天上天下唯我独尊

2015年09月26日(土) 映画「ゴーン・ガール」

離婚係争中の三船美佳によって散々宣伝されていたこの映画、予告を見る限りでは面白そうだと思っていた。
それが早くもわうわうで放送されるというので、早速観てみた訳だが、とんだB級映画であった。
まあ、いつもの事だが、また騙された次第である。

途中で前半のネタバレがあるのだが、そのネタバレも全然ネタバレじゃないというか、私にすら大体わかってしまっていた。
この時点で、ミステリー映画としては大失敗である。
そこからの後半も更に駄目だった。
脚本自体がクソで、実につまらない話であった。
大体、クズ対サイコなので、どちらにも肩入れ出来ないのだ。
もうどうにでもなあれという気分になったら、話の続きに興味が持てない。ドキドキもワクワクもしない訳である。

見所は、愛人のおっぱいだけであった。ガッデム!



2015年09月25日(金) ドラマ「ダメージ」完

第3シーズンまではNHKで放送されていたのに、何故か尻切れトンボのままで打ち切られた海外ドラマってあるよね。
「FBI 失踪者を追え!」とか。
「ダメージ」もそうであった。
第1シーズンは22時からの枠で普通に放送されていたのに、第2第3シーズンは真夜中に短期間で駆け足でひっそり放送されていた。
その後NHKでは何の予告も無く年月が過ぎ、今年になってDライフで第4シーズンと最終の第5シーズンが放送されると知った。
何なのNHKは! つまらない韓国ドラマなんか放送する余裕があるなら、半端になってるドラマの続編を最後まで放送しろよ!
NHKへの文句は兎も角、Dライフのお蔭で「ダメージ」は最終シーズンまで無事に見届ける事が出来た。
これまた真夜中の放送だったので、録画しないと見られなかったのだけれどな。

ジャンルは法廷ミステリーとでも言うのか、弁護士と依頼人、或いは弁護士同士の駆け引きの話である。
日本ではまず見られないタイプのドラマだ。
そもそも日本のドラマは丁寧過ぎて前提の説明が長くなるものだが、アメリカのドラマや映画はその点容赦無い。
時系列が行きつ戻りつするし、登場人物の説明も無いし話は複雑、手取り足取り教えてくれる日本式に慣れている視聴者には到底着いて行けない。あ、それだからNHKでは打ち切られちゃったのか。
正直、私も時系列が前後する展開は苦手だ。しかも顔認識ソフトの機能が悪いので、登場人物の見分けが付かない。
それでも、このドラマは面白かった。
流石にこの展開は都合良過ぎるだろという場面も幾つかあったし、投げっ放しで回収してくれない部分も残ったが、総合的によく出来ていたと思う。
裏切りに次ぐ裏切りで心がヒリヒリする話だけれど、いやーそう来るか&まあそれで良かったんだよという、主人公2人の結末を見られて良かった。
最後のグレン・クローズの表情がまた。この人は凄い女優さんだ。

そうだ、髪の毛が伸びて来たら、パティみたいな髪型もいいな。



2015年09月24日(木) ゴミになるので要りません

まだ喉が痛い。
咳も頭痛も無いので一応動けるが、一寸家事をするとすぐ疲れるので、毎日昼寝をしている。
しかし今日から主人は通常勤務。
多少具合が悪くても、私が家の事をやらなければならない。
いつものスーパーに行くと、入り口前で、ビラ配りをやっていた。
「安保法案に反対しています」
とビラを差し出されたので、
「あ、私、賛成派なので」
とオカマ声で受け取りを拒否した。
厳密に言うと、安保法案に賛成している訳ではないが、この人達とは目指すところが違うのだ。
呉越同舟すると後が面倒だし、ここで彼等と議論しても始まらない。
何より議論するには喉が痛い。

