天上天下唯我独尊

2013年12月30日(月) 正月飾り

スーパーの一角にある、花屋さんのアレンジメントが気になって仕方ない。
クリスマス前はクリスマス風味だったが、25日を過ぎた今では迎春風味になっている。
緑と赤と金色という色合いは変わらないのだが、何だろう、纏っている雰囲気が違うのだ。
いいなあ、ツリーを片付けた跡にあんなの飾ってみたいなあと思いつつ、正月飾りに関する知識が無いので、いまいち手を出せないでいた。
ネットで調べてみると、29日と31日には用意しちゃいけないとか、どこに何を飾るとか、厳格な決まり事と意味があるらしい。
どうしたらいい?と主人に訊くと、よくわからないなら手を出さないのが吉だと言われてしまった。
「何か素敵だから!って十字架を買って来て、こっちの方がカッコいい!って逆さまに飾るようなもんだよ。下手したら悪魔を呼び出す事になっちゃう」
何なのその喩え!

まあでもアレンジメントなら大丈夫だろと言われたので、買って来たよ!
飾ってみたら、その一角だけでも華やいで、いい感じになった。
捨てるのも、これなら普通のごみ扱いでいいらしい。



2013年12月29日(日) 年の瀬に迷子になる

消費税率アップを見越してなのか、単に仕入れ値が上がったのか知らないが、いつも利用する店では最近、野菜ジュースの価格を上げて来た。
毎日消費するのを一気に高くされると、結構きつい。精神的に。
なので、車の給油の後で、50円ほど安い他のスーパーに行こうと思い立った。
私にはよくある事だが、家からのそれぞれの道順はわかるのだが、ガソリン・スタンドと滅多に行かないスーパーを結ぶ道順となると、途端にあやふやになる。
確かこっち……と感覚で運転していたら、知らない土地に出た。
2つ目の角で左折すべきだったのが、3つ目で左折したため、目的地からうんと遠い場所に来てしまったのだ。
2つ目と3つ目の角は離れている上に、道が右に曲がっていたのだ。そりゃ目的地から遠ざかるわ。
戻ろうにも、狭い道で、雪で路面が見えない。Uターンに失敗して脱輪、なんて事になったら最悪である。
仕方が無いので、左折を目指して走り続けた。しかし左折する道が無い。
大きな道路に出たので、下手に細い横道に逸れるよりは安心かと思い、車の流れに乗った。
信号でもあれば、赤信号の隙に地図を確認出来るのだが、信号どころか交差点すら出て来ない。しかもどんどん山に入って行くので、どんどん不安に。
暫く走ると、標識があった。待ち望んでいた案内標識である。
道なりに真っ直ぐ走り続けるのが一番楽なのだが、そうは問屋が卸さなかった。このまま走り続けると、どうやら隣県に出てしまうらしい。それは困る。
こっちだよ!と小さい矢印に誘われて、左の細い道に逸れると、道に突き当たった。
標識は無し。右と左、どっちに行ったらいいんだろう……と迷っていると、前の車が右に曲がって行った。
自動車学校の教習車だった。それなら、辺鄙な所には行かない筈!と付いて行く事に。
暫く行くと、山道らしさが無くなって、人里っぽくなって来た。案内標識を見て、この道で良かったとわかると、漸くほっとした。

そんな次第でえらく遠回りをしてしまった訳だが、後で地図を見ると、右か左かで迷った所で左折していたら、ずん止まりの限界集落に行き着いただろうと知って、恐ろしくなった。
○○自動車学校、ありがとう!



2013年12月28日(土) 怨念の愛妻弁当

世間では年末年始の9連休だそうだが、我が家には全く無関係な話である。
連休の恩恵を受けるどころか、ごみ出しに支障が出てるし!
年末の大掃除は年末にやっちゃ駄目なんだなーと、この歳で学習した。
無駄に広いトイレが、ごみの一時置き場と化している。

それだけならまだしも、この期間、主人には重大任務が課される事になってしまった。
職場から一番近くに住んでいる人間という事で、朝一に鍵を開けなければならないらしい。
一応当番制というか志願制ではあるのだが、遠くから通う人だと冬場の交通事情もあって大変だろうと、徒歩圏内の主人が引き受けたんだとか。朝が苦手なくせに!
「弁当どうすんのよ」
と私が訊いたら、
「出前取ってもいいけれど、年末年始はお店やってるのかなあ。カップ麺でもいいけれど、一年の締め括りである大晦日のお昼がカップ麺って、何だか侘しいなあ……」
とチラチラこっちを見るので、私は更に早く起きて弁当を用意する事になってしまったのだった。
6時だよ、朝の6時!
いつもより1時間以上も早いよ! しかも真っ暗で寒いよ!

