天上天下唯我独尊

2010年09月30日(木) お見合いおばさん

晩婚化が進み、最早おひとり様も珍しくなくなった昨今、主人の職場にも40台独身男性がいるという話である。
主人によると、女性には一寸もてそうにもない感じだが、悪い人でもないらしい。
下手すりゃ主人もそうなっていた訳で、貴方は運が良かったわね、と言っておいた。

私にとっては当たり籤だったものの、主人にとっては貧乏籤だったかも知れないが。

それはさておき、独身男性の話を聞いて、友人の独身女性の事を思い出した。
「で、貴方の同僚はホモなの?」
これは大事なポイントなので、まず訊いてみた。
「さあ……多分違うと思うけれど」
「そか。私の友人に、独身女性がいるんだけれど、どうかね」
「シオンの友達? 幾つなの」
「私と同い年よ。でもって美人。どうよ?」
一瞬考えた後、主人はにやりと私を見ながら言葉を発した。
「その友達、僕に紹介してくれるってのは、駄目かな」
ひどおおおぉぉぉぉいっ。



2010年09月29日(水) 新たな政界渡り鳥か?

宮崎県の東国原知事が、次期知事選の不出馬を表明。

私が宮崎県民だったら怒るけれどなー。
宮崎県知事を1期だけで辞めて、国政か東京都知事選に出馬するとか、色々と噂が飛び交っている。
百歩譲って国政に打って出るならまだしも、他所の首長になるとか言われたら、
「何だよ宮崎は踏み台かよ。巫山けんな!」
と思うだろうな。

国会議員と地方自治体の長、どちらが力が強いかと言ったら、後者じゃないのか?
名古屋市長の河村たかしも、岩手県知事の達増も、民主党の国会議員を辞めて首長になった筈。
逆に、東国原のように首長から代議士に鞍替えした人もいるのかも知れないけれど。
結局どちらを選ぶかは、本人次第なのか?
(嗚呼でも達増の場合は本人じゃなくて小沢の意向なのか?)

どちらにしろ、1期で手を引くのは無責任な気がする。
前妻さんは、せめて2期は勤めろと言ったらしいが、同感である。
(もし都知事になったら東京住まいか。そしたら復縁するのか?)
宮崎の人々はどう思うのだろう。



2010年09月28日(火) プチ見学会

街に行った序でに、新築マンションのモデル・ルームを見て来た。
立地がイマイチなので特に欲しい物件でもないのだが、後学のために。
行ってみたら、慌てて係りの人が出て来て案内をしてくれたのだけれど、ああいう所ってちゃんとアポイントメントをとらないといけないのだろうか。
因みに肝心のマンションはこれから建てるとかで、モデル・ルームだけの独立した展示場だった。
住宅展示にすら行った事が無いので、その辺りがわからないのだが、だとしたら突然行って悪かったかな。

一応ネットで下調べはしていたのだが、実際見ると大体の広さも把握出来た。
物を置くとこれぐらい狭く見えるのだな、とか。
居間の窓は広いし、網戸も付いていて、大体は良いのだけれど、目に付いた範囲でこれは駄目だと思ったのは次の2点。
まず、浴室暖房乾燥機。
物干し竿をかける位置が、低過ぎる。
それに、竿を引っ掛ける駒(何と言えば良いのかわからない)が3組もあって邪魔。
こういうところからかびて汚れるのだから、多くても2組までで充分だ。
好きな位置にかけられますよ〜というのかも知れないが、高さ同じで3組あっても仕方ないだろう。
本音を言えば、浴室やトイレの手摺も邪魔。
最近はバリアフリーとか何とか言って、老人や身障者の受けを狙ってああいう物を多用するのだろうが、正直言って邪魔。
真の安全性を追求するなら、怪我を防ぎたければ、凸凹は少ない方がいい。としょっちゅうあちこちにぶつけては謎の痣が絶えない私が言ってみる。
次に、台所の換気扇。
煙や油を排出するためのものだから、大きさは仕方ない。
だがその角が、丁度おでこの高さに来るのだ。
よほどのチビでもない限り、これは危険極まりない。
目に当たったらと思うと、怖くて仕方ない。
(余談だが、スーパー・マーケットで見かける、売り場のチラシも怖いのだ。ポップって言うの?よくわからないのだけれど、商品に注目させるために目の高さにある紙。角が目に入りそうで怖いのよ! 私は特に先端恐怖症でもないのだけれど)
それに我が家の場合は、主人も台所に立つ。
これは邪魔だろうな……と思った。
それに換気扇の形も、上の部分が平らになっているのだ。
上から端まで全部坂にしてくれればいいのに、何故わざわざ平らな部分を設けるのか。
ここに一寸した調味料なんかも置けます!というのなら、それは地震大国日本では止めた方がいいだろう。頭上から物が降って来るのは、一番危険だ。
平らな部分には埃が溜まり易い。
台所自体は調理台スペースも確保されていていいなあと思ったのだけれどね。あの換気扇は駄目だわ。

という駄目出しを、案内してくれた係員に説明して来た。
買いもしないのに偉そうだが、これでは買う気にならない。
でも見せて貰えて良かった。楽しかった。
1つ興味深い話も聞けたし。
西向きと東向き、どちらの物件が人気があるかという話である。
私は断然東向きだと思ったが、実は半々らしい。
冬は寒いので、敢えて西向きを希望する人達もいるのだという。
でも、今年の夏のようにバカ暑いと、西向きを選んだ事を後悔したくならないのだろうか、と一寸思った。



