日々是迷々之記
目次


2004年06月30日(水) マンガ原作ドラマのかなしさ

内田春菊さん作の「南くんの恋人」をテレビドラマでやるらしい。私も中学校の時にものすごくこのマンガ(いわゆるガロ系のマンガ全般だが)に衝撃を受けた人間として、一応サイトをチェックしてみた。

結果。知らなきゃよかった、と思った。深田恭子ちゃんがちよみ役。彼女が小さいというのは想像しがたいが、かわいいのは事実なのでいいとして、南くん役が嵐の人というのは興ざめである。全然ちがうだろーが。あの物語は、さえない中肉中背のおっさんみたいな南くんがかいがいしく、お裁縫や、炊事などをするところがすごくいいのに、容姿の整った少年がやったって原作の魅力半減だと思う。ハリウッド映画で言えば、「ニコラス・ケイジが子煩悩」的なよさと似ていると思う。

イメージでは「世界仰天ニュース!」で中国へ痩せに行った加藤大くんくらいの感じでぴったりなんだけど。でも、それじゃきっと数字が取れないからダメなんだよね、ともっともらしく大人の意見を述べてみたりして。

まんが漬けの若者時代をおくってきた者として、是非、ドラマ化してほしい作品がいくつかある。まず、山岸涼子の「アラベスク」。一条ゆかりの「デザイナー」。吉田秋生の「バナナフィッシュ」。あと、「ジョジョの奇妙な冒険」「王家の紋章」も見てみたい気がする。って、デザイナー以外はどうやってやるねんって作品ばっかりだけど。でも、これらを原作の感動をそのままにイメージを崩さずにドラマ化できたら、それはめっちゃおもしろいと思う。

余談だが、吉田秋生氏は「バナナフィッシュ」を連載していたとき、エイジのイメージは野村宏伸だと言っていたような気がする。確かに初期のエイジは後の方に比べるとちょっと顔がふっくらしていて、野村宏伸っぽい。が、今野村宏伸はどうしているのだろう。「メインテーマ」「ボビーに首ったけ」「キャバレー」くらいまでは覚えているが…。(ってファンだったんかい。)

とりあえず、「南くんの恋人」は初回くらいは見ようと思う。忘れてなかったら。


2004年06月29日(火) 友人の存在を確かに感じるとき

朝起きたら携帯電話にメールが来ていた。差出人は古い友人のTちゃん。小学校2年生の時、同じクラスになってから、ずっとやり取りをしている。もう25年くらいのつきあいになるんだろうが、最後に会ったのは20歳くらいのときだったので、12年は会っていない。

その間、彼女は結婚し、子供が家族に加わり、私は留学し、結婚しと、全然違う環境で生きていくことになったわけだが、年賀状と、誕生日のプレゼントを贈りあうことはずっと続いている。最初はいわゆるプレゼントっぽい華やかなものを贈りあっていたが、いつしか、「自分が使ってよかったもの」を贈りあうようになった。今年、私はホッチキスとキッチンに置くようなコンパクトな時計を受け取り、彼女には愛用のかばんと同じ物を贈った。

今日のメールの内容は、あのかばんを持って実家に顔を出したら、彼女のおかあさんがそれを大変気に入って、色違いを買ってしまったとのことだった。ついでに、そのかばんを買いに行くとき、彼女の息子(小学2年生)を一緒にその店に連れて行ったら、そこにあるリュックサックを気に入り、サッカーの合宿に向けてそれを購入したとのことだった。

今どきの小学生は野球より、サッカーなのかもしれないが、なんかうれしかった。というのも、私たちは小学校で女子サッカー部に入っていたのだ。おかっぱ頭で一緒にうろちょろしており、おそろいのサッカー用スパイクを持っていることが嬉しかった。(余談だが、そのスパイクは学校で使うことができなかった。陰険な女ボスがいて、私たち二人だけがスパイクを履くことをヨシとせず、しょうがなく「ロボコン」とか「花の子ルンルン」のビニール靴でやっていたのだった。子供の世界も大人の世界以上に息が詰まる。)

