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セキララな思考。
安井 文
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2004年09月23日(木)
青い鳥はいつも不満気

私は興味のあることについては何でも調べる癖がある。

インターネットが普及する前は、本を読みまくり新聞を読みまくっていたものだけど、最近はもっぱらインターネットの拾い読みが中心だ。
毎回、明確に意図をもっているわけではないので、調べていくうちに出来れば進みたくなかった方向へ進んでしまい、余計な情報を仕入れたりする。



今は韓国について非常に興味があるのであちらこちらに出向いている。
ドラマや俳優、音楽などについて調べているうちは良かったのだけど、だんだんと政治的な内容にまで進んでしまって、正直なところ今は少し意気消沈気味。

知らないことが多いんだなあと改めて思う。
いろいろなところで書かれているそれぞれの内容がどうこう言うわけではなく、ただ知らないことが多いんだなと思う。

それらを知ったからといって、すぐにどうこう出来るわけでもしようと思うわけでもないけど。
日本と韓国にはいろんなことがあるんだなと日々知るようになった。

どれを信じていいのかわからないけれど、様々ある意見や情報には意味があってそういうものが公開される理由もあるのだろう。
ある意見や情報があったらその反対もやはり知るべきだと私は思うので、いつのまにか深いところまで潜ってしまって疲れてしまうことも。

何事も程々が一番とはいうけれどね。

知らないからといって知っている方向からだけの意見を言うのはとても危険なことだと思う。
だから私は調べるんだけど。
知りすぎてしまったために本当はそういうこととは関係ないところで作られているかもしれない文化についてまで政治的な意図をもたせようとするのはとても恐ろしいことだと思う。
今私がここで書いている意見でさえも恐ろしい内容だと言えないこともない・・・。

だけど、少なくとも音楽や映画などの日本でも同じように作られている大衆文化については、作っている人たちの気持ちはどこの国だろうと同じだと私は信じたい。

韓国の映画やドラマ、音楽に政治的な検閲がかかっているのは確かだけど、それを通って出てきたそれらのものに惹かれてしまうのはやはり魅力的だからだ。
頭でっかちになりすぎて、魅力的なものを見逃すのだけはいやだな。

インターネットダイブはほどほどにしないと。
混乱してくるとこんなことを書きたくなったりするから。


AJICOSHOW

「青い鳥はいつも不機嫌」
WORDS BY UA、MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY AJICO



2004年09月22日(水)
イマジン

ここ数年、いつも気にとめているキーワードがある。

それは"想像力"



すごく影響を受けたある音楽人が繰り返しインタビューで言っていたので気になりはじめた。
気にとめるようになってからは、いたるところでこのことが重要なんだなと確信をもった。

かの有名なジョン・レノンの名曲「イマジン」はまさに"想像力"の歌。
もしかしたらその音楽人もこの曲が頭にあってそういう発言をしたのかもしれない。
単純なその歌詞は、情景を想像させる。
そして、その情景に対して自分がどう思っているかを私はさらに想像する。

世の中にある創作物のほとんどがすべて作者の想像力で成り立っている。
自分が興味のある方向を私たちは感じ、それらを体験して想像力を掻き立てられるのだ。
いろいろな想像の産物があり、それに対する想像も千差万別。

普段の生活でさえ想像力を働かせれば回避できる嫌なことや手に入れることの出来る小さな幸福なんかがある。
想像力を増幅させるのに本を読み、音楽を聴き、映画やドラマを見る。
そして、そういうことについて友人と語ることが出来ればまた違う想像が生まれてくるもんだ。

人と接する時でさえ、想像力が非常に重要になることを最近は感じている。
小さなことでも気にとめて想像することさえすれば、今と違う何がかみえる。

最近特にそう思う。


イマジン 〜ミレニアム・エディション〜「Imagine」

MUSIC & WORDS & PLAY BY ジョン・レノン



2004年09月16日(木)
ボーリングクラッシュ

木曜洋画劇場で特別企画として「ボーリング・フォー・コロンバイン」が放送された。

正直に言うと、この作品をアナログ地上波で見るとは思わなかった。
しかも、吹替えで。

吹替えを担当したのは山寺宏一さん。
元祖「おっは〜♪」の山ちゃんと言えばわかる人が多いかも。(私はアニメ「Cowboy BeBop」のスパイクなんだけど。)



