『ハルヒ』と同様WOWOWで一挙放送をやっていたのでこれを機会に録画してみた。 『ハルヒ』より面白かった。 絵も好きだし、キャラも魅力的。OP・EDもスタイリッシュ。 以下に感想を。
強制的に100億円渡され「これで日本を救え」という使命を与えられた「セレソン」という人々。 主人公滝沢はこのセレソンの一人である。 が、何らかの動機により自らの記憶を消去したらしく、物語はその状態からスタートするため、視聴者は滝沢と一緒に彼は何者なのか、セレソンとは何なのかを探っていくことになる。 セレソン各自に与えられる携帯電話にて「ジュイス」という有能なコンシェルジュと連絡が取れ、お菓子の購入からミサイル発射まであらゆる要請をこなしてくれる。 この日本救済ゲームに参加させられた滝沢と、女子大生・森美咲を中心に物語は進んでゆくわけだ。
ます、キャラが好感度高いです。 滝沢くん、カッコいいですね。 いい人だし、優しいし、男気もある。咲ちゃんが惚れるのもわかります。 基本明るい性格で行動力あり自己の利益にはほとんど関心がない。 うむ、主人公らしい主人公。 やっぱ主人公はこうでなきゃね! 咲もかわいいです。お似合いのカップルざんす。 大杉くんも喜怒哀楽がハッキリしててちょっと苦労人で愛らしいです。 他のセレソンで印象に残ってるのは黒羽さんかな。 最初あぶない人に見えたけど、劇場版はカッコ良かった。 あと、気に入っていたのがマメシバ。動きが可愛くって見てて飽きん。
それとジュイス。この物語を特徴づける最も重要な「人物」ですけれども、 セレソンごとに性格が違うのが凝っててよかった。 黒羽さんジュイスの最後の言葉が印象に残ってます(涙)。 一番気に入っていたのは、映画監督の人(?)のケンカごしジュイス。 漫才みたいで面白かった。
えーそれとストーリィについて。 この話でまず思ったことは。 「100億円で日本を救え」と言われても。 国家レベルでその額じゃ少額過ぎて話にならんだろ!てことですな(笑)。 今なら東北の被災地に仮設住宅を作るとか? 100億じゃ2000戸くらいしか出来ないし、被災者数に全然足りません。 そーいや、去年見てた米国ドラマ(全10話)の制作費が200億円だったような。 うーん。 ま、それなりに大きなお金なので役立つものはいろいろ作れる。 それこそ日浦医師のように理想的な病院を作るとか、そういう使い方なら。 でも「救う」すなわち抜本的に変革させるのは無理。 それとも少額だからこその奇抜な発想を期待しているとか? (ほとんどバラエティ番組の「月1万円生活」の世界だな…)
これはニートのためのニートの話? 全編にわたってニートニートと連呼している感がある。 てことは、この話は少なからずニートというものがこの国の救済の必要性と深い関わりがあると位置づけているのかしら? (でも、登場人物で本当にニートなのは板津と滝沢だけだけど…)
で、この話に時々出てくる「上がりを決め込んだおっさん」という言葉の定義が分からない。 どうも「ニート」の対義語として使われてる感があるのだけど。 では就労者のこと? 咲に牛丼ぶっかけた採用担当がそれに当たるらしいが。 まあ、とにかく若者から見た上の世代の人達のことであろうことは何となく読み取った。 いつの時代も同じだな(笑)。 若者は「大人なんか〜」、大人は「今の若者は〜」。わたしの時代もそうでした。ハイ。 輪廻はめぐる、かざぐるま〜 ところで、ニートさん達が命の次に大切にしている携帯電話、それを作って流通させて運営してるのも「おっさん達」ですけど?(笑) おっさん達がいなきゃ、ニートさん達の快適な引きこもり生活も出来ないよ?いいの?
ところでこの「牛丼」って…。 わたしが就職活動してた頃(咲が生まれる前っス)からあったような… わたしが聞いたのは内定取り消しでなく、学生側から内定辞退を申し出た時に採用担当から牛丼ぶっかけられる話でしたけど。 それにしてもメニューが同じなあたり…もしかして都市伝説と化してるの? 有名な話だけど実際にそういう人に直接会った者は誰もいないという…。 二十年以上続いてるあたり、「口裂け女」より根強いですね。
ところでどうしても理解できなかったのが第10話。 セレソンNo.1物部は亜東グループに中途入社して研究所責任者に就任し、研究所にあるジュイスを奪って「亜東才蔵になりかわる」と言っているが。 えーと、このゲームは亜東才蔵さん個人が始めたことであって、ジュイスは会社の資産はないんですよね? そんじゃあ、亜東の職員になってもジュイスを手に入れることとは関係ないんじゃ… だが、亜東の研究施設の中にあったということはやっぱり会社の持ち物?? そうだとしても、研究施設の設備や資産は責任者の所有物ではない。管理責任があるだけ。 それとも物理的に窃盗することによって「奪う」という意味? だからNo.12に本体を移動されただけで失敗したのか?(おーざっぱな作戦だな〜…) あの大きさならトレーラーに乗せるのにクレーンが必要だと思うし、それが12基ともなればものすごく大掛かりな作業になったと思うけど、あのシャンパン用意させてたりとかしたあの時間にそれをやってのけたの?? てか、ジュイスがどこにあろうと、ジュイスがMr.OUTSIDEと物部を混同したりはしないと思うので、結局物部はただの平セレソンであることに変わりはなく、Mr.OUTSIDEになりかわりようがないと思うんですけど。 謎だ。何遍見てもわからん。
いや、携帯の音波ひとつで記憶を消去できる世界に文句けても始まらないか(笑)。
うーん、そうですね、 アニメだから細かい所はすっ飛んでてもいいとは思うのですけど。 現実無視でも勢いあって面白い作品を目指したのか、現代社会を反映したリアリティあふれる作品にしたかったのか(ジュイスとかエデンとか物語の基幹部分にあたるSF要素は別として)。 その辺のリアリティコード(わたしの造語。今作った)がちょっと読み取れなかった。
ま、でも概ね楽しみました。 ラストも「あれ、これで終わり?」とも一瞬思ったけど、後になってみるとああいうまとめ方も良かったと思う。
|