息子が出会ったときの年齢になり、同じようにサッカーをやっている。って何かドラマみたいだとちょっと感動してしまった。

例のかばん「モンベル クラベリーポーチ M」


2004年06月28日(月) デジタルカメラ購入のあれやこれや

とうとうデジタルカメラを買うことにした。今持っているものはスマートメディアを使い、パソコンにデータを移すときは、メディアをカメラから出して、USBポートにつないだリーダーに差し込んで…、とちょっとめんどくさい。特に私のようなそこつ者は、デジカメを持って出たはいいものの、いざ撮影をする段になって、「メディアが入っていません。」というおバカなメッセージを見たのも2.3回では利かない。

ついでにこのスマートメディアはたまに読みとりできなくなっていた。あかんかもなぁと思うと、大体読みとりエラーが出ていた。一度はカメラが悪いのかと思い、メディアを入れるところを掃除してもらったが、直ったのは最初のだけだった。多分、メディアを抜き差しするときに一緒にホコリなんかが入ったのだと思う。

ということで、今度は、スマートメディア以外の記憶媒体を使い、直接転送できるもの、と決まった。メーカーはやっぱりというか、何となくニコン。一眼レフがニコンだし、初めて買ったデジカメがニコンで、電池の持ちと購入価格と重さはちょっと顔がひきつったが、それを補って余りあるくらい画質が好みだったので、やっぱニコンかなと思ったのだ。

幸い、500万画素クラスが新発売になったので、300万画素クラスはたたき売り状態だった。ちょっと見たところ、29800円前後。ふーん、そんなもんかと思いつつ、テレビでショップチャンネルを見ていたところ、何と、その機種が29820円(税込)で充電器、充電電池、SDメモリーカード(32MB)、ケースが付属しているらしい。私は鼻息荒く、電話番号をメモった。

とりあえず、明日、会社の近所の家電量販店をチェックしてそれから決めることにした。

結果。山田電機で購入。価格は28800円。ポイント還元が24%。その還元分と数百円でSDメモリーカード(64MB!)、パナソニックの急速充電ができる充電器と電池を買うことができた。型落ちだけど、スペックは必要にして十分、というより、携帯電話みたいに使い切れないほど機能がある。

三脚を取り付けるねじ穴部分がプラスティックなのが、摩耗が早そうでちょっと気になるが、「ちゃんと持ててちゃんと撮れる」が売りなので、三脚はたまにしか使わないという前提なんだろうか。確かにテーブルの上の何かを撮影するくらいなら、三脚を出さなくてもしっかり腋を締めて、撮影すればぶれずに撮影できそうだ。

今日買ったカメラ
Nikon COOLPIX3200


2004年06月27日(日) 芥川賞ってどんな賞?

先週はいろんな意味で会社のことが頭の中でぐるぐる渦巻いていた。

例のデータを吹っ飛ばした件ももちろん、同僚の若い女性の言動が衝撃的だった。彼女は多分25歳くらい。おっとりしていて線が細い。「あたし、飲めないんです。」と言ったら素直にああ、そうなんだと思えるタイプで、若き日の浅田美代子を寂しくしたかんじである。(この辺のたとえが年齢を感じるけどまぁいいや。)

ビジネス街で配られているフリーのペーパーをみんなで見ていたのだが、その彼女がびっくりするようなことを言った。自分で揚げる串カツ食べ放題の店のクーポンを見て彼女が行ったことあるというので話を聞いていたのだが、彼女と友達は、自分で作るソフトクリームをテーブルの上の揚げ油に突っ込んだそうな。すると一瞬でソフトクリームは溶けて、油は真っ白になったとのこと。

私よりだいぶ年上の会社に長くいる女性は、なんでそんなことするの?と即座に聞いた。すると彼女は、「アイスクリームの天ぷらってあるじゃないですか?だから揚げてみようと思って。」と恥ずかしがるわけでもなんでもなく、素でそう言うのだった。で、その油どうしたの?とさっきの女性が尋ねると、そのままにして店を出てきたとのことだった。

うーん、頭が痛い。ソフトクリームまみれのフライヤーを掃除する店員さんが哀れだ。これからその店には「ソフトクリームを揚げないでください。」って張り紙されるだろうか?

