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セキララな思考。
安井 文
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2007年09月27日(木)
人はなぜ

風邪の咳だけ残って現在苦戦中。
そもそも風邪を引いたのは、映画「包帯クラブ」をレイトショーで見に行ったとき長袖の上着を持っていかなかったせいだったなあ・・・と今思い出す。

前回散々暴力的な映画の感想を書いておきながら今回は「包帯クラブ」
しかし、「隣人13号」を見ながら、私は「包帯クラブ」に思いを馳せていたので、私の思考としては前回の続き。



「包帯クラブ」は思いのほかいい映画だった。
特に柳楽優弥くんはディノそのもので、思わず身震いしてしまった。
彼は全開で笑うと強烈な顔になるのでびっくり。
口を閉じていると美少年然としているけど、大口をあけて笑うととたんに三枚目になる。
もっと強烈な表現をしようと思ったけどやめておこう。
デビュー作やCMでおとなしいというイメージを抱いていたんだけど、なかなかどうして、彼はきっといい俳優になると思う。

物語は原作とは大筋で同じだが設定が違うところがあった。
小説の中で詳細に表現されている現実的で生々しいエピソードはずいぶんと削られているが、逆にさらっと流されている細かい部分が描写されているように感じた。
石原さとみさんは、"ワラってこういう人なんだ”と思わせてくれてこれは大きな誤算だった。
柳楽くんと石原さんの掛け合いはとにかく愉快だし、心にしみるしでとてもいいコンビだった。
原作では人間そのものというよりその人にかかわる過去や現状が重視され表現されているように感じ、少々本人不在な感が私にはあったけど、映画ではその部分が解消されてうれしかった。

特に文章として読んだ登場人物たちの台詞が実際に音として耳に届くというのは結構衝撃的だった。
どの言葉も心の中まで届くような感じ。
ぜひたくさんの人に見て欲しいと思う。

生きていると大なり小なり傷を負うことになる。
自分では深いと感じている傷でも別の誰かから見るとたいしたことのない傷に見える可能性もある。
そして、そんな別の誰かにまた傷つけられ・・・。
一生傷を抱えたまま生きるのなら、じゃあどうする?という答えを誰もが探しているように感じる。
そしてその例として「包帯クラブ」のような方向性と「隣人13号」のような方向性があると思ったのだ。
「隣人13号」は主人公のもつ傷を極端に装飾して面白おかしくした作品ではあるものの主人公の中にある傷を負わせた相手への憎しみと殺意を13号という人格としてまとめ、復讐を実行させ、傷を負わせた張本人から謝罪の言葉を聞くことで主人公の傷は癒される。
映画の中では描かれることがないが13号が消えてしまった後、主人公はまたベつの傷を負うことになるだろうが、復讐を遂げたことにより彼は変わることが出来るはずだ。

「隣人13号」はいじめがこんな風に発展したら面白いだろうなあという方向で描かれている作品なので、「包帯クラブ」と対比させることのほうが変かもしれないのかもしれないけど、見終わった後以下のようなことを考えたので文章にしてみた。

「隣人13号」を最後まで見て、どうしても暴力を盛り込まないとこの手のテーマって成り立たないのだろうか。主人公は穏やかで優しい性質の人間だったのになあとちょっと悲しくなった。
これは表現の話でとにかく傷を内包していて熱の塊のように憎悪を膨らませてゆく解決方法の作品ばかりが派手で目立つように感じるので、想像力ってそんなもんなのかとしらけてしまうのだ。

そう考えた拍子に「包帯クラブ」を思い出した。
こちらは逆の方法で表現していたなあと。
「包帯クラブ」で描かれる日常はとても普通だ。表向きは。
でも、深く潜ってゆくとそれぞれになんらかの傷があることが見えてくる。
現在進行系の具体的な暴力は表現されることはなく、終わった過去の暴力の痕跡が出てくる。
復讐することではなくその傷そのものを傷を負った場所に包帯を巻くことで癒す。

2つの作品の違いは、ひとりきりか仲間がいるかというところ。
「隣人13号」の主人公にもそんな仲間が出来かけるが、すでに力を蓄えてしまった13号に殺されてしまった。だから主人公は13号に立ち向かえなかった。
「包帯クラブ」にもひとりきりで傷を抱える人が出てくるが、HPにメッセージを入れた瞬間にひとりではなくなる。一生彼らが出会うことはないかもしれないが、それでもひとりではないことを知る。

出来れば「包帯クラブ」のような作品がたくさん作られ、たくさんの人に見られることのほうを私は強く望みたい。



「人はなぜ」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 浅井健一



2007年09月25日(火)
ジャンゴ〜さすらい〜

先週末に喉風邪をひき、現在別人のような声をしている。
9月最後の3連休は、夏に積もり積もった体の疲れを一気に解消するため、ほぼ引き篭もり状態ですごす。
精神的にも少々いっぱいいっぱいだったので、頭の整理も多少出来たように思う。
で、こんなときは、DVDを利用して映画を見まくるに限る!ということで・・・。
久々に映画三昧〜♪



