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セキララな思考。
安井 文
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2004年12月10日(金)
まわりくどい喋りかた

私の中には、誰かに伝えたいことなんてこれっぽっちもない。
ただ、誰かの発信した思いを受け止めて反芻しているに過ぎないんだなと最近特に思う。



もう少し若かった頃は、それがもどかしくて「いや、絶対私にはなにか出来る」と
思い込んでいた。
でも、未だに小説一つ満足に書けないところを見ると、私は誰かに何かを伝えたいことなんてこれまでもこれからもきっと無いんだと思う。
それが悲しい時期もあったんだけど、今は悲しくない。
私には伝えたいことが無い代わりに誰かが発信した思いを受け取ることが出来るということを知ったからだ。

誰でも心の中にまだ言葉に出来ずにいる思いや考えがある。
運良くそれをカタチに出来る人もいるが、出来ない人のほうが世の中にはずっとたくさんいる。

だからみんな歌を聞き、本を読み、映画を見て・・・・。
とにかく自分の中にある何かをカタチにするためのかけらを探しているんじゃないかな。



「まわりくどい喋りかた」
WORDS & MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY JUDE



2004年12月09日(木)
Silvester&Johnny K

12月8日、周南チキータにJUDE現る!

今年の1月12日に大阪でライブを見て以来11ヶ月ぶりのJUDE。
その都度ドラムスの交代があり、体験するたびにイメージが変わってゆくバンドだ。
もうかれこれ8年くらいJUDEのリーダー浅井健一(愛称 ベンジー)の作る音楽に惹かれ彼自身さえも溺愛している私だが、未だ飽きることはない。
飽きる理由が見つからない。



その魅力については今まで何度も語ろうとしてはみたんだけど、頭までどっぷりその世界に漬かっている私の説明は、まるで異星人の言葉のように聞こえるらしく伝わらないことが実証済みなのでそんな無駄なことは今ではほとんどしなくなった。そんなこと説明できるわけがない!と最近は開き直っている。

この冬のツアーで私の住む小さな町の西隣にあるほんの少し大きな町の小さなライブハウスに彼らがやってくることを聞いたのはまだ夏だった。

それはまさに青天の霹靂であった。

私が言うのもなんだけど、その隣町はとても地味でもちろんそれなりに音楽シーンもあるにはあるが、あまりにマニアックすぎてその存在が一般の人たちに知られることはほとんどない。
ライブといえば、シングルやアルバムを出せば必ずオリコンチャートのトップ10にはいるような大物ミュージシャンの公共会館で行われるライブに人が集まるくらいで、この地方では結構名の知れている老舗のライブハウスに超大物ミュージシャンがやってきても気づかれなかったりするような町なんだ。

そんな町をよくもよくも選んでくれた!
ベンジー、ありがとう!!!!

私は毎回、東隣の県にある中規模ライブハウス(でもその街では結構大きいんだよ。)に通っているわけなんだけど、平日にライブがあったりなんかすると仕事の都合がつきにくい。でも、何はなくともベンジー最優先の私は仕事を休んで行くわけなんだけど、車で片道1時間もかかる道のりは結構辛かったりもする。(もう若くないので。)
そんなこんなでかねてから「我が県にベンジーが現れないだろうか・・・」と切望していた。(ううむ、かなり自分勝手な切望だ・・・・苦笑)
こんな小さな町にだってベンジーを愛する奴らはいるんだ!ということを彼に見せたかったという気持ちもあった。

2週間前に届いたチケットの整理番号は14番。
もしかしたら5番以内かもと根拠もなく期待していたんだけど、私の前に13人も急いで入金した人がいたわけである。
いやはや・・・。

当日、ライブハウスに姿をあらわした人たちは、広島でのライブでは見かけたことのない顔ばかり。毎回ライブに通っているとだいたいいつも来る人たちの顔を覚えてくるのだ。別に声をかけて知り合いになるわけでもないが、私はいつも見かける人がいるだけでなんだか嬉しくなってくる。だから、今回はちょっとばかし寂しい気分。
でも、みんなそれぞれわくわく顔をしていて、それを見ている私の顔もにやけてきた。
小さなライブハウスのロビーには、広島のライブハウスでたいてい見かけるスタッフが何人も立ち働いている。
私にとっては彼らもJUDEの一部なので、その姿を見るだけで「ああ、ここには間違いなく彼らがいるんだっ!」とボルテージも上がってくる。

近隣に住んでいながら、チキータに来るのは初めて。
最近ここへはマニアックだが人気のあるバンドが続々と訪れているらしい。
つい数ヶ月前にもくるりがやってきて、物販まで仕切っていたらしく、くるりファンの会社の後輩が後日目をきらきらさせながらその話をしてくれたっけ。
さすがにベンジーは物販はしていなかったが、ロビーの入り口には機材車が横付けされていて(駐車場がないからな〜。)それを見るだけでもわくわく・・・するのは私だけか?

ロビーにはSHERBETSからJUDEまでに発売されたアルバム・シングルがほぼ全部並べてあって、普段からこれくらいの品揃えをしておいて欲しいと思ってしまった。

とにかく、いつもと違う場所でのライブはその場にいる私も勝手が違って妙に落ち着かなかった。

ライブの最中のはなしは、これよりもっと長くなってしまうだろうからとりあえず、ライブ前の興奮をつづってみた。



「Silvester&Johnny K」
WORDS & MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY JUDE