別の日、今度は別のフリーペーパーを見ているとき、第2の激震が走った。「69」という映画のコラムがあって、原作者村上龍氏の自伝的小説を映画化したわけだが、その村上龍氏の役を妻夫木くんが演じるというところで、「それってどーよ?」的なことが書かれていた。それを見て、確かにちょっとイメージ違うねみたいなことを言っていたら、ソフトクリームの彼女が、「ムラカミリュウって誰ですか?」と言った。

私は、「…、知らない人もいるんだ。」と思いつつ、まぁ確かに読書に興味のない人は知らないかなぁと思ったのでとりあえず黙っておいた。が、映画や本など結構読んでいる女性が、「限りなく透明に近いブルーとか、コインロッカーベイビーズとか、聞いたことない?高岡早紀が主演でキョウコっていう映画もあったんやで。そうそう、それに、芥川賞ももらってるんやで。」と言った。

すると、村上龍を知らない彼女は、あろうことか「芥川賞って本の賞でしたっけ?」と言うではないか。…、もう話が通じないと私は思った。多分、この人にとっては、芥川賞も菊花賞もグラミー賞もどれがなんだかわからないんだろう。興味がないとそんなもんなんだろうか?

世の中にはいろんな人がいるもんだと思った会社での昼休みのひとときだった。


2004年06月22日(火) ミス!ミス!マイミステイク!

木曜日にデータを消してから3営業日が経つ。復活させたデータをどうにかソフトウェアが認識してくれた。が、そのデータを開いてびっくり。同名のフォルダができていて、全てのデータがその中にもある。つまり入れ子になっていて、データ量は12GB。

なんでやねんなんでやねん…とつぶやきつつ、システム管理の人と一緒にデータをリカバリーする。すると、なんと!もう一回同じフォルダができて、同じようにデータが全部入っている。リカバリーかけると入れ子になってゆくようだ。

これ以上はよくわからないけど危険だということで、当分このソフトでの作業は中止することになった。

さらに悪いことに、今日はもひとつミスをした。今日は私が郵便やメールを管理する日だったのだが、開封した郵便(海外からのメールは係が開封してしかるべき部署に振り分けるようになっているのだ)に受領印を押した瞬間、それはうちの会社宛でないことに気が付いたのだ。いやー、血液凍ったよ。うちの下の階の会社宛だけれど、階数はうちの会社になっていた。ふつうなら気が付くところだが、下の会社はうちの取引先でもあるので、宛先の部分に併記されて郵便物が届くこともあるのがややこしい。

まぁ、簡単に言うとかなりぼんやりしていたのだけれど。

最近どうも調子がいまいちだ。データを飛ばした件では未だに家に帰ると妙に内省的になってしまって酒の量が増えてしまう。なんかこう、前向きでしゃきしゃきと、元気になりたいものである。

明日になったらデータが直ってるってありえないんだろうなぁ。


2004年06月17日(木) 6GB一気消し

会社でデータの整理をしていたら、6GBのデータが一瞬でどこかへ行ってしまった。幸い、データ復旧ソフトを使用して、データ自体は復旧することができたのだが、文書管理ソフトが地獄の底から蘇ったデータを正しいデータとして認識してくれない。

2000年1月からのデータを消した派遣社員の明日はどっちだ!