2010年09月27日(月) ドラマ「なぜ君は絶望と闘えたのか」

土日の2晩連続で、わうわうのスペシャルドラマを観た。
光市母子殺害事件を描いた同名の原作を脚色したものであるらしい。
有料チャンネルの放送とは言え、人権だのの面倒事が関わって来るからであろう、登場人物の名前は書き換えられている。
犯罪被害者遺族を支援する岡村勲弁護士は「横沢昭雄」、犯人である福田孝行は「秋山譲」、そして被害者遺族の本村洋さんは「町田道彦」という名前で登場していた。
裁判の本筋には手を加えていないようで、ちょうちょ結びもドラえもんもそのまんま裁判に登場していたが、事件を追いかける記者(原作の著者)には昔の恋人との復縁フラグまで立っちゃって……という、どこまでが現実でどこからが虚構なのか、裁判の経過についてはTVのワイドショーや週刊誌ぐらいの情報しか知らない一般視聴者には、多少判り難い仕立てになっていた。
なので前編における、絶望した「町田」君が自殺しようとする場面は事実なのかどうか、もやもやした思いを抱えながら観ていた。
ドラマとして話を作る以上、まさにドラマチックな脚色を加えたいという製作側の思惑は理解出来るが、虚構と現実を綯い交ぜにすると受け手は混乱してしまうという事も考えて欲しいものである。
特に、現在進行中の裁判の話なら、尚更の事である。

それはさておき、見応えはあった。
正直、主人公である雑誌記者の恋愛物語は必要ないのではないかと思ったが。
TVでしか見た事の無い本村さんは、決して怒りを感情に任せてぶちまけるような事はせず、常に自分を律して張り詰めているが、彼にも日常があり、差し戻し控訴審の死刑判決に至るまで、どれだけ苦難の道を歩んで来たのかという事を垣間見る事が出来た。
そして周囲の同情だけではない、理解と支えがあるのだという事を。
でもやはり、どこかが虚構なので、ここは事実?それともフィクションなの?と考えながら観てしまうので、集中出来ない。
どうせなら、フィクション部分無しでやって欲しかった。

被害者である奥さんは、福田が根気良く探して見付け出した「美人で可愛い」獲物だった。
点検に来たという作業着姿の犯人を、笑顔で迎え入れたのだ。
えっ点検なんてあったっけ?という場合は、招き入れる前に、すぐに管理会社に連絡を取れるようにしておかないと駄目なのか〜と、いつもの癖で、犯罪を未然に防ぐためにはどうするべきかを考えながら観ていた。
万一襲われた時には反撃に転じられるように、凶器の鶴嘴を部屋の隅っこ棚の陰に隠しておくとか、兎に角一撃必殺で潰してやるぐらいの勢いで股間に蹴りを入れるとか。
しかしやり過ぎると過剰防衛でこちらが罪に問われるのか?
いやいや、命の危険を感じた!と女性が泣いて訴えれば正当防衛と認められるのではないだろうか……など。
「その前に、ターゲットにならないように、家に入る時は普段からすっぴんのボサボサ頭でヨレヨレの部屋着でいた方がいいのかしら。でも突然来客があった場合に困るし……どうしたらいいと思う?」
と一緒に観ていた主人に訊くと、
「ああそうだね、シオンは美人な奥さんだから危険だね」
と棒読みで答えてくれた。
なんか悔しい。



2010年09月26日(日) 町興し

TVで、B−1グランプリの様子をちらりと見た。
有名な所では秋田の横手焼きそばや、青森だか岩手だかの煎餅汁(あれって美味しいのか? 地元民に聞いたら、大して美味しくも無いという答えが返って来た。「スタミナ源のたれ」の方がよっぽど美味しいらしい)があるが、B級ご当地グルメとかいうのが流行しているらしく、B−1はそれの博覧会のようなものだという。
いいなー行きたいなーと言いながら一緒にTVを見ていた主人が
「津山ってどこ?」
と訊いて来た。
関東以北に住んでいると、フォッサマグナ以西の地理はさっぱりわからない。
「確か山陰か山陽か、あっちの方だよね」
と答えていたら、じきに正解が出た。
「岡山県だって。シオン凄いなあ、よく知っていたね」
「えっそりゃ、津山は有名でしょ。なんたって、

津山30人殺し

があった所だもん〜」

それ切り主人が黙ったので、おやと思って振り向くと、渋〜い顔をしてこちらを見ていた。
「あれ? 貴方、ご存じなかった? 昭和の事件史に残る単独犯による大量殺人事件なのに」
「知らない! 普通知らないよ、そんな話」
「確か戦前だったと思うけれど(昭和13年)。ホラ、貴方は偏った本しかご覧にならないから」
「寧ろ偏ってんのはシオンだろ! 普通の人は犯罪大全集とか読まないから」
「そんな本持ってないし、読んだ事もありません。私が持っているのは新潮45シリーズぐらいです。第一、津山事件はネットで知ったんだし。貴方も後で検索なさったら」
と勧めてみたのに、いやいいと断られた。

調べてみたら、現在の津山市は事件現場ではなく、近くの大きな町という事で、名前を付けられてしまったらしい。
津山の人にしたら、いい迷惑だが、やっぱりB級グルメよりも事件で有名よねー。
しかしだからと言って、殺人事件で町興しをする訳にも行かないか。
マニア向けのツアーとか……流石に無理かな。



2010年09月25日(土) 映画3本

つまんないわーーーーーーーー

先週はお塩に軽過ぎる有罪判決が下って即日控訴、今週は中国の我が儘に折れて犯罪者を釈放した上に謝罪と賠償を要求されるとか、つまらな過ぎて仕方ない。
基本的に、その国の領土でその国の禁を破ったのなら、その国の法律で罰せられるべきだと思う。対地法って奴?
相手国に配慮とか要らないし、中国で麻薬所持でとっ捕まった日本人は死刑でもいいと思うの。
主人は相変わらず花粉症でどこにも行けないし、TVを点ければ腹の立つニュースばかりが飛び込んで来るので、録画した映画を立て続けに3本も観てしまった。

