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セキララな思考。
安井 文
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2006年11月27日(月)
ニュース

4日くらい前、いつものように本屋を徘徊していた。
なんとなく犬の写真が見たくなり、ペット関係の書籍が並ぶ場所へ足を向ける。
私の欲求を満たしてくれそうな本が見当たらない・・・。
ふと目を引くタイトルを見つける。

手に取ってみると・・・。
なんとも私好みのわんこが表紙に!
そんなわけで立ち読みし始めたのだけど、これがものすごく面白い!
そのうち笑いが止まらなくなり、さすがにばつが悪くなってしまったので連れて帰ることにした。
その本のタイトルは「富士丸な日々」という。



なんでも公開から9ヶ月で550万アクセスを記録した超人気ペットブログを書籍化したものらしい。
最近はそういう企画本がたくさん出ているが、あまり興味もなかった。
しかし、この本に出て来る富士丸というシベリアンハスキーとコリーとの雑種犬がなかなかいい味を出しているのだ。
富士丸の飼い主"父ちゃん"がまた味のある文章を書くので、富士丸の表情とのコントラストがたまらない。
しかも!DVDまでついていて、富士丸、父ちゃんの散歩風景なども見ることが出来るので、二度おいしい!
連れて帰ってから何度読み返したことか・・・。
ちなみにこのブログは今も健在。
あえて本文中にはアドレスを書かないことにする。
なにせ超人気ブログだから、私がアドレスを書かなくともすぐ見つけることが出来るだろう。
いや、これで一つ楽しみが増えた♪

Snoopy1
富士丸と父ちゃんに触発されて私も我が家のわんこを無理やり撮影に参加させてみたので、この本の紹介がてらちょっと載せちゃおっと。

・・・・失礼しました^^;
では、今宵はこれまでとしましょう。
うちのわんこも寝てしまいましたので〜♪Snoopy2



「ニュース」
WORD & MUSIC & PLAY BY 鈴木雄大



2006年11月26日(日)
終わらない歌

久々にすとんと音楽が落ちてきた。
無防備だったからだろうなあ。
よく知っているけど昔はぜんぜん聴かなかったバンドの音楽。
それはブルーハーツの「終わらない歌」
すごくいい歌じゃないか!

なんかすごく心に染みたのだった。

夜、ぼんやり録画した映画を再生していた。
『リンダリンダリンダ』という日本映画。
わりとありがちな田舎の高校生の日常を切り取ってみたという感じの映画。
高校生活のイベントの一つ文化祭の期間に芽生える友情の話。



ちょっと変わっているのは、その高校には韓国からの留学生がいるということ。
別にその設定は都会からの転校生でもいいんじゃないかと思いながら見ていたのだけど、ラストまで見て、やっぱり留学生ってとこになんとなく意味はあったなあと感じた。

ギター担当のメンバーの怪我のせいで文化祭に出られなくなったバンドが、オリジナル曲をそのメンバー抜きでやるかどうかで揉めてしまう。
そのメンバー抜きでオリジナル曲をやりたくない!でも、バンドはやりたい!というメンバーの一人の思いつきで、韓国からの留学生をにわかボーカルにしてしまう。
3日間でブルーハーツの曲を3曲仕上げなくちゃならない!
ギターが苦手なキーボード担当のメンバーもがんばる。

一方留学生は、先生の発案(らしい)で韓国を紹介する展示場を準備している。
友達は学校帰りに出会う小学生の女の子ひとり。
彼女からマンガ本を借りては読んでいる。
ある日ひょんなことで、ボーカルのわがままで空中分解しそうなバンドに誘われてブルーハーツを歌うことになる。
無理やり連れて行かれた部室でブルーハーツを聴かされた彼女はなぜだか涙を流してしまう。

さあそれからが大変!
三日三晩寝る間も惜しんで彼女たちはひたすらブルーハーツを練習する!

