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セキララな思考。
安井 文
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2005年11月30日(水)
蟲宴

活字中毒発症中と先日書いた。
新書の教養書のことばかり書いてしまったので、そういう本ばかりを読んでいる印象をもたれたかもしれない。

でも、実際は新書を読んでいるのは風呂の中か寝る直前なので、それほど読みつづけているわけではない。
その他の時間で読んでいるものは、小説(SF、ホラー、恋愛など)、漫画が中心。
気に入った作品は日に何度も読み返したりしているので、実際は実にもならないような本ばかりを読み散らかしている。

その中で、ここ最近急激にひきつけられた漫画があったので書いておくことに。

その漫画は本屋で偶然見つけたもので、どんな人が書いていてどんな内容なのかもよく分からなかった。
第1巻の表紙で見返っているキャラクター(主人公だった)の雰囲気がものすごく私を呼んでいた・・・ような気がしたのだ。

漫画のタイトルは「蟲師」
このタイトルからしてもう妖しい。



私は、幽霊モノは苦手だけど妖怪などの妖しいキャラクターがたくさん出てくる系の読み物が大好きだ。
宮崎駿監督の「となりのトトロ」や「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などもそうだね。
この「蟲師」からはそういう匂いがぷんぷん漂っていたんだな。

そんなわけで、欲望に負けてしまいついつい内容を確認もしないで(漫画本はビニールで封印がしてあるからね)第2巻までを即買いしてしまった。

もろに「もののけ姫」の世界を感じてしまった。
物語の時代や場所は実在する日本のどこかをモデルにしてあるが、どこにもない場所。
物語のモチーフも古今東西の摩訶不思議な物語(日本を中心にしたアジアが多いようだ)をベースにしているようだけど、それをうまいこと作者風にアレンジして描いている。

"蟲"というのは、植物ではなくましてや動物でもない。
微生物や菌類とも違うもの。
解説によれば、それはもっと命の原生体に近いモノ達なのだとか。
見える人もいれば見えない人もいる。

"蟲"は、例えば"妖怪"のように人間を憎んで悪さをしたり、いたずらしたりすることはない。
あくまでも生命を維持するために集まったり"ヒト"に寄生したりするだけ。
寄生された場合は適切な方法をとれば体から出て行くこともある。
決して、"ヒト"に危害を加えようなどというような意志はもたない。

形や存在も曖昧で、"ヒト"とかかわる時にいわゆる科学では説明できない不可思議な現象が起こり、それによって初めて"ヒト"はその存在を知るのだ。
"蟲"の調査や探索、"ヒト"の世界に影響を及ぼしたそれを特定し、対応をしてくれるのが"蟲師"

物語は"蟲師"ギンコのかかわるそういった話が1話完結で語られていく形式をとっている。
ギンコは蟲を呼ぶ体質を持っていて、ひとつところに留まることができない。
蟲が集まりすぎるとよくないことが起るのだ。
そのため放浪の旅で各地を回りながら、"蟲"を調査・探索し、"ヒト"の世界に及ぼす不可思議な現象を解決する。

とまあ、まるで現実のお話のような設定だが一応これは作り話だ。
でも、世の中には科学では証明できない出来事もたくさんあって、幽霊や生まれ変わりなんかも信じる人がいるくらいなので、こういう曖昧な生命体がいてもおかしくはないなと私などは普段から思っている。
そういう気持ちをある一つの表現としてこうやって目にすることができて非常に嬉しい。

早く続きが読みたくて給料が出たらすぐに本屋へ残りを購入しに走った。
読めば読むほど浸透してきて、涙が溢れる物語もあった。

ところで、第1巻から一つ確信めいた気持ちがあった。
それは、作者が山口県出身じゃないかということ。
キャラクター達の言葉尻に山口弁の雰囲気を感じたし、あとがき漫画などで描かれているエピソードなどもそんなにおいを感じた。

で、6巻まで完読した後に作者のことを調べたところ。
やはり山口県出身の方であった。
恐らく山陰の油谷湾あたりの出身ではなかろうか?
なんとなくそんな感じがする。

さて、「蟲師」はアニメ化され現在フジテレビ系列で深夜に放送中。
インターネットで調べてみたら、評価がよくファンも多い様子。
九州の放送局で放送中だということが分かったので録画してみる予定。
あの不思議な世界がどんな風に動くのかちょっと楽しみである。

しかも、来年には実写映画化されるらしい。
ギンコはオダギリ・ジョー君。
他に江角マキコがキャスティングされているのだが、どのエピソードを中心に描かれるのか・・・こちらも楽しみである。

決して恐ろしいといった印象はなく、ただそこに何かがいるのかなあと想像させてくれるそんな作品。
機会があったら是非手にとって見て欲しい。
講談社の月刊アフタヌーンで連載中である。

「蟲師」についての情報はこちら
公式サイト「蟲師」 
フジテレビ「蟲師」
蟲師空間
月刊アフタヌーン 



「蟲宴」
MUSIC BY 増田俊郎



2005年11月29日(火)
翼をください

平原綾香さんの新しいアルバムを買ってみた。
TVで彼女の歌う「言葉にできない」を耳にし、その全体を聞いてみたいと思ったので。

これがなかなかいいアルバムです。



実は、申し訳ないが私は平原綾香さんの歌をちゃんと聴いたことがなかった。
かの大ヒット曲「ジュピター」でさえ、実はまだ本人が歌っているものをフルコーラス聴いたことがない。
カラオケで誰がが歌っているものは聴いたことがあるのだけど。

でも、ぱっと聴き印象に残る声の人だなあとはずっと感じていた。
とにかく「言葉にできない」は本当にジャパニーズスタンダードになったのだなあと改めて思ったわけなんだけど、実はそれ以上にもう何度カバーされたのか分からないスタンダードもある。
それが「翼をください」だ。
これは、私が小中学生の時には音楽の教科書にのっていて、合唱などやると必ずどこかが歌っていた。