…とまぁ、こんなことがあったのだが、データは復旧したものもあるし、MOにバックアップもある。が、全部で10000ファイルくらいあり、それをいちいち手動で戻さないと、正しく認識されないようだ。やってられんよ。

元々、なんで消えてしまったのか考えた。会社で、もう手続きが終わった書類をスキャナで読み込んで画像データにする。それに適宜ファイルネームを付けて、MOに保存し、そのMOのデータをネットワーク上の国別フォルダにコピー&ペーストするのがいつものやりかた。

今日はたまたま一回目にMOに保存したつもりがローカルのハードディスクに保存してしまい、こりゃあかんわということでMOにそのデータをコピペしてから間違ってしまったローカルのデータをデリートした。すると、何故か上の階層まで全部消えてしまいました。というのが今日のオチ。

以前からネットワーク上のデータが肥大化しているせいか、検索にものすごい時間がかかるし、フォルダを選択するだけで5秒とかかかっていたのだが、今日の敗因は間違って作ったデータをクリックしたつもりで、上の階層を選択していたことによるようだ。

私が軽くブルーになっていると、隣の席の女性が同じようなことがあったと声をかけてきた。彼女の場合は、急ぎの時などにフォルダをダブルクリックしたら通常は開くのに、何やらメッセージが出て、それを読み切らないうちに「はい」を押したことになり、フォルダはゴミバコに突っ込まれていたとのこと。「焦って操作すると、変な動きをするんですよね。」とのことだった。

確かに悪いのはこっちなんだが、素早く操作するとついてこれなくて…って大昔のマックじゃないんだからと一人で突っ込んでしまった。Pentium4 2.6GHz、メモリ1GB、関係ないけどモニタは20インチ液晶なので、とっても新しいマシンだ。

明日会社に行って、復活してなかったらどないしようと思うと夜も眠れなさそうだ。いやはや。


2004年06月16日(水) 今日の小ネタ

最近どうも気になることがあったので、今日はそれらをちょっと書いてみようと思った。ほんとにちょっとだが。

「グーグルで『コスプレ焼肉とは』と検索すると…」
このサイトが2番目に出てきます。アレやコレでムフーン♪を期待していた人には何だか申し訳ないです。ちなみにこないだ『コスプレしゃぶしゃぶ』の看板も見ました。

「『さくらんぼ』のPVに元、ブルーハーツのドラマー梶くんが!」
めっちゃうれしかった。思えば中学3年生のときにブルーハーツに出会い、勉強をしなくなったわけで、今でも「ロクデナシ」とか聴くとちょっと涙が出そうになる。そんなブルーハーツの梶くんが、娘みたいな年頃の大塚愛ちゃんのPVに出てるのはなんかうれしい。昔バービーボーイズというバンドのベーシストをしていたエンリケ氏が浜崎あゆみのバックバンドに参加していたりとか、ちょっと前に出ていた人が、今も活躍しているのは素直にうれしいと思う。

こんなしょうもないことだけれど、書くとちょっとすっきりした。仕事はある意味しんどい。電話などが一切なく、物を落としたらその音が響き渡るような静けさの中、ルーティンワーク。この業界ははじめてだけれど、まだ慣れない。お昼休みを除いて、仕事以外の話をすることはまれで、口を開かない一日すらある。今日は昼休みに銀行行脚で、お昼は抜き、そして誰ともしゃべらなかった。

帰りはバイク屋に寄って、タイヤ交換、そして、とりあえずしゃべってきた。マクラの話とかまさしくどうでもいい話題だが、とても楽しかった。

とりとめはないけれど、このへんで。


2004年06月15日(火) 気持ちのよい夕暮れ、大阪ソウルフード。

からっとした一日だったようで、気持ちのいい夕方だった。私はいつもに増して遠回りをして家に帰った。真っ直ぐ走れば45分のところを2時間である。ロフトでノートとペンを買い、肉屋で串カツを2本買い、スーパーで大葉(青じそ)100枚、ちくわ、レモンなどを購入。家に着くと、それなりに疲れていた。

今日は黒ホッピーと、フランクフルトの串カツ、ちくわとわさび醤油、わかめの酢の物。

こないだ、東京の人と会話して気が付いたのだが、この「フランクフルトの串カツ」やら、「紅ショウガの天ぷら」やらは、大阪独特の食べ物のようだ。そんなにしょっちゅう食べるわけではないが、たまに食べると変に食が進む。しかしこの、「フランクフルトの串カツ」、わたしはウインナーということでケチャップとマスタードで食べたが、串カツと考えればソースで食べるべきだったのかもしれない。