憲法解釈で憲法を曲げるという今回の安倍の暴挙に、私は反対である。
アメリカに阿った集団的自衛権にも反対だ。
日本は独立した国家として、自国を守るための軍隊を持つべきだ。
そのためには、憲法を改正しなければならない。
憲法9条に拘っている人々とは、根本的に考えが違うので、同じ舟に乗るのは危険過ぎる。
私が住む田舎町でも、これまで数回、安保デモが行われている。
勿論私は参加していないが、聞こえて来るのだ。煩くて迷惑である。
しかも先頭に立って音頭を取っているのは、地元の人間ではない。
言葉のイントネーションでわかる。あれは余所者だ。
おそらく、あちこちを行脚して、全国何箇所で何回のデモが行われました!という実績作りをしているのだろう。
そしてそれをわかっていながら、正しく報道しないマスコミもどうかしていると思う。
色々と腐っているなあ。



2015年09月22日(火) 連休の呪い

今年のゴールデンウィークは、酷い風邪を引いて殆ど病床で過ごした訳だが、シルバーウィークも似たような感じになっている。
疲労と寒暖差のせいか、妹の所で風邪を引いて来てしまったのだ。
幸い、妹親子は何とも無いらしいが、私は結構ヘロヘロである。
黄金週間の時と似たような症状だが、胸が苦しくて眠れないという事は無いので、今回はまだマシである。
とは言え今日の未明には何度か起きたし、熱も出て来たので、朝方にお菓子を食べて解熱剤を飲んだ。
日中は家の中の事などを一応やってはいるけれど、一寸動くと体がしんどいので、毎日昼寝をしてしまう。
今回は病院に行かずに治るといいんだけどなー。
早く元気になって、お買い物に行きたい。



2015年09月20日(日) 今月のまとめ

忘れないうちに、今月の甥っ子(約1歳)まとめ

・主な移動は高速ハイハイ
・掴まり立ちがしっかりして来た
・伝い歩きも同様
・戸棚に掴まり立ちして、力任せに扉を開けようとするので、ストッパーが壊れそう
・ガラス戸棚は開けちゃ駄目よ!と言われているのに、いつの間にか開けて、玩具を1つだけ入れて閉める。お片付けのつもりなのだろうか
・いないいないばあ!をして遊んでやると喜ぶ
・んまんまーとか、うなんなんなーとか、意味不明だが喋る
・歌詞は不明だが、時々お歌らしきものも歌う
・9.5kg。重いので下に下ろそうとすると泣く。仕方無いので抱っこし続けて、1日で腕が筋肉痛に。もう片方の腕に持ち替えようとすると、泣いてしがみ付いて離れないので、左腕がパンパンになった。
 他所の子を見ると、あんなにコンパクトで軽そうなのにもう歩くのか!と驚愕を禁じ得ない。身長は成長曲線の上の方に位置しているのに体重は標準なので、決してデブではないのだが、これではまるで成長の遅い子みたいだ
・でも割と賢い。外面も良いし、少なくとも空気は読める子だ
・一緒にお風呂に入っても、おっぱいに吸い付いて来なくなった。母親のとは違うと理解した模様。添い寝の時も、母親のおっぱいとは違う、これは吸っちゃ駄目なやつだと逡巡していた
・何故かおしめ交換が嫌い。おしめ換えるよーと言って床に仰向けにすると、抵抗して泣く。仕方無いので、何かを上からぶら下げて気を惹くしか無い
・髪の毛を引っ張り返してから私の髪は引っ張らなくなったので油断していたが、今回はおしめ交換の際に毟られた。上から髪の毛を垂らして気を惹こうとしたら、ブチッと4本もやられた。ぎゃああああああ貴重な髪の毛がー!と叫んだら、吃驚して固まっていた
・ご機嫌が悪いと相変わらず噛み付く。今回もやられたので、噛み付き返してやったら泣いた。これで噛み付き癖が直ると良いのだが
・音が出るもの大好き。バケツや洗面器をポコポコ叩いているのを隣で見守っていると、「お前もやれ」と私の手を取る。
 タブレットのキーボードも好き。以前はべーんと叩いて音を出すだけだったが、今回はグリッサンドを楽しんでいた