学校で必ず歌う歌なので、みんなそれほど意識していないだろうけど、これほど長く歌われているフォークソングもそうそうないのではないかと思う。
どんなアレンジで誰が歌ってもこの歌の持つイメージがずっと変わらない。
今回聞いた平原綾香さんのもそうだった。

オリジナルは赤い鳥という伝説のフォークグループが歌っている。
ハイファイセットと紙ふうせんの前身だ。
ハイファイセットは「ミスターサマータイム」が有名で、ハーモニーが美しいスタイリッシュなコーラスグループだ。
対して紙ふうせんは「冬が来る前に」が有名で、こちらも男女(ご夫婦なのだが)のハーモニーが美しいが、情緒的でフォークソングっぽい曲が多かった。
この2つのグループがもとは1つだったというのが私にはミラクルだった。
ちなみに赤い鳥が解散するとき、ハイファイセットのほうが当時2人組みだったオフコースをメンバーに誘ったという有名な話がある。
不思議だが、平原さんの歌うこの歌は赤い鳥の歌うそれとイメージがよく似ている。
赤い鳥でメインボーカルを取っていた元ハイファイセットの山本純子さんの声の印象が平原さんの声に似ている。
もちろん歌唱方法や声の高低はそれぞれ違うのだけど、2人の声の持つトーンがよく似ていると思うのだ。

アルバムトップを飾り、TVでもよく歌っている荒井由実(松任谷由実)の「晩夏(ひとりの季節)」でもそういったことを感じた。
よく自分に合う曲を見つけるものだ。すごい!

彼女の声は特別な感性が感じられて、それがちょっと浮世離れした雰囲気を醸し出していると思う。
特にさだまさしの「秋桜」はアレンジにびっくりさせられたんだけど、いや、こういうアプローチもあってしかるべきだよなあと感心してしまった。
どうして今まで誰もしなかったのだろうね。
やはり、山口百恵さんの歌ったこの歌のイメージが強く植えつけられているせいなんだろうか。

その他のラインナップは、オリジナルはあまり好きではない曲ばかりだったんだけど、平原さんの声ならいいなあと思った。
やはり、声の持つ印象というのは大切。
生命力のある歌がその歌をうまく生かせる声に出会えたアルバムだと思う。
やられた!



「翼をください」
WORDS BY 山上路夫、MUSIC BY 村井邦彦、PLAY BY 平原綾香



2005年11月27日(日)
風に吹かれてミストレル

今年は大豊作。
よって来年は丸坊主なんだな〜。

夏の影響で今年は秋の果物がどれもおいしいのだとか。











この柿の木は祖父がこの土地を購入したときからあるもので、ある意味我が家の主と言うか守り神のような感じかもなあ。
家が建て替わってもこの柿の木だけはずっと大きく枝を張ったまま我が家を見下ろしている。
なんとも心強い。

kaki20051127-02数が多いからだろう全体的に小ぶりなんだけど、実が硬くてしゃきしゃきしている上にとても甘い!

秋に柿を食べるのは、その冬に風邪を引かないようにするためだと言う話を聞いたことがあるが、これは科学的にも理にかなっているそうだ。
旬のものはそのとき食べるのが体にもいいというのは本当なんだね。

で、とにかくたくさん実ったので、会社の柿好きの人にたくさんおすそ分けをしたら、りんご狩りに行ったとかでりんごをいただいた。
山口県の徳佐というところのりんご。
ふじと言う品種のりんごでとにかくこれがおいしかった!
毎年りんごは食べているけど、今年初めてりんごがおいしいと感じた。

あまりおいしかったので、周りの人に言ってみたらみんな口をそろえて「あそこのはおいしいんだ!」と言う。
それに取ったばかりのりんごは格別おいしいんだってね。

りんごは午前中に食べるとダイエット効果が増すと言う話もある。
こんなおいしいりんごはたくさん食べたい!
ってことで、友人を誘って私もりんご狩りへ。

apple20051127-0111月末でりんご園は閉園なんだとか。
駆け込みセーフで間に合った。
入場料400円で、食べ放題。
と言っても実際にはそれほどたくさんは食べられない・・・。
それでも、農園のおばさんがこれもこれもと持ってきてくれるので2個は平らげた。
おかげでお昼ご飯は必要なかったね。

1時間くらい友人と2人であれでもないこれでもないとりんごを取り捲った。Img_0036
いや・・・楽しかった〜♪
1kgが600円くらいで取り捲ったりんごの値段は結構なものになってしまったけど、きっとあっという間になくなってしまうだろう。
そりゃもうおいしいからさ〜♪

そんなわけで、めずらしく季節感漂う土曜の昼下がりを過ごしてちょっとご機嫌な週末だったのである。

「風に吹かれてミストレル」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 山木康世



2005年11月24日(木)
わすれもの

活字中毒を発症中。

活字を読みまくっている。
そんなわけで映画館には「ヒトラー」を最後に行っていないし、TVもろくろく見なくてDVDレコーダーもオーバーフローしてしまった。(一応ニュース番組は見ている。)
おかげで昨日はDVD化作業に追われていた。
でも、空き時間にはやっぱり本を読む。

用事のないとき以外は本屋に足を運ぶ日々。
ただし、最近は図太くなってきたのか1,000円落とさずに帰ることもしばしば。
漫画雑誌の立ち読みをしないときは、主に新書コーナーで目次の斜め読みをする。

ここ最近知りたいことが多くて関連のある本ばかりを読んでいる。

新書なんて小難しくて10年位前は敬遠していたんだけど、最近は小説を読むよりもこの手のいわゆる教養書の類の本のほうが手にとることが多い。
それだけ年取ったってことなんだろうか?