留学生を演じるのは、韓国の個性的演技派女優のペ・ドゥナ嬢。
高校生を演じるにはちょっと年齢がいっている感があるけれど、なかなかどうしていい感じでなじんでおりました。
その留学生を思いつきでバンドに巻き込んでしまうギターの苦手な女子高生を香椎由宇さんが演じる。
彼女は資生堂のCMに出ているので知ってる人もいるだろう。(たぶん彼女も女子高生を演じる歳ではないと思う。)
私は結構彼女が好きなんだけど、ドゥナ嬢とのコントラストがなかなかよかった。
片想いでどきどき中のドラムスは前田亜季さん。
ひえ〜大人になったなあ〜。『バトルロワイヤル』の頃と顔がぜんぜん違うっ!
見たことあるんだけどなあ〜と思いながら、エンドテロップで名前を確認するまで気がつかなかった。
ベース担当の関根史織さんはひとりだけプロのミュージシャン。Base Ball Bearというバンドのメンバーらしい。
このバンドのことは初めて知った。(かなり若そうだ・・・)

この4人が必死になってステージに上がるまでを追っていくのだけど。
私にも経験があるので、ほんとに三日で仕上がるのか!とひやひやしながら見てしまった。
ま、映画なので最後は大盛り上がりなんだけど・・・。
そこが現実と違うのさ〜。
細かいところに細工がしてあって、なかなか笑わせてくれる。
ミュージシャンも幾人か参加していて、いい演奏を聞かせてくれる。
おおおぅ!という人も出演している。
私にはなかなかおいしい映画だった。

ドゥナ嬢は仏頂面でうれしいんだか悲しいんだか寂しいんだかわからない。
それが巻き込まれてバンドのメンバーと過ごしているうちになんだか本人もよくわからないがうれしくなってくるのだ。
最初に彼女が流した涙もたぶんうれしい気持ちがあふれたんじゃないかなあとエンドテロップの最中思ってしまった。
彼女が都会からの転校生だったらこんな素直な展開にはならないだろう。
留学生だから、わからないまま素直に巻き込まれちゃったんだなきっと。
彼女はほとんど自分の気持ちについて言葉にすることはなく、みんなと行動する中で友達が出来たことがうれしいっ!とだんだん顔に出て来る。
別にメンバーは特別優しいわけじゃなく、みんな自分のことで精一杯である。
みんな適当に自分勝手だし気分でものを言ったりしたりもする。
それが逆に普通で、留学生には染みたのかも。
国に帰れば彼女にだってそういう友達はいるに違いないけど、たったひとりでやってきた日本でそんな感じの友達が出来るなんて、それがこんなに楽しくてうれしいことだなんて・・・きっと想像していなかったんだろうなあ。

・・・と、エンドテロップを見ながら妄想してしまった。
多分、この映画は、見ているときの気分が違っていたらかったるく感じていただろう。
今日はたまたま無防備に眺めていたので、私の気持ちにすとんとはまったようだ。
そういう風に見るのが気持ちいい映画だと思う。
だから、あえてすごくいい作品だから見て欲しいなんて書かない。

「終わらない歌」っていう曲があったから出来た映画じゃないのかなあ。
テーマがどうこうじゃなくて、この曲を聴いて出来上がったって感じの映画なのだ。
ものすごく染みた!ブルーハーツが!
いやいや、ちょっと真面目にアルバム買ってみようかな。
だってずっと「終わらない歌」が流れてるんだもん!



『リンダ リンダ リンダ』
ジャンル : 青春
製作年 : 2005年
製作国 : 日本
配給 : ビターズ・エンド
監督 : 山下敦弘
音楽 : ジェームズ・イハ
出演 : ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織、三村恭代、湯川潮音、山崎優子、甲本雅裕



「終わらない歌」
WORDS & MUSIC BY 真島昌利 PLAY BY ザ・ブルーハーツ



2006年11月24日(金)
in my way,Day by day,Make my day

あっという間に11月が終わってしまう。

月日の流れを年々早く感じることは歳を取った証拠・・・なんてことばを思い出しては寂しく思ったり。
とは言うものの今年は9月からこっち、例年感じていた追いまくられる感じがなくなり、平常心でいられる時間が増えているように感じる。

思考と気分が上向きになると、鈴木雄大さんの音楽が流れ始める。
彼の音楽は私にとってはビタミン剤みたいなものなのかなあ。

今年の柿は数は少ないが大きかった!


