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仲良し
2004年11月22日(月)

とってもかわいい女性が入院してきた。
20代前半、1才の子持ち

ご主人が付き添っていた。
今どきの若者夫婦って感じ
(あ〜発言がおばちゃん臭い)

血圧を測り
全身状態の観察をする。
横でメモを取りながら
ベットに横になってる彼女と
話をしていると

彼女は手をヒラヒラさせている。

ん?
手の動きでも悪いのかな?
麻痺?!

目にライトを当てて
瞳孔の対光反射を見る
なんともないし・・・

でも
時々手をヒラヒラさせる


ふと足元を見たら
ご主人と手を振り合ってた。。。。


しばらく
横で話を聞いてたが
ずーーっと手を振ってた。


コノヤロ・・・
そんないちゃいちゃしないの!




刺激されちゃうじゃない(違)


泉湧く
2004年11月20日(土)

47歳の独身主任さん

花を摘んできて
病棟に活けてくれたり
ビーズが趣味だったり
旅行にも行ったり。
料理が得意でいっぱい作って持ってきてくれる

女性としてとても魅力のある人です。



ねぇなーちゃん。

主任さんがいつもの笑顔で
やってきました


今日はね♪
まるで
のように
沸いてくるのよ!





ん?なにがですか?泉♪

噴水をイメージする
ジェスチャーをしながら



泉のように

胃酸がわいてくるのよ!




・・・・・・・
もっと素敵な言葉が聞けるのかと
思ってました・・・



リアルな表現をしたあと
その主任さんは私の目の前で
唾を吐きうがいをし始めました・・


それを見て
私も
泉がわいて来たようです  汗


  モライゲロ



飲み仲間
2004年11月13日(土)

看護助手さん47歳。
もともと接客業をしていたらしく
一見水商売風のハデな顔

その助手さんとは
妙に息が合う。

以前
私は31歳
って話をしてた。

そして
休憩中、また年齢の話になった。

助手さん:あれって冗談でしょ?31歳。
ほんとは何歳なの?



え?31ですよ!



またまた〜〜〜〜


ほんとですって!


え?うそ!
私と同じくらいじゃないの?
40半ばくらいかと。




・・・・・・うそ〜〜〜〜ん  大泣き




教祖様
2004年11月09日(火)

60代後半のヨウさん。
脳外科に入院中ですが
長年内科にも通院している。

内科のA先生はとても患者さんに
人気があって
まるで教祖様のようです。


そのA先生が回診途中
入院しているヨウさんの
部屋に寄り、少し話をして出て行った


ヨウさんが

A先生が来てくれたんだよ〜♪
でも、もっと聞きたいことあったのに
さっさと出て行った。


って不服そうな顔をしている。


ごめんなさいね。先生も忙しいのよ。
私でよかったら聞きますよ。
何か聞きたいことありました?


って伺うと
ヨウさん


いえ。別に何も。(キッパリ)



はっ?

もしかしてA先生ともっと話したかっただけでしょ〜?

って聞くと
ヨウさん照れてた。




私じゃお役に立てそうもないですね  笑


私の休日
2004年11月08日(月)

勤務表は半月前から出てるのに
特に私生活で予定のない私は
自分の休みの日を把握していない。

今日出勤して
はじめて知った。
なんだ明日休みだ♪ラッキー♪


するとおばちゃんナースが話しかけてきた。

明日は手術があって人が足りないから
なーちゃんの明日の休みをあさってにずらされてるの
知ってた?



いやいや、、初耳です  汗

するとおばちゃんナース
本人の断りもなく勝手にシフトを変えて
おまけに前日まで知らせてないとは
なんてこと!

って怒りまくってる。



私の為に怒っていただきありがとう。


実は
明日が休みだなんて知りませんでした


な〜んて言えないわ・・汗


適齢期
2004年11月03日(水)

仲のいいザルナースが
むっとした顔で私の前に座った。


ちょっと聞いてよ!
ってやや興奮気味


以前入院していた患者さんが
1年ぶりの入院。
その娘さんが
ザルナースに

あら?苗字かわったんですね?
結婚したの?

なんて言われたのよ〜
ほんと、頭にくる

結婚してないっちゅうの!


お怒りです。


微妙な年齢だもんね〜
って笑い転げる私。


でも『結婚できないっちゅうの!』の間違いでしょ?



ってしっかり訂正してあげました。
そんな彼女の夢は

とってもとっても仕事ができる
いいナースなのに






目標:早期結婚退職



です。(マジで)




警察官さんのその後
2004年11月01日(月)

もう随分前になるが
ある警察官が脳梗塞で入院した。右半身の麻痺。
参考←クリックしてね♪


麻痺の怒りを私たち看護師に向けていた彼。
病院自体を非難し
すべてこの病院が悪いと言い続けていた。
病気の受け入れがなかなかできなかった。

そして、入院してすぐ奥さんが心筋梗塞で亡くなった。

安静が必要な時期ではあったが
急遽退院し、落ち着き次第
自宅の近くの病院に転院するということになった。


病院では泣かないと決めている私でも
言葉に詰まりながら
二人で話をした。

なぜか二人ともひきつり笑いで話しをする。
『ほんと、こんな病院にきたからロクなことがないよ!』
『あはは。またそれを言う〜〜〜』

っていつもの軽い会話から
警察官さんは
『このまま途中で身を投げられたらなぁ』
って笑いながら話す。


必死に涙をこらえながら
警察官さんに私の思うままを言葉にした。


奥さんのことは私も悲しい。
でも、なによりも私が一番気になるのは
あなたのことです。
麻痺が進行しないか、この状況でしっかり眠れるか
お葬式が終わったらちゃんと病院に行って治療を受けてもらえるか。
とにかく・・・
あなたの事が心配でならない。

だまって聞いていた。
そして同僚の人と車椅子に乗って自宅へ帰られました。



あれから随分月日がたった。
パトカーをみるとふとその人を思い出したりする。



仕事が終わり自宅近くを歩いていると
すれ違ったおじさんに声をかけられた
『なーちゃんさん!』
振り向くとその警察官さんが立っていた。
満面の笑みで。

杖をつかずに歩いていた。
ほんとうなら抱きついて喜びたいところでしたが
怪しいのでやめました。

相変らず
『あんたんとこの病院にいなくてよかったよ。
歩けるもんも歩けやしない』

なんて憎たらしい事を言いますが
目は笑ってます。
しかも、私の名前まで覚えてくれてるし。

医師からは職場復帰は不可能と言われていたが
必死にリハビリをし
今では派出所勤務していると。
いろいろと話をしてくれた。

ずっと胸が詰まる想いで
彼の話を聞いていた。
嬉しくて今度こそ涙が流れそうです


いや。。。警察官さんと別れてから
流れちゃいましたが・・・・





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