「ジョニー・ハンサム」
20年も前のアメリカ映画。
整形手術で生まれ変わった男が復讐を企てる物語なのだが、ったく、恋人気取りでしゃしゃり出て来た女のせいでーって感じ。
信者の献金が無駄になっちゃったじゃないのー。
この女さえうろちょろしなければ、最後上手く行ったんじゃないの?
全部この女のせいじゃん、ばっかでえ〜
と私がぶうぶう言っていたら、
「うん、多分この映画を観てそんな感想を述べるのは、シオンだけだと思うよ。その感想を聞いた10人中9人がドン引き、残りの1人が『いいぞ、もっとやれー』と面白がるぐらいで、共感は得られないと思うな……」
と主人が、恰も世の中を代弁するかのように、私にドン引きしていた。
別に、どんな感想持ったって本人の自由じゃん〜。

「ミレニアム〜ドラゴン・タトゥーの女〜」
スウェーデン・ドイツ・アメリカ合作映画。
言葉はスウェーデン語だったり英語だったりで、どう使い分けているのかよく判らなかったが、どっちにしろ字幕で観ていたので気にしない事にした。
なんで40年も前の失踪事件を今更調査依頼するの?
見付かったところで歳も歳だしもう死んでるんじゃないの?
しかもプロの調査員じゃなくて記者に?
記者の身元調査を依頼した調査員に頼んだ方が早いんじゃ?
腕だって記者より調査員の方が上なんじゃ?
など、最初から疑問の多い話だったが、テンポよく観られた。
映画は大抵かったるいので、いつも通り早送り(ボタン1個分)で観たせいもあるけれど。
因みにR-15指定のセックス・シーン有り。
早送りだったので、腰振りも超人的だった(笑)。

「曲がれ!スプーン」
邦画なので、通常速度で観た。
超能力者を探す旅に出る、TV局(或いは下請け)の女の子と、彼女が出会った超能力者達との触れ合いを描く、ハートフル・コメディー。という事で良いのでしょうかね?
所々に出て来る下らない小ネタは私好みだったが、主人は大してお気に召さなかった様子。
「これは、長澤まさみファンが彼女の可愛さを堪能するための映画だな」
と言っていた。
ゆる〜い感じのアホな映画で、中国関連の不快な報道でカッカする頭には、こういうのが丁度良いのだと思う。



2010年09月20日(月) ブームの予感

いつもの年なら、「連休? 何それ」な我が家だが、今年は主人が閑職に回され、カレンダー通りの休日を満喫している。
とは言え、家に引き籠もりっきりだけれどね。
だって主人が花粉症なんだもの……どこにも連れて行ってくれない(涙)。
しかも薬の副作用で眠いらしく、朝10時ぐらいに起きて、朝ご飯食べて、PCかTVゲームをやって、お昼を遅めに食べたら、寝室に戻って夕方まで寝てしまうという、食っちゃ寝食っちゃ寝生活で、一歩も外に出ていない。
なので私も主人はいないものと見做して、いつも通り家事をして、録り溜めたドラマや映画を観て、趣味の裁縫をして、という生活をしていた。

夜も録画を消化しようと、夕食の席に着いてリモコンで外国の刑事物を再生させた。
そうしたら、開始5分で蛆虫の湧いた腐乱死体が登場。
「これさ、食事時に見るのは一寸……」
と主人が難色を示したが、軽く無視してそのまま続行したら、更に1分後に新人刑事がリバース。
「お願い。食事時はもっと楽しいのを見ようよう。そりゃシオンにはこういうのが楽しいのかも知れないけれどさ、僕は他のがいい」
と懇願されたので、仕方なく停止ボタンを押した。
匂いがする訳じゃないんだから、私は中身が面白いならこういうドラマでも構わないし、主人も平気な子だと思っていたのに。
リアルタイムでは面白そうな番組が無かったので、買ったばかりの鬼平犯科帳DVDコレクションを鑑賞したのだった。

そう、買っちゃったのだ。ディアゴスティーニの鬼平コレクション。
時代劇は結構好きなのだが、鬼平犯科帳に関しては何年か前のスペシャルドラマを観たぐらいで、連続ドラマは観た事が無いのだ。
なので、初回分だけ買ってみたのだが、これは確かにいい。
久し振りに、上質の時代劇を見た気がした。
「これさ、もしかして、2巻以降も買うの……?」
と主人が恐る恐る訊いて来たので、それは無いと言って安心させた。
でも続きは観たいので、ポストで返却〜のDMMレンタルで頼む手配をして貰った。
DVDボックスも出ているらしいので調べてみたが、全9シリーズまであって、それぞれ4〜5万円もするようだ。
全部揃えたら、約40万円ってところか。
流石にこの値段では、「お父さんへのプレゼントとして買っちゃいなよ」と妹を嗾けるのも気が引ける。
レンタルでゆっくり観るしか無いかな。



2010年09月17日(金) 稀代のクズ

先日私は、押尾学被告の事を「クソ」呼ばわりしたが、訂正する。
彼はクソなどではない、人間のクズだ。
糞ならまだ堆肥として役に立つだろうが、クズはどうにもならないからである。