最近、掃除をしないと運が逃げるというような趣旨の本がたくさん出ていて、TVでも名前を忘れたけど掃除の達人と呼ばれる女優が若手芸人の家を訪問しては、掃除をして運を取り入れる方法を伝授する企画を放送していたりする。

掃除ぐらいで運が巡ってくるものなのか?と少々懐疑的にそれらを横目に見ていて、そういう類の本は一切読んでいないのだけど、9月に自室の模様替え兼大掃除をしてからこっち心の平成が訪れている私は、今ちょっとそういうものを信じかけている。
いや、何も神がかったことを言いたいわけではない。

いざ快適な生活環境を手に入れてみて、私は自分ひとりで管理できる物というのはかなり限られていて、目が行き届く範囲の物量で生活しないとわけが分からなくなってしまうものなんだと実感しているのだ。

新しく必要なものもよく分かるようになって無駄使いが減るし、物が増えるのも嫌なので購入時の吟味も慎重になってきた。(いつまでこの心意気が続くか・・・という家族の疑いの眼差しはあるにはあるが・・・)
いろいろ判断するのが結構楽しかったりもしている。

一つのことがそんなふうに見えてくると、それが別のものにも同じように広がっていくんだということをここ最近痛切に感じている。
物を人とのかかわりや仕事に置き換えると、事態はちょっと深刻になる。
まあこのくらいでいっか〜という程度ならまだ何とか修復可能だが、何が出てくるか分からんが・・・まあいっかあという段階に進むと実は心の中に不安の粒が生まれている。
長年、その不安に目を背けていたのだが、自室の整理を終えたあとには、そういう事柄にも目が行くようになって、結果的にめまぐるしい日々を送ることになっている。
今まで怠けていたのでしょうがない。

まずは目の前にある日常生活を楽しむのだ!というのが私の一生掛けての命題なのだけど、たった一人で暮らしているわけではないので、日々いろんな障害が発生する。
家族との摩擦もあれば、友人や同僚との間でもそれは起きる。
街を歩いていてもそうだし、道を走っていても。
平常心でいられるということは、いろんなかかわりにおいてなんらかの問題にぶち当たった時に冷静に思考することができるということなんだと、毎日、目からうろこをこぼしているのは何を隠そうこの私。

掃除をしないと運が逃げる・・・というのはそういう意味合いを持っているんじゃないかななんて、勝手に考えている今日この頃なのだった。

だけど、それに気が付かなきゃ掃除したって何したって根本のところは変わらない。
そのことも分かってないと意味がないので、やっぱり"掃除をしないと運が逃げる"と押し付けるのはいかがなものか・・・とは思うのだけどね。

「in my way,Day by day,Make my day」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 鈴木雄大



2006年11月10日(金)
危険すぎる

すっかり秋も深まってきた。
というよりはある日突然深まった!
いやびっくりである。

今年は去年豊作だった柿が10個もなっていないのだけど、そりゃまあびっくりするくらい大きい実になっていて、味のほうはどうなのか気になるところ。

山際もだんだんと色づいてはいるけれど、まだ日中20℃をこす日々が続いているので、なんだか変な感じである。

いろいろ書き溜めてはいるのだけど、きちんとまとめる時間が取れなくてなかなかコラムがアップできない。
いい加減なことは書きたくない〜!でも、アップしたい〜!とジレンマに陥っている。

その間に映画を2本ほど見たのだけど、なかなか感想文がまとまらない。
それでもやっと1本はまとまったので、こそっとその映画を見た日付でアップしております。
お時間がある方はお目汚しにどうぞ。

この頃やっていることと言えば。

仕事と読書と映画鑑賞。



と書くとかっこいいが、仕事に関しては必死についていっているだけ。
2週間ほど連日会議が続き、内容を理解できず頭がパニクッていた。
それでも今までと違い、一つ一つの作業がほかのメンバーと連帯しているのは初めてのことで、今まで4年以上同じ職場にいて仕事をしている姿を見ているはずの同僚の別の一面が見えて、目からうろこの日々なのである。

そんな彼らを見ながら己を振り返ったところ・・・。

とてつもなく高い崖から一気に突き落とされてしまい、かなりブルーな気分に陥ってしまった。
必死にもがいてエゴグラムなる性格判断テストをしてみたところ・・・とてつもなくお子ちゃまな自分が発見されてしまいますます冷たい滝壷に・・・。
あんなこともこんなことも続けて起こって、もうこれ以上はないって程の落ち込みようだった。

そんなこんなで必死にもがいたこの数週間。
仕事が終わって家に帰ると腕も挙げられないくらいに疲れ果てていた。
そんな時に小難しい学術論文系の本の読書がこなせるわけもなく、読みかけのそのたぐいの本は一時中断。
かわりに読んでいたものといえば1時間もあれば読み終わってしまうようなライト小説ばかり。

こういうときはですね。
思いっきり可哀相な境遇の主人公が理解あるかっこいい大人に出会ってでっかい愛に包まれる・・・なんていうハーレクイン系の恋愛小説がいいんです。はい。
その作品をここへ書くのはさすがの私もちょっと躊躇してしまうので、興味のある方は個人的にお教えしましょう^^;
まあ、そんな人はいないと思いますが。

こんな気分の時に見に行った映画といえば。
よれよれの元プレーボーイおやじがけちょんけちょんにブルーになる映画
5人の若者がことばも通じない国へ向けて情熱だけで海を渡る時代劇映画
お互い好きなのに気がついたときにはもう君はいない系の恋愛映画

それらを見ては、こっそり涙を流す・・・こういうのが最近気持ちいいんだよね。

はっ!それっってやばいんじゃ・・・・????

