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セキララな思考。
安井 文
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2002年05月31日(金)
hit man

待ちに待ったWeekend Lovers広島公演。

BLANKEY JET CITYファンのるび〜さんと私にとっては、浅井健一さん以外の2人のビップが久々にやってくるライブなのでちょっと緊張ぎみ。
一緒に来ているるび〜さんは特に中村達也びいきなので会場に入ってからも興奮ぎみだ。
今回はthee michell gun elephant のファンが多い様に感じる。
やはり、チバユウスケの威力なんだろうか・・・。

LOSALIOSは、中村達也さんのほかに東京スカパラダイスオーケストラのギターのカトウさん、武田真治くん(SAX)、AJICOのベーシストTOKIEさんがクレジットされている。

私がBLANKEY JET CITYを聞いてみようと思ったきっかけは武田くんだったので、達也と武田くんが一緒にやってるなんてちょっと不思議な感じがしてステージを目の前にしてもなお信じがたかった。
武田くんの立ち位置であろうステージ前は、ティーンエイジャーの女の子達が陣取っていた。
私たちは中央より少し下がった壇上に陣取っていた。
整理番号が遅かったので真ん中のベストポジションは取れなかった。
場所はステージに向かって左はしの方。
私は武田真治くんとROSSOの照井利幸さんを目の当たりにしたかったので、その場所で満足だったけど、後から考えて、るび〜さんは右端の方がよかっただろうなとちょっと反省。
なぜならLOSALIOSは4人編成なんだけど、なぜか全員横一列に並んだ配置になっていて達也は右寄りにポジションが取られていたから。

ステージの様子からLOSALIOSから始まるんだということがわかり、るび〜さんはそわそわしている。

開場が暗くなりメンバーが出てきた。
・・・一番最初に出てきたのは、中村達也。
そのとたん開場から歓声が上がる。
私は武田くんのシルエットを観たとたんに一気にボルテージが上がり興奮していた。

達也が軽く挨拶。
何気ない感じでいきなり演奏が始まる。

LOSALIOSはフリーセッションっよりのパフォーマンスをする。
この間出たばかりのアルバムは、LOSALIOSってこんな感じの音を出すんだよというサンプル盤みたいなイメージで、それ自体はインパクトが少ない。(と私は感じた。)
その代わり、ライブは達也がのればきっとすごいものになるだろうという期待が私にはあった。

思ったとおり!
CDなんか比べ物にならないくらい、カッコイイ!
そして、生で聴く達也のドラムスはやっぱり最高だ!
これだけ目が釘付けになるドラマーもめずらしいと私は思っている。
もしかしたら、達也より武田くんの方に目がいって困るかもなんて言ってた私もどうしても達也に目がいってしまう。

このバンドで曲の進行を把握しているのは、実はギターのカトウさんとベースのTOKIEさんだ。達也は好き勝手叩いていて時々カトウさんが合図を送っている。

武田くんは達也が好き勝手始めてしまうと手が止まってしまう。
そこにカトウさんがやってきて親切に曲の展開を教える。
・・・カトウさんすごい人だ。
ものすごく冷静なのかと思っていたら、自分も入り込んで弾いていたりする。
スカパラのギターってサウンド的にもあまり表に出てこないんで、あまり気にも止めていなかったけどこの人すごい人だ・・・。

TOKIEさんのベースは、独特のタイム感があって私は好き。
AJICOの時に組んでいたドラムスの椎野さんも独特なタイム感の人で2人の醸し出すリズムの乗りはゆったりとしていて色気のある感じだった。
今回TOKIEさんは、ともすると暴走してしまう達也のリズムをしっかりホールドしているイメージ。
この2人が組むとジャージーな雰囲気になるのがとても不思議だ。

今回武田くんは、存在自体が希薄に感じた。
ミュージシャンとしては、自己主張するまでにいたってないのかも。
あまりにも強烈な個性の中に埋もれてしまっている。

SAX自体はソロでツアーをやっていた頃に比べると、ライブなれしてきているようでなかなかよくなっているけど、とっさのアドリブが効かないのが見ていてよく分かった。音で自己主張出来ずにいる。
それでも、ステージに立った絵ずらはなかなかいいんじゃないかと思う。(ファンの欲目?)

