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セキララな思考。
安井 文
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2004年03月25日(木)
限リナイ青ニナル

最近、妙に青い色が気になる。
選ぶものも青いものが多くて、これはきっと青が好きになったってことなんだろう。

青って微妙な色だと思う。

3年位前から青いレンズのサングラスを探していた。
青いサングラスが欲しいなと思ったきっかけは、TVの中で吉田拓郎さんがすごく深い青レンズのサングラスをかけていたのを見てから
だ。
拓郎さんがかけていたやつは、目が見えないくらいレンズの色が濃かった。
あれはきっとブランド物で高いやつなんだろうなあ。

いろいろ見ているうちに気分も変わってきたのだろう、結局手に入れたサングラスのレンズは薄い青。
でも、フレームも少し青が入っていてレンズの形もすごく気に入って、見た瞬間「私が探していたのはこれだ!」という直感が働き、
その場ですぐに購入してしまった。
まさに運命的な出会いだったな。
すごくお気に入りで、ちょっと曇っててもかけたりしてしまう。

そのサングラスをかけると、世界は薄く青がかかって薄暗くなる。
そして少しさびしい気分になる。
でもそれは一瞬のことで、目がその色に慣れてくるとすぐにその気分は忘れてしまう。
"ブルーな気持ち"あるいは"ブルーな気分"という言葉があって、すごくさびしかったり憂鬱だったりという気分を表現している言葉。

サングラスをかけた瞬間の私は"ブルーな気分"になっているということなんだろう。

でも、晴天の日、真っ青な空を見上げる気分はどこか澄んでいてよくわからないけど無心になっているような気がする。
時に涙があふれたりもする。
それは決して"ブルーな気分"ではなく、かといってその逆と言うのも当てはまらず、どこか崇高な感じがする。

そういえば、いつか見たドラマで金八先生が中学生たちに向かってこういっているシーンを見たことがある。

「空なんか見あげるな。空を見上げるのはさびしい人のすることだ。」

ストーリーの流れは覚えてないけど、その時私は、なんだか金八先生に裏切られたような気がしたな。
私はしょっちゅう空を見上げていて、そういう時はべつにさびしくも何ともないし、とても気分がいい。
だから私は"いや、違う!空を見上げるのは誰でもする自然な行為なんだ!"と心の中で金八先生に反発した・・・ような気がする。
今でもそう思っている。

どこまでも広がる空の青さを見ていると心の中にあるいろいろなものが一瞬にして消し飛んでしまう。

そしてその後、何が浮かぶだろう?

それはきっと人それぞれ違うはず。
私は、なんだか新しい気分になる。何が新しいと言われると困るけど。
空を見上げる前の私のことを見上げた後の私は忘れてるんだと思う。
正確には空を見上げる前にくよくよ考えていたことを忘れてるんじゃないかなってこの頃は思う。
「な〜んだ」と思ってちょっと得した気分になっていることが多いなあ。
それも多分、その一瞬の気分なんだろうけど。
これがきっと世間で言うところのリフレッシュというやつなのかもね。

何か忘れたくて無意識に空を見上げてしまう。
他の人もそうなんじゃないかなって、今日思った。


「限リナイ青ニナル」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 鈴木雄大