そんなこんなでなんとか目先の絶不調をのそりのそりと乗越えようともがいていたところ、"でも、とりあえず目の前にあることこなすしかないよなあ"ってな具合に溜息をついて、ちまちまと小さい問題から片付け始めた、やっとこの週末気分が落ち着いてきた。

と、のらりくらりとコラムがアップできない言い訳を書いてみた^^;

インフルエンザの季節がやってくる。
体調に自信のない方は受けておいたほうがいいでしょう。
ほんっと大変ですから・・・。
朝夕と昼間の温度差がまだまだ激しい日々が続くので、みなさん、体調管理はくれぐれも気をつけて。



「危険すぎる」
WORD & MUSIC & PLAY BY 浅井健一



2006年11月06日(月)
転生

上映開始前から待ち構えていた「春の雪」
早速映画館に行ってきた。

主演は妻夫木聡君、竹内結子嬢
妻夫木君の時代物というのに大いに引き寄せられたのはもちろんなんだけど、原作が三島由紀夫の「豊饒の海(一)春の雪」で、監督が行定勲さんだというから余計に見たかった。

もっとも、映画を見る主な理由は主演俳優が好きかどうかであって、大それた思いなどは皆無ではある。
(ネタバレ注意)



三島由紀夫は説明する必要はないのではないかと思うくらい日本では著名な作家。
実は、日本のみならず世界中で有名な作家なのだ。
私は短大の卒業論文で彼の作品を取り上げたくらいには興味を持っていて、彼の初期作品はずいぶん何度も読み直した。
残念ながら、彼の後期作品にはあまり興味がわかずこの原作もまだ読んでいなかった。
映画を見るときには原作モノの場合は出来るだけ読まないという考えなので、今回も読んだりしなかった。

行定勲監督といえば、私は窪塚洋介君が主演の「GO」と言う映画。
だけど、つい最近「世界の中心で愛を叫ぶ」がヒットしたし、「北の零年」と言う作品も作っているのでそれら名前を挙げたほうがいいのかも。
残念ながら私は後者2作品は見ていない。
多分、私と同世代だと思う。
なんとなく現代的なイメージのある監督なので、そういう人が大正という時代をどんな風に描くのか少し興味があったのだ。

公爵家の若き嫡子松枝清顕(妻夫木聡)は幼い頃に預けられていた伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子(竹内結子)の自分への気持ちを知っていながら、巧みに彼女の思いをかわしている。
清顕は聡子への自分の執着心が何か分からぬままにすごしているが、ある日突然聡子が手の届かないところへ行ってしまうという事実を自覚する。
そうなってから初めて自分の聡子への思いに気がつき行動に移るのだが、すでにそれは・・・。

なぜいきなり三島由紀夫なのだろうと思ったんだけど、あらすじを聞いてなるほど納得。
純愛もので主人公が病気で死ぬ話だから流行の最先端なんですね。
映画の中ではそこまで表現されていないけど、「豊饒の海」全体で見ると主人公はあとで転生するらしいし。

しかし、あれだけの風景をよく映像化したものだと思う。
三島由紀夫の作品の特徴は、ストーリーとはほとんど関係ないと思われる風景や部屋の中や人物の細かい描写。
特に景色の描写がすごい。
私はそれを視覚的に想像する力がないので映画を見ておおおっと感嘆したわけだけど、これを映像化した監督はすごいと思う。
実は、撮影は李屏賓というカメラマンが担当している。
私が印象に残っている作品としては『夏至』(トラン・アン・ユン監督)という作品を撮影した人だとか。
なんというか・・・ものすごく幻想的な絵が続くのだ。
もっとも、ほとんどが合成なので、あとでTVで見た場合にそこがかなり気になるような気がしている。
やはりこれは劇場に足を運んでみたほうがいいと思う。

