天上天下唯我独尊

2008年11月14日(金) 病人ウィーク

朝起きた時から、頭が重かった。
でも今日痛いのは、左側頭部。
いつもの頭痛とは違うような気がした。
主人の風邪を移されたのだろうか。
普通に起きていたが、どうにも食欲が無く、10時頃布団に戻った。
一寸寒いし、やはり風邪なのだろうかと思い、葛根湯を飲んで寝た。

チャイムの音で目が覚めた。
カーディガンを羽織って応対しようとしたら、ガチャリと音がして、玄関のドアが開いた。主人だった。
どうにも本調子でないので、お昼で仕事を切り上げて来たと言う。
お昼まだ食べていないと私が言うと、焼き饂飩を作ってくれた。
主人の焼き饂飩は、美味しくって大好きだ。
しかし今日のはどうにもぎとぎとしている。油を入れ過ぎたらしい。
半分食べて、ご馳走様をした。
今や、頭痛は左側から移動して、前頭部全体に広がっている。
今度は、頭痛薬を飲んで横になった。
痛みを感じぬようさっさと眠ってしまいたかったのだが、数分後、私は飛び起きた。
水の入ったコップを持って、トイレに駆け込む……風邪ではなかったようだ。
胃の中を空にすると、居間に戻って、焼き饂飩をパァにした事を主人に謝った。
胃腸が殆ど動いていないので、晩御飯にはお粥をリクエストして、夕食事以外はずっと寝ていた。
そう言えば、主人は体調不良で早引きした筈なのに、これではまるで、私の面倒を見るために帰って来たみたいだ。

年に数回来るこの頭痛、何とかならないものか。
対処法は少しはわかって来たが、原因がさっぱり……。



2008年11月13日(木) 病院ウィーク

今日も病院に行って来た。
しかし診察の為ではない。

先月下旬のある日、主人は帰りが遅くなるため、私は1人で早目の夕食を摂っていた。
夕方のニュースを見ながら焼き魚を食べていると、喉がちくりとした。
味噌汁を飲み下してみたが、違和感は流れない。
これはもしかして、二十数年前の悪夢再来の予感……。

小学生の頃、給食中に、私は魚の骨を喉に引っ掛けた。
水を飲んでもご飯を丸呑みしても効き目は無く、痛みは酷くなるばかり。
唾を飲み込むだけでも酷く痛いのだ。
結構奥の方に引っ掛かったらしく、保健の先生も匙を投げ、私は先生の車で近くの耳鼻咽喉科に運び込まれた。
耳鼻科の先生は、吸引器具を使って、割とあっさりと骨を取ってくれた。
骨は結構大きかった。
何でこんなに大きい物を飲み込んだんだろう、よく噛めば防げた筈なのに……と自分でも恥ずかしかった。

それは私にとって一寸した心的外傷となり、未だにお魚は苦手である。
お刺身は好きだが、骨のある焼き魚だと、どうにも食べるのに慎重になる。
慎重になり過ぎて、いつまでももぐもぐしていると、味が無くなって美味しくないのだ。
それでも一応主婦になったので、健康のために、週に2回は魚の日を設けるようにしている。
今日も慎重に食べていたつもりだったのだが、空腹で早く食べたかったのか、ニュースに気を取られていたのか、再び骨を喉に引っ掛けてしまった。
でも前回のように奥ではない事は、自分でもわかった。あの時ほど苦しくはない。
もしかしたら、自分で取れるんじゃ……と一縷の望みを持って洗面台の鏡の前に立ったが、駄目だった。照明が暗過ぎる。
主人の帰りは、まだ先だ。尤も彼がいたところで、目が悪いので頼りにはならない。
嗚呼、こんな時、実家だったらな……と思いつつ、総合病院に電話した。
そこでは時間外診察はやっていなかったので、別の病院を紹介して貰い、そちらに向かった。
夜間救急は、私が一番乗りだったので、すぐに診て貰えたが、医者の腕はイマイチであった。
大袈裟に内視鏡まで引っ張り出したのに取れず、結局普通に喉から取る方が早かった。
取れた骨を見せて貰ったが、透明で、確かにこれでは見付け辛いかも知れない。
しかも鼻から入れられたため、私は暫く鼻炎で苦しむ事になった。
待合室に戻ると、そこには何組かの患者が順番待ちをしていた。
具合が悪そうな子供を抱える母親を見ると、魚の骨程度で救急外来に来て済まないような気がした。