しかし、教養本ほど目次が面白いものもないんじゃないかと最近思っている。
手にとるほとんどの教養本は目次に結論がかかれているんじゃないかと思うほどだ。
だから、自分が知りたいことが書いてある箇所だけ読んでかえる。

作者様、本屋様・・・ごめんなさい!
全部読むには時間が足りないのですよ。

最近よく目にする要約本(例えば、純文学を要約して教える系の本)は邪道だと思っていたんだけど、気がつくと自分も似たような本を選んでいる。
結局、効率的に知りたいことを突き詰めるにはこの手の本は必要不可欠なんだなあと納得している。
あまりにたくさんの本を手に取るので、本屋を出る頃に残っているのは自分が欲していた情報のみで、手に取った本の情報は欠落している。
なので後で購入しようと思った本を探すのが一苦労である。

ところで、教養本の類をよく読む時間帯は半身欲をするときか、寝る直前。
睡眠導入剤の役割をしてくれるからだ。
それ以外の時間は小説本(たいていがくだらない内容)をぼーっと読んでいる。
とにかく読んでるなあ。

なぜ寝る前に教養本なのかというと。
私は20歳の頃、かなり重症の不眠症だった頃がある。
ある時、どうしても眠れないので寝ずに一晩本を読みつづけて過ごしたことがあった。(何を読んだのかは忘れてしまった。)
夢中になって1冊を読みきって、ふと窓の外を見ると明るくなっていて"おおっ、完(全)徹(夜)だ!1冊読みきったぜ!"となんともいえない達成感を味わった途端にまぶたが重くなり、そしてその後1昼夜眠りつづけた。
それがきっかけでその不眠症が治ったのだけど、それ以来、横になって本を読み始めると、ころっと寝られる体質に変わったのだ。
それから、どこかで読んだのだけど眠る直前の脳は情報を吸収しやすいらしい。
一石二鳥じゃん!
・・・効果の程はあやしいが。

もっとも、この頃は横になった数秒後には眠れるようになり、20歳の頃のあの不眠症はなんだったのだろうと自分で不思議だ。

おっと、脱線してしまった。

自分が何について知りたいのかを模索するのは面倒くさいけれど結構面白い。
さて、この探究心はいつまで持続するのやら。



「わすれもの」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 斉藤和義



2005年11月17日(木)
ポストにマヨネーズ

情けなくって悔しくって腹立たしくって・・・でも、誰にもそれをぶつけられない時ってあるんだよねえ。
昨夜まさにそんな気分になる出来事があって、とってもブルーになった私なのである。

昨夜私は、寝る前にトイレにいった。

別にそのこと自体は珍しいことでもなんでもなく、誰でもたいてい寝る前にすることだろう。
そこで私は大変な目にあったのである。



わが家は3年前に改築したので、まだ家は新品同様。
その時にトイレには温水のでるウォシュレットが設置された。
これって結構便利で私はしょっちゅう使用しているわけなんだけど、事件はこのウォシュレットが原因でおこった。

用を足して、私は「さて寝るか」と思いながら、[OFF]ボタンを押した。

・・・スイッチがきかない!

え?ええええ〜?????

何度押してもだめ。
ためしにウォシュレットの用途(おしり?ビデ?)を変更するボタンを押すと、そちらは切り替わる。
ボタン操作がきくことが分かって安心したのだが、それは一瞬の安堵でしかない。
だって、[OFF]ボタンだけがきかないのである。
この吹き上がる水を止めないことには私は立ち上がることさえできないのだ!

実は、このウォシュレットの操作は壁に設置されたリモコンから操作される。
つまり有線でつながれているわけではないので、リモコンが使えないとどうしようもないのである。
水を止めるためには元の電源をどうにかすればよいということに気がつくまで、15分はかかった。
かなりパニクッていたのだろう。
今なら、対処の仕方なんてすぐに思いつくのにそのときはとにかくどうすればよいのか分からず途方にくれてしまった。

とにかくそれに気がつくまでの間、私はリモコンをバンバン叩いていた。
今考えるととんでもなく恥ずかしい行為である。

真夜中、家の中に響き渡る何かを叩く音・・・。
昨夜は私以外の家人は父のみ。
彼は一旦寝つくと起きないので、この騒ぎに気がついてくれない。

どうすりゃいいんだ〜!!

頭の中は大パニック!

が、叩いているうちにリモコンが壁から外れた!
はっ?壊れた・・・?
いや、壊れたわけではない、外れた拍子に裏側が見える。

そして私はひらめいた。

これが外れるってことは、もしかして電池が入ってる?
そうか、3年間使いつづけてるから電池がなくなったんじゃないか?

いや、・・・これはひらめきとは呼べないだろう。
そんなことはもっと早くに気がつくべきだったのだ!
なんてこったい・・・。

実は、前から時々こんなことが起こっていて、私は再々両親に報告していたのだが、自分達はそんな目に合ったことがないといって聞く耳を持たなかった。
電気系統だろうと思っていたんだけど、電池だとは思わなかったのだ。

そうか!電池を換えたらいいんだ!
希望の光が差す。

が、まだ水は吹き上げている。
私は便器から立ち上がれない!

いや・・・待てよ。
このリモコンが電気を使って信号を送っているのなら便器にだって電源があるはず。(そんなことは当たり前である。)
だったらそれを切っちゃえばいいのだ!
そして振り返ったそこに・・・。

あったのだ、電源が!

なんとか水が吹き上がるのを避けて電源コードを抜くことに成功。
水は見事に止まった。
ノズルは伸びたままで。

とにかく電池である!
急いで電池を取りに行き入れ替えを試みる。

そして、万が一、もう一度水が吹き上がった場合を考えて私は再度便器にすわり、どきどきしながら電源を差し込んだ。

ぎぎーっという音とともにノズルは定位置に治まった。

そして、また水が止まらないかもしれないという恐怖を少し感じながら、再度リモコンでウォシュレット起動。
水がまた出てきてうんざりだったが、即座に今度は[OFF]ボタンを押す。

すると・・・。
水は静かに流れを止め、ノズルは定位置に戻ったのだった。

このときのなんともいえない達成感はなんだったのだろう。
よかった、本当に良かった。
涙が出そうであった。

が、しかし。

時間が立てばたつほど、自分のパニック振りを思い出し、気分は再下降。
真夜中真っ暗な家の中、とぼとぼと自分の部屋に帰りベットにもぐりこんだのであった。

こんな話は、誰かみんなにさらしてしまって笑い飛ばすべきだ!

