uchie◎BASSMAN’s life

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2004年09月29日(水)
■Live

僕がベースを弾くバンドのファーストライブが近頃決定した。その詳細はいたって秘密だが。
1からのスタートなのでなにかと大変だ。どんなライブにしようか今から楽しみである。
ここ1年半ぐらいで人生が大きく変った。いろいろな地位を失い、仲間を失い、やっとまたスタート地点に這い上がってきた。これから新天地を求めていくつもりだ。



2004年09月28日(火)
■モッズヘア

といってもシャンプーのことではない。
モッズスーツに合わせて少し髪を切った。ポール・ウェラーのようにトップを少し短めである。いつもそうだが、自分で切った。
モッズスタイルで生きるというのは実に楽しい。誰かこのマニアックな記号に気付く人はいるだろうかと、ショウウィンドウや地下鉄の窓に映った自分を見て優越感に浸るのだ。究極のナルシズムはモッドだ。



2004年09月06日(月)
■モッズスーツの仕立て屋

最近仕事でスーツが必要になり探していた。しかしデパートなどでどんなブランドを見ても好きな感じのものはなく、ポール・スミスさえ以前のようなブリティッシュさがまったくないのだ。(どうしたんだオリジナルモッズのポール・スミス!)また店員はこちらの希望を無視したものを勧めてくるひとばかり。もううんざりだ。特に丸井に入っているブランドの店員はみんな最悪だ。
仕事なのだから適当に安いスーツで、という考えもあるが、やはり普段サラリーマンを見ていて、ああはなりたくないなと思うのである。もちろんみんなビジネススキルとかビジネスマナーとかあるんだろうけど、だらしないスーツとか流行を追ってるだけの若いひとを見ると、中身も結局そんなもんに見えるし実際ほとんどそうで、できればなるべく係わり合いたくないなと思うのだ。だからこそこんなどうしょうもない世の中を変えたいと思っているのだが。
最近では日常のオンとオフの使い分けという考え方が流行っているが、僕にはそれはできないのだ。僕はいつでもオンの状態でいたい。どんなときでも僕である必要がある。
というわけで5年振りぐらいにモッズスーツをオーダーしに行った。
梅丘に都内でも数少ないモッズスーツの仕立て屋がある。1999年までにこの“洋服の並木”でスーツを3着とジャケットなどをオーダーしていて、よくライブの衣装にしていた。
相変わらずの店構えで、店内に入ると生地が山積みされていて初心者が一人で行くとたじろぐであろう光景になっている。生地を物色していると、驚いたことに店のご主人はなんと僕のことを覚えていたのである。
「バンドはまだやってるんですか?」
と話しかけてきてくれた。記憶力に感服すると、
「真面目に仕事やってるからね!」と笑っていた。
彼は、僕の住んでいたところも今までオーダーしたスーツのこともよく覚えていたのだ。ミッシェルをはじめとするたくさんのバンドが衣装を作りに来ているというのに。
今回もご主人と相談しつつ、細かいディティールとシルエットを指定した。生地から選んでデザインを考えて、オーダースーツというのは本当に楽しいのである。一度味わうと止められない。
ブランドで買ったら10万円はするようなデザインになった。
仕上がりが楽しみである。



2004年09月03日(金)
■Supergrass Live Report

10年目を迎えた注目すべきイギリスのバンド、スパーグラスがリキッドルームにやって来た。
仕事を終えて急いで駆けつけると、前座もなしに“Tonight”のイントロが。心の準備をする間もなく、ドリンクを片手にホールへ行くとすっかり満員で会場はいきなり盛り上がっていた。
急いでフロアに降りると、あっという間にスーパーグラスの世界に引きずり込まれた感じだ。
彼らの曲はポップなのにず太く、しかしそのポップ感というのは日本人の生活観とは程遠いところにあり、普段体験出来ないフリーキーな感覚を感じさせるのだ。
もちろんロックの歴史から言えば、普遍的なこともたくさんあるかもしれないが、大部分は独特な感性で埋め尽くされている気がするのだ。それでもけして聞き手との壁を作るわけでもなく、みんなで楽しめるロックであるところがすごい。
結成10周年ということで1st、2ndあたりとは結構違ったイメージでやるのだろうかと想像していたが、いい意味で期待を裏切ってくれた。10年前の曲をやっても全く古さを感じないし、10年目の彼らの姿とのギャップもほとんど感じなかった。
しかし中盤のアコースティックのコーナーでは、二人の見事に息の合ったコーラスが聞けて、底の深さも感じることができた。
特別しかけのあるライブではなく小さなライブハウスでやっている感覚で、しかしその分、熱さと勢いが伝わってきて誰もがもっと聞きたいと思ったに違いない。
1度のアンコールの後、TerryのDJが流れ今日のライブは終った。
ますますスーパーグラスが好きになり、自分のやっているバンドが日本のスーパーグラスだと言われるようになりたいと思った。