わたし、たいていのドラマは見始めたら最終回まで見るんですが・・・。今回はなんか・・・飽きてしまって見るのをやめてしまいました。主人公の島子(観月ありさ)はキレイで仕事のできるカッコイイOLさんで好きだったんですがね。 見始めた頃は面白いと思ったんですよ。ある会社の総務部に中国からの研修生がやってくる。習慣の違いによるトラブルやら日本側社員との軋轢やらが、時にまじめに時に笑いを交えて語られ、けっこう題材としては楽しめそうだったんですが・・・。 が。そのトラブルの描かれ方が・・・会社として非現実的というか・・・。
実例:総務の新人の女の子が営業部の席替え担当となった。あたらしい机や椅子をそろえ、彼女は一生懸命その仕事をやった。が、席替え当日、コワーイ営業部長の席がレイアウトから抜けていたのがわかり、営業部長はカンカン。総務部長も彼女を見限り、リストラすることに決めた・・・。
・・・・・・・・・・・。こんな会社、あるんでしょうか・・・? 小さい会社ならその会社ならではのスタイルがあるかもしれないが、一応ここでは大企業という設定なっております。 まず、よその部署の座席の配置までなぜ総務部が決めるのか? 営業部なら営業部の基幹職が業務内容に合わせて部内スタッフの配置を決めるだろう。もし、仮に総務が決めるとしても、案の段階で営業部に確認を取るはず。誰かの席が抜けていれば必ずその段階で発覚する。そして最終的な配置には総務の上位者が決裁しているはずだ。自分では何も確認せず問題が発覚してから担当者をリストラしている総務部部長よ、盲判を押したご自身の責任は? それ以前に社内のシステムの方が変だとなぜ気づかない? ここでは、「新人の女の子が失敗してリストラの危機にさらされ、そこを主人公の島子が助ける・・・」という話運びが描ければよかったはずです。新人の彼女が失敗してしまうシーンを作るにしても、もうちょっと現実的なネタがあったと思う。
確かにこれはドラマなので、リアリティばかりを追求することもないと思います。他のドラマや映画でも「ん?それはおかしいんじゃ?」と頭のすみっこでちょっと思ったりすることはよくあります。が、たいていは「ま、いっか」で流します。でも、それにも許容できる範囲というものがあります。一般人があまり舞台裏を知らない業界の話ならその許容範囲は大きくなるかもしれません。が、これは日本で最も一般的な職業である「会社員」の話で、しかもどこの会社にもある「総務部」の話です。身近なだけに、ドラマで何か問題が起こっても「そんなのこうすればいいじゃない」「それは別の部署の管轄じゃ?」と対処法を思いついてしまう。そのような視聴者がつっこみをいれずに「こんな大変な問題、どうなるんだろう? 島子達はどうやって解決するんだろう?」と先の展開に期待を持ちたくなるような描き方をして欲しかったです。話の骨子ではなく細部なのですから、ちょっと地道に取材すればクリアできることと思うんですが・・・(日テレにだって総務部はあるだろう)。
他にもあるぞ。中国人研修生の女の子が、日本人社員の嫌がらせで「床拭きでもやってろ!」とモップを押し付けられますが、それ、ビルサービスの仕事では・・・。普通、職場には卓上クリーナーがあるぐらい、社員(研修生も)はモップのあり場所すら知らないよ。仮に知っててもそれはビルサービス会社の備品なので、社員が断りなしに使用してはなりません。 中国人研修生の住んでいるアパートも極端にオンボロです。経済格差を出しだつもりなんでしょうか? たしかに月給の金額は日中で違うかもしれませんが、会社業務の研修に来てもらっている場合、自分で家賃を払うわけじゃないでしょー。日本の会社側が寮なり宿泊施設なり提供するはずだから、豪華マンションはムリでも、フツーの独身寮程度の部屋になるんじゃないのか? もっと細かく言えば、シュレッダーが家庭用の卓上のものなのも「?」だ。オフィスで使ったら2時間くらいで満タンになってしまうのでは・・・。
ふ。文句ばかり書いてしまった。こんなに文句たれるほどヒドイドラマだったかというとそうでもないんですがねー。阿部サダヲの「勝手に他人の思考吹き替え」とかけっこう面白かったし。観月ありさももとから好きですしね。美波も服装が派手目でかわいかったです。 ハイ。
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