよりも山田孝之のほうが印象的で、キャラクターの背景なんかもきっちり表現してあったので彼のほうが強そうに見えた。

おそらく半分くらいは喧嘩のシーンなわけで。
全体の物語としては、"え〜そんなわけないじゃん!"と思わず口に出してしまいそうなほど無理やりな展開の連続。
でもまあ、喧嘩シーンがメインの映画なんで、細かい突込みを入れるのは当初からしないことにした。

なんといきなりTHE STREET BEATSのライブシーンから始まる。
なんじゃこりゃ〜と思わず口に出してしまった。
いや、見たくないというんじゃなくえええ、ここで見れちゃうのという感覚。
普段1回5000円程度のライブチケット代を払ってライブに行く私的には非常に幸運ではあった。
しかも、ラストも彼らのライブシーンで幕引きだったので、これはちょっと頼りすぎなんでは・・・とあきれてしまった。
それと浅井健一とThe Birthdayの曲がかかるシーンでは私的には画面が音楽に負けていたと思う。一番重要なシーンでこれらの曲がかからなかったのはよかった。
もしもかかってたら、あの大勢がもみくちゃになる乱闘シーンなんてほとんど覚えてなかったと思うからね。
しかし、浅井健一の「リトルリンダ」が流れるシーンで小栗旬と敵対するグループが暴走族でしかもライダースジャケットを身に着けた金髪リーゼントっぽいやつだったので、ここで浅井健一を持ってくるとは狙ったとしか私には思えなかった。(彼はかつてそんな格好してたもんだから・・・)
あとで、この2箇所は画面が弱いのでインパクトのある音楽を使ったのかと意地悪なことまで考えてしまった。

監督が三池さんなんで暴力シーンが多いのはしょうがないと思って行ってはいたが、『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』のように暴力シーンでしらけることはなかった。
『スキヤキ・・・』の暴力は鬼畜系の嬲り殺すのを楽しむタイプの暴力だったので、うんざりしてしまったが、こちらのは喧嘩なので見ていても割と爽快だ。
やけにカット割が細かいなあと思いながら、途中でああ、漫画のカット割を意識してるんだなと気がついてなかなか愉快に楽しめた。
それでも、長いのでしまいにゃ飽きてしまった。

で、最後まで見た感想としては・・・。
一番強いのはリンダマンじゃん!

浅井健一の「リトルリンダ」がリンダマンから来ているんじゃないかとどっかで読んだけど、それはおそらくない。(ちなみに私が連想したのは「リトルトリー」)

『クローズZERO』は「クローズ」というヤンキー漫画が原作なんだけど、漫画よりも前の話と言うことで"ZERO"なんだとか。
だから、原作に出てくるキャラクターはほとんど何もしないらしい。
リンダマンというキャラクターは原作に出てくるらしくやっぱり最強なんだとか。
そういうのをラストで匂わせているんだろうけど、それじゃあそれまでの小栗旬のがんばりは何だったの?と思ってしまった私である。

TV局が作った割には結構面白かった。

映画『クローズ ZERO』公式ホームページ
※2012.4.4現在リンク切れ

製作年度: 2007年製作国: 日本
監督:三池崇史
原作:高橋ヒロシ
出演:小栗旬 、 やべきょうすけ 、 黒木メイサ 、 山田孝之 、 岸谷五朗 、 高岡蒼甫 、 岸谷吾朗



「ETERNAL ROCK'N' ROLL」
WORDS & MUSIC BY OKI、PLAY BY THE STREET BEATS