お塩被告、懲役2年6箇月の判決に即日控訴だそうで。
無罪以外なら被告は控訴するだろうと予想はしていたが、即日で来たか。
しかし2年半は軽過ぎだろう。
検察側にも是非頑張って欲しいところだが、高裁では地裁より重い6年以上を求刑する事は出来ないんだっけ?
それにしても、裁判員、使えないなあ!
日当貰っておきながら、何やっていたんだ。
もしかしたら10年来る?と思っていたので、かなりの拍子抜けである。
あーあつまんない。
私も参加したかったわ。
都民じゃないのが残念でならない。

判決公判が終わって、いつものように裁判員達がインタビューに答える様子を、私は苦々しい思いで見ていた。
裁判員通知が来た事を匿名のブログで発表する事すら許さないくせに、判決が下った後なら顔まで出してもOKというのは、何だか矛盾している気がする。
今回の裁判員の中には、
「居酒屋で他の客が、押尾被告を極悪人のように言っていたのを聞いて、つい腹の中で笑ってしまった」
などと言って、自分の性格の悪さを晒してしまった人もいるのだから、どうせなら最後まで匿名を貫くべきだと思うのである。
まあ、後は自己責任だと言うのなら仕方ないけれど、裁判上知り得た秘密を袴で持って行けというのは余りに酷だ。
日本では最近になって漸く殺人の時効が撤廃された訳だが、全ての犯罪の時効の壁が取り払われた訳ではない。
犯罪者にすら時効があるのだから、裁判員にも時効を認めたって良いのではないだろうか。

私?
裁判員はやりたい。とっても。
ただ、死ぬまで秘密にしろと言われて、守れる自信は無いなあ。
そういうのって自慢したい人間だから(笑)。
主人と実家の家族には話したいわ。
一方的に話すだけじゃなくて、ああだこうだと言い合うのが楽しいんだもん。
秘密は、赤の他人とではなく、家族と共有したい。



2010年09月16日(木) ヨイヨイ

手紙を書いた。

PCで下書きをして、自筆で清書したのだが、ペンを持って長い文章を書いたのが久し振りだったので、清書の方が遥かに汚くなってしまった。
手紙など文章を書くのが好きで、人からは読み易い綺麗な字を書くとよく褒められたものだが、それも昔の事。
この10年で時代は変化し、手紙はメールに、日記はブログに代わり、字を書く機会が失われた。
偶に宅配便の伝票を記入するが、その度に、嗚呼字が下手になったなあと驚くのだ。

久し振りに書いた手紙は、書き出しが震えた。
筆圧の加減が判らず、1枚書いた所で一休みすると、腱鞘炎かと思うほど手が痛かった。
利き手を揉んでから最後まで書いた。
幸い書き損じは無く、誤字脱字の最終チェックをして、封をした。

因みに、レターセットはうさこちゃん……大人の女性が出す手紙としては如何なものかと思ったが、手持ちの物が、昔好きで集めたこれしか無かったのだ。
そして、郵便局で買った切手はハロー・キティ……可愛かったので、ついシートで買ってしまった。
馬鹿か。



2010年09月15日(水) 盗人猛々しい

お塩裁判と民主党代表戦の陰に隠れてしまったが、一昨日13日元大関琴光喜が、相撲協会に対して解雇は不当として、地位保全と賃金支払いを求める仮処分を東京地裁に申請していたらしい。

琴光喜は最初に賭博を否定して嘘を吐いた事により相撲協会の信用を失墜させたとかいう罪で、首になったと記憶している。
野球賭博に関わっていた者は大勢いたのに、その他大勢は降格で済み、同じ事をやっていたのに何故こんなに差を付けられなければならないのかという、琴光喜の気持ちは理解出来る。
実は自分も一寸やっていましたが黙っていてスミマセンでした、で済まされた横綱白鵬がお咎め無しで、今上さんから労いのお言葉まで頂いてしまったら、自分は首だと言うのに何この扱いの差は……と普通は思うだろう。
しかし普通は、首が当たり前だろう。
そもそも、相撲協会の処分が甘過ぎるのだ。
回数や金額に拘らず、賭博に手を出していた者は全て懲戒解雇、退職金も何も無し、知っていたのに黙っていた者は謹慎の上降格、だったら世間も納得したのではないか。
一部の、相撲ファンの老人を除いては。
前回の場所で、NHKが中継をしないと発表したら、
「年寄りの楽しみを奪う気か」
というクレームが相次いだと言うが、歳さえ取っていれば何でも許されると思っているのが大間違いだ。
(特に田舎の年寄りはその傾向が強い。あいつ等と来たらマイルールで生きているのだから、始末に終えない)
第一、そのクレームはNHKではなく、相撲協会に入れるべきだろう。

相撲協会の身内に甘過ぎる体質こそが諸悪の根源と言っても過言ではない。
現在改革やっています、頑張っていますとアピールこそしているが、成果は期待出来ないだろう。
改革を待っていたのでは遅過ぎる。
私は相撲には興味が無い。
正直どうでもいいが、そもそもは神事の一応国技であって税制的にも優遇されている団体である以上、このままでは困るのだ。
国民を納得させるには、文部科学省が主導して徹底した改革を断行するか、税制上の優遇を無くしてしまうか、2つに1つだ。
琴光喜の復帰が許されるとしたら、それこそ相撲協会は改革などやる気がなかった、全てポーズだったと言う事になる。
事態を有耶無耶にしないために、今こそ監督官庁である文部科学省の決断が必要なのではないか。



2010年09月14日(火) 小沢一郎の大罪

民主党代表戦は、現職菅直人総理の勝利に終わった。

投票結果を見ると、党員・サポーター票と国会議員票の間には、大きな隔たりがあった。
前者では菅氏優勢、後者では両者拮抗だったのである。
石原都知事も言ったように、永田町と世間の常識が如何に違うかが判った選挙であった。

