天上天下唯我独尊

2012年05月15日(火) シオンの1日

歓送迎会の季節と黄金週間が終わって、外食が減ったため、今月から夕食をタニタ食に戻した。
冷蔵庫の食材を調べて、本と睨めっこして何を作るか決めてから、メモを持って買い物に行き、なるべく目的の物以外は買わないようにするので、お財布にも優しい。
我が家の台所は狭くて使い辛い上に、私の手際も悪いので、食事の開始目標時間の2時間前から支度をしないと間に合わない。
更に料理が好きではないので、料理の開始時間がずれ込み、空腹の主人を待たせる事も屡である。
彼はいつも、美味しいと褒めながら食べてくれるが、出来ればやりたくない。お手伝いさんを雇えるぐらいのお金持ちと結婚したかったと時々思う。
そんな調子なので、台所に2時間立っただけで、私はもうヘトヘトのクタクタ。
食事が出来て食卓に着く頃には、すっかり草臥れて、ドロドロに眠くなるのだ。
酷いと、夕方のスーパーで買い物する時点で眠くなる。どんだけ夕食の支度が嫌いなんだ自分。
「頂きます。もう眠っていい?」
と主人に訊くも、答えはいつも「駄目」。
こんなに眠いのに……。
そして食事の後は片付け。
でもお風呂に入ると、目が覚めてしまうのだ。
そして夜中まで眠れずに、朝はいつも辛い。
「何かさあ、私の一日って、夕方に始まるみたいだ」
と主人に零すと、こう訊かれた。
「じゃあいつ終わるの」
「うーん。夜かな……」
「短っ」
だよねえ、短いよねえ(笑)。



2012年05月14日(月) リラックマがやって来た

リラッくじをやってみた。
500円で外れ無しの籤を引いて、景品を貰うというものである。
コンビニでも時々似たようなものを見掛けるが、今までやった事が無かった。
何故挑戦したかというと、今回は景品が残り僅かになっていたからである。
足拭きマットが売り切れて、1等の縫い包みが1体と、弁当箱とペアグラスがそれぞれ幾つかの、3種類だけだったのだ。
これならいける、と思った。
目的は弁当箱だが、外れてペアグラスだとしても、日常的に使えるからいいや。
売り場の前で逡巡して、そう決意するに至るまで数分かかった。傍目には精神を患った怪しい女としか映らなかっただろう。
勇気を振り絞って、売り子のおばさんに声をかけて500円硬貨を渡し、祈る思いで引いた籤は何と!

「おめでとうございます〜! 縫い包みですよ〜」

おばさんと仲間の売り子さん達は、祝福の言葉をかけてくれたが、
「違う……私が欲しかったのはこれじゃない……」
と愕然とする私。
こんな要らんところで籤運使い果たすってどうなの。どうせ1等なら、ジャンボ宝くじの方が良かったよ。
「あのう、これ、他の景品に交換する訳には……」
と私が訊くと、おばさん吃驚顔。
「あらー、これじゃないのが良かったの?」
「ええ、お弁当箱が欲しかったんです……」
「じゃあもう1回引いてみたら?」
なるほど、その手があったか!
いやいやいや、次の1回で弁当箱が当たる確証は無い。最悪ペアグラスを全部引き当てた後の弁当箱になる訳だから、その場合の総額は……
と冷静になって考えると、これ以上注ぎ込むのは如何なものかと思ったので、
「いえ、いいです……」
と、おばちゃんが大きな買い物袋に入れてくれたリラックマを持って、とぼとぼと売り場を後にしたのだった。

