uchie◎BASSMAN’s life

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2005年04月10日(日)
■the freaque’s live vol.7 at “PICTURE BOOK page-10”

夜明け前にタクシーで家に着き、5時間程寝て目覚ましで起きた。昨日の演奏後、飲んでかなり調子に乗って踊ったせいか、頭痛が酷くダウナーになってしまった。
急いでシャワーを浴びて今日のライブの仕度をし、食事をとる余裕もなく高円寺SHOW BOAT(THE FIRE presents“PICTURE BOOK page-10”)に向かった。歩いて行ける距離なのはいいが、荷物がやけに重く感じるのであった。
久しぶりのTHE FIREとの再会だった。 2003年7月12日の“PICTURE BOOK page-6”に出演したとき以来なのだ。そのときはMagic Curtainというバンドをやっていて、MVP賞をとった記念すべき日であった。そしてそのライブを最後にバンドを除隊になり、僕が本物のミュージシャンを目指すきっかけともなったイベントでもある。
僕はもう一度MVPをとる必要があった。どこのバンドにいようと、ベースマンであることを証明する為に、そして過去の自分とはもう違うことを証明する為に。
精一杯、心を込めて演奏したつもりだ。
そして、MVP賞を貰うことが出来た。
しかしなぜだろう。僕の心の中にはどんどん空虚感が広がっていくのだった。寂しくて張り裂けそうだった。この二つのMVPは“これからがんばれよ”という意味で頂いておこう。

この日、久しぶりにサインを求められた。もちろん、“uchie◎BASSMAN”とサインした。


賞品としてTHE FIREから贈られたティッシュケースの“ガーコ”を紹介しよう。
それにしてもおなかからティッシュが・・・



2005年04月09日(土)
■the freaque’s live vol.6 at “UPPERS!”

楽しみにしていたclubイベントUPPERS!一周年記念の日が来た。普段普通のライブハウスで演奏しているthe freaqueだが、DJに気に入られてclubへ出演するなんて光栄だ。しかもファンク、フリークビートを中心とした熱〜いイベント。お客さんも踊るのが好きな人ばかり。
ステージはないので機材がフロアに平置きなんだけど、セットの後ろの壁には大きなスクリーンがあり、UPPERS!が作ったスペシャルな映像ソースをバックに演奏した。この雰囲気はほんとにライブハウスでは味わえない感じだ。しかもここはとても東京とは思えない。
最後の曲“UP-SIDE DOWN”ではみんなステップを踏んでくれて嬉しかった。
演奏後、ゲストDJのMorrie(FABULOUS PARADE)が今までで一番熱い握手をしてくれた。彼はここ4年ぐらい、僕が所属したバンドのライブを見てくれていて、いままでのバンドで一番いいと評価してくれたのだ。
それから夜中の3時頃まで、僕はフロアで踊ったり話をしたりした。驚いたのはその中にFacing Factsのシロウくんがいたことだ。1年以上前にCAT WALKかFABULOUS PARADEで会って話したときはモッズスーツにリトル・リチャードばりのリーゼントだったのだが、僕と同じくスポーツカジュアルモッズな感じになっていたのでお互い気がつかなかったのだ。Facing Factsに出演したTHE CLOSETとは随分違うスタイルのバンドをやっているので、いい意味でびっくりしたみたいだ。
帰り際、この日ファンになってくれた人から熱いエールを貰って、本当に出演出来てよかったなあと思った。



2005年04月03日(日)
■打ち上げとセッション

ライブ後、朝から打ち上げで飲んで、酔いが残りつつ横浜から帰宅した。6時間ぐらい寝て、5時からリハがあるので無理やり起きてみると頭痛がして体じゅうが重かった。
しかし9日、10日とライブがあるので気を抜けないのである。こんな状況で4時間スタジオを押さえてあるのだ。
いざ演奏してみると、3人とも疲れが残っていてなんとも言えない気だるさが漂っているのだった。そしてなんとなくセッションへ流れ込んだ。その場の思いつきでながながとやっていると次第に曲らしくなっていき、今後の新曲となり得る素が出来た。これもライブでの刺激の産物だろう。
こんな状況でも新しいものを生み出せるなんて、やって損はないのである。



2005年04月02日(土)
■the freaque’s live vol.5 at CLUB24WEST

あっという間にライブの日がやってきた。soul view now!というモッズやポール・ウェラーをリスペクトするバンドの“from the biginning”という企画だ。
DJはBert's Apple Clumble。
夜の部でリハなしということで、僕らthe freaqueはいつもの中野のスタジオでリハに入った。セットリストを2回繰り返し、調整を行った。それでも現場でリハなしというのは、アンプの状態が分からないので不安なものだ。
しかもライブ活動を始めてまだ4か月。横浜に我々のファンはいない。温かく迎えてくれるかも分からなかった。
僕らはバスに乗り東横線に乗るために渋谷へ向かった。機材を抱え込んで席に座り、好きなビートルズの歌やバンドのコーラスパートを何気なく頭の中で繰り返していた。
渋谷に着くと腹ごしらえした。こんなとき、元気を出すために僕はよくカレーを食べるのだ。もっとお金があったら、糸目をつけず分厚いステーキを注文するだろう。しかしアルコールは禁物だ。弱いのでステージ前に飲んだことは一度もない。
東横線に乗ると、運良く僕らは向かい合っている席を陣取ることができた。ちょっとツアーへ出かけるみたいだ。食べた後だったので3人とも仮眠した。
滅多に関内には来ないので、東京の様子と違うのを感じた。
ライブハウスの中に入ってみるとより一層そう感じるのだった。ひとの立ち振る舞いもなんとなく違う。僕も神奈川県育ちなので本来違和感ないはずなのだが、数年間東京に住んでるとその環境に慣れてしまっているものなのだ。
どうも自分の立ち位置が分からなくて所在無くふらついていた。
しかし本番になってステージに上がってみると、そこが自分の世界であることをはっきりと自覚する。どこの土地であろうと、ベースアンプの前の空間はまさに自分のもので、表現の場なのだ。例え自分達の客がいなくても恐れることはない。
自分の作るべき音質は分かっているので、少し弦を弾きながらイコライザーを調整し、帯域のチェックをし、ボリュームはベース本体に少し遊びを持たせて演奏中に細かく調整することにした。こういうときにもスティングレイの機能性は発揮する。よくモッズなのになぜスティングレイかと聞かれるが、アイテムの問題ではなく、奥深いとこまで見えているかどうかが重要だ。
急いでセッティングを終らせるとmercのシャツに着替えて登場した。もちろん緊張はするが、30分間この人達にいいショウを見せようと劇奏するのである。
きょうは演奏中お客さんの顔がひとりひとりはっきりと見ることが出来た。人と向かい合うというのがたまらない刺激だ。PAのひとやバーカウンターの人すら撒きこもうと、コーラスをとるときにベースのネックを見ずにがっつりと前を向いた。
演奏が終るとPAの人がステージで熱く声を掛けてくれたのが嬉しかった。リハなしだったのに、よく対応してくれたと思う。それほどやりにくさは感じなかった。

ライブが終るとDJのアキラ氏と話しをした。そう、彼とは以前チョコレートギャングがまだマーブルでやっていた頃に実は会ったことがあるのだ。つまりUPPERS!のメンバーと繋がりがあるのだ。また会えて良かった。
打ち上げでは他のバンドのメンバーと話しをしてみた。みんなやはりスモールフェイセスやザ・フーが好きで、そういう話題で盛り上がった。特にsoul view now!ベーシストのS氏とは共通項が多くて驚いた。
また対バンしたいバンドだ。