食事をしながらレンタルで借りてきた「どついたるねん」を観た。この映画は招待券をもらったので、梅田の特設ドームで観たような記憶がある。今、梅田DTタワーなどがあるあたりが、昔はただの広場でフリマをやったり、イベントをやったりしていたのである。今思えば昔は平和だったとつくづく思う。今、あそこが広場だったら、ホームレスのおっちゃんのコロニーになるか、放置自転車の吹きだまりかのどっちかだろう。

赤井英和がむっちゃ若い。「かっこええけど、アホまるだし。」がぴったりはまっている。ツタヤでクーポンをもらったので、明日返したら、何か借りてこよう。

明日もこんな天気だといいなぁ。


2004年06月14日(月) ただの日曜日、そして月曜日。

カブの走行距離が3年で9600キロに達した。年に一度しかロングツーリングに行かないので、さすがに伸びがゆっくりだ。が、しっかりとリアタイヤは減っており、バイク屋さんに注文しておいた。

本当は昨日の土曜日に交換に行くつもりだったが、雨だったので挫折。行くのはいいんだけど、カッパを脱いで置くところがないのが面倒なので。

朝からバイク屋に行くつもりだったが、昨日の夜に洗ったヘルメットの内装部分が乾いていないので、朝日に当てる。乾かしている間に自転車でスーパー、酒屋などの用事を片づける。夕方、満を持してバイク屋に行くと、「タイヤ持ってくるのん忘れてん。」と言われてしまった。売り物のカブからタイヤを外してつけると言われたが、めんどくさそうなので、平日に出直すことにした。

カブのタイヤなんか、家で交換すればいいやんかと最初は思ったが、カブを横から見ると、かたつむりのようにリアフェンダー(要はどろよけ)が長く垂れ下がっている。シティサイクルのもべろんと垂れ下がっているが、あれはねじを緩めると、上に持ち上がってタイヤを外すのにじゃまにならない。が、カブの場合は、正味タイヤの直径分だけ地面との隙間ができるように持ち上げないと外れないのだ。というわけでお店にお願いすることにした。

バイク屋で雑談をしていたら、なぞなぞを出された。「さんかくなのにしかくなものなに?」というなぞなぞだ。居合わせた友人はすぐわかったそうだが、私は全然わからず。というか、今でもわからない。気になる…。

家に帰って、冷凍庫のトマトソースを解凍して、トマトスパゲティを食べた。11時を目前に、しっかりビデオをセットする。今日の「情熱大陸」はサイバラなのだ。しかもインドでヒジュラの人と接した話らしい。サイバラ好きの友人にもしっかりとメールで教えておいた。

視聴後の感想。サイバラは本当に漢だと思った。女なのに漢てアレだけど、物の考え方、腹の座り方、はんぱじゃないと感じた。「ぼくんち」の印象そのまんまだ。40本の連載を持ち、イラストを10分で描き、二人の子供のかあさんでもある。なんか奇跡みたいだと思った。

ここから今日の話になる。昼に食事をしながら、なんとなくテレビの話になる。が、誰も「情熱大陸」を見ておらす、「ヨン様」と「神田うのの弟はかっこいい。」で盛り上がっていた。まぁ、ヨン様も神田うのの弟の番組もちらっと見たけど、サイバラのインパクトには全然負けていた。神田うのの弟に至っては顔も覚えていない。それほどインパクトが薄いというか、そういうのを整ってる顔って言うんだろう。

こういう日の昼休みは、イマイチ会話に入れないのであった。


2004年06月12日(土) 植木鉢のあるパソコン机/バーベキューの夢

先日、ホームセンターでバジルの苗と植木鉢、下に敷く皿、100円ショップでハーブ用の土を購入した。苗は素焼き風のぽってりとした鉢に植え替えて、eMacの横に置いた。

これがなかなかかわいいのである。朝起きると、律儀に日の差す方を向いている。こっちを向けると翌朝には日の差す方に向き直している。近くによるとしっかりバジルの香りがする。こんな楽しみが300円台で手に入れられるのだから、家庭菜園が流行るのも分かる気がする。