首相は変わらず、菅氏の続投が決まった。
一体、今回の選挙には、何の意味があったのだろうか。
野党時代なら兎も角、与党第一党としての党首を決めるにしては、党員以外や死人宛てに投票券が届いたり、党員やサポーターであれば外国人にも投票権があるなど、お粗末な管理体制や仕組みの問題点が明らかになったぐらいで、その他の利点が見付からない。
円高問題、外交問題など様々な課題が山積していたのに、政府与党は代表戦に振り回され、本来の仕事が疎かになっていたように見えた。
末端の新人議員達も同様で、誰もが国会議員の仕事より、民主党議員としての仕事にばかり感(かま)けていたのではないだろうか。
いやいや国会の仕事もしていました、との反論もあるだろうが、本来国の仕事をするべき国会議員が、党の仕事にまで多くの時間を割かねばならない事態に陥っていたであろう事は、想像に難く無い。
国から給与を貰っていながら、それを疎かにして、彼等は党の仕事をしていたのだ。
これは、国にとっての損失である。

小沢氏は、総理の椅子に座りたかったのだろう。
嘗て自民党に籍を置いていた頃からその機会を窺っていて、実際なれそうだった事もあったのだろうが、彼には夢だけではなく、病気も疑惑もあった。
多分、これが最後のチャンスだと思ったのだろう。
だから鳩山兄を巻き込んで、代表戦に名乗りを上げた。

菅さんが勝って良かったと、私は思った。
小沢総理が誕生したら、岩手の人間は喜ぶだろうが、国益に適うとは思えない。
第一に、小沢は起訴されるかどうか、ぎりぎりの所にいる。
もし総理になってから起訴されたら、大変な事になる。
起訴されるかも知れない人間を国のトップに据えるのは、流石に如何なものか。
それで民主党が責任を問われて、与党第一党の座を追われたら、それはそれで良いのかも知れないが、対外的には最悪だ。
そう、対外的な問題もある。
就任僅か3箇月で国の首相が交代するのは、好ましくない。
それでなくとも、小泉引退後のこの4年間、毎年総理が代わっているのだ。
何が何でも政策は公約通り実行する!公約していない外国人参政権も実行する!という小沢よりは、菅さんの方がまだ何ぼかマシである。

そう、今回の代表戦、昨年の衆院選と同じなのだ。
どちらが相応しいかではなく、どちらがまだマシかで決まったようなものである。
決して、菅さんの消費税増税に皆が賛同した訳でも、菅さんの指導力に惚れた訳でもない。
続投首相には、その辺りを肝に銘じておいて欲しいものである。

そして、この事態を惹き起こした小沢一郎。
日本の状況を見れば内部抗争などしている場合では無いと判る筈なのに、民主党内を引っ掻き回した彼の責任は重い。
そして、初めは代表戦なんて止めとけと珍しくまともな発言をしていた癖にその言を翻し、神輿を担いだ鳩山兄の責任も重い。
2人仲良く退陣した3箇月前と同じように、今回も仲良く、そして今度こそは2人共、政界を去っても良いのではないだろうか。
特に鳩山兄は政界には要らない子だと思う。研究者としてやっていた方が、彼のためだったのに……。



2010年09月13日(月) ピーンチ

手持ちのお金がなくなったので、ATMで3万円下ろした。
残高を見て吃驚。
4,970円って……。
ま、まあもうすぐお金が入るから、マイナスにはならないとは思う。
多分ね。

夜、帰宅した主人にその事を報告したら、やはり驚いていた。
「なんでそんなにお金が無いの?」
と言うので、私なりに分析してみた。
「7月に私と両親と妹とで旅行に行ったでしょう。その時のカードの支払いが、丁度今月頭に一気に来たのよね。1泊分は妹がカードで支払ったけれど、その他は私が予約した時に、我が家のカードで支払ったから。それも本当は妹が出す筈だったのだけれど、貴方が『妹にたかるなんて。それぐらい払ってやんなさい』と仰ったから、結局うちで支払った事になる訳。でも流石に残高4千円はきついわよね。妹に言って、今から回収してもいい?」
そう主人に言ったが、返って来たのは沈黙であった。
それはイエスって事なの? それともノー?

どっちにしろ、春にここに引っ越して来てから、お金がサッパリ貯まらないのは事実である。
家賃は高いし、通院の度に交通費はかかるし、偶に都会(当社比)に行くと日頃の田舎暮らしの鬱憤もあってここぞとばかりに買い物しちゃうし、お金が貯まる訳が無い。
こんな事を言うと、主人が
「そんなにうちって貧乏? 僕の稼ぎが悪いって事?」
とヘンな切れ方をするので、余りお金に困っているとは言えない。
結局、私の遣り繰りが下手なんだよね、私が悪いんだよねハイハイ。
パートに出ようにも働き口も無いし、体調もイマイチで働く気も無いし、宝籤が当たらないかな〜と夢想する日々。
宝籤、当たったら何する?とワクワクして訊く私に、
「どうもしない。多分ね、本当に3億4億当たってシオンがフィーバーしていても、僕は『あっそう、良かったねえ』で終わると思うよ」
と断言していた。
一緒に盛り上がってくれないのは一寸寂しいけれど、こういう人だから、本当に反応は薄いだろうな……。
ま、私以上に盛り上がって、勝手に何やかや契約してくるような夫じゃなくて良かったとは思う。