達也のドラムスは最高。
目をつぶって聴いていると音が見えるような気がしてくる。
手首の返しが柔らかく、引っかけるリズムがなんかすごくむずむずしてくるような感じ。ドラムスだけ聴いていても心地いいんじゃないだろうか。

のってくると大暴走する。
カトウさんとTOKIEさんはそれを許しつつも曲自体が暴走しない様に気配りをしている。
2人は時々目配せをして曲の流れが壊れない様に配慮している。
達也はまるでその様子に気がついていない様で、感情のままに太鼓を叩き続けているように見える。
それを呼び戻してちゃんと曲に仕上てしまうTOKIEさんとカトウさんの手腕に脱帽のひとときだった。

そのチームワークのすごさに私は鳥肌が立ってしまった。
なんてすごいんだろう。
フリーセッションをこんな風にまとめられるなんて、達也の気分のむらや癖なんか知り尽くしているからフォローできるんだろうななんて、感動していた。

今度彼らのパフォーマンスを聴けるのはいつになるのだろう。
そう考えると、ライブがあっという間だったのがとても名残惜しかった。

2002.05.30(THU)Weekend Lovers(at 広島CLUB QUATRO)
「hit man」
MUSIC & PLAY BY LOSALIOS



2002年05月30日(木)
EXCUSE ME

BLANKEY JET CITYの解散から2年ほどが経った。

その間、ボーカルを担当していた浅井健一さんの活動はかなりのハイスピードで展開し続けている。
だけど、残りの2人はまるで息を潜めているかのように表立った音楽活動の噂が耳に入ってこなかった。

まだ、BLANKEY JET CITYのオフィシャルHPの公式掲示板があった頃。
ドラマーの中村達也さんが、東京は青山のとあるクラブで時々ミュージシャンを集めては夜通しセッションしているらしいと話題になっていた。
そのうちに、掲示板にはその日時が具体的に掲示されるようにもなり、人もかなり集まっていたようだ。

その中からどうやらいい感じのものが仕上がっていて、アルバムを出すらしいと話が具体的に聞こえてきたのが、去年の12月あたりだった。
それからさらに数ヶ月後。
やっとLOSALIOS名義でアルバムが発売され、それを引っさげてライブツアーを始めると正式に告知された。

ベースの照井利幸さんは、その間、一度ユニットを組んでアルバムを発売したのだが、本人的に納得が行かなかったらしくその後、噂が入ってこなくなっていた。
ところが、中村達也さんのバンドの噂と共にいきなり彼の新しいバンドの話も舞い込んできたのだった。
なんと驚くことに、彼はthee michell gun elephant のボーカルであるチバユウスケさんとバンドを組んだのである。バンドの名前はROSSO。

うれしいことに、この2つのバンドがWeekend Loversというイベントで全国ツアーを行なうという。
東京や福岡では、彼ら以外にも多数のミュージシャンやDJが参加するらしいが、とりあえず広島は彼らだけがやってくるということだった。

そんな豪華な取り合わせ、この先またあるかどうか分からないっ!

だけどチケットって取れるんだろうか?
行きたいんだけどどうしようかなあ・・・とぼんやり考えていたある日。
るび〜さんからメールが届いた。

「一緒に行きませんか?」

おおおっ。誘ってくれてありがとう!

やっぱそうよね?そうね〜やっぱり行きたいねえ〜♪

そしてすぐさまふたりして携帯からチケット獲得大作戦を開始した。
彼女はチケットピアのインターネットサイトで、私は携帯のローソンチケットサイトで、同時にアクセスを開始。

・・・十数分後。

神様は私たちに微笑んだ!
私たちは無事、2人分のチケットを手に入れることに成功した。

それはまだ、2つのバンドのアルバムさえ手に入れていなかった時のことだった。

「EXCUSE ME」
MUSIC & WORDS BY 照井利幸 & 中村達也、PLAY BY BLANKEY JET CITY



2002年05月29日(水)
アシンメトリー

歌モノで声が好みだったら、やっぱりどうしても歌詞に耳がいっちゃう。
多分そのせいで歌を聴くのって、歌っている人と会話している気分になるんだろうと思う。
最近ハマッている音楽では、ボーカルの声よりもドラムスの音がやけに耳に飛び込んでくるので、ドラマーと会話している気分かな。

で、やっぱりその日の気分で耳を傾けたくないものもあるわけさ。

それが溺愛しているミュージシャンの音楽であってもやっぱりそうなんだな。
ここ最近、浴びるように聴いていたSHERBETSに気分が向かないって具合に。
逆に普段は避けてしまう音が素直に耳に飛び込んできたりもするわけだな。