と、少しずつ成長を感じる。
このまま大病せずに大きくなってくれよー。



2015年09月19日(土) 大体1歳

今月の子守ミッション終了。もうヘトヘトですよ。
今回は5日間。
幸いにも急な呼び出しは無かったが、初日は保育所を早退させて、小児科に連れて行った。
そして大泣きされる。何故そんなに全力で泣くし……ってぐらいに泣かれて、こっちが泣きたくなるほどだ。
待たされ過ぎて退屈したのか、腹が減ったのかわからんが、あまりの大変さに医院側が順番を早めてくれたほど。だからネット予約しとけって妹に言ったのに、あの馬鹿は!
赤ん坊はやっぱり主治医の前で泣きそうになって、助けを求める目で看護婦さんを見詰めていた。
「何でだよう、先生こんなにまもちゃん(仮)の事好きなんだけどなあ」と言われて、何故か私が謝る理不尽。

翌日も早退させて、今度は美容院に連れて行った。
本当は実家近くの床屋さんに行きたかったが、散髪のためだけに長距離を往復で運転するリスクを考えると、近場で探した方がいいなと。
しかしこれがハズレであった。もう二度と行かね。
なんつーか気が利かないっつーか。ひきつけ寸前まで泣く赤ん坊の散髪するのも大変だと思うが、もう一寸やりようがあると思うんだよな。少なくとも赤ん坊の散髪も受け付けてる訳だから。
赤ん坊には可哀相な事をしたなと思う。今度はもっといい店を探してやるからな。

ところで、妹宅ではいつも洗濯物が臭い。洗剤を変えても、漬けおき洗いしても臭い。
洗濯機から取り出したばかりの洗濯物が匂っていたので、こりゃ洗濯機のせいだったかと漸く理解した。
早速洗濯槽クリーナーを買って来て、黴取り作業。1回では落とし切れず。2回分買って来た自分を褒めてやりたい。
黴取りを終えた後の洗濯では、以前の嫌な匂いはしなかった。やはり洗濯機のせいだったか!とても清清しい気分である。
洗濯機も風呂場も台所も、自分の家よりちゃんと掃除したよ。なんで自分の家より……。
主婦業と言うのは、家庭の管理業なのだ。
うちの妹は主婦ではないし、自分の仕事と赤ん坊の事で手一杯で、家の事まで手が回らないのだろう。
おまけに馬鹿で要領が悪いので、物事の優先順位をうまく付けられないのだ。
えっなんで今その作業を……?それより先にやる事が沢山あるよね?と傍から見ていて思うのだが、本人は馬鹿なので理解出来ないらしい。見ていて苛々する。
それと、私と交代で赤ん坊の面倒を見に来ている妹の姑にも苛々する。何故あんなに馬鹿みたいに食材を買い込むのだろう。
私はただでさえ料理が嫌いなのだ。なのに余った食材を消費しなきゃならないこの苦痛。本当はそんなの無視して自分の好きなようにやりたいのに、勿体無いから腐る前に他人の買った不味そうな食材を調理しなきゃならないなんて。
お前の姑に言っとけよ!でなきゃ私が直接文句言うよ!と妹に言ったら、いいよ〜って……。
あのさ、自分の姉が自分の姑に直接文句言ったら、お前が困るだろ?と訊いたら、いや別に……って、そこは困れよ!

今回面白かったのは、夜中に目覚めた赤ん坊がなかなか泣き止まず、煩くて眠れないので様子を見に行ったら、ぐったりしながら抱きかかえていた妹の腕から手を伸ばして、何故か私に抱き付いて来た事。
おかしいと思ったら案の定、私の顔を見て「ん?」という顔をして、「やっぱこっちじゃない」という感じで、また妹の方に戻って行った。
どうやら、ずっと母親じゃなくて伯母に抱っこされていると勘違いして泣いていた模様。誰も騙していないのに。
今週は妹の帰宅が遅くて、私が風呂に入れて寝かし付ける日が多かったからなー。
最近はちゃんと座って食べてくれないので困る。退屈なのかうろちょろするし、椅子に座らせようとすると全力で抵抗して泣くし。
保育所ではそんな事無いらしい。家でだけ我が儘っ子という、外面の良いタイプ。
あと、タブレットのキーボードや、洗面器やバケツをポコポコ叩くのが面白いらしいので、そろそろキーボードか打楽器を買い与えたいなと思っている。カホンとかどうかな。