で、本当に当たったら、私だけ脱出して別居しちゃうかな……えへへ。



2010年09月06日(月) 人生最大の物欲

今週から、少しずつ涼しくなって行くらしい。
そう言えば、いつの間にか蝉の鳴き声がしなくなり、夜には秋の虫の声が聞こえるようになっていた。
そして私は、マンション情報を見ては溜息を吐く日々を送っている。
良い中古物件を見付けたのだ。前の土地に。
2人で暮らすには一寸広くてその分高いが買えない額じゃないし、立地は理想的だし、間取りも悪くないし、収納もあるし、窓も多い。
これは欲しい。
但し実際買うとなると、現在の預貯金ではお金が足りないので、どこかから借りなければならないだろう。
銀行から借りるよりは、金利の付かない親から借りる事になりそうだ。
そして多分私は生前分与として踏み倒し、一緒に住む訳でもない妻の親から援助して貰うなんて駄目だと主人は言うだろう。
里帰りする度に私がお小遣い貰って来るのも嫌がる主人だから、きっとその案は却下されるだろうな。
そう言えば、主人はいずれ自分の両親を引き取るつもりでいる。
主人の両親と一緒に暮らすという事なら、あちらにもお金を出して貰ってマンションを買っても良い、という事になるかも知れない。
しかし2人とも現役で働いている。
彼等にとっては殆ど生き甲斐である仕事を取り上げるのは余りに気の毒だし、無理に止めさせて呼び寄せたら一気に痴呆老人になるだろう。
第一、お義父さんもお義母さんも、広いお庭が無いと駄目な人達だった……。
そうすると、将来同居するにしても、マンションは無いかー。

第一、主人の通勤がねー。
今は徒歩10分で通えるけれど、私の希望地のマンションからでは1時間もかかる。
首都圏の人ならそれぐらい当たり前なのだろうけれど、田舎者には無理。
東京と違って、電車が限られているから、逃すと1時間待ちになってしまう。
ひ弱な主人にはかなりの負担だ。
補助が出るとは言え全額では無いから、通勤代もかかるし。

結局、現実的ではないのだ。あのマンションいいなだなんて。
それでも、現物を見てみたいと思う。
もし希望通りの物件じゃなかったら、先の物件みたいに諦めが付くし。
でも見てしまって、もし期待通りの物件で、益々住みたくなったらどうしよう……。



2010年09月05日(日) 妻の分類

録画した「リトル・ブリテン」1、2話を見て、アン(精神障害者のおばさんなのか正常なおじさんなのか)の真似をして、イギリスはいいなあ日本じゃ良識派や人権屋が煩いからNHKはこんな番組を作っちゃくれないよね、いや寧ろ向こうの方が障害者団体は煩いんじゃないのなどと話しているうちにお昼に。
作って貰ったお昼を食べて、さて雑巾でも縫うかなと思ってミシンに向かうと、主人が声を掛けて来た。
シオンの好きなのやってるよ〜と言われて、お塩スペシャルか!とTVを見に行ったら、違った。
普段は見ないBSジャパン(テレビ東京なのか?)でやっていたのは「メダリスト・オン・アイスinソウル」。
それから2時間、テレビの前に釘付けになってしまった。
先だっての五輪で見たばかりの選手も多かったが、もうプロに転向して競技会では見られない選手もおり、懐かしかった。
ライサチェクの火の鳥が見られなかったのは残念だが、ランビエールは相変わらず王子様だし、何と言ってもヤグディン!
名前には聞き覚えはあるが、誰だっけ……と思っていたら、顔を見て思い出した。
ソルトレイクからもう8年も経つのか〜と感慨深く見ていたが、いやあ凄い凄い。まだこんなに滑れるんだ!
一寸不思議だったのは、バトルの人気。
そりゃ上手だし、顔も可愛いけれど、彼が技を決める度に黄色い声が飛んでいた。
それに比べると、ランビエールはそこまで声援を受けていなかったのは何故だろう。
断然ランビエールの方が私好みの王子様なのだが、韓国は違うらしい。

「いやあ堪能した。こんな番組やっていたなんて、教えて下さって有難う」
と主人の頭を撫でた後、やっとミシンに取り掛かった。
夕食は、私がミシンの前から動かないで居たら、主人が作ってくれた。狙い通り。
それを食べながら、再び「リトル・ブリテン」今度は4話までを鑑賞。
来週はお休みだから、5、6話を見られるのは2週間後か。
結局この週末、主人は土日とも休みだったのに、どこにも連れて行って貰えずに家の中で過ごしてしまった。
暑過ぎて、2人とも出かける気になれなかったためである。
「こういつまでも暑いと気が狂いそう」
と私が参っていると、主人が溜息を吐いた。
「暑けりゃ気狂い、寒けりゃ知障かよ。ったく困った奴だな」
「何よっ。こないだは人の事、口蹄疫とか言っちゃってさ。偶蹄目じゃないっつーの」
「そうだね、シオンはグウテイ目じゃなくてグウタラ目だもんね★」
くそぉ……。



2010年09月04日(土) カミング・アウト

週末のまとめで押尾(以下面倒なのでお塩)裁判をやるかと期待して、報道特集を見た。
しかし、期待していたお塩には触れず、やっていたのは性同一性障害特集であった。
私は、自他共に認める差別主義者である。
ホモだのレズだのは認めない。
自分の性に違和感を覚えるという性同一性障害は気の毒だとは思うが、それを、手術で体を弄る事によって解決するのは良くないと思っている。
手術より、いっそ腕の良い催眠術師に頼んで「体の性が本当の性!」と思い込ませた方が、体への負担も危険も無く安上がりで、本人にも周囲にも良い結果が得られるのではないだろうか。
心のあり方なんて本人次第なのだから、この方法が早く確立される事を願う。