次はハラペーニョなんかを育ててみたい気がする。

金曜日の晩に例のアマゾンに注文したブツが届いた。箱が異常に重い。開けてみて納得した。洋書のバーベキューの本がものすごくでかいのだ。ペーパーバックって書いてあったので、新書版で厚さが3センチくらいでザラバン紙(わら半紙?)でできているのを想像していたのだ。ところが、20.5センチx23.5センチ(A4の短い方の辺で正方形を作ってこころもち大きくしたくらい。)の厚さは4.8センチ。薄めの電話帳くらいだ。

とてもあおむけに寝転がって読むことはできないが、うつぶせなら大丈夫なので寝る前にアメリカンなバーベキューを想像して幸せな夢を見れそうな「大きな幸せ本」だった。

今回買った本
「BBQ USA」Steven Raichlen著


2004年06月09日(水) アマゾンのキョーフ

この場合のアマゾンは本とかCDとかを売っているあのアマゾンのサイトのことである。ずっと前に買い物をしたのだが、期間内に税込1万円以上買い物をしたら1000円分の金券をあげますというキャンペーンのダイレクトメールが来た。

その金券で本を買うことはできないようだが、よく考えれば本を1万円分買って、金券をもらってからDVDなどを買えばいいではないか。ということで私は日頃密かに買いたいと思っていた本をリストアップした。すると合計金額9950円。50円の本ってあるんだろうか?文庫本でも買おうかなと思いつつも、文庫本を買うときは出会いを大切にしている(ふと思いついたときにさっとキオスクや初めての書店で買うのがいいのだ。)のでうーんと悩んでしまった。

何となくCDのところに入って、大安売りコーナーを覗くとt.a.t.uのロシア語バージョンのアルバムが、何と500円(新品)だった。かなり音はチープで一昔前の自主制作盤風らしい。おもわずカートに入れてしまった。

このへんがアマゾンの恐ろしいところだと思った。別にリアルなCDショップで「t.a.t.uのロシア語バージョンのアルバム」が500円で売られているのを見ても多分買わないような気がするのに、何故か買ってしまう。通常なら、好きなアーティストのところと新譜のところくらいしか見ないので、特にt.a.t.uに目がいくことはないと思うのだ。

アマゾン的な品物の陳列の仕方(検索したときの出て来方)は妙なところから購買意欲を刺激してくる。たとえば、CDのところで「やしきたかじん」を検索すると、一番最近のシングル「My Memory」が一番のところに出てくるのかと思いきや、一番は「ガンダムシングルヒストリー」である。何でやねんとクリックして詳細を見てみると、何と、昔たかじんはガンダムの主題歌を歌っていたのだ。レビューを読むと、森口博子も歌っており、それが彼女のデビュー曲だったことなど、たかじんとは全然関係ない情報まで知ってしまう。

ちなみに「やしきたかじん」検索の第二番は「大阪ソウルバラード」関西人と一部のものずきな人しか買わないと思われるアルバムだ。(私は持っているが。)ずっと見て行くと、その「大阪ソウルバラード」は「2」や「番外編」まで出ているではないか。「番外編」には海原千里万里(千里は今の上沼恵美子)の「大阪ラプソディー」や、寛平ちゃんの「ひらけチューリップ」が収録されている。いやーどういう購買層を狙っているのだろうか。

そんなこんなで一度アマゾンのサイトに足を踏み入れると、なかなか出てこれなくなる。まだ、「この本を買った人は他にこんな本も買っています。」も突っ込みたいところだが、それはまた後ほど。


2004年06月07日(月) でたらめタイ風チキン・オンザライス

蒸し暑いのと仕事が煩雑なのと、帰りに夕立に遭ったのとでよたよたになって家に着いた。こんな日のゴハンは時間が勝負だ。

ナベに2合の米を入れて研いで10分ほど浸水させる。その間にシャワーを浴びる。シャワーから出たらおもむろにゴハンを炊き始める。中火で炊き始め、沸騰したらとろ火。こうばしい香りがしてきたらちょっとだけフタを開け中を見る。「カニ穴」と呼ばれる人差し指の指先ほどの穴がぷつぷつと出ている。おお、今日はええかんじ!ということで強火にしてほどよく水分を飛ばす。コンロからナベを外し、逆さまにしてそのへんに置いておく。蒸らしのつもりだ。

