初日 最新 目次 HOME


なつぴかの日記
なつぴか
HOME

2006年11月30日(木)
『宮廷女官チャングムの誓い』最終回

 とーとー終わってしまいました。1年間楽しみに見続けたチャングム。
48話でチェ一族が退散してしまい「あと6話どういう話運びになるのかな」と思っていたら、チャングムが王の主治医に着任する騒動があった。
そりゃそうか、タイトルが「大長今(テヂャングム)」なんだから、そこまで上り詰めないと(笑)。

 こっからの話は、チャングムを自分の主治医にと望む王と、医女を高い地位につけることに大反対する大臣達の対立が中心になるわけなんですが…。
こうなると、チャングム自身は己の処遇をどうされるのか受身の立場になってしまってー。
チョンホと駆け落ちを試みたり、チャングム側室説が出たりと、事件はいろいろあるんですが、なんとなくまったりと見ていました。
…と、思ったら、最終回に入ってからは妙に急展開。
王に厚遇されていた立場から一転、罪人として指名手配の逃亡生活、遠い地でチョンホと結婚、ついでに出産、そうこうするうちに身分の回復が認められ宮廷に召還され、元の役職を与えられるも「民のために尽くしたいのでございます(要するに外で自由にやっていきたいのよ)」と言ってチャングムは宮廷を去るのであった…。
ジェットコースターと言われる韓国ドラマにおいて、この話に関してはあんまりそういう気はしてなかったんですが、この最終回でジェットコースターの本領を垣間見た気がしました(笑)。

 しかしこの最終回、本当に絵に描いたような大団円だった。
あーんなにチャングムに敵意を持っていた大臣達までもが、何の心境の変化があったのか大ニコニコでチャングムの復権を讃えてるし。…ちょっと不自然? 
でもこのドラマにはこういう終わり方が似合ってるのかもしれない。
問題点や課題をあえて残して視聴者の意識に問いかけるとか、そういう種類のドラマじゃないし。
すっきりさっぱり、良かった良かったというストレートなハッピーエンドで正解なんだろう。
チャングムとチョンホの純愛も全編通してずっと描かれてきたので、最後に幸せに暮らす二人(+娘)を見られて満足した視聴者も多かったに違いない。
教育に厳しいチャングムと、それをかばう優しい父親のチョンホの図、チャングムが小さかった頃の様子とそっくりで微笑ましかったです。

 というわけで、終盤もおおむね満足して見ていたんですが。
わたしの不満は最後の最後、ラストシーンでございます。
道中で出会ったホームレスの女性の出産を助けて手術成功、「やったー成功だー」のシーンで唐突に劇終。
何の余韻もないです…。
…いえね、チャングムが唱え続けた外科手術の必要性、帝王切開でそれを見事成功させた感動のシーンなのかもしれないですが、なぜかチャングムの「ほら!わたしが正しかったじゃないですか!」の台詞だけがやけに強調され、感動が薄い…。
こんな幕を下ろす瞬間まで「チャングムお手柄物語」でシメなくてもいいのでは? 
もっとこう、1年以上にわたった物語に思いを馳せるようなカットが欲しかったというか…物語の感慨に浸れる余韻あるラストにして欲しかったです。
そこんとこが残念です。

 そういえば、韓国ドラマは1話ごとの時間が一定でなく、55分程度の時もあれば、1時間を越える回もあるそうで。
毎週1時間と決まっているNHKで放送するには、時間をカットしなければならないと聞いた。
最終回は10分もカットしたそうで、ラストシーンもその関係であんな唐突な終わり方になってしまったのかなあ?
オリジナルはもっと違うシーンになってるとか? 今度、BSでノーカット版の放送が始まるらしいから確認してみよう。

