『ひぐらし』もとうとう2本目。「想」に入りました。 「祟」の時ゃあ、そりゃもー進め方がさっぱり理解できず、「?」のオンパレードでしたが、今度はちゃんと説明書に進め方の基本が載っていた。 しかも、今度は早々に「暇潰し編」というタイトルが出てきました。 前みたいに延々と前フリが続くのを覚悟していたので、「あらっ、もう本題?」と嬉しくなりました。 内容もちゃんと事件の事件らしいところから始まってくれて、「祟」のような退屈はまったくなかったです。
さて、今回の主人公(一人称)は赤坂、今までの中高生とは違い成人男子です。 が、最初はこの人にはあんまり入り込めなかったんです。 警視庁の若手新人らしいですが、20代前半にしちゃオッサンぽい‥‥あ、いや、落ち着きがあるタイプで。 プライベートでも一人称「私」だし、思考に使う単語が業務書面のようだ(笑)。 その割になんかどっか青臭く‥‥。 (「最低の切り口だが」とか頭の中で自己批判をあらかじめ述べてから実行するとかー) ていうか、採用された年の6月って、まだバリバリの教育期間中で所属部署への配置もまだ先なのではなかろうか。 警察の新人教育がどのようになっているかは知らないですが、民間企業でも新人研修は2・3ヶ月かけるのに、天下の警視庁がそれより薄い教育訓練しかしてないとは思えないのだが。
ま、そんなこんなで登場時は「なんだかな〜」と思っていた赤坂さんですが。 雛見沢村に現地入りし、梨花と出会うあたりから鼻についた青臭さも急速に消えていった。
今回はこの梨花の登場の仕方がなかなか鮮烈でした。 思いがけず馴染みのキャラがひょこっと登場するのって嬉しいですよね。 記憶のリンクは唐突であるほど印象深く、同時にちょっぴり嬉しい興奮があります。 怪しい土地で緊迫感に包まれる赤坂(とプレイヤー)を、「苛烈な反対運動渦巻くテロ村」から「自然美しい雛見沢村」へいざなう事に成功していた。 「祟」ではややウンザリしていた「みー」とか「にぱ〜」も、今回は上手く使われていて、わざとらしさより可愛らしさを感じた。 彼女がメインになった話は今回が初めてですが、雛見沢内で特別視されている実態やその人物像もより詳しく語られました。 年相応の無邪気な笑顔と大人を圧倒する神秘性。 幼いながらもオオモノ感のあるたたずまいがカッコいいですね。
今回は雛見沢村のダム反対運動の様子も、より詳しく語られましたね。 自分はダムの反対運動には縁がなかったですが、以前叔父が航空公団幹部をやっており、成田空港建設当時は自宅前に警備員が配置されてて「怖い‥‥」と感じたのを思い出しました。 雛見沢の反対運動の苛烈っぷりはそれを上回る異常さだから、渦中にいたらどんなにか恐ろしいだろう。 車の検問とか、雛身沢ほどの奥地だから逆に可能だったのかもしれませんが(千葉県じゃ無理だ)、閉ざされた土地の怖さってこういうものなんだろうなと思った次第。 よくこういう田舎の古い村って、よそ者に冷たいとかお盆などの年中行事が大変‥‥というイメージで語られますが、雛見沢はそういった「一歩入ると陰湿な村」でもないんですよね。 外から引っ越してきた人にも優しいし、綿流しのお祭り以外は他の面倒そうな年中行事も出てきてないし。 1歩くらい入ったのではわからない、でも3歩くらい入ると他に類を見ない恐ろしいものを見ることになる。 怖かったろうに赤坂。 まあ、反対運動自体は1歩入る前からその激しさは十分伝わる勢いでしたが。
赤坂も梨花に接し、雛見沢のあらゆる側面に接し、誘拐犯との修羅場も演じ、最初とはだいぶ違った印象になりました。 ふ、成長したな‥‥。
最後はまたしても村は悲惨な結果を迎えてしまうことになりますが‥‥。 泣き崩れる赤坂、頑張れ!! 梨花の無念を晴らしておくれー!
ところでこの話、どうして『暇潰し』なんてタイトルなのでしょうか? 暇潰しなどではなく、わざわざ時間を裂くのに足る内容でしたよ。 (もっとこのタイトルにふさわしい箇所は、他にあったと思います)
さーまだまだ先は長そうでございますよ。 とろとろながら、進めたいと思います。
|