無理しなくてもいいよと主人は言うが、これぐらいやらないと私の存在価値が無くなってしまうので、頑張って早起きする事にした。
勿論、無理はしない。



2013年12月27日(金) 映画「フィッシュストーリー」

2009年、日本。
伊坂幸太郎原作と言うので、録画しておいたのを観た。
因みに伊坂作品はひとつも読んだ事が無い。
これまでに観た「重力ピエロ」と「ゴールデンスランバー」が面白かったので、原作がこの人の本ならハズレは無かろうと思ったのである。

年の瀬に、日本沈没どころか世界の終わりがやって来るという映画を観てしまった訳だが、新年に観るよりは良かったのだろうかと思う事にする。
一見無関係のばらばらなストーリーが、最後にきっちり回収されると言う作りになっていて、ナイツのコントを思い出した。
期待したほどではなかったが、まあまあ楽しかった。
私にとって面白かったのは、話の内容より小ネタだったし。
見所は多部未華子嬢の顔芸。
女子高生役なのに、老婆のように顔をしわくちゃにして泣く様子が、とても可愛くて笑えた。

因みに、「fish story」とは、英語で「法螺話」の意味だそうで。
私はちっとも知らなかったが、主人は知っていたそうで。
流石、英語ペラペラの人は違うね!
先日見せて貰った英文メールは、文法的な間違いに溢れていたけれど、実際役に立つのは、そんなのより語彙の豊富さだもんな。



2013年12月26日(木) 驚愕の事実

毎年12月になると、主人の親から農作物が届く。
お歳暮とかではなく(そもそも親から子供への歳暮はおかしい)、単にこの時期に地元で美味しいのが採れるからで、知り合いから買って送ってくれるのだ。
わざわざ買って貰うのも悪いので、今年はその農家から直接買ったのだが、それでも別の種類のを送って来てくれた。
私が好むものとは違ったが、それはそれで大層美味しかった。

スーパーで買い物をしていたら、主人の親が送ってくれたのと全く同じ物があった。
箱の大きさも中身も同じである。
値札を見ると、なんと、


8,000円



えええええええ!!
と思わず声を上げそうになった。
そんなに高いとは思わなかったよ!
急激に、申し訳なくなった。
主人の実家は決して裕福ではないのに、農家から買えば少し安いとは言え、こんなに高級な物をくれるなんて。
幾つになっても、子供である主人の事が可愛いんだろうなあと、主人の幼い頃の写真を思い出した。



2013年12月25日(水) 反キリスト者への罰なのか

クリスマスってのは12月25日であって、24日はあくまでイブ(前夜)である。
サンタさんが来るのは24日から25日にかけての深夜なのだから、靴下吊るすのは24日の夜だよ!

さて、転勤族である我が家は数年毎に強制的大掃除が入るので、例年は大掃除なんて行事には見向きもしないのだが、今年は真似事ぐらいするかとちょこちょこ手を付けたもののさっぱり捗らず、押入れからクリスマス・ツリーを引っ張り出したものの、飾る場所が無くて暫く部屋の隅っこに転がしたままになっていたのを、本日漸く飾るに至った。
とは言え小さい物なので、箱から出してPC机の上に置いただけだがな。
僅か1日でも、クリスマスらしくなって、部屋の中に季節感が出た。

そしてこの日は、クリスマスであると同時に、年賀状の締切日である。
明日以降出した年賀状は、元日には届かない。
だから急いで刷って!と主人に言っていたのだが、まさかの事態が。
ここに来て、プリンターが故障! 先月はちゃんと動いていたのに!
という訳で、今年も間に合いませんでした〜。

新品を買いに行くにも、主人が仕事で無理なので、こっそり職場で刷って来て貰った。(勿論、ホントは駄目。良い子は真似しないように)
来年の年賀状は、珍しく、写真無しの白黒である……。



2013年12月24日(火) 永遠の秘密

大沢樹生が喜多嶋舞と出来ちゃった結婚をした原因となった息子が、実は大沢の実子じゃなかった件。
昔も今もジャニタレに興味が無いので大沢にも特に思い入れは無いが、客観的に見て、実に気の毒である。
一番可哀相なのは息子だという意見もちらほらあるようだが、この件の一番の被害者は、やはり大沢だと思うのだ。
息子は息子でそりゃあショックだろうが、それは母親であるところの喜多嶋舞がどうにかすべき全く別の問題であり、大沢は関与する立場に無い。
報道の内容が真実ならば、取り敢えず大沢は、これまでの養育費と精神的慰謝料を、前妻である喜多嶋に請求するヨロシ。
そして盛大にふんだくってくれ。

