長距離の電車やバス、新幹線の中で音楽を聴くと普段の生活で耳にする時とは違うものを感じることが出来る。 それは、聞き漏らしていたバイオリンの音だったり、聴き取れなかった歌詞だったり、想像しきれていなかったイメージだったりする。 きっと、窓の外の風景がそれを助けてくれるんだな。 過ぎてゆく景色の中にはとても美しくて一瞬心に残るものがきっとたくさんある。 でも、次の瞬間には忘れ去られてゆく。 きっと毎日その繰り返しなんだ。
それは、川沿いのまっすぐ伸びた道だったり、木の生い茂った山だったりそのもっと先にある青い空の色だったり。 その道を自分の車で走ってみたいとかこの空の色が好きだなと思ったりとか。 それから、その街に住む誰かが同じ瞬間に空を見上げることもあるかもしれない。
だけど、たとえば、新幹線の中から見るその風景はそこに住む人たちが見たことのない風景かもしれない。 だとしたら、私は彼らの知らないその美しい風景を発見したことになる。
それはとてもラッキーで幸せなことだ。
そんなことを思うと、自分の住む街のそういう風景を通りすがりの誰かが美しいと思う瞬間を思い浮かべる。 それだけのことでちょっと楽しくなってしまった。
それは、その一瞬だけの楽しみなんだけど、そういう気持ちになることって大切なことだと思うから、そんな自分を少しだけかっこいいなと思う。
そう、自分をかっこいいと思う気持ちも時には必要だから。 旅の途中だから、それもいいんだ。
「ARABIA」 WORDS & MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY JUDE
2004年01月15日(木) |
ふたたびの Are you happy? |
さて、このページを立ち上げてからかれこれ2年と3ヶ月が過ぎました。 最初のコラム・・・というよりも挨拶で。
いろんな思い出や言葉がたまっています。 そろそろ、開放しなくちゃ次が入ってきません。
なんてことを書いていました。 ここ1年くらい心の中にある言葉たちが文章になってくれません。 もしかしたら、貯め込んでいた思い出や言葉がほとんど開放されたのかも。
支離滅裂、自意識過剰な内容でありながら楽しみにしてくださっている方々もいることを知り、とてもうれしかったです。 このページを続けていられるのもそういった方がたの励ましのお言葉があってこそだといまさらながら感謝もしています。
このページをやめることも考えましたが、やっぱり、またきっと貯め込むことになるだろうから少しずつここに開放し続けることにしました。
何もないところからなにが生まれてくるのか、よくわからないけれどそれはそれで楽しそうだなあと思ったりもしています。
ということで・・・。
トップページも引越しとリニューアルをします。 とりあえずの言葉はここから始まりますが、これからもよろしくお願いします。
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