マイケル・ムーア監督はお世辞にも美声ではなく喋りもあまりうまくはない。
ぶつぶつと喋りつづけるので、字幕ではなかなかそのニュアンスが伝わってこなかったような気がしていた。
山寺さんは美声の持ち主でアニメのヒーローも演じたりする人。
その山寺さんがムーア監督?と思ったんだけど、始まってみるととてもしっくり来た。
山寺さんはTVドラマにも出ているので、顔やその動きなんかもわりと記憶に残っているんだけど、声優の時にはまるでその様子が見えないのですごいと思う。
山寺さんの吹替えはなかなかいい感じだと思った。

この映画を見たのはたしか去年。
私の住む町にある複合系映画館で期間限定で公開されたので見に行った。
この映画は好きなミュージシャンがインタビューでいいよと答えていたを読んで興味をもった。
普段からあれが面白いこれがいいよと実名を挙げて紹介することをしないタイプの人だったからだ。

マイケル・ムーア監督については、インターネットでいくつかの情報を拾い読みしていて、胡散臭い人物だと思っていた。
今もそう思っているんだけど。
「進む電波少年」というTV番組があったけど、これは元々アメリカでやっていた同種の番組をパクった物で、その番組を撮っていたのがマイケル・ムーアその人だという。
私はこの「進む電波少年」の企画が好きではなかったので、マイケル・ムーアもあまり興味がわかなかった。

映画は、1999年4月20日、アメリカ、コロラド州のコロンバイン高校で起こった銃乱射事件について、なぜそれが起こり、その後どうなったかを調査する過程が中心に展開するドキュメンタリー映画。
あまりいい印象のなかったムーア監督だけど、この映画は面白かった。

映画の中で展開されている事柄が”やらせ”なしの真実かどうかは別にして、ひとつのことをとことん突き詰めていくところはなかなかだ。
相手が話を向けていくだろう方向を読んで、矢継ぎ早に質問する姿は圧倒される。
「華氏911」でもそう感じたんだけど、ムーア監督は起こった出来事を問題にしたいのではなくなぜそんなことが起こるのかを解き明かしたいんだろう。
なにかがおかしくて歯車が狂い、悪循環が繰り返されつづけている。
でも、そのなにかを探る振りをして結局映画では答えを出さないのだ。
答えを出すのは、見ているこっちの仕事だといわんばかりである。

久しぶりにこの映画を見て、やり方はやっぱりどうかと思うけど、自分が伝えたいことを形にする手腕はすごいなと改めて感じた。


bowlingfor
「ボーリング・フォー・コロンバイン」
ジャンル:ドキュメンタリー
製作年 : 2002年
製作国 : カナダ
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ
監督・脚本 : Michael Moore マイケル・ムーア






AURORA

「ボーリングクラッシュ」
WORDS & MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY THE SHERBETS



2004年09月15日(水)
言葉にできない

昨日、最も古くからの友人からはがきが届いた。
ニュースで先週上陸した台風の通過地域に私の住む町が含まれていたため、心配してはがきを送ってくれたのだ。
はがきには私と家族の安否を気遣う内容と、もしも物質的に大変ならば物資を送る準備があると言うことがかかれていた。



今回の台風は、本当に強くて知り合いの中にもかなりの被害を受けた人もいたのだけど、幸い私の住んでいるあたりはほとんど被害がなく、大きな台風だったという実感も正直なかった。
ただ、市内にある島の沖で、インドネシア船籍の貨物船が座礁し、乗組員が行方不明になっていたことが全国版のニュースで何度か流れた。彼女はきっとそれを目にしたのだろうと思う。

彼女とはもう20年来の付き合いになるのだが、実はまだ一度も会った事がない。
知り合った頃に何度か電話で話したことはある。

彼女の事を知ったのは、とある音楽雑誌の読者ページの文通希望コーナーである。
確か私が彼女の名前を見つけて手紙を出したのが始まりのきっかけだったと思う。
私は年の割にませた音楽を聞く小学生だったのだが、彼女もまた私と同じ音楽を好きな人で同年代の友達を探していた。
好きなバンドの話を書いて手紙のやり取りを頻繁にしていた。
その後、大きくなるにしたがって手紙は慣例的な季節ごとのはがきに姿を変えてしまったのだが、彼女は未だに私のことを気に掛けてくれていて折に触れはがきが届く。
お互い会いたいと思っているにもかかわらずその願いは実現していない。