さて、報道特集。
本日の標的は、未成年の女の子。
但し本人は、男の子の心を持っていると思っているらしい。
3歳の七五三で振袖や口紅を嫌い、中学校では制服のスカートを嫌がり、登校拒否に。
流石におかしいと思った母親が精神科医に相談、性同一性障害と、それを抑え込んだがための鬱と診断される。
そこで学校に頼んで、制服ではなく体操着のジャージでの学校生活を認めて貰うという話だった。

正直、これは、性同一性障害といえるのか……?と見ていて微妙な気持ちになった。
まず、七五三の口紅。
これを嫌がる女の子は、案外多いのではないだろうか。
私も唇に何かをべったり着けられるのが嫌だったらしい。
抵抗はしなかったが、塗られたのが気になるのかべろべろ舐めてしまって口の周りが大変な事になっている他の女の子達の中で、私だけは絶対に舐めなかったという。覚えていないが、舐めたら死ぬとでも思ったのかも知れない。
そして、嗜好がはっきりしなかった事。
思春期にもなれば、好きな人も出来るだろうが、番組では一切その事には触れられなかった。
本人の希望だったのかも知れないが、そこを飛ばして話を進めるのは、些か不自然に感じた。
但し、自分の体の性別に嫌悪感はあっても異性を好きな場合(性転換してしまえば同性愛になる場合)もあるらしいので、恋愛に関しては触れなくても良いと判断したのかも知れない。
それに、これが1番大きかったのだが、この女の子、見ていてもちっとも男らしさを感じなかったのだ。
そして本人も、今のところは改造してまで男の子になりたいとは思っていないらしい。
それでも今の体と心に違和感があるって……じゃあどうしたいんだよ(苦笑)。

性格ではなく肉体の問題だと言われてしまえばそれまでだが、もしかすると彼女の場合は、思春期の一時的な心の不安定さの表れではないのだろうか。
二親揃った家庭ではあったが、どうにもこのお母さん、娘にあんまり関心が無いような……失礼ではあるが、そんな風に思えて仕方無かった。
中学校では本人の希望でHRの時間にカミング・アウト(担任と相談済み)し、それが受け入れられずに苛めに発展したと言うが、これは本人にも問題がある。
何でも公表すれば受け入れて貰えると思ったら、大間違い。
受け入れるか入れないか、決めるのは本人ではなく、周囲である。
この子は一寸人間関係が出来上がって来たら、すぐにカミング・アウトしたがる傾向にある。
自分を偽ったまま人付き合いをするのは心苦しい、仲良くなってくれた人達に本当の自分を判って欲しい、という気持ちは理解出来る。
しかしそれを一方的に、これから本当の私も宜しくねという期待を押し付けるのは、別の話だ。
中学ではカミング・アウトの結果苛められ、「ガイジ(=障害児)」と言われて傷付いたと語っていたが、世の中そんなもんだ。
それでも懲りずに、彼女は中学卒業後に仲良くなった地域サークルの人達に、カミング・アウトした。
今度は相手も高校生ぐらいか、まだ若いが女の子達と、いい歳の社会人達である。良識ある相手だ。
しかもTVカメラの前。そして集団の中。人の目があるから、告白を受けた側は心の中ではうへぇとは思っても、口には出来ない。
これは卑怯なのではないか。まさに一方的な押し付けである。

カミング・アウトは決して良い事ではない。
吐き出して楽になりたい気持ちが動機であるうちは、口にするべきではない。
但し犯罪は別。
正直に吐いて、さっさと楽になりましょう。
ね、お塩センセ★



2010年09月03日(金) ラスト桃

仙台の教員の妻が夫の殺人に関与していた事を仄めかす供述を始めた、と昨日のニュースでやっていたので、今日のワイドショーでくるかと思っていたら、本日は押尾祭りと民主党党首選の2本立てであった。
どっちが代表になろうがもう民主党には期待していないから、どうせなら仙台事件との2本立てにして欲しかったなあ。
とは言え、私は日中遠くの街まで出掛けていたので、昼間のワイドショーは残念ながら見られなかったのだが。

それでも夕方と夜のニュースで、裁判の様子を見た。
とことんクソな男だな、こいつ(笑)。
死んだ愛人との1ラウンドが終わったところで、妻からメールで送られた子供の写真を見てから、じゃあ2ラウンド目って、一体どういう神経なんだ。
クスリをやっている事がばれたら子供に会えなくなる!と言っていたらしいので、子供の事は可愛く思っていたようだが、奥さんの事はどうでも良かったんだろうな。
仕事も出来なくなるからと言って初めは他人に罪を被せたという点で、クスリの違法性・事の重大さは理解していたのだろう。
それでも「バレなきゃ良い」と思っていた訳だ。
事の大小はあるが、こういう考えの人間は、結構居る。
理解に苦しむが、遵法意識・倫理観が欠如しているのだろうか。
どっちにしろ、クソだ。
悪いが、死んだホステスにも同情出来ない。
妻帯者と知った上で逢引きをし、関係を持っていた時点でアウトだろ。
この女性の両親が、如何にも被害者遺族でございという顔をして(いや、隠してはいるけれど)マスコミに出て来るのも、大した神経だと思う。
普通、恥ずかしくて出て来られないだろ……やはり、この親にしてこの子ありなのだろうかと思ってしまう。

去年は、お塩(やはりこちらの変換の方がしっくり来る)&のりピーのお蔭で日々が過ぎるのが早く、夏を乗り越えられたけれど、今年の夏はまだ終わらない。
例年よりも半月以上夏の終わりがずれ込んでいるなんて、暑い夏大嫌いな私にしてみたら、地獄的過ぎる。
用事を済ませて帰りにデパ地下に寄ったら、桃が売られていた。
3個で千円。
近所のシケたスーパーで買うのよりもずっと大きくて美味しそうで断然安いので、迷わず1パック購入した。
桃はこれが今年のラストだろうなあ。
夕食後のデザートに切って食べたら、とっても美味しかった。
今住んでいる所では、こんなの売っていないもんな。
前の町に戻りたい……。



2010年09月02日(木) 転ばぬ先の杖?