・・・そんなわけで、こんなところに書いてみたわけなのさ。
皆さんもトイレのリモコンの電池はどこに入っているか把握しておき、電池のストックを便器から手の届く範囲にストックさせておくのが賢明だろう。

なんだかんだ解説してもそんなことに気がつかなかった自分が一番恥ずかしいのである。



「ポストにマヨネーズ」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 斉藤和義



2005年11月16日(水)
赤いヒマワリ

そんな場合ではないのでは?って感じの先週だったのだけど、ライブに行ってきた。
チケットがもったいないもんね。(言い訳)

今回は斉藤和義さんのライブ。
なんと今年、彼のライブには3回足を運んだ。
心の殿堂入りしているミュージシャン(殿堂入りLink参照)で年に3回もライブに足を運ぶのは鈴木雄大さんくらいだったので、自分でびっくり。
よく計算したら「郷愁」のビデオクリップをスペースシャワーTVで初めて見て、彼の音楽を聴き始めてから、かれこれ8年経ってる。
これはもう殿堂入りとします。

いや、斉藤和義さん、かっこいいわ。
理由は知らないのだが、彼はファンに"せっちゃん"と呼ばれている。
ので、以後私もそう呼ばせてもらうことにしよう。
実は、せっちゃんは私と1つ違いだってことが今回判明。
そっかー、私が高校生の時、せっちゃんも日本のどこかで高校生だったのね・・・。
なんか不思議(笑)



せっちゃんは、多分、交差点の信号待ちで私の隣に立たれても気がつかないかもしれない。
そのくらいギターを持ってないとオーラのない感じの人。
それが、ギターを持ってステージに出てくるとめっちゃ男前になるから不思議。
アレだけかっこいいギタープレイをした後にへらへら笑って「ども〜♪」と皇室の方々よろしく右手を振っても許されるのは多分彼だけであろう。
そのギャップがまた・・・たまらなかったりする。

今回ライブ前に彼のアルバム『35 STONES』をヘビーローテーションしていたんだけど、なんとなんといきなりその中の曲を2曲連続で!
「グッドタイミング」(まさにそうだ!)とそして今、私の頭を悩ませている「赤いヒマワリ」
"赤いヒマワリ"ってなんなのだろう???とずっとぐるぐるこの曲が渦巻いている真っ最中だったのだ。

ところで今回のツアータイトルは、「 FLY〜ボンジュール夫人の秋」
彼いわく、ボンジュール婦人はいつでも黒のスケスケの下着の32〜36歳くらいの日本人で、時々ブラジャーとパンティーがちぐはぐな(色が違う)感じのなんとも不思議な色気?を持った女性なんだとか。
なんじゃそりゃ〜という感じですが、そういえばなんとなく選曲が色っぽい感じ。

せっちゃんのラブソングには、世で大ヒットするような甘い言葉を繋げたラブソングはないのだけど、さりげなさを装って独占欲がちょっとにじんでるようなものが多い。
何にもできないんだけど、とにかく好きだからっていう思いが、力が抜けた感じで伝わってくる。
だけど時々生々しい。
サウンドや彼の声、さりげない言葉の数々はさらっと乾燥しているイメージなので、いきなり生々しくなっても受け入れてしまう不思議さがある。
このギャップがまたまた私をひきつけるわけなんだなあ。

とにかく!せっちゃんのライブはかっこいい!
めっちゃめちゃギターがすばらしい!
彼は高校生の時、いやいやメタルバンドのリードギターを務めていたそうで、ギターテクはその頃にきっと身に付けたに違いない。

ライブ中もどこか頭の片隅は冷静なんだろうなあ。
ギタープレイは常に正確できれいな音を出しつづけているし、歌のテンションも極端に上がったりさがったりしない。
安心して彼のたたき出す音の洪水に浸っていられる。

色っぽい曲の合間に彼特有の斜に構えた心の叫びが音となって現れたようなわりとハードな曲が覗く。
「蝉」「レノンの夢も」「すっぱいぶどう」「I'm FREE」などなど。
「すっぱいぶどう」はアルバム『ジレンマ』の中の1曲で、このアルバムは一番最初に手に入れた彼のアルバム。「郷愁」もこの中に入っていた。
かなりハードローテーションで聞いたアルバムで、「すっぱいぶどう」好きな曲の一つ。
うれしかった。

前回のライブでは、私の好みの曲がだーっと最初から最後まで繰り広げられて、今考えると結構ハードな構成だった。
で、今回はそれを意識していたら少々肩透かしにあった感じ。
しかも中盤は知らない曲が多くて、"くそ〜全アルバムを聴かなくて"はというわけの分からない使命感も生まれたりして。
帰りに手に入れたアルバム『NOWHERE LAND』にそれらの曲は収録されていた。
らっき〜♪

バンドメンバーは前回も素敵なプレイを見せてくれたドラムスの森信行さんと、ベースの隅倉弘至さん、それから岡山・広島だけの特別メンバーエマーソン北村さん。
エマーソン北村さんは、せっちゃんが玲葉奈さんとデュエットした「5秒の再会」でいっしょにやったときからいつかライブをと考えていたんだけど、スケジュールが合わず今回やっと一緒にできましたとのこと。
すごいラッキーだったわけです!広島ライブを体験した人たちは。
森信行さんは相変わらず楽しそうに叩いていて・・・。
彼は、ひげがなかったらきっと小学生に見えちゃうかも。
手足が短いらしくドラムスを叩いている姿は本当に一生懸命小学生が太鼓を叩いている感じです(微笑)
しかし、タイトで正確なリズムがサウンド全体を支えているのが良くわかる。
せっちゃんは振り返って彼を紹介するたびに笑いをこぼしていた。
可愛がられてるのね〜。
隅倉弘至さんは今回見てもやっぱり地味な人で。
でも、彼のベーススタイルはすごく好きです。
プレイ面ではほとんど目立ちませんが、彼のベースがアクセントになっているのは良くわかる。
そこに北村さんのキーボードが絡むわけですが、なんというか完璧なサウンドになっている。

いつまでも聴いていたかった。

しかし、こんなシンプルな構成であれだけ音が厚いっていうのはなんなんでしょう?
途中、エレアコとドラムスだけで演奏した曲なんかは鳥肌が立ってしまったよ。
どんなにせっちゃんがギターをかき鳴らしてもバンド全体のテンションはどこか冷静で、聞いている私も安心。すごいよね、このバランスが。

いやいや、本当に堪能させてもらった。
そして、終わった先からもうまた聴きたくなってるんだよね。
せっちゃん、ありがとう!また行くよ〜♪

あうううっ、ライブDVD買っちゃいそうだ〜!!

