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なつぴかの日記
なつぴか
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2009年02月11日(水)
『警官の血』


新聞のTV欄を見たら、長いドラマを2夜連続でやるみたいなので録画した。で、見た。
祖父、父、息子。警察官3代にわたる物語。
戦争直後から現在にわたる壮大なドラマでしたが、やー…ズッシリ重たかったです。

一番心安らかに見られたのは、昭和前半の1代目(江口洋介)の時代で、戦後の大変な時代ではあったけど、家庭での生活は幸福だったし、精神的には安定していた。殺されるまでは。

見ていて辛かったのは70〜80年代の2代目(吉岡秀隆)で、警察官でありながら学生運動のさなかに潜入して心を病んでいく様子が悲しかったです。
支えてくれる女性(貫地谷しほり)に出会ったかと思いきや、結婚後は暴力夫になってるし。
繊細で、さわると傷つけてしまう壊れたガラスのようでした(←詩的表現)。

3代目(伊藤英明)はそれに比べると、同じ潜入捜査やっててもずいぶん神経がたくましく…。
なんか役者さんの見た目と一致しているあたりが、ナイスなキャスティングでございます。
祖父の代の「罪」と父の代の「罪」を最後にあのように使うとは。

そして、この三代にわたって対峙していく椎名桔平がなかなか見応えありました。
『銭ゲバ』のところで文句言って悪かったっす。
男色に目覚めてしまった南方兵生き残りということで、きれいな男の子達とのヌレ場が3つくらい出てきたりして、重たーいこの話にさらなる面妖さを加えてくれた気がします。
男娼・ミドリの役をやった男の子は本当に綺麗でしたね。
ま、わたしが男だったら、2代目吉岡秀隆の方がいいけどね!(はい?)

これの原作は「このミステリーがすごい!」で選ばれたそうですが、ミステリーって、いわゆる犯人当て物語だけをいうのではないのですね。勉強になりました。




2009年02月10日(火)
『銭ゲバ』

「銭のためならなんでもするズラ」というキャッチコピーを見た当初、「このドラマだけは絶対見ない」と心に誓ったものだ。
なのに何を思ったか第1話を録画してしまいました。
そして見てしまいました。
で、これがすごーくアタリでした。今期のドラマの中ではダントツの質の高さです。
以下、第4話現在までの感想です。

主人公・風太郎(松山ケンイチ)は派遣労働者。その生い立ちは貧しく、父は働きもせず暴力を振るい、優しい母は病に倒れ…。
と、文字で書くと定番の貧乏設定って感じなんですけど、これを丁寧に描いた第1話の脚本&演出が秀逸で、見ていて話の中にぐいぐい引き込まれました。
派遣切りの嵐が吹き荒れる現在と、貧乏ゆえにつらい思いをした生い立ちが交互にオーバーラップするように描かれて目が離せなかった。
そしてこの脚本を充分に表現しきってみせる松山ケンイチの演技。
ギラギラした野心と過去に受けた傷、金持ち連中への反骨精神とも憧れとも嘲笑ともつかない思い…。
既に3人も殺害している恐ろしい人間なのに、何故か共感し、同情し、時にはちょっぴり応援までしてしまう。刑事が執拗に追ってくるとハラハラします。

4話現在、お金持ちの三國家にうまく入り込み、容姿コンプレックスの次女・茜をたらしこむのにまんまと成功しておりますが、たらしこみ作戦に出るということは自分が見た目けっこうイイ男だという自覚はあったのね(目の傷を差し引いても)。
この三國家で「慎ましい青年」「分をわきまえた貧乏人」の役をきっちり演じて徐々に徐々に信用を勝ち取っていく風太郎…。
野心むき出し状態の台詞との裏表ギャップがすごくて、あいた口が塞がらん。
銭のためなら殺人でも芝居でもなんでもするズラ!