取材に対して喜多嶋は、どうせ金目当てなんでしょ!多感な時期の子供になんて事を! と怒っていたらしいが、以前ここで記した非嫡出子の相続に関して同様、子供を盾にするのはクズ親の証である。
これはもう、生まれて来る子供のDNA検査と出生前診断を義務化したらいいよ。
母親の権利とかいう問題じゃない。男性側にも真実を知る権利はある。
疑いを持たれる事を侮辱と感じる女性もいるだろうが、義務化してしまえば「決まりだから」と諦めも付くだろう。日本人は「決まりだから」に弱いし。
「疑うなんて酷い!」と泣かれて怯む可哀相な男性も減る。被害を未然に防げるのだ。
そして、托卵をするような糞ビッチには制裁を!

それにしても、喜多嶋は子供の父親が前夫ではないと知っていたのだろうか。
まさか、17年も経ってバレるとは思わなかっただろうなー。
科学の進歩って、凄い。



2013年12月23日(月) 土の人

ど‐じん【土人】
1.その土地で生まれ育った人。土着の人。土地の人。
2.未開地域の原始的な生活をしている住民を侮蔑していった語。


猫をよく見かける。
猫自体は可愛いし嫌いじゃないのだが、所構わず糞をするので、それだけが我慢ならぬ。
先月、玄関前の廊下で下痢便を垂れ流された時には、流石に大家さんもすぐに動いて、業者を呼んで片付けと消毒をしてくれた。
そして階段脇に猫避けグッズ(僅かに刺激臭がする、恐らく人体にも有毒であろう薬剤)を置いてくれたが、猫は相変わらず堂々と駐車場を通り抜けるし、糞が道端に落ちている事もあるので、徒歩で出掛ける時にも気を抜けない。
「根本原因であるところの猫を何とか出来ませんかね、保健所に頼むとか」
と大家さんに言ったのだが、おっとり上品な大家さんは、
「町内会の皆さんも困っていて、町内会長さんとも相談したんですけれどね、もし飼い猫だったら大変なので……」
と、思案投げ首涙顔。
「鈴も首輪も付いてないんだから野良扱いでいいだろうよ、もし処分後に飼い主が現れて抗議して来たところで、飼い猫のしでかした事は飼い主の責任なんだから、逆にこれまでかかった猫避けや消毒の費用を全部請求してやれや!」
と言いたかったが、それを言うと何故かこちらが悪者になってしまうド田舎の不条理。
くっそー、毒物でも仕掛けておきたいわ。猫死ね。

そんなある日、またしても駐車場で猫の糞発見。
うちの駐車スペースではないけれど、大家さんに言った方がいい?と主人に訊くと、
「言わなくていいよ。そのうち土に還るだろ」
と驚きの回答が。
「ハァ? アスファルト敷きなんだから、還らないよ?」
と主人に言い返してみて、やっと解った。
何故ここの田舎のジジババが、平気でゴミや吸い殻をポイ捨てするのか。道端に痰を吐くのか。スーパーの駐車場でジュースで嗽をしてその場で口から出すのか。
土の上で育って、それが当たり前で、何でも地面に捨てれば土に還ると思っていたからなのか。
そして自分の夫もポイ捨てはしないものの、同様の思考回路だった事に軽く絶望した。

大家さんに一応電話をしてみたが、休日のためか、繋がらなかった。
翌日には、猫の糞は風雨に曝されて、殆ど無くなっていた。



2013年12月22日(日) 迷惑なB子

本放送の時には全く興味が湧かず、終わってから評判を聞いて、「ちりとてちん」を録画している。
そして現在、第14話を消化中。まだ10月22日の放送分である。
ここまで来ても全然面白くならないので挫けそうだが、明日こそ面白くなるんじゃないかという期待だけで観ている。
A子みたいに美味しいとこ取りの要領のいい子も嫌いだが、何をやっても駄目で途中で投げ出す根性無しのB子みたいなのはもっと嫌いなんだよな。
従って、観ていて苛々するのだ。
今のところ面白いのは、B子の妄想シーンだけである。

さて、短大の推薦を蹴って大阪に出て来たB子だが、ドラマの展開の都合上とは言え、これは非常に迷惑な行為である。
推薦入学は、受かったら絶対に蹴ってはいけない。そのための念書も書かされる。
推薦は、信用である。
もし推薦を蹴ったら、翌年から、その高校の推薦枠は無くなると思っていい。つまり、先生のみならず、その大学を狙う後輩にも多大なる迷惑がかかるのだ。未来ある後輩の人生を狂わせる事になり兼ねない。
という訳で、良い子の皆は


推薦蹴ったらアカンよ!



あれはドラマだからね!