一応、思い出してそれからインターネットで検索してセットリストを完成させたので、載せときます。でも、途中はかなりあやふや・・・。

>>セットリスト<<
01.グッドタイミング
02.赤いヒマワリ
03.蝉
04.deja vu
05.誰かの冬の歌
06.ため息の理由
07.約束の十二月
08.Rain
09.青春ラジオRCC
10.彼女
11.レノンの夢も
12.わすれもの
14.すっぱいぶどう
14.歩いて帰ろう
13.Fly〜愛の続きはボンジュール!〜
16.MOJO LIFE
17.I'm FREE
18.COLD TUBE
19.世界を白くぬれ
--アンコール--
20.引っ越し
21.歌うたいのバラッド
22.月影



2005.11.12(sat) 斉藤和義ツアー2005 FLY〜ボンジュール夫人の秋(at 広島 CLUB QUATRO)
「赤いヒマワリ」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 斉藤和義(with エマーソン北村[keys]、隅倉弘至[b]、森信行[dr]、 )



2005年11月10日(木)
ロッキーのテーマ

風邪からこっち、休んでいたスポーツクラブ通いを再開。
実は読書モードに突入していて体中が硬直している。
このままでは頭の血管が切れてしまう〜!というちょっとした恐怖を感じていたのだ。

1ヶ月ごとにその成果を目で見るために身体測定を受けている。(有料)
体重のほかに筋肉量、水分量、体の揺れなどの測定が行われ、現在の基礎代謝量、除体脂肪量、目標体重等々が算出される。

で、結果なんだけど・・・。

体重は減少しているにもかかわらず、筋力が少し低下、体脂肪率がほんの少し増加。

・・・・え?
これはどういうことなの〜涙



あ!ちなみに一番の懸案事項である食欲は、定期的にスポーツを始めた初期の段階で、押さえられるようになっておなかいっぱいが分かるようになってきている。
無駄食いができない体になりつつあるようだ。
こちらのほうは今回はあまり心配していない。

10月はインストラクターの言に従い以下の順番をできるだけ死守。

1.ストレッチ
2.ウォーミングアップの軽い有酸素運動(ウォーキングマシン10分くらい)
3.筋力トレーニング
4.有酸素運動(空手・ボクシングの要素をもつエアロビクス、サイクリングマシンを漕ぎながら上半身の筋力トレーニングをするプログラム、水泳 など)
5.ストレッチ

所要時間はだいたい1時間半。
う〜む、文字にするとすごいなあ。
有酸素運動の前の筋力トレーニングは体脂肪を燃やしやすくし、基礎代謝をあげるためには絶対必要なのだそうだ。

そんなわけで、10月は筋力トレーニングに闘志を燃やしていた(適当に)

私がスポーツクラブに通う理由は3つ。
1.立ち読み1000円生活をやめるため
2.ダイエット
3.腰痛改善(椎間板ヘルニアなのである)

私は医者に行くたび言われる言葉がある。

まず痩せてください。

実際、いろいろ問題も起きていて本気出さないとやばい!
腰痛は改善されつつあるけど、8時間座りっぱなしという勤務状況のため肩こりというかいわゆる四十肩の症状があり、右手を肩より上に腕を上げると痛みが走る。
どれもこれも筋力の低下、表裏のバランスの崩れによるものらしい。

測定結果がショックだった私は、その辺を歩いていたインストラクターに泣きすがった。
結局、私の勘違いで本来やったほうがいい筋力トレーニングをしていなかったためそこの筋力が衰えてしまったらしいのだ。
なるほど・・・・はしょっちゃだめなのね。
体脂肪量は測定前に食事をとったから。
なるほど・・・ちょっと安心。

インストラクターのお姉さんは四十肩の場合の筋力トレーニングのポイントまで説明してくれた。
いや、やっぱりプロの人の助言は聴かなきゃなりませんね。
次回、四十肩の場合の筋力トレーニングを教えていただくことになった。

私は45分間動きっぱなしのエアロビクスが苦手で、もっぱら30分程度の少し激しいタイプのエアロビクスプログラムに参加している。
それが、空手・ボクシングの要素を取り入れたエアロビクスとサイクリングマシンを漕ぎながら上半身の筋力トレーニングを行うプログラム。

いつも同じ時間にプログラムに参加するので、同じインストラクターにつくことになる。
空手・ボクシングのほうは、週2回参加していて、さっき泣きすがったインストラクターのお姉さんともう1人お兄さんのインストラクターのものにでている。
2人とも空手やボクシングを実際体験したことがあると思うほど、"型"がかっこいい。
それぞれかっこいいんだけど、私はお兄さんのほうを目指している!
あんなふう動けたら気分いいだろうなあと毎回思うわけさ。

このお兄さんが多分身長が180cmだろうと思うのだが、実は・・・彼"を思い出させる。
えっと、つまりソ・ジソブ君なんだけど。

身長が同じくらいというだけで、顔が似ているわけでも声が似ているわけでもない。
性格はよく分からないがきっと違うでしょう。
が!
後姿を見ている分にはどんな想像も許されるでしょう〜♪