家族連れのギャラリーでもいれば、欲しいという人に500円で売り渡せたけれど、月曜日のショッピング・センターには閑古鳥が鳴いていたので、それも出来ず。
仕方なく連れ帰ったリラックマだったが、どうしようね、これ……。
リラックマは大好きなのよ。ただ、こんなに大きい縫い包みを、子供もいない家庭に置いてどうするのかと。
困り果てて部屋の隅に放置して夕食の支度をしていたら、玄関の鍵を開ける音がした。主人の帰宅である。
透明な袋に入ったままのリラックマを引っ掴んで、そのまま廊下にヘッド・スライディングを決めてみた。
先頭にリラックマを立てて、リラックマの手を振って、おかえりなさーいと人形劇をやってみたら、何かがリラックマに飛んで来た。
玄関の鍵であった。
「酷い! リラックマになんて事するの!」
と私が怒ると、
「的当てかと思った〜」
だと。あんまりだ。
夕食を摂りながら経緯を話して、これどうしようかね、と主人に相談すると、えっ別に家に置いておけば?だそうで。
うん、だからさ。邪魔だから。職場の若い女の子とか、最近子供が生まれた人とか、欲しい人がいないか引き取り先を探して来て欲しいと頼んだのに。
風呂上がりの私に、先に寝るね〜と言って来た主人の腕には、リラックマが……!
いつの間にか透明な袋から出しちゃっているし!
「一寸、何勝手に開けてんのよ! オッサン臭くなったら、他所にあげられなくなっちゃうじゃない!」
と私が叱ると、主人は
「えー? 折角縁あってうちに来たんだから、うちの子にしようよ。ね?」
とリラックマと一緒になって首を傾げて来た。
可愛いんですけど……! 何その絶妙な角度!

私は本当は弁当箱が欲しかったのだ。リラックマの弁当箱なら、毎朝の苦痛な弁当作りも少しはテンションが上がるかと。
リラックマの可愛いお弁当箱なんて主人は嫌がるだろうから、彼にむかついた日の翌朝にこれを持たせてやろうウヒヒヒヒなどと目論んでいたのに。
そうか! 弁当箱に外れたのは主人の呪いか!



2012年05月13日(日) 「流星の絆」

3、4年前にTBSでドラマ化されていてた「流星の絆」の原作を読み終わった。
ドラマの評判は世間的には良かったようだが、お巫山けが過ぎていて、私は全く面白いと思えなかった。
なので原作を楽しみたいと思っていたのだが、場所を取る大きな本を買う気にはなれず、先日本屋で文庫を見付けたので、漸く入手した次第である。

ドラマとは違う終わり方だと聞いていたので、どんな真犯人が登場するのかと思いきや、おんなじだったので拍子抜けしてしまった。
えーそうなの?やっぱりこの人だったの?と。
ドラマの最終回を見ていなければ、多分完全に騙されただろう私。
でも、これまでに私が読んだ東野小説ほどの衝撃は無かった。これを含めて3冊位しか読んでいないけれど。
他の2作とは違って、不幸な終わり方ではなかったから、思い読後感を引き摺らずに済んだからかも知れない。
まあ、こういうのもいいかなと。

ジョーバに乗りながら、寝る前に布団で寝そべりながら、少しずつ読んでいたが、終わりが近付くにつれ、主人の留守と言うこともあり、残りの家事を放棄して読み切ってしまった。
外食続きで疲れて帰宅した主人には、
「お帰りなさい! 今日はカレーよ☆」
と更にレトルトを食わせるという、とんでもない妻である。



2012年05月12日(土) 酷い例文

新年度から、ラジオ講座から遅れる事1週間で、ロシア語講座をネットで受講出来るようになった。
今度の講座は幼女が主役のようだ。
舌足らずの声が、実に可愛らしくて、いいなあめんこいなあとニマニマしてしまう。(変態じゃないよ!)

今月号のテキストを買ったので、予習として先の頁を見ていたら、こんな例文があった。

「これは私の夫です。彼は優しいけれど、頭は良くありません」

これは幾ら何でもあんまりだろうと、大笑いしてしまった。
という話を夜の電話で主人にしたら、
「殆ど全ての英語の教科書で『これはペンです』って例文が出て来るけれどさ、そんな文章は実際殆ど遣わないよ。ペンなんて見りゃわかるっての。それよりは実用的な文章なんじゃないの」
えーと、それはえーと。
うちの夫も、優しいけれど頭良くないって事……?
アナタそれでいいの……?



