すごく変なドラマ。 「ザ・クイズショウ」は社会的に地位を築いた著名人&一般人をゲストに招く生放送のクイズ番組で、すべての問題をクリアすれば「夢をかなえる」という賞品を手にすることが出来る。 前半はみのもんたがやってそうな普通の出題だが、中盤あたりからゲストの素性や隠し事あるいは悪事にかかわるクエスチョンになってゆく。 回答者は「なんだこの番組は!」と怒りを露わにしながらも、嘘を答えることが出来ない。嘘はすなわち不正解だから。 こうして回答者は生放送で全国のお茶の間に晒された状態で裁かれていく。 …変わったドラマだよね〜。 しかしその変っぷりが妙にわたしのツボを押すんです…。 TV業界ものドラマも久しぶりですしね。
現在第4話、4人の回答者が餌食となりました。 エゴイストなミュージシャンは実は数年前ユニット組んでいた相手を殺害していた。 女子中高生のカリスマ的存在のケータイ小説家は実はゴーストライターを使っていた。 ボランティアで若者を集めていた「心の教育者」は実は振り込め詐欺をやらせていた。 TVで大人気のカリスマ占い師はただのインチキ占いだった…。 これら餌食となった4名は2つのパターンに別れます。 自分の悪事を暴かれ断罪される者と、自分の暗の部分と向き合うことで本当の夢を取り戻す者と…。 本当の夢を取り戻して、しかもそれが叶うのならばその方が幸福に違いない。 自分が本当に書きたかった作品を出版することが出来た小説家の回などはハッピーエンドと言えるかもしれません。それまでの偽りの人気と栄光を失ってもね。
そして番組のラスト、呆然と座り込む回答者を残して「また来週!」と笑顔でスタスタ去っていくMC神山(桜井翔)。 この冷たさがなんとも言えないですね〜。 ヘンなこのドラマの中でもこの神山が一番ヘンです。 なんか…過去に秘密があるらしいけど、一人の時はうつろな目で空を見つめ頭抱えて「ひいい〜」とか怯えているし。 カメラが回っている時とそうでない時のギャップが(笑)。 背中にボタンでもあって、番組スタートと同時に本間(横山)がスイッチオンで起動してるんじゃなかろうか?(笑) まあ、この辺の謎も今後明かされていくのでしょう。とっても土9っぽいです。 毎回本間に迷惑かけられて走り回っているプロデューサー(真矢みき)がちょっと気の毒。 今までカッコイイお姉さま役が多かった彼女には珍しい役どころでは。
でもって、このドラマにわたしが妙に感心している点は、その低予算っぷりです。 もちろん褒めているのです。 不況のこの時代、スポンサーさんもそう多くの制作費は出せないかもしれないが、このドラマはお金かけずになかなかのもの作ってると思います。 レギュラーやゲストの役者は人気どころをちゃんと使っていますが、なにしろTV局の話だからセットも小道具&大道具もほぼ自前で済む分、経費削減はバッチリ。 クイズ番組自体はゴージャス感のある作りになってますが、よく考えたらゴージャスっぽいのはテロップのデザインと司会者のフォーマルな服だけ、あとはオープニングで踊ってるダンサーさんたちの華やかな衣装とキラキラの紙吹雪。決して原価はかかってないです。 それでもドラマはちゃんと新鮮で面白い。うーん、よく思いついたな〜。
しかし。変りダネで興味を引いたこのドラマも、同じパターン展開で飽きてきました。 ここらで今までと違うバリエーションが出てきて欲しいところですね。 後半もポシャらずに続けて欲しいと望んでおります。
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