彼女は、出会った頃に書いていた夢をかなえ、今は家庭を持ち子供も育てている。
対する私は、今だ好きな音楽や映画、本に夢中。
好きな音楽の種類も今では変わってしまった。
それでも、彼女からの便りはうれしくて思わず涙が落っこちそうになる。

手紙こそ書かなくなったけど、インターネット時代になってからは掲示板で好きな音楽や映画のことを書いては同好の人たちと話をしている。昔から私はそんなことばっかりしていたんだな〜と彼女からの久しぶりのはがきを見ながら、ぜんぜん成長してない自分をちょっと恥ずかしく思ったり・・・。

それでも、彼女ほど長くやり取りをしている人はいないし、考えてみたら今ではもう彼女が今も付き合いのある友人の中では一番古い友人になってしまった。
いつまでも、彼女とは友達でいたい。
心のこもったはがきを読みながら、私はそう思った。


over

「言葉にできない」
WORDS & MUSIC BY 小田和正、PLAY BY オフコース



2004年09月12日(日)
あなたにとって私は、僕にとって君は

「ラブストーリー」を見に行った。
すでに今年4月に一度見ている映画なんだけど、「純愛中毒」と2本立て¥1000というので、うっひょ〜♪ともう一度見に行った。

この映画、かなりツボ。



正直、「純愛中毒」のついでという気分で見に行ったんだけど、やっぱり同じところで泣いちゃった〜。
何であそこで泣くんだ?ってとこで泣いちゃうんだよな〜。
多分、また見たときも泣くんだよな〜。

主人公は女子大生。友達が熱を上げている演劇部の先輩にひそかに片思い中。
その彼女が母親の海外旅行中に棚の中から小さな木箱を見つける。
その中には、手紙と日記帳が入っていて母の初恋が書かれていた。

母親の若い頃と娘を2役でソン・イェジンが演じる。
物語は娘の話と母親の過去の話が絶妙なタイミングで入れ替わって進んでいく。

やはり初恋は結ばれないほうが美しいのかな。
でも、この映画の結末はなかなかいかしているのさ〜♪

「ラブストーリー」
ジャンル : 恋愛
製作年 : 2003年
製作国 : 韓国
配給 : メディアスーツ&クロックワークス
監督・脚本 : クァク・ジェヨン
出演 : ソン・イェジン、チョ・スンウ、チョ・インソン

「あなたにとって私は、僕にとって君は」
PLAY BY 自転車に乗った風景



2004年09月11日(土)
中毒 ORIGINAL

待ちに待ったイ・ビョンホンの映画「純愛中毒」が公開日を迎えたので、早速行って来た。



今年の4月に全国公開された作品だけど、複合系映画館では上映されなかったため私の住んでるあたりでの公開はないかもしれないとあきらめていた作品だ。

すでに今月DVDが発売されていて、公開は多分無理だろうと思っていたので早々と予約しており、すでに私の手元に届いていた。
届いたのは公開1週間前だったのだけど、見たいのをひたすら我慢した。
この映画がサスペンスタッチの恋愛映画でオチを知ってしまったら面白くないと知っていたわけ。だから、せっかく映画館で見られるのならそっちで見たいもんね。

これはちょっと面白い映画である。
ネタバレはやめておこう。(すれすれになるかもしれないけど。)
簡単な説明だけ。

仲の良い兄弟と兄嫁が3人で暮らしていて、ある日兄弟は同じ時間に別の場所で事故に合う。
1年後、弟だけが目を覚ます。
目覚めた弟と兄嫁は2人で暮らし始めるのだけど、弟が自分は兄だと言い始める。
そして・・・。

随所に監督が伏線を張りまくっているので、後から思い出してみると思い当たる節をがたくさんある。
しかも、監督は騙しまで用意していて、なんとなくオチを想像させながらも「え?やっぱり違うの?」と、見ているこっちを撹乱させる。
見事にやられました。

それを誘発するのは、主役を演じているイ・ビョンホン。
彼が演じるのが1年後に目覚める弟。
彼の役者根性は生半可ではないと知ってはいたが、ここまでくるとちょっと驚異的。