妻夫木君はまあ期待通りで、さすがだなと思ったが、それ以上に竹内結子嬢にびっくり。
妻夫木君も竹内嬢もどちらかというと現代的な顔立ちで、ポスターを見た限りではなんとなく大正の公爵家や伯爵家の育ちの人には見えない。
だから、演技もそれなりなのかなあと過小評価していた。
特に竹内嬢は辛抱強い公爵令嬢なんて出来るんだろうか?と真面目に不安だった。(とても失礼だが)
いや参りました。
彼女の物言わぬ寂しげな顔や揺るがない決心の表情は見ていて自然に涙があふれてしょうがなかった。
彼女は劇中、清顕と幸せになるために彼女の出来うる努力をする。
だけど、それらすべてが清顕の子供っぽいプライドのために裏目に出てしまい、最後は悲しい決断をすることになるのだ。
二人の結ばれないのは決してすれ違ったからだけではなくあの時代特有のどうしようもない流れもあったのだけど、聡子はそれをきちんと分かっていて最後まで清顕を守ろうとする。
涙のほとんどは彼女の演技に起因していると言っても過言じゃないと思う。

まだ公開されてすぐなので、あまり詳しいことを書いちゃだめなんだろうけど・・・・^^;
すっかりこの映画に魅了されてしまい、ここ数日は呆然としております。

この機会にと思い原作の「豊饒の海」も読み始めた。
三島由紀夫の文章はこんなに読みやすかったかなあ・・・。
そのうちこの作品についても書いてみようと思う。

時間のある方、ぜひ映画館に足を運んで「春の雪」を見て欲しいな。

「春の雪」
ジャンル : 恋愛
製作年 : 2005年
製作国 : 日本
配給 : 東宝
監督:行定勲
原作:三島由紀夫
撮影:李屏賓
出演:妻夫木聡、竹内結子、高岡蒼佑、榎木孝明、岸田今日子、大楠道代、若尾文子、及川光博、宮崎美子 他



「転生」
MUSIC BY 、PLAY BY



2006年11月02日(木)
There is an end

先週金曜日のお楽しみも映画。
シネマトリップの1本『ブロークン・フラワーズ』を最終週の最終日の最終上映で見に行く。

これは予告を見てから絶対行くと決めていた。



主役はビル・マーレイ。
私が彼の出演作ではっきり覚えているのは申し訳ないのだが『ゴーストバスターズ』と『3人のゴースト』のみ。
でも、ものすごく印象に残っていて、予告を見てからあ!あの人だと思った。

これはねえ、なんかねえ・・・いいです。
くすくす笑いながら見てしまった。
笑いぎりぎりの線なんかもあって、なかなか絶妙。

ラストシーンもねえ。
笑っていいのか、哀れめばいいのか・・・いやほんと不思議な映画でした。

ビル・マーレイの表情がたまりません!

何気にジャージが毎日変わっていたり、ジャージに革靴はいていたり。
大きなモダンな家に住んでいるのに隣はエチオピア人の子沢山家族だったり。
で、そのエチオピア人が妙に親切だったり。
実は子供と気があっていたり。

まるで整合性なし(笑)
そこがきっとミソなんだろうなあ。

去年だったかに『コーヒー&シガレッツ』という映画を勧めてもらったのだけど、この映画の監督だったんだと気がつく。まだ見ていないのだけど、これにもビル・マーレイが出演しているようなのでチェックしなくっちゃ!

同居していた女性に「ドンファンだった男はいらない」みたいなことを言われ(しかも『ドンファン』っていう映画を見ているあたり・・・)茫然自失の主人公にピンク色の便箋に赤い字でしたためられたかつての恋人らしき女性から手紙が届く。
そこには20年前に彼の子供を生んだんだということが書かれていて・・・。

隣のエチオピア人がおせっかいにも昔の彼女に会いに行けという。
ご丁寧に飛行機やらホテルやらレンタカーまでも予約してくれて、「ピンク色の花束を持っていくんだぜ!」というアドバイスまで。
(う〜ん、映画を見終わってから考えるとかなり胡散臭いよなあ。)

悲しいんだか退屈なんだか分からないような困った系の表情をしたビル・マーレイがその都度拒否しながらも、その言に従う姿がなんだか可愛い。
この人きっと淋しいんだよなあとそのうち思いはじめる私であった。(はっ!監督の思惑通り??)