三國家の令嬢・緑を演じるミムラもおっとり上品な感じが出ていていいですね。恵まれた環境で育ち、お金持ちゆえにお金よりも尊いものを信じる。性格も考え方も上品です(笑)。
少女期の森迫永依ちゃんも幼いながら厳しく気高いお嬢様を好演していました。

キャストで不満なのは、金の無心に来る飲んだくれの父親です。
椎名桔平、小綺麗すぎます。演技自体はなかなかいいんだけどねえ〜、外見が…。つい最近まで定職に着いてた人って感じです。もっと裏ぶれた感じが出てないと。

あと、この話の中でいい味出しているのが、あの庶民的な食堂「伊豆屋」のシーンですね。
店の人達の人柄が気安く、唯一和めるシーンになっています。全体が重いこの話の中で、こういう場を作ってバランス取っていくのは大事なことですね。
そうそう、松山ケンイチが二役やったあのロクでなし兄ちゃんも良かったですね(笑)。

なお、原作は1970年に描かれたとのことですが。
ドラマは現代版にアレンジされていますが、野望の対象が「造船業」というあたり、やっぱ70年代です(笑)。
この頃、造船業はものすごい好景気だったそーで。わたしは元造船会社勤務ですが、当時の話になるとオジサマ達は遠く眩しかったものを見るような目で語ります(笑)。
ま、そのあとの80年代に「造船不況」という時代がやってくるんですが…いや、まあ、それは『銭ゲバ』とは関係ない話(笑)。
とにかく原作が今の時代だったらもっと別の業種が選ばれていることでしょう。

この先、この話はどうなるんでしょう…。
ネット検索してるうちについつい原作のネタバレを読んでしまったんですが、この通り事が運んだら殺しの数、多すぎです(苦笑)。死者の多さも70年代風。
今時の視聴者には受け入れられないと思うので、たぶんラストは変更されると思うけど、だとしたらどう変わるのかも興味深いです。
早く続きが見たいズラ!




2009年02月05日(木)
冬ドラマ


冬のドラマが出そろいました! 今回見ているのは『VOICE』『トライアングル』『キイナ』『銭ゲバ』『レスキュー』です。
この中でダントツ一番面白いのは何と言っても『銭ゲバ』です。これについては別に感想書きます。

『トライアングル』は第1話面白かったんですが、第2話を録画し損ねてしまいまして…。会社同僚に第2話の録画を貸してもらうことになってるんですが家族がまた見てないとのことで、3話以降録り溜めしたまま保留になっています。楽しみです。

『キイナ』はいわゆる不思議現象・・・心臓移植した人がドナーの記憶を受け継ぐとか、ポルターガイストとか…。そういった事件を扱う話なわけですが、けっこう勉強(?)になりますな。ああいった「ホントかよ?」と思える現象にもちゃんと科学的な説明がつくんですねえ。妙に感心します。主人公キイナを演じる菅野美穂も今回はちょっと妙なキャラで面白いですね。

『レスキュー』は命を救うレスキュー隊員の話で緊迫感に満ちていて話自体はおもしろいと思うのですが…。どうしても『海猿』をホーフツさせます。仕事の性質が人命救助なのだから方向性が似るのは当然ですが、候補生としての厳しい訓練から始まるあたりも同じだし。せめて主人公のタイプを180度変えるとか、目先の変化が欲しかったですね。舞台も横浜だし。これも第2話録画し損ねたんですが、3話以降見るかどうか微妙です…。

他に『ラブ・シャッフル』というのも第1話だけ見てみたのですが、なんつーか…軽いノリのコミカルでオシャレな恋愛もの…ですね。わたしにはちょっと退屈でした。
よって挫折。

他に最近、海外ドラマの方も気になっていて、人気作品など見てみたいのですが、なぜかシーズン2とか3とかの放送にしかあたらなくて。
で先日、日テレで『HEROS』のシーズン1の放送が開始されたので喜んで録画したら、会社同僚(前述と同一人物)から「TVは吹き替えです!字幕で見た方が絶対面白い!今度DVD持ってきますから、録画したものはまだ見ないで待ってて下さい!」とストップがかかった(笑)。
よくわからないが、楽しみです。