次はおかず。冷蔵庫から昨日購入した鶏胸肉を取り出し半分に切る。それを粗挽きの挽肉のように小さく切ってゆく。切れたらお皿に乗せる。次に冷蔵庫の野菜を適当に千切りにする。今日は黄色いパプリカ、緑のピーマンだ。冷凍庫のハンパに余っているヤングコーンの水煮も小口切りにしてスタンバイ。ニンニクひとかけらをつぶしてみじん切り。タカノツメ1つも手で粉々に砕く。下ごしらえはここまで。

中華鍋をコンロに乗せてオイル、にんにく、タカノツメを投入。とろ火にしてオイルに香りを移す。胃袋がうなりをあげるほどの香りになってきたらすかさず胸肉ミンチ風を投入。ざっと火を通したら野菜類投入。お肉を入れたら火は強火だ。胸肉がごっつい安物なせいか(29円/100g)水分がでるので焦げ付かない。途中で塩をひとつまみ。鶏肉に火が通ったら、火を止めて、ナンプラーを少々。そしてぐわっと全体を混ぜる。

次はごはんだ。ナベの中でごはんは正しくできあがっており、おこげはにこにこと鍋底に待機していた。ちょっとだけ食べてみると、生のおせんべいのような感じがした。生のおせんべいってのも変だけど。お子様ランチのごはんのように、皿の上にちいさなごはんの山を作る。そしてその上&傍らに先ほどの炒め物を乗せるのだ。そして粗挽き胡椒をがりがりと挽く。ごはんの炊きあがりから勝負は5分以内で済んだはずだ。チキン・オンザライスのできあがり。

食べてみたら予想以上にうまかった。焼けたニンニク、たかのつめ。辛さをナンプラーのにおいでうまいこと柔らげているようだ。ふと思い立って冷蔵庫に寂しく残っていたバジルの葉をちぎって入れてみた。もひとつうまかった。ナンプラーと香草。まさしくタイ風なのだ!

と、書いてみたものの、私自身はタイに行ったこともなく、タイ料理にバジルが入っているかどうかは不明だ。「マッシュルームが入ったすき焼き」とか、「ズッキーニのフリットが乗った天丼」(どっちもカナダの某都市で食べられる)みたいなもんで、それっぽいけど全然違うモノを勝手に○○風だと言っているだけかもしれない。

でもまぁそれはそれで。一日の最後に何かがうまくいくと気分がいいのでヨシということにておいた。


2004年06月06日(日) 将来はおっさん

今日、バイク屋に寄って店でしゃべっていたら近所のおばちゃんがコンビニ袋をぶらさげて通りかかったので、挨拶だけした。多分60前くらいのおばちゃんだが、へたれ倒したTシャツでノーブラだった。おばちゃんが立ち去った後、店長(40歳くらい。男性)が、「女性はいつから平気でノーブラで外に出れるようになるんやろなぁ。」とぽつっと言った。

私はあんまり考えもせずに、「んーそうすねー、お洒落とかなにより、楽やからってのを優先するとああなるんやないっすか。今日蒸し暑いですしねー。」と答えた。

答えてハッとした。自分はどーやねんと。会社に行くときはともかくとして、普段着はジーパン、アロハ、運動靴。白髪が増えたなぁと思いつつ、めんどくさいのでほったらかし。へたれTシャツノーブラおばちゃんと方向性は一緒ではないかと。自分の発言でさぶいぼ出たのはひさしぶりでした。(^^ゞ

帰り道にCDショップで大塚愛のマキシシングルDVD付きを買ってしまった。前から気にはなっていたが、ジャケットの写真がむっちゃかわいいー!ってことで。実はジュディマリのYUKIちゃんの声質とか、Tommy February6の航空会社系コスプレとかもちょっとツボだったのだが、今回はまさしくスマッシュ!って感じではまってしまった。CCCDだったけど、マックなんで問題なく聴けたし。