2012年05月11日(金) 1人暮らし

主人は毎年恒例の2泊3日の研修に出掛けた。
昨年は震災の影響で足が無かったために参加を断念したので、2年振りの参加である。
参加費用も宿泊交通費も本人負担なので、10万円近い出費は痛手だが、本人が楽しみにしているし、きっと実になるものだろうから、成果を仕事に還元してくれるものと信じて、快く送り出すことにしている。
用事もあるし、主人不在の3日の間に実家に行こうかと思ったのだが、間の悪い事に、生憎妹は先約があるという。奴がいなければ用事を済ませられないというのに。
1人でぶらりと出かけるのも面倒になってしまい、結局自宅に引き籠もる事にした。つまりいつもと同じ。
出発に際して主人は、こう言い残して行った。


「シオンはおうちでのんびり過ごしてね。でも、
のんびりとぐうたらは違うからね」


う、うん……気を付けるよ。



2012年05月10日(木) 亭主の愚痴

うちの主人は、よく仕事の話をしてくれる。
こんな事があって面白かったとか、驚いたとか。
私もそれを楽しく聞いているのだが、中には当然楽しくない話もある。
主人の後輩が周囲に迷惑をかけるタイプで、最近はその人に関する愚痴が多い。
そんな話を毎度毎度聞かされると、こちらまで苛々するので、どうせそいつはこれ以上成長しないのだし、皆に迷惑がかかるぐらいなら排除すればいいんでないの、と解決策を提示するのだが、主人はそれをやりたがらない。
まあねー、この人は自分で動いて解決するのは面倒だし、黙って耐える方を選ぶタイプ。
下手に我慢強いので、自分さえ我慢すればという考えで生きてきたから、他人の我慢の限界とストレスがわからないのだろう。
でも、それで迷惑を蒙るのは、主人と後輩以外の人間なのだ。
そして後輩は到底自分で悟るタイプではないし、その中でその後輩に意見出来るのは主人だけ。
だったら主人がきちんと言ってやるしかないだろうと思うのだが。
「皆、僕の事を恨むんだろうなあ」
とぼやくので、つい、はっきり言ってしまった。
「そらそうでしょ。当然よ。恨まないにしても、あの人は何もしてくれなかったって失望するのは間違いないわね」
「でもなあ、どうにも出来ないんだよ……」
「そんな訳無いでしょ。だったら貴方以外に誰が出来るって言うの。貴方は言い訳を作って逃げているようにしか思えないし、周囲にもそう見えていると思うよ」
と歯に衣着せずに私が言うと、彼は黙りこくってしまった。

こういう時、亭主に意見せず、そうねえアナタは頑張ってるわ偉いわあとヨシヨシしてやるのが、妻としての正解なのだろうか。
でもそれで、自分の夫が何もしないせいで他人に迷惑がかかるのって、私は嫌だなあ。



2012年05月09日(水) 病院をかえてみた

1年以上通っている個人医院は、新しくて綺麗だし、医者も比較的若くて人気の医院だが、人気があるが故にいつも馬鹿混み。
受付してから、長時間待たされる。
待合室に読みたい漫画があるので、行くのは一寸楽しみだったりするのだけれど、流石に飽きる。
それに、これが1番の問題だが、症状があんまり良くならないのだ。
飲み薬は私に合ったようなのだが、外用薬がいまいち。
そこで、主人が同僚から聞いてくれた、隣町の評判の良い病院に行ってみる事にした。