数年前の主人の時もそうだったが、夜間外来だと、一時金を受付に預け、後日昼間に精算しに来なければならない。
数日後に1度来たものの、肝心の紙を忘れてしまい、その後はなかなか来る機会がなくてそのままにしてしまった。
今回主人が寝込んでいる間に部屋を片付けていたら、紙が出て来たので、忘れぬようにはんこをついて署名をしたのだが、小さい字でこう書いてある。
「2週間以内に精算して下さい」
……ええと、もう3週目に突入しているんですが、駄目ですかね。
駄目で元々、今日こそはと紙を持って、そ知らぬ振りで受付に差し出した。
「2週間過ぎているので駄目ですねー」
と言われるかと、ドキドキして待っていたが、ちゃんと精算して貰ってほっとした。
お釣りの1,220円と領収書を受け取り、内訳を見ると
「手術料 5,880円」
……あれって、手術だったの?
確かに内視鏡は使ったけれど、あれは不要だったのに、それでもお金は取られるのか。
こうして保険料は無駄に遣われるのだと、気持ちが萎んだ。



2008年11月12日(水) 低額給付金

やっと主人の具合が回復して仕事に行ってくれたので、今日はシーツとタオルケットの洗濯と寝室の掃除を出来た。
2日間布団を敷きっ放しだったので、布団の裏と畳が黴ていたらどうしようと不安だったが、幸い何ともなかった。
前科があるのでな……。

今日は私が病院に行って来た。
午前と午後で2箇所。1箇所はは昨日行きたかったのだが、主人を置いて行くのも心配だったので。
だって、外出している間に何かあって、帰って来た時にはもう冷たくなっていたなどという事になったら、一生後悔しそうで。
だからと言って、私が付いていても主人の風邪が治る訳でもないのだが。
薬を貰って帰る頃には、とっぷりと日が暮れていた。

低額給付金の方向性が決まったようだ。
1人当たり1万2千円、但し子供と老人は2万円。
何故、ガキと老い先短いジジババだけがこんなに優遇されるのだ……どちらもいない我が家としては、納得行かねえ。
1万2千じゃあ欲しいチケットも買えない。
S席で2万円近くするんだもの。足が出ちゃうよ。
一律1人当たり5万ぐらいくれるというなら、東京までの交通費と宿代も入れてパーっと遣えるけれど、1万2千円ぽっちで2年後に消費税アップされるのでは、割に合わない。

経済専攻だったうちの主人に言わせると、麻生さんのばらまき政策は評価出来るらしい。
そして、社民党の福島瑞穂党首が「『天丼をご馳走するよ』と言われ、食べて『御馳走様』と言ったら、暫くして『請求書1万円』という感じ」と言っていたが、あれは経済の素人の考えなのだそうだ……私は我が意を得たりと思ったんだけどな。
但し、遣わなければ罰金などのペナルティを科さないと、給付金の効果は出ないと言う。
本当にそうなのかな……アメリカでは2000年辺りから何度もばらまき政策が行われているものの、殆ど効果は出ていないと言われているので、私はばらまきは愚策だと思っている。
地方振興券を思い起こせば、あれも効果があったとは言えないし、本当に公明党は碌な事をしない。
民主党もさっさと池田大作を召喚して、公明党なんてぶっ潰したらいいのに、あの話はどこに消えたのよ全く。
文句ばかり言って代案を出さない奴は卑怯みたいな事を言われるので、出してやろうじゃないか代案。
定額給付するなら、一律5万円。
財源は、国会議員の給料。議員の数を半分に減らせばいい。
それと、生活保護世帯の地デジ対策を止める事。TVなんて贅沢品。税金から地デジ受信機を買ってやる必要なんて無い。
貧乏人を甘やかすだけが福祉じゃない。


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