2013年12月21日(土) 思い出がいっぱい

年末だし、大掃除の真似事でもするかと、主人の写真をアルバムに整理する事にした。
写真というのは年代順にアルバムに並べるものだと私は思っていたのだが、どうやら主人の実家はそうではないらしく、箱の中にごちゃごちゃに入ったまま結婚の時に渡されたのだ。
本当は本人にやって欲しいのだが拒否するので、仕方なく私が片付ける事になってしまった。
わざわざアルバムに貼る意味がわからないと主人は言うが、私はこの汚い箱をさっさと捨てたいんだよ!
別の箱に移し替えたら〜と彼奴は言うが、そういう問題ではない。
じゃあ全部捨てていいよと言われたが、流石にそれはどうかと思う。
それに取って置けば、後々貴方が偉くなった時に価値が出るかも知れないじゃない!と私が力説すると、とても微妙な顔をされてしまった。

整理していると、使われる事の無かった主人の見合い写真が出て来た。
私と結婚する少し前に撮ったものなので、顔がふっくらとしている。今より10kgは太っていたもんな。今でもデブではあるけれど。
デブなのに、見合い用なので、顔はキリッとしている。
しかも、写真屋さんが気を利かせて紗をかけてくれたものだから、まるでブロマイドのようだ。
あくまで個人的見解だが、うちの主人は男前だと思う。
しかしこの写真は、見る度に笑いが込み上げてしまう。
写真を見て、主人の前で噴出してしまい、訝られたので正直に
「だって、キリッとしたデブのブロマイド写真なんだよ!」
と笑いながら言うと、
「酷い! デブ差別だ! 傷付いた!」
と抗議された。
スマン、自分でもかなり失礼だとは思うが、
おかしいものはおかしいんだよ。



2013年12月20日(金) 夫の予定表

ふと、予定表を兼ねた壁掛けカレンダーを見上げると、主人の字で何やら書いてあった。
本人が書き込むなんて珍しい、連休中日の日曜日に急な飲み会でも入った?と思ってよく見ると、



 22日〔日〕 超常現象TV



……。
そんなに見たいのか!



2013年12月19日(木) 干し芋作りに挑戦

主人が好きなので、冬になると時々、スーパーで干し芋を買う。
あれば私も食べてしまってすぐに無くなるため、いつものより少しだけお得な大袋を買った。
帰宅しておやつに食べてみたのだが、一口目から違和感が。
細いビニールテープのような物が、口から出て来た……芋にくっ付いていたらしい。
宝籤には当たらないくせに、こういうのだけ当たるんだよなあと思いつつ、メーカーのホームページから苦情を入れておいた。

手間がかかっているとは言え、干し芋って高いよな。
自分で作ったらどうだろうと思い、安納芋を買って来た。中が黄色くてねっとりとした、普通の薩摩芋よりも高級なやつである。
ところが中が黴ていて、2本のうち1本しか使えなかったため、単価が上がって益々高級に!
ネットで検索してみたら、まずは蒸して、次は天火で焼いて、最後に天日干しにするらしいが、日照時間的に無理なので最後の手順はカットする。
塊のまま茹でて、皮を剥いてスライスし、天板に並べてオーブンで焼く。
そもそも料理をしないので加減がわからず、様子を見ながら、少しずつ温度を上げたり時間を延ばしたりして、焼いてみた。
後は放置。乾燥する時期だから、これで水分飛ぶんじゃね?という腹積もりである。
出来上がった水分大目の黄色い干し芋もどきを主人に食べさせてみたら(毒見とも言う)、なかなか好評であった。元々の芋が美味しいからね。
2本入りだったのに丸々1本黴てて使えなかったのよーと言うと、それなのにシオンがスーパーに怒鳴り込まないなんて……!と驚愕された。
虫の居所が悪かったら、そうするけれどね。今回はそれよりも、干し芋作りを優先させたかっただけなのだ。

さて、苦情を入れた干し芋メーカーからは、謝罪の言葉と、代わりを送るので残りの商品を着払いで送って欲しい旨のメールが来ていた。
残りの商品て……もう殆ど残っていない(笑)。
異物は捨ててしまったし、誠意を見せろやゴルァ!な気持ちも無いし、品物は美味しいので今後注意してくれればそれでいいよと伝えるメールを返信すべく、失礼にならない文章をPCの前で考えていると、宅急便が来た。
荷物を受け取って戻ってみると、主人がPCの前に座っており、使いたそうにしていたので、そのメールを完成させて送ってくれたらPC使っていいよ!と体よく丸投げ。
主人はさくっと仕上げてゲームを始めた訳だが、後で送信済みメールを読んでみると、上手い事ちゃんとした文章に纏められており、私は感動すら覚えた。
基本はシオンの文章で、ちょこっと足しただけだよと主人は言うが、私が苦労した文の締めをあっさりと完成させるなんて。私の中で、また主人株が上がったのであった。
まあ、他の所ですぐに下がるんだけどな。
「シオンの振りをして、『代替品なんて言っていないで、金寄越せやゴルァ』って書いても良かったんだけどさ★」
いや、それやったら捕まりますから。私が!
だって、実際に書いたのは主人だと、誰も証明する事が出来ないのだから。