私はねえ。

自分はこう思っててだからこうしてほしいんだとか・・・、
君はこうだけど私はそんな君をどうたらカーたら・・・・。

って内容の歌が苦手。

そういうことは、普段、友人とか同僚とかと話している内容なので、わざわざメロディーに乗ってるのを聞きたくないんだと思う。
・・・とは言っても、溺愛するミュージシャンがそんな歌を歌ったら結構腰砕けになったりもするだろうけどさ(苦笑)
まあ、人間なんてそういう勝手な生き物である。

ここ数日、スガシカオさんの「アシンメトリー」が素直に入ってくる。
普段彼の歌は苦手なほうなんだな。
キライなんじゃなく苦手。
サウンドは好きなんだけど、それにのってる内容がすごく細かくて聴いていて疲れちゃうのよ。

歌を聴いているときって頭使っているんだよね。
それって、言葉を思い浮かべながら考えているんじゃなくて、聴いている音楽からいろんなことを連想した形にならない思考が(思念というべきか?)浮遊している感じ。
彼の選ぶ言葉は哲学的で、そのたび引っかかるので倍くらい頭使ってるのか疲れちゃう。
無意識に内容を理解しようとするみたい。

仕事とか忙しくて、頭を空っぽにしてただ聴きたいだけのときにはぜんぜんだめ。
そういうときには単純なロックンロールとか弦楽器がいっぱい使ってあるクラシックとかが私ははまる。
弦の音だけ追ってアドレナリンを放出する(笑)

っていうことは、今の私は、頭がフラットな状態なんだろう。
ほんっと信じられないくらいスーっとスガシカオさんの歌が入ってくるんだな。

”アシンメトリー(asymmetry)”は、非対称というような意味らしい。逆の言葉はシンメトリー(symmetry)。

歌を聴きながら、ふ〜ん、なんて妙にナットク。

いつもスガさんの歌を聴くたびに、彼の悩み事を聞いているような気分になるのが不思議。


「アシンメトリー」
MUSIC & WORDS & PLAY BY スガシカオ



2002年05月25日(土)
サイコアナルシス

スペースシャワーTVで偶然、EGO WRAPPIN'(エゴラッピン)の曲を聴いたその時からすぐに彼らの音楽を好きになってしまった。
昭和歌謡のような退廃した匂いをぷんぷんさせていた「色彩のブルース」はしっかり耳に焼き付いて離れなくなってしまった。

メジャーデビュー後発売された「サイコアナルシス」は、さらにその匂いが凝縮されていてなんだかあやしい喜びを感じてしまった。
これこれっ!こーいうのを待ってたの〜。

笠置シズ子さんや青江美奈さんの歌を思い出すようなエネルギッシュな中納良恵さんの歌がいい。

不安定なリズムが速いスピードを刻み、その上にどっかりメロディーが座ってる感じがする。中納さんのちょっと冷めて投げやりな感じの声がたまらないっ!

ウッドベースが早いリズムで弦を引っかいて離すような弾き方ではねたリズムを刻む。
レゲエのリズム(スカというらしい。)がものすごく早くなったような感じ。
ギターは多分、グレッチのテネシアン。
あのギター独特の太くて不安定な音がサウンドに得体の知れなさを加味する。

サイケデリックな極彩色な音。

聞いているうちにスリリングな気分になってくる。
だけど、それが妙に心地いい。

「サイコアナルシス」
MUSIC BY 中納良恵 & 森雅樹、WORDS BY 中納良恵、PLAY BY EGO WRAPPIN'



2002年05月24日(金)
東京ブギウギ

この曲を初めて聴いたのは近藤マッチ主演の「ブルージーンスメモリー」って映画。
映画の中で野村のよっちゃんが水兵風の衣装を着てスリーピースバンドを組んで船の甲板で歌っていたんだな。

おお、いかすロックンロールじゃ〜ん。

当時、スクリーンを見つめながら中学生の私は思った。
初めて校則を破って友達同士で隣り町まで見に行った映画だった。
いや、なつかしい。

それが今、”上海ブギウギ〜♪”なんつって、パンダのコスプレ(?)した女の子とAIBOが踊ってるじゃあ〜りませんかっ。
あれ?これってなんのCMだっけ?
近頃インパクトが強すぎてなんのCMだか覚えてないものが結構あるなあ。