月曜は混むだろうと思ったので、火曜日に行ってみたらまさかの休み。先に電話すべきであった……。
次の外来日を確認して、そのまま蜻蛉帰るのも癪なので、折角来たのだし、近隣のお店でランチに挑戦。
はいハズレ。
後で主人に聞いてみたところ、美味しいと評判の店だったようなのだが、何故か私が注文したのはハズレだったよ……?
そして翌日再チャレンジ。今度は別の店にしてみた。
そしたら今度は当たりだった。前日の店の半額なのに、かなり美味しかった。
今度から、通院の時にはこの店で昼食にしようと決めた。
店を出て、そのまま病院に向かう。
受付を済ませて、午後の診察開始時刻まで暫く待たされたが、1番で診て貰えた。
そして、私が出して欲しかった外用薬を出して貰えた。よーし、いいぞ!(前の病院でそれを出して欲しかったが、もし出して貰えなかったら言わなくちゃ!と思いつつ、いざ診察の段階になるとすっかり忘れていたのだ。そしてまた行かなきゃと思いつつ、いつ行っても混んでいるので行く事自体が面倒になる)
しかし残念な事に、処方された飲み薬は別のゾロであった。
どうせゾロなら今までと同じ物か、或いは先発新薬にして欲しかったのに、病院の方針で駄目らしい。総合病院って、こういうところが面倒だよなあ。

新しく出して貰った外用薬は、なかなか良い。
ずーっと昔に使っていたのも、確かこれだった。やはり貼り薬は良い。
飲み薬が無くなったら、また隣町に行こうっと。
待合室に、また別の漫画があったのだ。続きを読むのが楽しみ♪



2012年05月08日(火) 有難迷惑

実家の両親と妹が福島の温泉宿に招待されているという話が、愈々現実味を帯びて来た。
私はブレずに、やめときなよーというスタンスなのだが、何故か火の粉がこっちにも。
「是非、上のお嬢さんも一緒に!」
と言われたそうで。
幾ら好意でも無料でも高級温泉宿でも、福島は勘弁して欲しい。
行って観光も食べて応援も個人の自由。だったら断固拒否するのも私の自由だろう。
従って私の返事はNOである。
仲介役の妹が、
「ええー、お姉ちゃんも一緒に行こうよう。何て言って断ればいいの……」
と困っていたので、
「『セシウムさん』とまで言わなくてもいいから、正直に言えばいいじゃん。うちの姉は神経質なので、福島に行って福島産の食べ物を食べたくないと言っていますって。大体4号機が危ないって言われている中、何があるかわからんのに、わざわざ福島原発に近付くなんて狂気の沙汰だぜ」
と言ってやった。
「4号機ねー、そうだよね。お母さんも、こないだの竜巻が福島じゃなくて良かったわねえって」
原発の脅威は地震と津波だけではない。先日の竜巻だって、福島で発生していたかも知れないのだ。そしてこれからも、未だに危機を脱していない4号機の近くでそれが起こらないという保障は全く無い。
いつ何が起こるかわからないし、君子危うきに近寄らずというではないか。
だから我々凡人は殊更危うきに近寄るべきではないのだ。
「そういう訳で、私は行かないからな!」
私がそう声高らかに宣言すると、妹は
「わかったよ。お義兄さんのお仕事が忙しくて無理って事にしとくよ」
と受話器の向こうでしょぼしょぼ言っていた。
どうしても嘘吐かなきゃならんのかね、そこは。



2012年05月07日(月) 顔芸ピアニスト

昨日の朝録画していた、ランラン×エッシェンバッハ×ウィーンフィルを観た。
ランランはいい人そうだけれど、太っているのに何故あんなに人気なのだろう。
演奏終了後、花束を持った女性達が舞台下に大挙していた。
女性達……だと思ったら、真っ先に花束を渡したのは、後姿が女性の華道家・假屋崎省吾であった。
キーシンの演奏会では二階席からそっと見守っていただけだったのに。キーシンよりランランなのか。
しかし更なる花束攻勢に遭って、折角のプロ製作の花束は、ランランからウィーンフィルの団員に手渡されたのであった。可哀相なカーリー。
ランランが花束をバトン・タッチしたのは、女性団員だった。近くの男性団員に渡さずに、わざわざ女性を選ぶあたり、実にスマートで感心した。
こういう紳士的なところが、人気を呼ぶのかも知れない。確かにこれは女性受けが良いだろう。
人間的にはいい人かも知れないが、肝心の演奏はどうだったかというと、多分普通に良かったのだと思う。実はよくわからなかった。
だって、ランランの顔芸が激しかったんだもの。顔芸が気になって、演奏に集中出来ないよ。
でも少なくともオケは、シドニー響よりはずっと良かった。
どうせなら、こっちのオケでキーシン呼んで欲しかったよ……チケット代が物凄い事になっていたと思うけれど、キーシン×ウィーンフィルで聴いてみたかった。