2013年12月18日(水) 靴選びの条件

天気は悪くない、そして主人は忘年会なので晩御飯は要らないと言う。
今日しかない!
という事で、都会(当社比)に遠出した。
何としてもショート・ブーツを手に入れないと!と鼻息荒く、百貨店は勿論、貧乏人お断りの結界が張られた舶来もののブランド店にまで足を踏み入れたというのに、

無かったよ……。

調整の利く編み上げタイプが一番良いのだが、今年の流行はそれじゃないとかで、どこに行っても紐無しブーツばかり。
それでもね、本当は某ブランドの茶色い靴(10万円……!)が欲しかったんだが、日本で取り扱っているのは黒のみ、最悪海外通販で取り寄せようと思って黒でいいから試着したかったのだが、やっぱりサイズが無いって言われたよ!
そこまで大足じゃないと思うんだけどなー、今時はぎりぎり普通サイズだと思うんだけどなー。
仕方ないので、靴屋という靴屋に飛び込んで、片っ端からサイズの合うものを試着した。
それでもコレだ!ってのが無いんだよな。何の呪いだよ。
もうヘトヘトに草臥れて、最後の最後で目に付いた駅ビルの靴屋で編み上げ靴を試着してみたら、これが案外良かった。
上は12万円まで、今季20足以上試した中で、1万7千円のが1番しっくり来るとは。
うん、もうこれでいいよ……という事で、即買い上げたのだった。
1番に欲しかった物ではないので微妙な気分ではあるが、デザインは悪くないし、このお値段なのでまあ満足である。
靴で一番大事なのは、足との一体感なのでな。
やはり紐靴最強なのか。



2013年12月17日(火) 前方注意

少し前に、運転免許の更新に行って来た。
優良運転者なので、簡単な検査と講習だけ。
講習のビデオはかなり古かった。こっちも更新したらいいのに。
そして講義はポイントを押さえるのみで、質疑応答無し。質問や突込みどころがあったのに、宙に浮いたままになってしまった。
だって、交通事故件数が減っていても、車や運転者や人口という母数がわからない限り、本当に「減っている」とは言えないだろうから。

今日は、郵便局に行こうと徒歩で家を出た。
横断歩道に差し掛かったら、反対側の横断歩道上に、車が停まっている。
何だろうと近付いてみると、車のドアは開けっ放しで、外に出た運転手が、誰かに話しかけている。
車の陰には、老婆が横たわっていた。
どうやら車の左折時に巻き込まれた模様。老婆は小さくて運転席から見え難いし、老婆は老婆で腰を屈めて下ばかり向いて進むから、車に気付かなかったのだろう。
対向車も信号の手前で停車して、運転手が外に出て携帯電話で救急車を呼んでいた。
横断歩道のど真ん中なので、取り敢えず道端にどかす?と思ったが、老婆は腰が痛いと言う。取り敢えず意識はしっかりしている模様。
そろそろ反対車線が長蛇の列になっていたが、下手に動かさない方が良いだろうから、救急車が来るまでじりじりと我慢して貰う事にする。
しかし皆、本当に我慢強いね! 誰一人としてクラクション鳴らさないんだもん。(後で主人に話したら、そんな事するのお前だけだと言われた)
他に出来る事は無さそうだったので、老婆の無事を見届ける事無く、私はさっさとその場を後にした。
郵便局が閉まる前に、書留送らないと。

ここ数年、事故の瞬間を目撃してはいないけれど、現場に出くわす事が多いように思う。
老人が多い田舎だからか。
自分も運転するので、明日は我が身にならないといいなあ。
仮令歩行者のジジババに非があっても、何故か悪者にされるのは運転者だからな。
私も気を付けよう。



2013年12月16日(月) 幸せを抱えて家路に着く

滅多に行かない所に行ってみたら、リラックマ専門店なるものが出来ていた。
当然入る。リラックマ大好きなのでな。
中は夢の空間であった。
普通の雑貨店だと色んなキャラものと一緒に陳列されているが、専門店なだけあって、どっちを向いてもリラックマ一色!
うわあここで働きたい……と一瞬思ってしまったほど。
勿論それは止めておく。夢は若い子に譲らないとな。
あれもこれも買い揃えたい!との衝動を抑えて、小さいノートと祝儀袋を購入した。
そしたら何と、リラックマの袋に入れてくれるのね! 流石専門店!