2015年09月06日(日) 秋の行楽最終日

チェックアウトは10時だが、15時頃までなら宿の駐車場に置いてていいですよーと言われたので、お言葉に甘えて、車を置いたままで近くを観光する事にした。
小京都と言われる街らしいが、本物の京都より勿論ずっと地味で、観光客の量も程好く、のんびりとして快適であった。
見学出来る建物や土産物屋に立ち寄りながらぶらぶらと歩き、ぐるりと回って4時間ほどで戻って来た。
途中、適当な店で昼食を摂ったが、本日は当たりであった。
隣り合わせた2軒の店のどちらにしようか迷ったが、落ち着いた雰囲気の店にして正解だった。
味もそこそこ良かったし、トイレに立った序でに隣を覗いた主人によると、向こうは大人も子供も騒いで下品な感じだったとか。あっちの店に入ってたらきっとシオンは切れてたよと言われた。
大きな土産物店には韓国からの団体客がおり、何人かが咳をしていたので、MERSでもうつされたら敵わんと、別の店に行ってみた。
個人でやっている様子の店で、愛想は良くは無いが品揃えが良く、次から次へと試食を出してくれるので、色々と買ってしまった。
しかも何故か獲れ立ての野菜まで貰ってしまい、なかなか面白かった。
最後に、駐車場近くの専門店で美味しい味噌やら醤油やらを買って、この地を後にした。
観光地としては一度見てしまえば充分だが、また買い物に来たいと思える土地であった。

帰りは高速道路で。
途中のSAで湖を見たかったのに、熊の出没の惧れありという事で、周囲は封鎖されていた。
なのに、立ち入り禁止のロープを潜り抜けて散策している、どう見ても作業員ではなく観光客の爺さん……大丈夫なのか?
何年か前、紅葉の次期に来た時も、熊のせいで湖を見られなかったのだ。今度こそと思っていたのに、今回も叶わず、残念であった。

さて次は、雪の降る前に主人の実家詣でに行かなければ。
私はどうでもいいんだが、せめて主人は親に顔を見せるべきだと思うのだ。



2015年09月05日(土) 秋の行楽2日目

朝食会場は昨夜と同じレストラン。またもや窓際の良席をゲット出来た。
広い庭園には、沢山の蜻蛉が飛び交っていた。ここでは今日が蜻蛉の日、本格的な秋の始まりのようである。
鳥も来ていて、空中で虫をキャッチする様子を見られた。あちらも朝食らしい。
折角なので朝食後は庭園を散歩してから、宿を後にした。

近くの湖をぐるりと車で回ってみたが、あまりの寂れっぷりに驚愕した。
結婚前に初めて主人に連れて来て貰った時は、夏休みだった事もあって大賑わいだったのに、当時の面影はどこに行ってしまったのだろう。
表通りに面した旅館やホテルが幾つも閉鎖されており、嘗ての観光地を余計寂しくしていた。せめて、朽ちた廃墟だけでも取り壊して自然に還せば、もっとマシになるだろうに。
車を停めて湖畔を歩いていると、どうみても手ぶらな犬連れ観光客がいて、嫌な気分になった。糞はどうするつもりなのだろう。
湖から奥の道に逸れると、階段の上に神社があった。そしてそこから犬の吠え声がする。
おいおい、神社はイヌネコ禁止だろうに……と思って境内に入ってみると、犬は神社の売店の中にいた。
ここが観光地として寂れたのはリーマンショックのせいではなく、この躾のなっていない畜生を敷地内で飼っているために、神の怒りを買ったからではないだろうかと思ってしまった。
もと来た道を戻って、湖畔のボート乗り場で、主人を白鳥ボートに誘った。
腰痛持ちの主人は難色を示したが、だだを捏ねて一緒に漕いで貰う。
しかし湖なのに思いのほか波が高く、横風と横波を受けると恐怖を感じたので、僅か数分で岸に戻る事に。
次は穏やかな日に乗りたいが、その時主人の足腰がまだ大丈夫で、付き合ってくれるかどうか。
土産を買って、昼前に湖を出立した。