2012年05月06日(日) 衣良にイライラ

「N響アワー」の後番組、「らららクラシック」。
クソつまらなそうなので殆ど見ていないが、今日はキーシンの演奏に、ゲストが小曽根さんだと言うので、チャンネルを合わせてみた。
ジャズのスタジオ演奏はかっこ良かった。楽譜通りに弾く事しか教わらなかった私には、即興の世界は神の領域だ。
もう1つの目玉であるキーシンの演奏は抜粋だし、昨年通しで見たけれどシドニー響がクソだったし、録画の必要は無いと思ったのに、なんという事でしょう。
10代の頃のお宝映像が!
予め知っていたら、絶対に録画したわよ。
何故NHKは大事な情報を流さないのか! 皆様のNHKじゃないのか!
とっても抗議したい気分になった。
それにしても、実に可愛い。美しい。
そのまま天使の羽が生えて飛んで行っちゃいそう、と言った人がいたが、上手い表現だなと感心した。
本当にねえ、神から遣わされた天使みたいだったのよ。演奏も含めて。
それが今ではあんな恰幅に……一体誰が想像したであろう。
せめてもう少しすっきり痩せてくれたらなあ、と残念でならない。
勿論今でも好きだけれどさ。

愛しのジェーニャの天使映像に悶えた後、司会の石田衣良になんだかげんなりした。
この人、司会には向いていないよ。
何かにつけ、自分の話を絡めたがるのだ。
お前の情報なんてどうでもいいんだよ、ゲストの話を聞けよ!
番組自体がとっ散らかった印象なのに、司会者が更にとっ散らかしてどうするよ。
早く打ち切られろ。
そして、カムバックN響アワー!



2012年05月05日(土) 規制で解決出来るのか?

コンプガチャに対して規制する動きがあるそうだが、だったら射幸心を煽るパチンコも等しく規制すべきではないだろうか。
確率表示が無いのが宜しくないというが、問題はそこなのか?
私も嘗て大好きなネトゲにリアルマネーを突っ込んだので、夢中になって金を注ぎ込む気持ちはわかるが、いい年した大人が「幾ら遣ったかわからない」って、それは本人のオツムの問題ではないのか。
子供が勝手に親のカードを使った事例もあるらしいが、それは家庭内の問題であって、ゲーム会社やシステムの問題に摩り替えるべきではない。
本当に、何でもかんでも他人のせいシステムのせい社会のせいにする馬鹿が多過ぎる。
馬鹿が勝手に自滅するのは構わないが、全うに生きている人間がとばっちりを食らうのは御免だ。馬鹿のせいで治安が悪くなったり、馬鹿を養うために税金が値上げされたりするのでは、たまったものではない。
何事も、中途半端は良くない。
規制するのなら、政府以外に金が流れるギャンブルは全て禁止すれば良い。
というかそもそも日本においては、公営以外の賭博は全て違法ではなかったっけ?



2012年05月04日(金) 音楽道場

遅く起きてTVを付けたら、弾みで指がリモコンの釦に触れたようで、チャンネルがNHK教育に。
そこでは偶々、音大の指揮科の授業の様子をやっていたので、すぐに寝室の主人に伝えた。
休みの日はいつもごろごろしていてなかなか起きて来ない主人だが、私が番組の内容を伝えるとすぐに起きて来て、番組終了までTVに齧り付いていた。パジャマのままで。