そのお兄さんの後姿を見ながら、"ああ、ジソブ君のシャドーボクシングみたいわ・・・"などと不届きなことを考えるワタシなのであった。

ああ、罪深い私を許したまえ〜(棒読み)

健全な精神は健全な身体に宿るといいますが、やはり不健全な精神の私は、この際しっかり精神と身体を健全にするのだ・・・と意気込みだけは相変わらずなのであった。



「ロッキーのテーマ」
PLAY BY ザ・ロッキー・オーケストラ



2005年11月08日(火)
透明な戦場

今月に入ってから時間があると映画館に足を運んでいる。
なぜかというと、いつも足を運んでいる私の町の複合映画館で今月は単館系の作品が週変わりで企画上映されてるから。
その期間中、企画上映されてる作品を6本見ると何かしら景品がもらえるらしいのだが、風邪をひいて体調を壊したこともあり結局今のところ2本しか見られていない。景品はもらえなさそうだ、少し残念。
そして、その中でも必ず見たいと思っていた作品に昨夜いってきた。

「ヒトラー 〜最後の12日間〜 」である。
ドイツ人が作ったヒトラーの映画だということなので、これはもう絶対見ておこうとラインナップを見たときから心待ちにしていた。

ただの娯楽映画という見方はできなかった。
歴史のある瞬間をできるだけ冷静に描こうとした作品だけにどちらかと言うと描かれる物語から戦争というものについてあらためて考える気持ちのほうが多かった。



タイトルがタイトルだけにヒトラーについて描かれている映画なんだろうという先入観で見た。
実際、物語の中心にいるのはヒトラーなのだけど、作品はヒトラーが自殺したあとベルリン陥落まで描かれる。
あれ?っと感じたんだけど後で調べたところ「原題:DER UNTERGANG/ 英語版:THE DOWNFALL」となっていた。
意味は"落下"あるいは"没落"。
なるほど、このタイトルなら納得である。

物語は、ヒトラーの秘書トラウドゥル・ユンゲの回想録「最期の時間まで」(邦題:「私はヒトラーの秘書だった」)に基づいているそうで、映画の最初と最後に実際のユンゲのインタビューが組み込まれている。

本編中のユンゲはヒトラーに完全に傾倒している。
最後の最後までヒトラーと地下施設に留まり奇蹟を待っていた。
しかし傾倒していながらどこか冷静な部分を持っていて、分単位で変化するヒトラーの感情の変化についていけなくなり時折涙を溢れさせる。

狭い地下施設にはたくさんの人間がいて、ヒトラーを取り巻いている。
ヒトラーが国民など死んでしまえばいいと暴言を吐き、あくまでも降伏しない、第三帝国は必ず復活させるとヒステリックに叫びつづける。
部下はみな、ヒトラーに忠実で何とか彼の言うように形勢を逆転させたいと願っているが、既にロシア軍はベルリンを包囲し、ドイツ軍は壊滅寸前。
将軍達は、ひたすらヒトラーを守りつづけているが、それすらあやうい。
再三にわたって脱出を進言するが、ヒトラーは最後までそれを受け付けなかった。
ヒトラーの最後は歴史的に有名で映像も残っているから詳細をつぶさに見せてもらった感じ。
彼にまつわるエピソードには憐れみしか感じなかった。

しかし、一転して地上の市民軍が映し出されるともう涙が止まらない。
恐らく史実に基づいた創作エピソードがほとんどだったんだろうが、とにかくこのエピソードがあるので、この映画には深みが加わっていると思う。
10歳にも満たない少年が志願して戦車をおびき寄せては爆弾を投げて破壊する。
SSは逃げようとする成人男性(と言っても老人にしか見えない)を裏切り者と言って背後から撃つ、捕まえて首に縄をかけその死体を辱める。
少年は、最初勇敢に戦うが、仲間が次々と死んでいく姿を見て自分のやっていることに疑問を感じ、結果として少年を前線から取り戻そうとする父親の元に帰ってゆく。
その父親もベルリン陥落後、首をつって死んでしまう。
戦争は嫌でも負けて捕虜になるのは我慢できなかったのかもしれない。

少年は逞しかった。
SSに追い掛け回される老人達を匿い、自分も生き延びるために隠れつづける。
物語の終わり、ロシア軍に包囲されたドイツ軍の中からたった一人で逃亡を試みるユンゲ。
不安顔の彼女の手を少年の手がしっかりと握りその中から助け出す。
この少年が映画の最初に出てきたときから、せめてこの子だけは生き残って欲しいなと思っていた私はほっとした。

監督はオリヴァー・ヒルシュビーゲル。
これも後から分かったんだけど彼は「es(エス)」の監督。
「es」はアメリカの大学で1971年に試みられた心理実験(今も裁判が終わらない事件)をドイツを舞台に描いたサイコ・ムービー。
どの立場の登場人物に感情移入するかによって感じ方が変わるある意味恐ろしい映画。
が、非常に考えさせられる作品で私としてはお勧め。

映画の雰囲気がそういわれれば「es」に似ている。
こちらのほうが「es」よりは入りやすくのめりこみやすいと思う。
カメラワークが独特で、狭い場所での撮影が多かったため手持ちカメラが多かったそうだが、そのおかげだろう地下の狭さや猥雑さがよく伝わってきた。
狂気は伝染するというのが良くわかる。

映画の評価はいたるところでやや好意的。
ヒトラーを人間味ある人物として描いたことに批判が多いそうだが、私は逆にその姿を見ることで恐ろしさが増した。
あんな、怯えた精神的にもろい人間があんな恐ろしい政治をしたんだという事実をあらためて知りぞっとした。

とにかく冷静な目で、当時の状況を描こうとしたことが伝わってくる。
ヒトラーを擁護するわけでなく、ことさら少年にスポットを当ててそこを強調するわけでもなく。
ただこういう状態だったということが淡々と描かれている。
ヒトラーを信奉する人間は彼のやった残酷非道なことを一切知らされずに彼を尊敬し頼っていたし、国民達はただ必死に生き延びることだけに神経を向けていた。
戦争というのはそういうものなんだと。