最後までずっとその調子で、ラストシーンには拍子抜けしたにもかかわらず、そのあとずっとくすくす笑いつづけてしまった。
いやもう、本とお気の毒って感じの主人公なのだった。

ぼんやり見るのにお勧めかな。
四角四面に囚われてみるとちっとも面白くないに違いない。
だらだら見てくださいな(笑)



『ブロークン・フラワーズ』
製作国: アメリカ
配給 :   キネティック、東京テアトル
初公開年月: 2006/04/29
ジャンル: ドラマ/コメディ
映倫: PG-12
監督: ジム・ジャームッシュ
製作: ジョン・キリク、ステイシー・スミス
脚本: ジム・ジャームッシュ
撮影: フレデリック・エルムズ
プロダクションデザイン: マーク・フリードバーグ
衣装デザイン: ジョン・A・ダン
編集: ジェイ・ラビノウィッツ
出演: ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン、ジュリー・デルピー、クロエ・セヴィニー、アレクシス・ジーナ、マーク・ウェバー





「THERE IS AN END」
PLAY BY THE GREENHORNES



2006年11月01日(水)
You've got a friend

映画だけは最近精力的に見に行っている。

10月から私の住む町にある複合映画館が"シネマトリップ"というイベントに突入したからだ。
イベント中1週間ごとに映画が変わっていくので、自分が見たい映画はちゃんとチェックしていないと見逃してしまうことになるのだ。
でも、コラムにする時間がなくて日々だけが過ぎてゆく〜(涙)

ということでまずは『イルマーレ』
(これはイベント作品ではないけど。)

実を言うとこれは『夜のピクニック』の前に見ていたんだけど、すっかり小説「夜のピクニック」に心奪われていた時期だったので、なかなか書けずにいた。



この映画はキアヌ・リーブス主演なので行った。
だって、キアヌの映画は絶対見に行くって決めてるんだもんね〜。
今まで見た映画の中で一番普通の人の役でものすごく普通の恋愛映画だった。
いや、主人公2人には2年の隔たりがあるのにリアルタイムで愛を深めるから普通ではないか^^;

この映画は知る人ぞ知る韓国の映画『イルマーレ』のリメイク版。
ハリウッド版原題は『The Lake House』で、"イルマーレ"は2人が待ち合わせをする超高級レストランの名前として登場する。

物語は大筋で韓国版と同じだが、ハリウッド版のこちらのほうが人間臭い感じがした。
大人のためのファンタジーという感じかな。
SFファンの私には色々物申したい設定もあったりなかったり・・・。
葛藤の末、そうか!こういうのをファンタジーと言うのだなとやっと納得^^;

大筋で物語を知っていたせいなのか映画のつくりのせいなのか、全然涙は出てこなかった。
隣の席のおばさんたちはずるずるだったけど。
むしろ、なんだか心があったかくなったんだけどね。
こういう物語に幻想を抱くほど私ももう若くないという証拠なのかなあ。

ちなみに私は韓国版も見た。
その上でどちらかがすきかと言われたら、ハリウッド版だな。

韓国版はオリジナルということもあって見たときはよく出来てるなあと感じた。
だけど、細かい設定がなおざりで物足りなく感じた。
例えば男主人公と父親の葛藤とか、女主人公が日々を物足りなく感じているその要因だとか・・・そういう設定がやっぱりハリウッド版のほうが行き届いてるなあと感心した。
大人が見て安心して見られる感じが、ハリウッド版にはある。

サンドラ・ブロックが思いのほかよかったな。
彼女と言えば、昔キアヌと共演して大当たりした「スピード」や「ザ・インターネット」(これはおすすめ!ぜひ見るべし!)の男っぽい女性のイメージが強かったので、いい意味でイメージを壊すことが出来た。
キアヌに関しては、・・・かっこええ・・・(ぽっ)。
何をやってもかっこいいので許すっ(笑)
やっと歳相応の男性を演じてもはらはらしなくなったかな。
素敵な男性でしたね。ああいう人どこかにいないものか・・・(をいをい)

ラストシーンがとても素敵。
機会があったらぜひ見てみて。

「You've got a friend」は映画の中で流れていて、そのシーンがとても素敵だったので選んでみた。

公式サイト
The Lake House
※2012.4.3現在閉鎖

『イルマーレ』
ジャンル : 恋愛
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画
監督 : アレハンドロ・アグレスティ
出演 : キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック、ディラン・ウォルシュ、ショーレ・アグダシュルー、クリストファー・プラマー



「You've got a friend」

WORDS & MUSIC & PLAY BY Carole King