時々日記な雑記帳

2005年11月02日(水) 青天の下 大海原 翔け

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青天の空。
見渡す限りの大海原。
あたしは、その指針の指す方向に諸手を広げて、何か囁いていた。

波音に掻き消されるのも構わない。
唯、あなたにだけ伝わればいいの。

満面の笑みで。

そう、謳う様に何かを紡ぎ続けた。
誰とも分からない、あたしのあなたへ聞こえるだけの音。

すると、突然あたしの上半身が揺れ、
ぐらり、と前にゆっくりと崩れていく。

あ、投げ出される。
この、気付けば無音の波打つ世界にー


でも、其処で目が覚めた。

自然な目覚めだった。
恐怖も何もない、極自然な目覚め。

あの大海原の下は、現実の世界だったのだろうか。

あたしが伝えようとしていたメッセージも、
それを伝えたかった相手が誰だったのかも、
どんなに思い出そうとしても思い出せない。

ただ、どこか懐かしさも含んだ、さっぱりした夢。
背中には、あの朝方に注ぐ新しい太陽の光の温もりが残ってる。

あたしは笑顔だった。
どこか哀しさに似た違和感を感じても、
そんなのは、さざ波が全部持っていってしまった。

あの爽快な風景の中で、あたしは何を謳っていたんだろう。

どろどろとした、鈍くて淀んだ色をした感情なんて何処にも無かった。

ただ、ただ、あの海原の遠くを見ていた。
ただ、ただ、あの済んだ空を見ていた。

誰とも知らない、あの人を求めて。
何処とも知らない、いつか帰る場所を求めて。

全ては夢。

でも、再び眠りについたいつかの日には、
またあの大海原を旅するのだろう。

そうしたら、あたしはやはり
諸手を広げて、謳い続ける。

その空と、さざ波に溶け込んでも構わない。
どこかにいるあなたへ、届くように。

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最近夢も見ずに眠れました。笑
これは熟睡してる証拠だっつう話だそうですが。

目下の色んな出来事もスパッとぶっ飛ぶくらいの
なんか、爽快な事したいです。爆

・・・遊びたいってことか??爆爆爆


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