しかし、いつ聴いてもうきうきするのはなぜ何だろう。
CMを初めて見たときも妙にうれしい気分になっちゃった。

社会人になりYAMAHAのレッスンに通っていた頃、どっかのロックバンドがカバーしたんだろう。
発表会で「東京ブギウギ」のベースを弾いた覚えがある。
いや、コーラスだったか・・・?
ちょっと記憶が定かではない。
が、とにかくこの時私は改めてこの曲を気に入っちゃったんだな。

あまりにも有名なこの曲を歌っていたのは笠置シズ子さん。
ブギウギの女王と呼ばれていた人。
私は彼女の声が好きで数年前に注文して彼女のCDを手に入れちゃった。

かっこいいのよ〜♪

写真や映像を見たことがあるけどけして美人ではない。
大柄な体をしていて、大きな口にいっぱいの笑顔を浮かべてスカートのすそをつまんでひらひらさせながらステップ踏んで歌う彼女はとてもパワフルで可愛い女性だなあと思った。彼女の歌声を聴いていると自然に笑顔になって体が動き出すんだよね。

単純なリズム、単純なメロディー、単純な歌詞。
けど、歌ってみると結構リズムに乗るのは難しい。

「東京ブギウギ」
MUSIC BY 服部良一、WORDS BY 鈴木勝、PLAY BY 笠置シズ子



2002年05月23日(木)
亜麻色の髪の乙女

島谷ひとみさんという歌手がいる。
彼女は昔ヒットした曲のカバーばかり歌っているような気がするんだけど、もうずっとこういうスタイルでずっと行くのだろうか。

それはそれで面白いなあと思う。

昔ヒットしたこういうすてきな曲がもう一度歌われることには私は大賛成だ。
ヒットした何かに似た新しい曲しか作れないんなら、これもまたひとつのスタイルとして確立されてもいいだろう。
近頃はアレンジャーって仕事もすっかりを市民権を得ているし。
みなさんいい仕事をしていらっしゃる。

何年か前にもグループサウンズの曲がもてはやされたなあ。
10年くらいまえだったかな。
MIKE(みけ)っていう女性ユニットがあって、彼女達がグループサウンズをたくさんカバーしてたんだよねえ。実はCD持ってる。
カーナ・ビーツの「好きさ」が絶品でしたな。

私はグループサウンズも好きなんだよな〜。
いかにもって感じの音がたまりません。
バンドそれぞれの”制服”(!)もなかなか。
今のジャニーズに匹敵するほどの美形も揃っていたし。
いわゆるアイドルバンドがたくさんあったね〜。
(誤解のない様に書いておくけど、私はリアルタイムで体験したわけではないっ!)

しかし、アイドルだからとあなどってはなりません。
当時バンドのメンバーが本当に演奏していたかどうかは知らないが、それらの音源は今聴いてもなかなかにかっこいいフレーズが盛りだくさんなのだ〜。
超アナログ時代の超最新音楽がグループサウンズだったんじゃない??

影響されたものがビートルズだろうが、ベンチャーズであろうがやはり日本人が新しく音楽を作ったらやっぱり日本の音楽になるもんだ。
それは今も同じだけどね。
TVを中心にして浸透していた流行歌以外の音楽でもやっぱりそういう独特の匂いを感じる。

だから、いわゆる邦楽(雅楽や民謡など)と流行歌やアンダーグラウンドな音楽を差別するのは良くない!
もちろん邦楽は日本の大切な文化だから後々残したいけど、それから波及し、他の国の音楽と融合した音楽も日本の文化として大切にしてほしいな〜。

だって、終戦直後にはもう生まれちゃってるんだもん!

島谷ひとみさんバージョンの「亜麻色の髪の乙女」の出だしがさわやかで好きだな〜。

「亜麻色の髪の乙女」
MUSIC BY すぎやまこういち、WORDS BY 橋本 淳、PLAY BY 島谷ひとみ(もしくはビレッジ・シンガーズ)



2002年05月22日(水)
天国への階段

いわずとしれたレッド・ツェッペリンの名曲。
あの有名なイントロを私も一生懸命練習した。
(あと「ホテルカルフォルニア」も練習したなあ。)

あまりに有名すぎて各方面でこの邦楽タイトルが使われまくってるんだよね。
小説、漫画、アニメ・・・・。
あーそう言えば今ドラマもやってるな。

タイトルを聞いたとたんにあのギターフレーズがみんな出てくるんだろうか。

最近、こういう古い曲がTVの中で使われまくってる。

これはちょっとした流行なのか。
はたまた、日本のメロディーメーカー不在なのか。
なんて邪推をしたくなってしまう。

まあ、どうであれ。
いいんじゃないですか〜?