番組内容は、東京音楽大学で教鞭を取る、指揮者・広上淳一と、彼の指導を受ける学生達のドキュメンタリー。
マエストロの駄目出しを容赦なく食らう教室の指揮台は「死刑台」と呼ばれ、そこで学生達は血祭りに上げられるのだが、広上さんの指摘は一々的を射ている。
それを一々頷きながら見詰めるうちの主人は、家の事情で実用的な進学先を選ばざるを得なかったので、いいなあ〜、音大行きたかったなあ〜とずっと言い続けていた。
結局家業は継がずに、少しでも好きな事に関われる仕事に就いた訳だけれど、やはり好きな音楽を好きなだけ勉強したかったという思いは残っているらしい。
「やっぱり、独学だと時間がかかるんだよなあ。こうやって、若い時分にちゃんとした先生に着いて教えて貰えるのって、羨ましいよ」
面白かった!と言った後で、そうも言ったのであった。
勉強したい事があるのって、いいよね。
私はどうだったかなあ……うーん(恥)。



2012年05月03日(木) いろいろ貧乏籤

連休後半に突入。
我が家の飛び石連休は、2日間+2日間である。

長距離ドライブで、以前住んでいた街に出掛けた。
そして散財。貧乏に拍車がかかる。
だって、現在住んでいる所では手に入らないのだもの。無印のレトルトのバターチキンカレーとか、お茶専門店の紅茶とか。通販だと送料がかかるし。
なので、都(当社比)に来た時に纏め買いしてしまうのだ。
売りに出ているマンションの近くを通る際には、主人をさりげなく洗脳するのも忘れない。勿論彼にはお見通しなので、ちっともさりげなくないのだが。
「ほら、ここの6階が売り出し中ですってよ。向こうの窓からなら、貴方の好きな山も見えるんじゃない?」
「今度ここに新しいマンションが建つんですって。駅から近いし、いよいよ夢の電車通勤デビューなんて如何?」
主人の同僚には、都市に住んで、田舎の勤務地まで特急電車通勤をしている者も多い。
そのために駅近のマンションを買ったという者もいるとか。
話を聞いて、主人も少し傾いているらしい。
押すなら今だ!
主人もうんうんと頷く。
「駅近マンションか……便利そうでいいな。でも夕食が惣菜一色になりそうだな。『今日は駅ビルでこれ買って来たの〜』とか『今日はデパートで美味しそうなの見付けて来たよ〜』とか『今日は○○麺よ〜』とか」
うわあ、自分でも目に浮かぶわ……!
しかし電車通勤となると、主人が忘れ物をしてもおいそれと届けに行けなくなる。
昨年の震災時も遠距離通勤組は難儀したらしいし、やはり徒歩圏内最強か。

買い物の後は、義妹宅へ。
今回も色々と食料を分けて貰ってしまった。
夕食は、義妹家族3人を連れて外食に。
以前住んでいた時にお気に入りだったお店に行ったのだが、甥っ子の行儀がががががが。
箸の持ち方は直ったが、もう中学生なのにこれかよ!と。とうとう爆発したよ。
但し、私の叱り方が悪かった。多分あれでは甥っ子は何が悪かったのかを理解しないだろうなあと、後になって反省。
でもさー、何で血の繋がった大人が3人もいるのに、血の繋がりの無い私が常に躾け役なの? おかしくない?
と後で主人に愚痴ったところ、
「隣に座ってて、あっシオンがジリジリしてるってわかった。思ったより永い間我慢してたよね」
と。知ってたんならお前が注意してやれよ!
「えー、僕に言って欲しかったの? じゃあつんつんしてくれれば僕が言ったのに」
って……脱力ですよ。何ソレ。
しかし私が立腹したのは、甥っ子よりもその父親である。
私が甥っ子を叱り付けている間、その父親はうんうんと頷いていたのだ。
うんうんじゃねーだろ! お前の餓鬼なんだから、他人に指摘される前にお前が躾けとけよ!
いっそ義妹の連れ合いにもガツンと言ってやれば良かったかなー。私より年上だけれど。