いい歳こいて、ずっとにまにましながら店内をうろつく中年女って、傍から見たらかなり怪しいのでは……と我に返ったのは、ずっと後になってからの事であった。



2013年12月15日(日) キリエ・エレイソン

デブ繋がりで。

バスに乗っていた時の出来事。
大きな交差点でバスが停まったので、ぼんやりと道行く人を眺めていたら、とある女性に目が釘付けになってしまった。
デブ。
最早ぽっちゃりどころではない、所謂アメリカタイプのデブ。
しかもミニスカート着用。
服装はそれなりにお洒落を目指している気がしないでもないが、スカートの裾は地面と平行ではないし(デザイン的アシンメトリーではなく、単にいい加減にぐちゃぐちゃに穿いているだけと思われ)、顔はスッピン。
存在自体が景観を損ねるレベルである。
うわあ……と目を逸らせないでいると、後ろの座席の2人連れの爺様の声が聞こえた。
「可哀相になあ。女の子なのにあんなに太っちゃって」
それがちっとも上から目線ではなく、心底憐憫の情を禁じ得ないという風に言っていたので、私は笑いを堪えるのに必死だった。

世の中のデブよ、お前等、
可哀相って思われてんだぞ!



2013年12月14日(土) デブの誘惑

寒い。
あまりに寒くて、トイレに行こうと部屋のドアを開けただけで、廊下の寒さに怯んで、また居間に戻ってしまうほどである。
寒くてトイレに行けないよう、おまる導入しようよと主人に訴えると、
「アホな事言っていないで、早く行って来なさい!」
と追い出された。

寒い寒いと言って、暖房の前で蹲っていても一向に暖かくならないので、頑張って掃除を始めたら、やっと体が温まった。
しかし根がぐうたらなので、一石二鳥とはとても思えない。何もしなくても暖かくなればいいのに。
私がそう愚痴ると、主人が手薬煉を引いて言った。
「シオンももっと太ったらいいよ! さあ、こっちの世界にようこそ」
うん、それだけは嫌★



2013年12月13日(金) ブーツ難民

主人の出張にくっついて、以前住んでいた都市に出掛けた。
到着したら、主人は会議、私は買い物に。
目的はショート・ブーツ。
靴屋を回ったが、国産の靴って殆ど幅広で、特にブーツだとせいぜい2Eが限度なのだ。
舶来物だと靴幅は狭くなるが、輸入しているのは幅広サイズになる上、金持ちババアがターゲットだからなのか、小さいサイズばっかり!
疲れるばかりで目的の物が見付からず、心が荒むわあ。

結局靴は買えず、行きつけの服屋さんでセーターとニットのスカートを購入。
買うつもりは無かったのに、試着したら、とっても素敵だったんだもの!
顔馴染みの店員さんが、私に似合うのを見付けてくれるし、これがまた似合うんだわ。勧めるのが上手いんだよなー。
会計で楽天カードを出したら、そのカードってどうですか?と訊かれた。
何でも店員さん、楽天カードにしようかどうか、迷っているそうで。
楽天で買い物するなら他のカードで買うよりはポイントが貯まり易いからいいと思うよ、と私が言ったら、一寸心が揺れたらしい。
それでもまだ迷っているので、一体何がそんなに躊躇わせるのかと問うたら、
「だってネットで申し込むって、怖くないですか。顔が見えないんですよ?」
と、他の店員さんと顔を見合わせて、ネーと言っていたので、そんな事を気にするのかと驚いてしまった。
だって、2人とも私よりずっと若いのだ。なのに妙なところで保守的!
でもそういうの、嫌いじゃない。

レストランでひとり夕食を摂り、懇親会を途中で離脱した主人と合流して、家路に着いた。



2013年12月12日(木) めでたい

学生時代からの親友が、先日出産した。
40を越えての高齢出産、しかも初産。
産前産後に実家や嫁ぎ先の老人や本人が倒れるという事態が相次いだが、それも赤ん坊が無事に生まれて来るための犠牲だったのかも知れない
母子共に1週間で退院したというし、電話での様子も元気そうで、良かった良かった。
落ち着いたら、顔を見に行こう。

現在入院中の嫁ぎ先の老人は、一旦心臓が止まったらしい。
流石の私も、そのまま完全に停止しちゃえば後々面倒が無かったのにね!との本音は、そっと心の中に仕舞ったままにしておいた。
主人には鬼と言われたが、嫁ぎ先に戻った時に、元から余り丈夫でない彼女に赤ん坊と老人の世話を同時に負わせる方が、もっと鬼だと思う。