ヒットチャートに登る新しい音楽だけが新しいとは限らない。
こういう古い音楽だって初めて耳にすれば新しい音楽じゃないの。
そういう感動を引き起こすきっかけになればいいねえ〜。

がちゃがちゃ隙間なく流れるリズムだけが何かを駆り立てるとは限らない。
静かに流れるメロディーが、その隙間が、心の中の何かを駆り立てることもあるんだな。
ぼんやりTVを見つめていた。
俳優がセリフを喋っているのは分かっているけど耳に引っかからない。
ただぼんやり眺めていた。

だけどその夜、静かにギターが聞こえてきたとたん私の意識は覚醒したんだ。
久しぶりに目が覚めた気分。
そういえばレッド・ツェッペリンのCDどこにやったっけ・・・。

「Stairway to Heaven」
MUSIC & WORDS BY JIMMY PAGE & ROBERT PLANT、PLAY BY Led Zeppelin



2002年05月21日(火)
明日に架ける橋

山本周五郎の名作「さぶ」をドラマでやっていた。

江戸時代の若者の話でちょっとした行き違いと誤解から人間関係が紆余曲折し、結果としてそれぞれが大人になっていくというのが大まかの筋。
私はなぜかいつも太宰治の「走れメロス」を思い出す。
テーマが同じなんじゃないかな。

さぶというのは人の名前で、タイトルになっているけど主人公ではない。
主人公を慕う年下の友人の名前。
サブを妻夫木聡くん、主人公のエイジを藤原竜也くんが演じた。
エイジはちょっとした誤解からえん罪で捕らわれ、むごい仕打ちを受ける。
サブはそのエイジを信じて支えるんだけど、ちょっとばかっぽい。
だけどひたむきで一途なところが好感が持てる。

以前演劇で見たことがあるんだけど、その時はかなり歳いった人達が演じていたのでなんだかうそ臭い感じがしたんだけど、俳優が若いことと演出の違いだろうかなり新鮮な感じがした。
演出は、三池崇史さん。
ん?三池崇史さんっていうと私は、血飛沫が飛び散るバイオレンス映画を思い出すんだが・・・。こういう演出もするんだなあ。
すばらしいっ!

藤原くんはすごい俳優だなあと思う。
彼はデビューが舞台だったんだけど、そのせいなのかとてもいい声で台詞を言う。
後ろ姿だけ見ていたら誰が喋ってるのか分からない。
そのくらいドスが効いてていい声を出していたな。
妻夫木くんは、なんか、もうこういう役をやらしたら今一番だねえ。というくらいはまり役だった。
主役を盛り立てる2番手。
そうだねえ〜。
「蒲田行進曲」の平田満さんとか思い出すね。

もうばりばりの時代劇だったにもかかわらず。
挿入歌はすべてサイモン&ガーファンクル。

ええええ〜!

と一瞬思いましたがこれが全然気にならなかった。
なんだかとってもしっくり来ているのよ。
私は、日本的なものに無理矢理洋楽の香りを付けたりする方法はあまり好きじゃないんだけど、このドラマで使われているサイモン&ガーファンクルは素直に受け入れてしまいました。

青春やねえ〜。
アナログな感じがぴったりである。

それも手伝っていたのか時代劇なのにとてもさわやかなドラマだった。

物語の終わりにふたりに関わった女性が橋の上で川の流れを見ながらいろいろなことを思い返すシーンがあった、
ここで、「明日に架ける橋」が流れるんだな。
その橋こそがふたりとその女性の鍵になっていたわけだ。

おおおおおっ!なるほどっ!