ユンゲは懺悔する。
どうしてあのような恐ろしい人間に傾倒したのだろうかと。
若かったからという理由は言ってはいけないと。

ヒトラーを選んだのはドイツ国民。
彼らはそれをきちんと分かっているし、それが間違いだったこともわかっている。

戦後60年。
戦争を知らない私も今考える時が来ているのかもしれないとエンドテロップを見ながら考えたんだ。




ヒトラー 〜最後の12日間〜
ジャンル : 歴史
製作年 : 2004年
製作国 : ドイツ
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作・脚本:ベルント・アイヒンガー
出演:ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ララ、コリンナ・ハルフォーフ



「透明な戦場」
WORDS & MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY JUDE



2005年11月07日(月)
ララバイ

本田美奈子さんが昨日亡くなった。
夕方のニュース番組でそれが伝えられて、私は呆然としてしまった。
確か先月あたり、「来月には復帰の予定」というコメントをニュース番組で見た記憶があったから・・・。

先月彼女のアルバムが1枚発売された。
『アメイジング・グレイス』というそのアルバムは、彼女が歌ったクラシックナンバーを集めた1枚で病中の彼女からの直筆メッセージが載っているということだった。
近く復帰できることを心から願って書かれたそのメッセージには生気があふれていて、彼女の歌を聴ける日ももうすぐだなと思った。
私も心待ちにしていたんだ。



去年、ちょうど今頃だった。
「たけしの誰でもピカソ」という番組に本田美奈子さんが出演しているのを見た。
彼女はいつもどこで見ても楽しそうで生気にあふれた人だった。
私とはほぼ同年代でそういう人が芸能界で長く活動しているのを見るのはとても誇らしくてうれしかった。
声量があって表現力のある歌はアイドルでとどめておくのにはもったいないと彼女がデビューした頃から感じていたんだけど、その後彼女はミュージカル俳優としての道を選んだ。
それは彼女にぴったりだと私は思っていた。
その番組ではそういったミュージカルナンバーを聴くことが出来た。
彼女の歌声はデビュー当時から変わらなくてあの細い体からよくもあの声量が出るものだといつも感心していた。

そのうち彼女の出演するミュージカルも見に行かなくては!と考えていたのに・・・。

もう彼女が歌う姿を見ることは出来ないんだな。
もう遅い。

もうすぐ彼女の元気な姿を見られると思い込んでいたから本当に寂しい。

謹んでご冥福をお祈りします。



「ララバイ 〜ミュージカル「十二夜」より」
WORDS BY 斉藤由貴、MUSIC BY 八幡茂 、PLAY BY 本田美奈子



2005年11月04日(金)
ビータ・ブルース

一昨日は大阪で、昨夜は名古屋で雄大さんのライブがあった。
友人からの楽しそうなレポートを読んで行けなかったことがすごく悔しかった。

広島のライブからはからもうすでに3週間経過。
時の過ぎるののなんと早いことか・・・。
その友人のレポートに触発され、やっとこさまとまりました。

jive20051104-01

広島のライブレポートです。(長いです、読む人は覚悟してください。)







jive20051104-02今回のライブ会場はLIVE CAFE JIVE
おしゃれなワンショットバーなんだけど、お店の奥まったところに小さなステージがある。
今回、パーカッションの里村さんが特別に許可してくださったので、里村さんがモデルを務めてくださったお店の写真をアップ。
里村さん、本当にありがとうございました。
写真の撮影は風太郎さん、ありがとうございました。

※セットリストアップしました※



雄大さんは今回、パーカッションの里村美和さんとベーシストの岡沢茂さんといっしょに来広。
里村さんは雄大さんが参加している天才トノサマバンドのパーカッションも担当しているし、雄大さんとはいっしょにライブをすることが多くすでに雄大さんの一部と化している感もあるお方。
岡沢さんは、今回はじめて一緒にライブをしたそうで、昔から知っている方だったのにやっと一緒にできてうれしいと雄大さんは語っていた。

今回、今年の夏ごろに発売された雄大さん初のベストアルバム『HEART MUSEUM』を引っさげてのツアー。
ライブのセットリストもそのアルバムからのナンバーが目白押し。

なんてったって雄大さんはデビューして既に25年を数えている。
発売されたアルバムも10枚を数えている。(鈴木雄大名義のソロアルバムのみのカウント)
といっても、廃盤になっているものやレコード音源のみの曲も多数あるため、ファンからはリニューアルしたCD音源が欲しいと望む声がとにかく多かった。
ライブをするたびにリクエストが飛び交っていたので、それを受けてのベストアルバム作成だったようだ。
当時の雰囲気のままの曲や新しい感じになった曲いろいろあったけど、やっぱりどれも慣れ親しんだ雄大節で・・・。
思わず涙が落っこちそうになったものである。

というわけで、今回のライブはいつも以上に期待感の高まるライブだったのだ。
もしかしたら私のリクエストもうたってくれるかもっ!なんていう期待もあったので・・・。

オープニングアクトのライブに触発されたらしい雄大さんはやる気満々。
雄大さんという人はすばらしいライブを聴くと自分もやってやるぜ!とがぜんやる気になるタイプらしい・・・と私は密かに感じている。
とにかく「音楽が大好きなんだよね〜」とニコニコ顔から伝わってくるお人。
今夜も一丁かましてやるか〜といった雰囲気でまずはキーボードの前にセッティング。
いつもよりも口数多く、いつも以上に楽しそうな雰囲気。

いきなり始まったのは「Midnight Calling」
きゃ〜!これはみんな聴きたがっていた曲。
いきなり最初から興奮の渦。

続いて「Paradise」
おおおっ!
これはミニアルバムにしか入っていない幻の名曲。
TVアニメ「レンズマン」のエンディング曲としてお茶の間に流れた。
今回のベストアルバムには入っていなかったため、ファンからお叱りを受けたと言ういわくつき(!)の曲
雄大さんいわく、主に聴きたがっているのはアキバ系の方達なんじゃないかという気もしないではない・・・。
う〜ん、そんなことはない!スケールが大きくてかっこいい曲だからみんな好きなんですって!