今日は高速道路は使わず、下道でのんびりと次の目的地に向かう。
国道沿いの店で昼食を摂ったが、イマイチであった。価格的にも味覚的にもコンビニに遥かに劣っていたが、まあこれも旅ならでは。
寂れた道の駅に寄りながら、ゆるゆると宿を目指した。
前日のホテルは温泉付だったが、本日の宿は温泉宿のような雰囲気なのに、温泉が付いていないタイプであった。
その代わりに外の温泉施設に無料で入れるというが、面倒なので部屋付きの普通の風呂でいいやという事にした。
だって本当に面倒。支度して行ってみて何か忘れた場合、取りに戻ってまた風呂に行くというのを考えたら、果てしなく面倒になってしまった。
本日の夕食もレストランだった。部屋食がいいのに。しかし折角主人が選んで取ってくれた宿なのだから、我が儘イクナイ。
食事は美味しかったが、他の点で微妙であった。
何故、地元食材で揃えてくれないのだろう。
いくら美味しくても、名産品でも、他所の物ではなくて、地元の物を出してくれればいいのに。
だって、うちでいつも食べてるやつだよ、これ……。
そこだけは一寸残念であった。



2015年09月04日(金) 秋の行楽1日目

週末は、主人と旅行。
……の予定だったのだが、日曜出勤だったのを出発前日になって思い出した主人は、職場中に当たった挙句、最後の1人、独身の同僚と交代して貰って来たらしい。
更に、金曜日の午前中は休めないとの事だったので午後からの出発だったのだが、直前になって、主人が初日の宿を、間違って1週間後の日付で予約していた事が発覚。
その場で宿に電話させて予約を取り直したが、満室だったらどうするつもりだったのか。
こいつ、本当に外で仕事出来ているのか……?と疑問を抱かざるを得ない出来事だった。
まさか痴呆ではあるまいな。

今回は、近場の県をぐるりと回る車の旅。
当初の予定では主人の実家に顔を出すつもりでコースを組んだのだが、昼以降の出発では時間的に厳しいという事で、実家は次の機会にして、そのまま真っ直ぐ宿へ向かう事になった。
本当は、のんびりとあちこち寄りながら旅をしたかったが、そんなに長期の休みを取れない職場なので仕方無い。あーあ、1週間ぐらい休める会社はいいよなー。1箇月も休める外国とかいいよなー。
昼食が素麺だった事もあり、夕方に宿に着いたら途端に腹が減ったので、部屋に荷物を置いたらすぐに食事会場であるレストランに向かった。
時間が早かったお蔭で、美しい庭が一望出来る窓側の良い席が取れた。
美味しい食事を堪能していると、私の携帯電話が鳴った。妹からであった。
中座して電話に出てみると、「お義兄さんの具合どう?」と。そう言えば昨夜、最近主人の体調が良くなかったので、愚痴がてら相談していたのであった。
「あー、今は大丈夫みたいよ。食事中だからまた後でね」
そう言って電話を切ろうとすると、
「今おうちじゃないの? どこ?」
と訊かれたので、正直に答えると、
「はあー、旅行だと!? いい御身分だなあー!」
と言われてしまった……そりゃ身動き取れない子持ちよりはな。
しかも、
「まさか、具合が悪いお義兄さんに『頭が痛い? 気のせいよ、出掛けりゃ治るって。さ、行くわよ!』って言って、強引に連れ出したんじゃ……鬼だな!」
と、あらぬ疑いをかけられる始末。完全に冤罪です。
全力で否定して、電話を切って席に戻り、主人に報告すると、
「流石ドビーちゃん。よくわかってるなー」
と、これまた酷い冤罪。
何故そこまで皆で私を鬼に仕立てたがるのか。


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春 紫苑 [MAIL]

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