そのうち1日は朝から映画三昧で4本(うち1本は映画館へ)を消化。
朝1本目は「日本以外全部沈没」を見た。
どういうわけだかその後選んだ3本はバイオレンス系で、やたらめったら撲殺・刺殺・暴行などが繰り返されるために映画館まで足を運んだ最後の1本ではさすがに飽きてしまった。
途中帰ろうかと思ったくらい。
しかし、画面上で繰り返される暴力シーンを何とか我慢すれば俳優陣はとても楽しそうに演技をしていたので、何とか耐えることが出来た。

その3本がなんだったか書いておこうっと。

ドラマ「花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス」で佐野泉にはまった影響で、小栗旬の映画出演作品を見ようと思い立った。
小栗旬の出演作品はホラー、バイオレンス系が結構多い。
ホラーはだめなんだが、バイオレンス系はなぜだか結構平気だったりする。
というわけで、バイオレンス系の小栗旬出演作品を2本。

まずは「ハーケンクロイツの翼」
なんというか・・・登場人物の動機も行動も結末も中途半端でつまらなかった。
実はこの前日に加瀬亮、オダギリジョー出演の「< スクラップヘブン」を見ていた。
こちらの映画がなかなか面白かったので、似たようなテーマのこの映画とどうしても比較してしまうことに。
特にやりたいことも希望もなく、漠然とした不満を抱えてはいても無気力でエネルギーが内にこもりすぎたためにいざ動き出すと暴力的なキャラクターが、小栗旬だったんだけど。
私の中ではやはりオダギリジョー、浅野忠信あたりの薄ら笑いながら相手を撲殺しそうなキャラクターが強烈だったので、小栗旬ではかなり役不足の感が否めない。
そりゃまあ10歳くらいは彼らより若いので、その辺差し引いたとしても、彼より若い市川隼人のほうが、まだそういうキャラクターはうまいと思う。
なにより、"ハーケンクロイツ"と銘打った割には、内容自体がちゃちくなんだかあほらしい内容で結末もあきれてしまった。

小栗旬って人は、見た目は割かしクールな感じがするが、どちらかというと人のよい感じのほうが強い。しゃべらすと耳障りのいい優しい声なので、暴力的な感じはちっとも感じなかった。
まだ若いからかどうかまだわからないが、感情のない顔と冷たい声が出来ない気がする。
というわけで、途中半分くらい寝てしまったが、再度見る気にならず。

2本目は「隣人13号」
小学生の頃、顔に硫酸を掛けるほど自分をいじめた同級生に再会した主人公の中に"13号"という名前の暴力的性格が結集された別人格が生まれる・・・。
小栗旬は、十三(じゅうぞう)という名前のいじめられっこ体質の人格を演じる。
豹変する13号は中村獅堂が演じている。
こちらは人気漫画が原作ということもあって全体的な物語はがっちりしていてわかりやすかった。
ラストあたりの表現は原作にあるかどうかわからないけど、結構きれいに落とし込んだ感じがする。
おびえる小栗旬の顔がCG合成で徐々に特殊メークを施した中村獅堂の顔に変わっていくシーンはなかなか壮絶。
その直前に十三が5歳くらいの男の子(13号が復讐したがっている同級生の子供)の後ろから両手を持って洗ってあげるシーンがあって、これがすごく似合ってた。
優しい声を掛けながら洗ってあげる姿は思わずうっとり眺めたくらい^^;
その直後に13号が現れ、男の子は・・・・。
これはある種のファンタジーだと思う。
ラストの流れがそんな感じ。
でも、なんとなく消化不良な感じではある。

しかし、この2本。
TVドラマのいい男ぶりを見て小栗旬ファンになった子達に見せていいのかしら(笑)
「隣人13号」はまあともかく、「ハーケンクロイツの翼」の彼はめちゃくちゃ。

で、この日締めを飾ったのが「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」
物語の設定と仕掛けが面白そうだったのと、小栗旬が出演しているので見ることに。
いや、そうだった・・・三池崇史監督だったんだわ、これ^^;
これでもかと繰り出される暴力シーンでしたな。
「隣人13号」は猟奇系だったが、こちらは鬼畜系。

ウエスタンなので短銃を抜き出して向ければ瞬殺ですから。
小栗旬はやめときゃ良いのに無頼者の佐藤浩市に意見しちゃって妻と子供のいる前で瞬殺されてしまうんだなあ〜。
アキラって名前なんだけど父親が"アニメオタク"のイタリア人(実はクエンティータランティーノ!)にこんな名前にされちゃったらしい(笑)
しかし、役柄的にはこのあたりが彼らしい感じがすると思った。
あまりに表に出すぎた正義感は鼻についたけどねえ。