そして、「In my way, day by day, make my day」通称「IDM」
もう1曲アップテンポ。
6年前に数年ぶりに発売されたオリジナルアルバム『Jellyfishとラブソング』のオープニングを飾っている曲で、雄大ファンにとっては既にスタンダード。ライブでやってもらわなければ暴れてしまう〜!1曲「In my way, day by day, make my day」通称「IDM」
これには雄大ファンではないらしい若い子達ものりのり。

どれもオリジナルやベストアルバム版に比べるとシンプルですかすか感のあるアレンジ。
でも、里村さんの正確で絶妙なパーカッションと岡沢さんの控えめだけどしっかり支えるリズムが私にはなんだか心地よい。
岡沢さんのベースに鳥肌が立っちゃったのは「Paradise」
アップテンポでスピード感が必要なこの曲。
オリジナルは8ビートを刻みつづけるベールラインの上をぐりぐりギターが盛り上げるアレンジなんだけど、今回はキーボードにパーカッション、ベースの3つしか楽器がない。
どんな感じになるのやら〜??
ギターがないのが少し寂しい感じを受けはするけど、岡沢さんの安定感のある8ビートがこの曲の土台を支えていて、里村さんの軽いけど印象的なパーカッションリズムがいい感じでこの曲のスピード感を出している。
おおおっ、さすがですっ!
めっちゃ渋いっ!

雄大さんは自らギターやピアノで伴奏をするのでCD音源ばかり聴いていると、今回のようなシンプルな編成では少し物足りなく感じることもある。
でも、逆に歌はCDで聴くよりも生々しくて"ああ、今目の前で歌ってるんだ・・・"と逆に感慨深い。
雄大さんの生歌を聴くのに20年の歳月がかかっている私はライブのたびにその生歌を聴いて鳥肌を立てている。
だって、いつか聴けると信じていたとはいっても今のように定期的に生歌を聴ける日が来るとは考えてなかったから。
本当に毎回どきどきしながらライブに行っているのだ。
うっ、書きながらまた興奮してきた・・・。

いきなりの選曲にアップアップの私。
次からしばらくゆっくり目のバラード系が続きちょっと落ち着く。
映画『ニューシネマパラダイス』のキスシーンのフィルムを繋いだエピソードから触発され、ラブソングのタイトルをつなげてみたという「愛の歌」とても素敵な曲。
私もいつかこの曲をイメージして短いお話など書いてみたいなあ・・・などと大それたことをいつも一瞬考えてしまう。

その後は懐かしい曲が続く。
普段のライブでは聴くことができないものばかりで。
思わず涙が落っこちそうになる。
どの曲も自分なりに思い出深い曲ばかりだから、その頃の気持ちを思い出してしまうんだ。
特に感動的な出来事があったわけでもないけど、本当に何度も繰り返し聴いていたんだなあとライブを聴きながら実感。

そしてリクエストコーナーがやってきた。
実は雄大さんの生歌を聴けるようになったら絶対聴きたい曲というのが私には2曲あった。
それは雄大さんのデビュー曲「19,600,000の悲しい夜と眩しい夢」、「ビータ・ブルース」
デビュー曲は今回のベストアルバムにも入っているし、何度か聴くことができていて念願が叶っていたけど、「ビータ・ブルース」のほうは一度も聴いたことがなかった。
リクエストなんておこがましくてできない・・・と思っていたのだけど、どの人のライブに行っても帰る時には必ず頭の中で流れるこの曲をどうしても私は聴きたかった。
それで今回はこそっとリクエストしてみた。
本当に聴けるかどうか・・・どきどきしていたのだけど・・・。

うううっ、雄大さんありがとう!
本当に嬉しかった・・・。
歌い終わった雄大さんは「可愛い歌ですね」と照れていたけれど、今もきっとその気持ちは変わっていないのでは?
作った当時はスタッフに不評だったとか。
えええっ!こんないい曲なのに〜?
少なくとも、私にとっては心の一曲です!もっと歌ってください。

さてライブは続く。
「ビータ・ブルース」で私のテンションは最高潮を迎えてしまいそのまま最後までテンションは引っ張られつづけた。
その後はろくに曲順を覚えていない。
ほんとに、曲ははじまって終わっているのに私の中ではメドレーされている感じで。
最後の最後「Midnight Chance」で、とうとう立ち上がって踊り狂ったことだけは恥ずかしくて今も覚えている。
しかも、さらに恥ずかしいことに1曲丸々大声で歌いきってしまった。
雄大さん・・・うるさかったのでは???
雄大さんだけではなく、ライブにきていた皆さんごめんね・・・。
でもまあ、みんな一緒に楽しめたと私は勝手に思い込みますわ〜♪

あああっ、終わってしまった。
どんな楽しい時間もどうしても終わってしまう。
当たり前だけど、本当に寂しいのだこの瞬間。

今年はきっとこれが雄大さんの生歌聴き収め。
来年はどこで最初に聴くだろう。
鬼が笑うというけれど、やっぱり考えてしまう私なのだった。

>>セットリスト<<
1.Midnight Calling
2.PARADISE
3.In my way, day by day, make my day
4.愛の歌
5.雨上がりの駅で
6.Memories
7.飛び方を忘れた小さな鳥
8.Oh Darling
9.ビータ・ブルース
10.黙示録
11.青い月
12.AFTER5のメインストリート
13.静かな闘い
14.太陽の匂い
15.Some Dance
16.Midnight Chance
--アンコール--
17.紫に時を染めて
18.ONLY ONE

2005.10.15(sun)Heart Museum Live(at 広島Live Cafe JIVE)
「ビータ・ブルース」
WORDS & MUSIC BY 鈴木雄大、 PLAY BY 鈴木雄大 with 里村美和 & 岡沢茂