2013年12月11日(水) 珍らかなる菓子

今年のお歳暮も、主人セレクト。私じゃ鼻が利かないのでな。
仲人さんにタルトケーキを贈ったら、お礼の電話で、
「また珍しい物を頂いて」
と言われた。
田舎じゃ確かに珍しいし、まだ召し上がっていないのだと思うが、主人の目に狂いは無いので美味しい筈。
私も食べたいなーと主人に言ったら、クリスマスの頃に自宅に届くように手配してくれたって♪ワーイ

お歳暮ではないが、幼馴染からは高級菓子が送られて来た。
お菓子送るねーとは言われていたが、こちらが驚くような上品なお菓子がドドーンと来るとは。
何? 誕生日プレゼント?と思ったら、前にシオンちゃんから美味しいお蕎麦貰ったからさーと言われ、暫く考え込んでしまった。
確かに蕎麦は送ったが、そもそも私は蕎麦嫌い。味などわからぬ。
しかもそれは、蕎麦だからと言うより、幼馴染の好きなご当地キャラが付いていたからだったので、送った事すら忘れていた。
そんな適当な経緯で送ったのに、美味しかったと言う。特にご主人が喜んで召し上がったとか。
海老で鯛を釣った気持ちになってしまったので、彼女の里帰りに合わせて、今度は彼女の実家に何か作って送ろうと思った。
頑張れ私。



2013年12月10日(火) 夫の成分表

私は今、人生で一番甘やかされている自覚がある。
なので、主人に訊いてみた。
「ねえねえ、訊いていい?」
「駄目(即答)」
「(無視)なんで貴方ってそんなに優しいの?」
「僕の半分は、優しさで出来ています」
バファリンかよ!
「ええー、じゃあ、あとの半分は?」
「脂肪」
「えっ貴方、体脂肪率50%もあるの!?」
「アホか、そんなにある訳無いだろ! せいぜい25%」
ああ吃驚した……。

でも、よく考えてみたら、25%でも相当デブだよな?



2013年12月09日(月) まさこさま

皇太子妃殿下の50歳のお誕生日だったそうで。
TVを見ていたら、御成婚の辺りからこれまでの映像が色々と出て来たけれど、いつの頃からかすっかり表情の質が変わってしまわれた。
生気が無いと言うか、精神を病んだ顔と言うか。
もう1人の妃殿下と何かにつけて比べられ、秋篠宮家より多く生活費を貰っているくせに公務をしないロイヤルニートだの、年がら年中ご静養しているだの、ネット上では酷い言われようである。
勤労と納税の義務を全うしている国民からすれば、確かにいいご身分に思えるのだろう。
しかし今の皇后陛下も、妃殿下時代の一時期、雅子様のように心が折れてしまった事があったそうで、皇太子妃という地位はよっぽどじゃないと務まらないもののようだ。
雅子様は外務省出のバリバリのキャリア・ウーマンだし、知性と教養と学歴だけではなく、精神的にも強いだろうと見込まれて皇室に迎えられたのだろうが、それでも精神的に挫けるなんて、よっぽどの事があったと思うのだ。
御成婚前の、はきはきと受け答えなさる過去の映像を拝見して、別の生き方もあっただろうにと思うと、ただただ気の毒に思えてしまった。



2013年12月08日(日) 日本一可愛い34歳

外国語に興味はあるが、元来怠け者で面倒臭がりなので、本気で勉強した事は無く、偶に思い出したようにNHKのラジオ講座を受講する程度である。
折角便利な録画機というものがあるので、今年はテレビのロシア語講座を録画予約して、ちまちまと見ているのだが、最近になってやっと気付いた。

小林麻耶が可愛い……!

アナウンサーや司会者としての小林姉妹は、あの潰れた蛙のような声が不快で、寧ろ嫌いであったが、タレントとしては愛嬌があってとても良いのではないだろうか。
少なくとも姉の方は、最近私の中で高感度が上がって来ている。

可愛いって、いいね。



2013年12月07日(土) 蚤の心臓

体調はほぼ回復。
寒い時期なので肩凝りは残るが、それでも頭痛が消えて食欲が戻ったので、随分元気になった。

「噛んだところが口内炎みたいになって痛いよう」
と、主人がしょんぼりして、唇の裏を見せて来た。
その直前に、主人が食べ零したお菓子のくずを床に発見したばかりで、何度言ったらわかるんだコイツは……!と多少イラついていた私がつい、
「あらあら可哀相に。早く治るように、塩でも擦り込んであげましょうか?」
と言うと、主人は目を剥いた。
「酷い!

鬼ババア……!