2012年05月02日(水) 高速道路に潜む魔物

深夜バスなんて利用するのは若者だけかと思っていたら、今回の関越道ツアーバス事故では、40歳台50歳台の死亡者がいた。
普通の高速バスなら兎も角、その歳で深夜便って凄いな。
私はもう無理だわ。足が浮腫んで靴に入らなくなる……。
何年か前にも、同じような死亡事故があった。
あれも運転手の居眠りが原因で、運転手の弟である16歳のガイドが死んだのだっけ。
あの時も規制緩和は果たして正しかったのか問題になったが、家族経営の会社で死んだのも身内だったからか、そのままその話は消えてしまった。
今回、事故を起こしたバスの運転手は中国からの帰化人だったと、TVでもちらほらと聞かれるようになった。
日本に住んで十何年も経つのに、未だ日本語が不自由で、取り調べも通訳を介して行われているとか。
幾ら中国人相手の商売だからって、稼ぐつもりで日本国籍を取得したのなら、何故ちゃんと日本語を学ばない?
もっと勤勉な人達だと思っていたのになあ。
元・中国人かよ!と叩く人もいるけれど、日本の生活保護で暮らしている外国人より、働いているだけずっと偉いよ。
大体これは、誰だって起こし得る事故だったのだから。

高速道路の眠気は、本気でヤバい。
私も経験がある。
午後の高速での帰り道、強烈な眠気に襲われた。
ふんっと振り払っても、すぐに襲い来る睡魔。
ガムを噛もうがひとりリサイタルを開催しようが、全く歯が立たない。
一般道なら兎も角、高速では一瞬の操作ミスが命取りになる。
あと1つで降り口だったが、こりゃ駄目だと思い、降り口すぐ手前のPAに入って車を停めた。
暑い日だったが防犯のために窓を閉めて鍵を掛け、背凭れを倒してエンジンを止め、すぐに眠りに落ちた。

気が付いて目を開けると、フロント硝子越しに知らないおじさんが、心配そうにこちらを覗いていた。
変死体だと思われていたらしい。ごめんねおじさん。
目覚めるのは最悪夜中という事態も覚悟していたが、幸いに陽はまだ落ちていなかったので、夕食の支度に間に合った。
私の場合は特に次の予定が無かったから一服出来たが、時間通りに動かなければならない人だと、そうも行かないのだろうか。
でも、最悪の事態と予定を天秤にかけて考えて欲しいな。



2012年05月01日(火) お塩系の男

騒動の直後だというのに、生放送番組に出てニコニコしている冨永愛は凄いと思う。
芸能人って大変だなー。

塩谷瞬の二股謝罪会見の様子を見た。
被害者なら兎も角、なんで加害者が泣くの?
不慮の事故とは違い、自分が意図的に仕出かした事なのに、何故泣いて詫びるの?
全く理解出来ない。あれか、もしかしたら「泣けば許して貰える」とでも思っているのか。
そして、完全に個人的な問題なのだから、世間に向けて詫びる必要性は全く無い。被害女性達に詫びれば良い話だろう。
なので、あんなに群がってコメントを求める芸能記者達もどうかしていると思った。
嗚呼、あの連中はそもそもがどうかしている人達であったか。

泉谷しげるが塩谷をボロクソに言っていたのに笑った。
よっぽど嫌いなのか。
私が塩谷瞬を初めて見たのは、東海系じゃない昼ドラ「デザイナー」だった。
泉谷の言う通り演技がド下手で、何でこんなド素人が主人公の相手役……?とげんなりした。
その後「白夜行」に出ていた時は、多少マシになっていたけれど。そして多少太っていた。
久し振りに見たのが記者会見だったので、その間に体重を元に戻したのかね。
それでもイケメンには見えないが。

会見を見たうちの主人、「何でこいつが泣いてんの?」と同じ事を。そして
「叩かれたから謝っているだけで、何が悪いのか理解出来ていないんだろうな。押尾(学)と同じ匂いがする」
と。
罪悪感を感じない、社会病質とかそういう類の人間か。
そして犯罪者予備軍かー。


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