新聞のTV欄を見たら、長いドラマを2夜連続でやるみたいなので録画した。で、見た。 祖父、父、息子。警察官3代にわたる物語。 戦争直後から現在にわたる壮大なドラマでしたが、やー…ズッシリ重たかったです。
一番心安らかに見られたのは、昭和前半の1代目(江口洋介)の時代で、戦後の大変な時代ではあったけど、家庭での生活は幸福だったし、精神的には安定していた。殺されるまでは。
見ていて辛かったのは70〜80年代の2代目(吉岡秀隆)で、警察官でありながら学生運動のさなかに潜入して心を病んでいく様子が悲しかったです。 支えてくれる女性(貫地谷しほり)に出会ったかと思いきや、結婚後は暴力夫になってるし。 繊細で、さわると傷つけてしまう壊れたガラスのようでした(←詩的表現)。
3代目(伊藤英明)はそれに比べると、同じ潜入捜査やっててもずいぶん神経がたくましく…。 なんか役者さんの見た目と一致しているあたりが、ナイスなキャスティングでございます。 祖父の代の「罪」と父の代の「罪」を最後にあのように使うとは。
そして、この三代にわたって対峙していく椎名桔平がなかなか見応えありました。 『銭ゲバ』のところで文句言って悪かったっす。 男色に目覚めてしまった南方兵生き残りということで、きれいな男の子達とのヌレ場が3つくらい出てきたりして、重たーいこの話にさらなる面妖さを加えてくれた気がします。 男娼・ミドリの役をやった男の子は本当に綺麗でしたね。 ま、わたしが男だったら、2代目吉岡秀隆の方がいいけどね!(はい?)
これの原作は「このミステリーがすごい!」で選ばれたそうですが、ミステリーって、いわゆる犯人当て物語だけをいうのではないのですね。勉強になりました。
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