おそらく有名マカロニウエスタンのパロディー満載なんだろうが、私はどちらかというと黒澤明の「用心棒」を思い出しちゃったんだよね。
ちなみに「荒野の用心棒」はこの映画が元ねたらしい。
登場する小道具はすべて日本語というか日本のもの。
でも、せりふは全部英語だったりするんだが、これが全然違和感がなかった。
発音云々はわからんけど、見事に全員日本人なので、誰がだめで誰が大丈夫かなんてぜんぜんわからなかった。

全体的に俳優陣は楽しそうで、それはなかなか見せてくれた。
佐藤浩市の馬鹿で平気で子分を自分の盾にするってキャラクターは面白かったし、安藤政信などは、わざわざ気持ち悪い入れ歯までして下種なチンピラを演じている。
安藤政信は「サトラレ」の主人公で認識したんだけど、「バトルロワイヤル」でも鬼畜な殺人鬼が嵌っていたし、なかなかの演技派だと思う。
あと多重人格のずるがしこい保安官を演じた香川照之もよかった。彼には笑わせてもらいました。
あとは、桃井かおりのかっこよさかなあ、みどころは。
あ、そうそうちなみに主人公は伊藤英明でした^^;
でも、人には勧めません、途中であほらしくなっちゃったからね。

で、小栗旬はかっこいい男の子のイメージが強すぎていささかがっかり。
普通にかっこいい男の子の域を抜け切れてないなあ。
画一化されたTV用キャラクターはわかりやすいし演じやすいのかもね。
出演映画はオダギリジョー系だったけど、路線としては妻夫木聡系のほうがあうんではなかろうか・・・とおばさんは思いました。
しかし、舞台のほうもやってるらしいので、まあこれから温かく見守ることにしよう。

「ジャンゴ〜さすらい〜」
WORDS BY MAKOTO、ARRENGIMENT BY 川村栄二、PLAY BY SABURO☆KITAJIMA(原曲「続・荒野の用心棒」の主題歌「さすらいのジャンゴ」)



2007年09月14日(金)
強くなれ

10月15日から映画『包帯クラブ』が公開される。

『包帯クラブ』は天童荒太さんの同名原作を映画化した作品。
天童作品の中では今のところ一番短い長編小説である。

天童作品といえば、「永遠の仔」、「家族狩り」などがあげられる。
どちらも家族のあり方がテーマで内容も文体も少し重苦しい感じがする。
『包帯クラブ』はそんな天童作品の中では、やさしい語り口で全体的に感触が軽い。
ちくま書房の新書版として出版されていて、どの本屋でもされていなかったが、控えめに"話題作"、"ヒット中"などという小さなフリップが『包帯クラブ』のところに取り付けてあって、常に平積みされている。
今本屋に並んでいるものは、映画のポスターと同じ写真が使われている。
映画化を知ったきっかけは実は、この新しい装丁を見たからだったりする。



読んでみて10代を意識した作品だな、10代のうちに読みたい本だなと感じた。
恩田陸さんの「夜のピクニック」同様、私の中では青春小説として何度も読み直したい作品のひとつになった。
10代の身内がいたら"読みなさい"と押し付けているかもしれない。

映画化は正直びっくりしたが配役を見てなんだそうかと妙に納得したので、是非みたいなと思っている。

物語は主人公が病院の屋上で飛び降りようとしているところから始まる。
そこへ変わり者の少年が現れ、主人公の手首から取れてしまった包帯をフェンスに巻きつける。
それをきっかけに傷を負った場所で心の傷を癒すために包帯を巻くという不思議な行為が広がっていくことになる。
物語中、「夜のピクニック」同様、なにか目立つような大事件はひとつも起こらない。
たんたんと物語りは進んでゆく。

映画の公式サイトのトップページでは包帯が空に舞っている情景が広がっていて、"Enter The Site"クリックするとその中の包帯が1本空に飛んでいく。
なかなかいい感じだ。

心の傷を癒さないと次のステップには進めない。
多分みんなそのことには気がついているんだけど、自分ひとりでは深く閉じ込めることしか思いつかない。
誰かがやさしくその封印をといてくれれば良いのに・・・。
かつて私はそんなことを考えたことがある。
『包帯クラブ』の中にそんな思いをかなえるひとつの方法を見たような気がしている。

他人にかかわらないことで、自分を守る。
自分も見ないことで他人の傷は目にすることがない。
だから、誰かが自分と同じ傷を持っていたとしても、それに気がつかず無意識に別の誰かを傷つけている可能性について想像することが出来ない。
この物語の登場人物たちはそのことを"戦わない"ことで気がついていくのだ。
そして強くなっていく。