でも、何で若い女性に萌えるんか自分でも謎。アヴリル・ラヴィーンのアルバムも買ってしまったし。反面、男性は最近あんまり萌えない。ヨン様も確かにいいけど萌えまでは行かず。最近ええなぁと思うのは元祖でぶやの石ちゃんくらいか。(でもこれは食べるのが好きな人は男女問わず好感を持っているってのが大きいと思う。)

ある程度歳を取ったらおじさんになるってのもいいなぁと思ったり。そうすれば定食屋、町の中華屋だって行きやすいし、「大塚愛ってかわいいなぁ。」って口に出しても、深層に何もなさそうで全然かまわない感じがする。

でも、もし今わたしがおっさんになったら、絶対ダンナさんと殴り合いになると思う。(同族嫌悪?)それも嫌だなぁ。


2004年06月05日(土) それもまた人生かっ

最近日記を書いていなかった。ネタがないのが一番で、マックを起動するのも億劫だった。むっちゃまずいイタリアンレストランで食事をしたこととか、派遣の仕事が来年まで延長になりそうとか、自分の中でそれなりにニュースはあったのだが、どうも書く気にならない。

というのもゴールデンウィーク前のだんなさんのアパートが火事になったことが未だに尾を引いていたんである。寝たばこで火を出した青年(20歳過ぎ)は、その後もたばこをやめていなかったそうだ。火事を消し止めた後の大家さん、他の住人との話し合いの場でも口では申し訳ないといいながらたばこに手が伸びる。

「そいつまだ住んでるん?そこに。」と私が聞くと、実家に一時帰宅しているとのこと。今で火事から1か月以上が立つが、未だに電話もテレビも復旧していないアパートにその火事を出した男以外は住んでいる。引っ越せばいいのにと言ったら、近所にアパートの空きがないので引っ越せないのだそうな。うむむ。

結局、被害が一番大きかったのはうちで、20歳過ぎの青年には荷が大きすぎたようで青年の雇い主の会社が弁護士をつけてきた。弁護士も商売である。ダンナさんに「寝たばこは重過失にあたらないから免責。だから何も補償しない。」と言ってきたそうだ。そこでそれを鵜呑みにするようなキャラではないので、署名捺印のある念書(火事直後に書かせたそうだ)を突きつけたら黙り込んでいたとのことだった。

その後、会社の食堂でその寝たばこ青年とすれちがったそうだ。こっちが目を見ようとすると下を向くらしい。

うちの実質的な被害は車の外装を交換することと、塗装をしなおすことで、売るときに事故車扱いになってしまうことくらいだが、そもそも廃車になるまで乗るつもりで買った車なので別にかまわない。が、しかし、相手の青年は大変だと思う。

会社に泣きついて弁護士を雇ってもらうわけだから、当然会社に借りができる。大家さん側も弁護士を入れたそうなので、それなりに長引くだろう。寝たばこ→火事→会社に借り→職業選択の自由なし→借金は延々、となるとまだまだ長い人生にでっかい足かせを付けられた気分にはならないだろうか。全焼したわけではないので、自己破産が認められるような金額でもまたない。

つきあっている彼に借金があることがわかりました、といってマリッジブルーに陥るような女性がいる。(参考記事)それが奨学金だというから驚きだ。「奨学金=借金」というとらえ方をするのも殺伐として嫌な話だが、それほどまでに世の中はシビアだ。

火事を出した青年はぱっと見イケメン君(自分の日記でこんな言葉を使うとは思わなかった)だが、自分の生き方を考え直した方がいいのではないか。社会人になっているのに、火事の翌日に田舎からご両親が飛んで出てきたというから開いた口がふさがらない。たばこなんて吸ってる場合じゃないやろ。

というわけで、いろいろと他人の人生について考えたこの一ヶ月だった。(うわーオチがないよ。)


nao-zo |MAIL

My追加