といっても、見た目はそんなに変わったところはない。
服装も言動も「こういう感じのヒトって割合いるよね〜。ま、ちょっとかっこよすぎるけど。」といった程度。

映画の前半ではほとんど表に出ることがないので、彼の登場したシーンの印象はほとんどない。
私の中では、登場するだけで目をひく男という印象が強いので、これにはいささか肩透かしを食らわされてしまった。
まず驚かされたのは、兄役(イ・オル)の人と後姿がそっくりだということ。
どちらなのかかわからない瞬間が何度かあった。これには参った。
血のつながった兄弟役はそれこそたくさん見てきたけど、体つきまで似せた俳優は今のところ思い出せない。
でも、これが物語の後半に重要な意味をもってくる。

この後半が曲者だ!
映画を見ながらいろいろ推測して妄想しまくりの私は、想像力を総動員させていただきました。
映画のエンドテロップがすべて終わった後も頭の中はぐるぐると動きつづけていて、どうにも結論が出なかった。
そんな状態なので、同じくこの映画を見に行ったばかりの友人に電話をかけて、どのあたりでどう感じたかをたっぷり2時間話してしまった。
ちなみにその友人は男性で、イ・ビョンホンファンというわけではない。
映画は見たけりゃなんでも見るタイプで、特別好みにうるさいわけでもない(女の好みはうるさいが)。

反対に私の好みは偏っていて、特に今回はイ・ビョンホン中毒症状が若干ある状態なので、冷静に見てこの映画が面白いのかどうかちょっとわかりかねていたのだけど、そんな友人がなかなか良かったと言ったくらいなので、きっとこれは面白い映画なのだ。

今回とてもうれしいのは、劇場で見た映画をすぐまた家に帰ってみることが出来るってことだ。
夜、再度DVDを見る。
またまた別の物が見えてきて、う〜んと考える。
しばらくこれを繰り返すことになりそうだ・・・。

イ・ビョンホンのドラマも映画も見たが、私は映画俳優イ・ビョンホンのほうにより魅力を感じた。
次回作も年末には公開されるかもしれないと言う話なので、これからの作品がとても楽しみだ。


純愛中毒-DVD

「純愛中毒」
ジャンル : 恋愛
製作年 : 2002年
製作国 : 韓国
配給 : エスピーオー
監督:パク・ヨンフン
出演: イ・ビョンホン、イ・ミヨン、イ・オル、パク・ソニョン






純愛中毒ost

「中毒 ORIGINAL」
WORDS BY 、MUSIC BY 、PLAY BY



2004年09月10日(金)
キアヌヴィジョン

昨夜、本屋から定期購読の本が届いたというので受け取りに行く。

最近の習慣で韓国俳優を扱った雑誌のコーナーについふらふらと行ってしまう。
が、真新しい情報も手に入れられそうにないので、その横に常設されている映画雑誌に目を向ける。
いくつかの映画雑誌を手にとって見ているうちに、キアヌ・リーブスの新作の話題を発見。

おおおおっ!



私はかれこれ10年くらい彼のファンである。
と言っても、熱心に追っかけをしたりインターネットで彼の情報を検索したりするわけではないけど。
日本で見ることの出来る彼の作品は全部見ているし、ビデオでもっていたりする。
とりあえず、今のところ彼がどんな役柄を演じても受け入れてしまえるくらい溺愛している俳優だ。

一番最初に見た彼の作品は「スピード」だった。
すでにキアヌはスター俳優の仲間入りをしていて、彼の作品はいくつも見ることが出来た。
わりと人間臭い役をたくさん演じている。
インタビューを読むと相手を煙に巻くような発言をしていて、印象としてはちょっとばかっぽい?と言う感じを最初は受けた。
しかし、実は自分のイメージを固定されるのを嫌っての発言だったと知った。
そういうひねくれものが大好きな私はそういう姿を知るたびにどんどんキアヌ・リーブスという俳優にはまってしまった。

「マトリックス」効果で彼の人気もうなぎのぼりしていて、一時期はどこかしこで彼の話題が取り上げられていたなあ。
あれは映画として大好きな作品だけど、キアヌの演じたネオはあまり好きではない。
「マトリックス レボリューションズ」でやっと人間臭くなったけど、それまでの2作はサイボーグみたいで気持ち悪かった。