エンドクレジットが流れはじめると現代の若者の写真がたくさん流れた。
かなり意図的な感じ。

ああ、そうか。
サブとエイジは誰の中にもいるんだなあ。

なんて、クサイセリフが頭の中によぎってしまった。
苦笑しつつもさわやかな気分のままTVを見つめ続けてしまったよ。

うううぅ、つまりはまんまと演出にはまってしまったのよね、私。
やられたぜ三池崇史!
だけど、ぜんぜん悔しくないんだな。

「Bridge Over Troubled Water」
MUSIC & WORDS BY Paul Simon、PLAY BY Simon&Garfunkel



2002年05月20日(月)

最近一番好きな歌。

彼女の歌になんだか癒される。

いつだったか、ある友達とその音楽を聴きつづける理由について話した。
彼女は「声」かなあと言った。
私はどうしても言葉が先なので内容が気になるといった記憶がある。

宇多田ヒカルさんの歌を聴くたびにすごく安心することにある時気がついて、私は彼女の声が好きなんだなあと突然思った。
そして、初めて友人の言った「声」についてなるほどと思ったわけ。

ヒカルさんの歌は、あんまり癖がなくてすーっと耳に入ってくる。
へんに技術を見せびらかす歌は正直ちょっとつらい。
彼女のように自然な歌が私は好きだな。
選ばれた言葉も気をてらったものがなく素直な言葉だなと思うし。

あるとき小田和正さんが「AUTOMATIC」を歌うのを聴いたことがあるけど、なぜかはまっていてびっくりしたもんだ。
息継ぎは大変そうだったけど。

彼女の中から生まれるメロディーは、すごく日本的だなと私は思う。
だから、小田さんが自然に(実際はそうじゃなかったかもしれないけど)歌っている姿を見たとき、なんだか納得した。

しかし、まだ、19歳なんだよね・・・。

だから、あんなに素直な言葉を生み出せるのかなあ。
無理がなく押し付けがましいわけでもなく素直に共感してしまいます。
ナンの雑念もなく私自身の気持ちが彼女の歌にシンクロしている。

ん〜、久しぶりにやさしい気持ちになる歌に出会った。

「光」
MUSIC & WORDS & PLAY BY 宇多田ヒカル



2002年05月19日(日)
島唄

アルゼンチンで「島唄」が大ヒットしているという。
なんでも、今回のワールドカップのアルゼンチンチームの応援歌にもなったという。
驚くのはそれだけではなく、ちゃんと日本語で歌われているというところだ。

歌っているのはアルゼンチンの歌手(残念ながら名前を忘れてしまった。)で、彼はある日、日本食レストランでかかっているこの唄を聴いて衝撃を受けたと言うのだ。
歌っていたのはもちろんTHE BOOM。
なんでも、故郷を思う気持ちを感じたということで、日本語のまま歌うことにしたんだそうだ。
なんと彼の歌った「島唄」はアルゼンチンのグラミー賞にあたる賞までとってしまったんだという。
あるニュース番組でアルゼンチンの町を歩く老若男女にマイクを傾けたらみんな歌う歌う・・・。

この曲の作者、宮沢和史さんがそのミュージシャンに招かれ、アルゼンチンにわたり、日本庭園の池の上にかけられた赤い橋の真中でライブを行った。
集まったのは実に3000人。
その中心で2人は「島唄」を熱唱した。
それはすごい光景だった・・・。

歌ってすごいなあ。
言葉じゃないんだ。
かなり胸に刺さりました。

宮沢さんは、甲府市の出身で沖縄の人ではない。
この曲がヒットした当時は沖縄のミュージシャンには総スカンを食ったんだそうだ。
それを力づけてくれたのは「花」の作者、喜名昌吉さんだったと言う。
喜名さん自身も「花」がヒットしたときに沖縄のミュージシャンたちになぜ本州の音階の歌を歌うのかと非難されたんだそうだ。
そのことについては、とても長い時間の間に起こったいろいろなことが原因だから、一概には言えないけれど、やっぱりなんだかつらいなと思う。

だけど、やっぱり「島唄」や「花」はとてもすばらしい歌だからどこへいってもみんなの心に残るんじゃないかと思う。
それはきっと真実だ。

アルゼンチンチームの応援歌として「島唄」が選ばれたのにはちょっとした理由がある。
今年日本で開催されるワールドカップ。
もし、この曲をアルゼンチンチームの試合で日本人もいっしょに歌ってくれれば、それは、チームにとっては、とても大きな力になるだろう。と、関係者は踏んだのだ。
なるほどね・・・。

フィールドに響き渡る「島唄」
生で聴けたら、感動のあまり涙してしまうかもしれない。

「島唄」
MUSIC & WORDS 宮沢和史 PLAY BY THE BOOM