子犬日記
むかしのことちょっと前ちょっと先


2005年08月29日(月) 夏休みの宿題。

夏休みの宿題の難物、自由研究。
実験につきあうほどのひまもなく、レポートを書くほどやる気もなかったので、こうなった。




資料は図書館から借りてきた『絶滅哺乳類図鑑』(丸善)。
本屋で見かけるたびに「すごく欲しいけど値段が!」と内心絶叫していた本を、図書館で見つけたのは子犬だった。ふたりで大喜びで借りてきたのは読むためで、自由研究用ではちっともなかったのだが…。
製作所要時間2時間。紙粘土の芯になるプラスチック器に紐を巻きつけながら、子犬に「海洋堂のフィギュアの原型師さんたちもこうやって最初は粘土でつくるんだよ」と話してやると、はりきっていた。

このドエディクルスは、一万年前に南アメリカで栄えたアルマジロの巨大ないとこで、全長4メートルにもなった。学名は「すりこぎの尾」という意味。尾の先の棘部分がすべて剥がれた状態の化石が見つかったときにつけられたらしい。背中にこういう「甲羅」を負った仲間ではグリプトドンが有名だが、ドエディ君は棘がついた重い尾のおかげでさらに無敵だったにちがいない。
背中の甲羅には駄菓子のプラスチック器の蓋についていた模様を型押し。あまり寸法が長くても台になる箱が足りないので尾は短めにした。首も落下をふせぐために補強したら伸びてしまった。ちょっとだけうそつき。

さて、あとは読書感想文だ…(倒)


2005年08月17日(水) 夏休みの本。

前回更新からまたひと月がすぎてしまった。
自分の日記を書くのが精一杯なんだから情けない。
子犬の本についてはあちらにも書いたがまとめてメモ。

夏休みに入ってから前述の『山古志村のマリ…』と『震度7』以外に、

ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』(評論社)
星新一『きまぐれロボット』(フォア文庫)
斎藤惇夫『冒険者たち』(岩波少年文庫)
斎藤惇夫『ガンバとカワウソの冒険』(岩波少年文庫)
戸川幸夫『オーロラの下で』(金の星社?)
以上5冊を読了。
『オーロラの下で』は、学童で見つけて読んだそうで子犬の自己申告。
漫画は『沈夫人の料理人』と『ブラック・ジャック』、ハガレンの最新刊をヘビーローテーション。はじめにさーっと読んでから繰り返し読んでいる。
ジャンプ系漫画にはけっして出てこない、手塚製のヒョウタンツギやゴンス@スパイダーの存在意義について、よく尋ねてくる。
新規図鑑としては小学館NEOシリーズ『宇宙』を入手。
太陽の巨大さと月の身分、太陽系の惑星名を理解したあたりで第十惑星発見のニュースが。親子であんぐり。買ったとたんに古くなってしまったが、しかたがない(笑)
月に関する彼の述懐、「月って地球の衛星だったのかあ。知らなかったよ僕」に倒れそうになったのは秘密。
図書館では『ひとまねこざる』シリーズを読んでいた。
新着として飾られていた挿絵の美しいアンデルセン『すずの兵隊さん』(評論社)で、この話が悲恋を描いたものだと初めて知ったようだ。
↑ディズ■ーアニメ『ファンタジア2000』の中ではハッピーエンド

いまは『グリックの冒険』に入ったところ。
来年の夏には神沢利子『銀のほのおの国』が読めるだろうか。
寒くて辛いファンタジーだが一度は読んでほしい。
彼のために本を選ぶのは小学校卒業まで。あとは野となれ山となれ(笑)


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