で、そのキアヌの新作がそろそろ来るらしい〜♪

「コンスタンティン」という映画で、ジョン・コンスタンティンという名の探偵役だそうだ。
ジョン・コンスタンティンはオカルト探偵であり、悪魔や魔物と戦う。
トレンチコートをまとい、煙草とお酒好きで、皮肉屋で、ひねくれた性格で・・・。

あれ?
これってキアヌのことじゃないか〜。

キアヌはきれいきれいにするとものすごい美男子だ。
あれでにこっとかされちゃったらそれこそも〜腰砕けになってしまうんだけど。
それを体験したい人は是非「恋愛適齢期」を見てほしい。

しかし!そんな役では彼の本領は発揮できないのである!
ひねくれものこそ彼の本領を発揮できる役柄。

キアヌ出演作はかなりあるけれど、私が一押しするのはなんと言っても「殺したいほどアイラブユー」
脇役のジャンキーを演じているのだけど、その壊れっぷりがすばらしい。
相棒のジャンキーをウィリアム・ハートが演じているんだけど、そのコンビネーションがめちゃめちゃおかしい!
実話を元にしたブラックコメディーで、作品自体もかなりおかしいので是非見てほしいところ。

主演作品で一押しは、「フィーリングミネソタ」
天然ボケのチンピラ役で、キャメロン・ディアスに振り回されっぱなしのだめだめ男。
か情けない男が私にはつぼである。

美しい彼を見たいなら「マイプライベートアイダホ」
故リバー・フェニックスとの共演作品(この作品をきっかけに2人は大親友になったと言われている。)
好きな作品なんだけど、あまりにも悲しい結末に2度見ることが出来なかった。
でも、この作品のキアヌが今のところ一番美しいと私は思っている。

遅くとも来年中にはこの新作を見ることが出来るはず・・・。
帰りの車で思わずにやにやするのだった。


キアヌ・リーブス・コレクション「キアヌヴィジョン」



2004年09月04日(土)
ジマーマンラビン

「ボーリングフォーコロンバイン」が面白かったので、今回もかなり楽しみにしていた。

今回のほうがマスコミでの扱い回数が多く、事前にこのドキュメンタリーの情報がいろいろ入ってきていたので、先入観がかなりあったわけだけど、それに惑わされずに見ることが出来たかな。



マスコミでは映画の中のブッシュ家とラディン家のかかわりばかりが強調されていて、それだけ見聞きしていると、ブッシュを叩きたいためだけの内容なのかと思われてもしょうがない。

すでに起こってしまった出来事は、その人がどの立場にいるのかによって見方が変わってしまう。
偏った情報が危険なことはみんな知っていることで、この映画は、ムーア監督が独自の方法で偏っている情報を別の方向からみせようとしている。
これは「ボーリングフォーコロンバイン」の時と同じ。

ただし、彼の調査した内容についてはそれが本当に真実かということはよくわからない。
もしかしたら、彼の元に届くまでに捏造されたものや彼が捏造したものもあるかもしれない。
いずれにしても、その部分に関してはどれが真実なんだかは見ている私にはわかりようがないこと。

私はそういう調査の部分については少々疑ってかかっているので、ふ〜んという感じしか受けなかった。
ま、ブッシュは私利私欲の塊なのかな〜?くらいに感じた程度。
(これも実は危険な感想なのか?)

ブッシュの話はこの映画の起承転結のポイントで扱われている。
多分、そこが重点ではない。

この映画の中でイラクの現状を映し出した映像は、少なくとも本物の映像だなと感じた。
おそらく、彼が一番見せたいのはここなんだと思う。

「ボーリングフォーコロンバイン」にしても「華氏911」にしても悪循環が常に起こっているということだけしっかり感じることが出来た。
その編集手腕はすばらしいと思う。
きちんと1つの作品になっているからね。

映画の中で表現されている悪循環を断ち切りたいと思った時、自分はどういうことが出来るんだろうと私は思った。

全部見終わって思ったのは、やっぱりブッシュを今の立場からひき下ろしたいために作った映画なんだなってこと。
マスコミの言っていることはある意味正しかったようだ。

ただし、なぜブッシュをひき下ろしたいのかを考えなくちゃ意味はないと思う




「華氏911」
ジャンル : ドキュメンタリー
製作年 : 2004年
製作国 : アメリカ
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ、博報堂DYメディアパートナーズ ほか
監督・脚本 : マイケル・ムーア



「ジマーマンラビン」
WORDS & MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY THE SHERBETS