原作の物語の終わりはなんとなく消化不良な感じがする。
でも、明確に終わらなかったので私は逆にその先を想像した。
主人公たちがその後どんな経緯でそうなったのか・・・なんてことを妄想好きな私は考えた。

映画でその主人公たちがどんな風に動くのだろう。

心に傷を抱える主人公は石原さとみさん。
少し私のイメージとは違っているので、どんな風になるんだろうかと思う。
その主人公に影響を与える少年を柳楽優弥くんが演じる。
映画を見てみたいと思ったのは、柳楽くんの存在。
おおっ!そうかそんな感じだよなあと思ったので。

映画を見に行く前にもう一度読み直してみようかな。
とにかくほんの少しの期待を込めて、映画館に足を運ぼうと思う。

映画「包帯クラブ」公式サイト
※2012.4.4現在リンク切れ

筑摩書房 包帯クラブ


「強くなれ」
WORDS BY 高橋瞳、mavie、TAKUYA、MUSIC BY TAKUYA、PLAY BY 高橋瞳



2007年09月07日(金)
ジレンマ

人はみんな物差しを持ってる。
一応、その物差しで人を計ってはいけないことは知っている。
でも、ある時ある人に対しては、黙ってその物差しを使っていることがよくある。
自分でもよく気がついていない場合もあるだろう。

物差しを使われた人間は、実はわかっている。
目の前の人が、物差しを使ったことが見えてる。

ある時期まで、私も物差しを振りかざしていた。
人よりかなり短い物差しをね。
でも、そんなものは結局、自分の狭い世界の単位でしかないとわかった。
私の知らないことのほうが、世界にはたくさんあるってことを身をもって知ったからだ。

自分の物差しで計りながら、他人の物差しの長さを気にする。
そしてそんな自分が大嫌いだった。
そんなもの捨ててしまいたかったのだ。

だけど、その物差しは捨ててしまうことは出来ない。
離した瞬間に手の中に戻ってくるんだ。

今でも人の物差しが気になる。
これはもうしょうがないことだとそんな気持ちと付き合うことにした。
どんなことにだって、ずっとは続かない。
そのうち、物差しのことが気にならなくなる日が来るかもしれないし。

だから、私は物差しの使い方を変えることにした。
長さではなくどんな物差しなのかを見ることにした。
自分の物差しはどんなものなのか、向けられた物差しはどんなものなのか。

物差しは人の数だけ違っている。
比べるのは不可能なんだ。

だから、誰かに物差しで計られても気にすることはない。
その単位がこの世の中の標準ってことではないのだから。
それは無駄なことなのだから。

向けられた物差しがどんな物差しか見えてるかい。

「ジレンマ」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 斉藤和義



2007年09月06日(木)

音楽がない。
ここ1ヶ月そんな感じ。
強烈にハードーローテーションしたい音楽がない。

昨日、ふと斉藤和義さんのシングル発売日だということを思い出した。
強烈に物欲が発生したので、会社からの帰り道で一番近いCD屋に駆け込み購入。
何の期待もせずCDをセットする。

20070813_rainbow_8



ほとんど惰性でハンドルを操作する私の耳に飛び込んできたのはちょっと雑な感じのギターリフ。
アップダウンを繰り返すベースライン。
何よりも強烈なのは乾ききったでかいドラムのリズム。
思わず走り出したくなる。

そこにちょっとやる気なさそうな斉藤和義さんの声が乗る。

心になんの期待もなかったので、飛び出してきた音は強烈に耳に残った。
これこれ!これを待ってたよ。
なんとなくそんなわくわくした気持ちが膨れ上がった。
いつものように歌詞なんて読まないが、彼の言葉は初めて聴くのにすとんと落ちてきて、胸の中で踊っている。

軽快なリズムと少し悲しげなメロディーを帰りの車の中で何度か繰り返して、今朝も2度ほど繰り返してもう半分覚えてしまった。

ちょっとだけ不親切な斉藤和義の音楽は、不安定に聴こえたりもするんだけど、今、確実に私の心を動かす音楽だ。

かっこいいとかっこ悪いは隣り合わせにある。
完全にかっこいいものはこの世にはないし、完全にかっこ悪いものもこの世にはない。
少しだけ見方を変えれば、どんなものだってどんな風にも変わる。
斉藤和義の音楽を聴くといつもそんな気分になる。

虹は見上げるだけでなんとなくわくわくするもんだ。
彼の新曲「虹」はそんな気分を思い出す曲。

斉藤和義 | 虹 (スペシャルサイト)
※2012.4.4現在リンク切れ



「虹」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 斉藤和義