鬼ババア?
今、鬼ババアって言ったね。
「貴方、私の事を『鬼』と言った事は今まで何度もあったけれど、『ババア』まで付けたのは今が初めてよね?」
と主人の目をじーっと見ながら静かに言うと、主人がか弱い声で答えた。
「今ね、凄く、心臓がバクバク言ってる……苦しい」
「そうか。じゃあこれを繰り返せばもしかして」
「うん。こないだシオンが観ていた『シャーロック・ホームズ』の悪者みたいになるかも。『奴の心臓は、恐怖で既に止まっていたのです』って」
BSで放送中の「シャーロック・ホームズの冒険」デジタルリマスター版で先日、そういう話があったのだ。
でもそれは、良心の呵責が原因な訳で、
「つまり、貴方も、私をババア呼ばわりした事で、良心の呵責を覚えたという事?」
と畳み掛けると、
「蛇に食われる蛙に、良心の呵責なんて無いよ。あるのは恐怖だけだ」
と言い切りやがった。
よし、保険金増額しとくか。



2013年12月03日(火) こんな男は駄目だ

「男子厨房に入らず」という言葉がある。
その教えを頑なに守って、飯の支度は妻任せ、どんなに妻が忙しそうでも手伝いを申し出るどころか、飯が出来たと言うから席に着いたのにいつまで待たせる気か!とキレる男も世の中には存在するらしい。
他にも、具合が悪くて寝込んでいる妻に向かって、妻の容態より「俺の飯は?」と自分の飯を心配する夫や、「俺の飯は心配しないで。外で食べて来るから大丈夫だよ!」という頓珍漢もいるのだとか。
それのどこがいけないの?という頓珍漢君に、私が親切に教えてやろう。
子供がいるなら子供の面倒、いないなら具合の悪い妻の飯も心配しようよ。お粥ぐらい温めてやれ。

年代が上の年寄りなら、時代のせいもあるから仕方ないのかなーとある程度は思うが、比較的若いのにもいるらしいね、こういう馬鹿男。
その点、うちの主人は希少種だろう。基本的に自分の事は自分で出来る。但ししょっちゅう具合が悪くなるから、出来ない場合もあるだけで。
奥様方から他所のご亭主に関する愚痴を聞く度に、私は思うのだが、やっぱり男も炊事洗濯など自分の世話ぐらい出来ないといけないのではなかろうか。
ずーっと自宅通学で、結婚するまで実家暮らしで身の回りは母親任せ、結婚したらその役目が奥さんにシフトしただけ、という男は、大抵主婦の苦労をわかっていない。
男子たるもの、高校を出たら、独り暮らしをして自分の世話が出来るようにならなけりゃ駄目だよなーと思う。
まあ、とどのつまり、

うちの亭主はハズレじゃなくて良かったぜ!

という話なんですけどね☆
寧ろ私がハズレ(えっ



2013年12月02日(月) 絶叫戦術は無差別テロである

全快には至っていないが、今日は6割方回復したような気がする。
しかし少しでも無理をすると、また布団に逆戻りになりそうな気配がするので、出来る範囲で掃除と洗濯をして、具合の良い時を狙って最低限の買い出しを済ませた。
そしてPCには極力近寄らず、TVもなるべく画面を見ないようにして、ゴロゴロして過ごす。
夕食の支度は、早めに帰って来てくれた主人に丸投げ。
夜にお粥を少し食べるまでは一切食べ物を受け付けなかった昨日と違って、今日は少し食べ物を口に出来るようになった。

自民党の石破幹事長が、「単なる絶叫戦術は、テロ行為とその本質においてあまり変わらない」と自分のブログに記載し、非難を浴びている。
しかし私はこれに全面的に同意する。
全くその通り! 煩いよね!
絶叫戦術は音の暴力だと石破幹事長も理解したみたいだから、ここは是非、候補者の氏名を絶叫するだけの選挙カーによる選挙活動を禁止にして欲しい。
ネット選挙も解禁したんだから、選挙カーなんてもう要らないだろ。
大体あんなの、時代遅れなんだよ。



2013年12月01日(日) アントニオ猪木は正しかった

わたくしは先日、何でも出来るのは元気ではなくお金のお蔭ではないかと言ったが、前言を撤回する。
どれだけお金があっても、元気が無ければ何も出来ないと思い知った。

昨夜から調子が悪かったのだが、今朝目が覚めても一向に回復しておらず、余計酷くなっていた。
吐いて吐いて吐きまくって、胃が痙攣するほど。
しかも吐瀉物の様子がいつもと違った。
苦くて緑色だったので、胆汁まで吐いた模様。
うんうん唸りながら、お金より元気が欲しいです……と呟いたら、主人に
「大丈夫、すぐに元気になって、またお金お金って言い出すから」
と言われた……えーと、これは励ましだと受け取っていいのかな?


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