夕方のニュース番組のコーナーで、遺言特集をやっていた。
自分が死んだ時に揉めると困るから、先手を打って配分を明記しておこうという人が増えているらしい。
一見なるほどと思えるが、本日TVに出ていた人の例を見ると、本人が要らぬ世話を焼いて余計状況を悪くする場合もあるのでは無いかと思えてならなかった。

預貯金だけの額なのか、株券や不動産などを併せた額なのかは忘れたが、約4000万円の財産を持つ男性のお話。
年齢は、60台だったか、もっと上だったか、これまた忘れてしまったが、老人は持っているんだなあという印象を受けた。
現在の日本では、50台だか60台だか以上の人間が、お金の殆どを独占しているというグラフを最近見たが、あれは誇張ではなく本当なのだろうなあ。
年金暮らしというと侘しく聞こえるが、実際の老人は左団扇で、若い世代がそれを支えて貧乏暮らしを強いられるのは、やはり世の中の仕組みとして歪んでいると言わざるを得ない。
それはさておき、その4000万の男性、妻がいて、全員が独立しているかどうかは定かではないが3人の子供がいて、孫も1人いる。
普通この男性が死んだ場合、妻に2000万円、3人の子供に2000万円が相続される訳だが、それでは嫌なのだと言う。
ではどうしたいのかと言うと、自分の姉妹2人と、孫にも相続させたいのだとか。
私は聞いて驚いた。何ソレ。
姉妹って、独り身なの? 家族のある兄が援助しなきゃならないほどお金に困っているの?
孫って幾つなの?
孫が可愛いのは判るが、この先他の孫が生まれた時、その子やその親つまり男性の孫その2以下と男性の子供とその嫁が、不公平感を抱くだろう事は、想像に難くない。
言うに事欠いてこの男性、
「子供達にもお金は遺すから、ちゃんとお母さん(男性の妻)の面倒も宜しくな、と」
って……ここまで来ると呆れた。
本当に宜しく、だったら、妻子だけに財産を遺せよ。
姉妹(子供たちにとってはおばだが、妻にとっては小姑)や孫にまで範囲を広げたら、当然1人当たり貰える額は減る。
この男性が死んで、遺言の内容が明らかになったら、相続で余計揉めるのではないだろうか。
他所の家なので私には関係無いが、奥さんと子供達が気の毒だと思った。
弁護士も止めろよ……。

まあ、揉める家は死のうが生きていようが揉めると思うのだけれど。主人の親がそうだったらしいから(苦笑)。



2010年09月01日(水) まだまだ続く鬱

冬季鬱病というのがあるらしい。
私の場合は、さしずめ夏季鬱か。
もう何もやる気になれない。

お盆を過ぎたら涼しくなるかと希望を抱いて生きて来たのに、今月も中旬まで暑さが続くとニュースで聞いて、絶望した。
せ、せめて30度を切ってくれないと。
私はまだいい。
夕方買い物に行く以外は、冷房掛けっ放しの家から一歩も外に出ないのだから。
しかし主人は毎日、汗びっしょりになって帰宅する。
パンツまで濡らして帰って来るので、すぐシャワーを浴びさせ、その間に洗濯機を回している。
なので最近我が家の洗濯は、夕方に行われる。
洗剤のCMを見て、夜洗いなんて邪道!と思っていた私だが、汗まみれのズボンを穿かせ続けるのは流石に可哀相で、ポリエステル製の主人のズボンは超ヘビロテだ。
この調子では、多分今年で駄目になるんじゃないかな……来年は新しい洗濯可のズボンを買わないと。

エアコンかけても暑くてふうふう言っている毎日だが、今月は楽しみなTV番組が目白押しなので、それを励みに頑張って生きよう。
まず、今度の月曜(日曜深夜)2時45分から、わうわうで「リトル・ブリテン」!
今度は初回からの放送だ。
シリーズ途中からしか観ていない(と思う)ので、見逃せない!と既に録画予約済み。
先日までやっていた「ハイっ、こちらIT課!」の第2シリーズも笑えたが(これは第1話と第5話が大笑いだった。残念ながら第4話は見逃し、第1シリーズも未見)、やはり「リトル・ブリテン」が好きかも。
そしてBS2では、第3週から「ダメージ3」と、「名探偵ポアロ」&「ミス・マープル」のアガサ・クリスティ祭りが3週間にわたって行われる。
尤も、ジェラルディン・マクイーワンのミス・マープルは、あんまり好きじゃないのだけれど。
脚本も含めて、ずーっと前にやっていた女優さんの方が良かったなあ。今のマープル・シリーズは、本をいじり過ぎなんだもの。
まあ女優さんに関しては、刷り込みなのかも知れないけれど。
新しいのって、余り観る気がしない。映画「ホームズ」とか。
ホームズ役はやっぱり、ジェレミー・ブレットでしょ!(鼻息)

っていうか、今wikiで調べたんだけれど、ジェレミー・ブレットって、映画「マイ・フェア・レディ」のフレッド役だったの!?
知らなかった……あの映画、3回ぐらい観たのに全然気付かなかったよ。


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