 ま、いいや。とにかく1年間たっぷり堪能いたしました。面白かったです。
同じ時代劇である『功名ヶ辻』はなんとなく挫折してしまったが、『チャングム』は毎週続きが楽しみで挫折どこじゃなかったです。
…ま、史実に沿って構成された『功名ヶ辻』とでは作品の性質が根本的に違うので、時代劇ってだけで比べても仕方ないんですが。
王宮が舞台でありながら史実とはほとんど無関係、ストーリィが9割9分フィクションで構成されてるチャングムは当然ながらエンターテイメント性がとても高く、派手でドラマチックかつ愉快痛快なエピソードの目白押しでした。
…時々「韓国の歴史マニアはツッコミ入れたくならないのかな…」と余計な心配をしたりもしましたが、まあ、日本の歴史マニアも『暴れん坊将軍』や『水戸黄門』にツッコミ入れる気はないだろう。それと同じだ。
 あー、終わっちゃってつまんない。後番組は『チュオクの剣』とな。
とりあえず、それでも見るか。



2006年11月20日(月)
『のだめカンタービレ』CD BOOK

 うちは両親がクラシックのファンなので、わたしも小さいころからクラシックには親しんで育ちました。
…と書きたいとこだが!(笑) 親が何枚クラッシックのレコードを持っていようが、自分がそれに興味を示さなければ豚に真珠、寝耳に水(誤用)。有名クラッシックを聴いても「なんか親が聴いてたような」くらいの印象しか持たない教養のない女に育ったのが今のわたしだ。自分でクラッシックのCDを買ったことがないわけではないがー…。あれですよ、楽曲を楽しむために買ったのではなく、精神状態コントロールの類のやつ…「心を落ち着かせる」のと「やる気を出す」のの2枚組みクラッシックCDを愛用している(「聴」…じゃなく「用」) 。
しかし、これがけっこう効果あるんだ。「心を落ち着かせる」方を寝つけない時なんかに聴くと、いつのまにかすーっと眠ってる。「やる気を出す」方は、なんつっても原稿用です(笑)。作業がうだうだ進まない時にかけると、1枚聴き終わるころには動かす手の早さが違います(笑)。

 あー話をのだめに戻します。このように二次的な目的でしかクラッシックCDを自主購入することのなかったわたしだが。のだめを読みますとやっぱり曲が聴きたくなるじゃーないですか。単行本既刊16巻までを読み終わっちゃったら、あとは関連商品を買うしかない。アマゾンで買っちゃいましたよ。のだめのCDセレクションブック。作中の曲が聴けて、曲の解説が入ってて、カラーイラストもあってオトク!(…かなあ? 経費かけてそうなカラー絵部分は別になくてもいいんですが)。まあ、これも漫画作品の理解を深めたいために買うので、二次的な目的であることにあまり変わりはないが。
 収録曲の中にはよく知らない曲もありましたが、それでも嫌いな曲にはめったに遭遇しないのがクラッシックのいいところ。…嫌うほど理解してないだけか(笑)。でもやっぱり基本的にキレイで耳当たりいい曲ですよね。右ページの解説は、音楽的説明より、時代背景とか作曲者の話とか作曲の事情とかを載せてほしかったです。

 蛇足かもしれないですが、「ティル・オイレンシュピーゲル」。世間では曲の方で有名らしいが、わたしはドイツ文学のソレしか知らなかった。14世紀ドイツの流れ者職人ティルが旅をしながら各地で騒動を繰り広げる95話からなる物語ですね(ティル実在説もありますが、立証はされてない)。威張った奴らを頓知でやりこめるシーンが痛快として愛されてきた民衆本ですが、悪戯の動機はそのほとんどが報復だったように思う。のだめとは似ていない…。最後は、曲では絞首刑で死ぬことになっているが、伝説によればペストで死んだらしい(と、阿部謹也が書いていた)。



2006年11月13日(月)
『のだめカンタービレ』ドラマ

 見てますよー。第1話から。今期では一番楽しみにしてるドラマです。原作の面白さを十二分に伝えてます!…とは言えませんが(というか、映像化にそれを求めるのが間違い)、やはり音楽の話ですから、演奏シーンでちゃんと音を聴くことができるのがよいです。
先日の新聞には「原作ファンには面白いかもしれないが、ドラマから入った者には漫画っぽい表現がぶっ飛びすぎててついていけない」とあった。なるほどー。原作に忠実であればあるほど良いというものでもないんだな。

 キャスティングも概ねよろしい。のだめ役の上野樹里ちゃん、変人だけど可愛くないわけじゃないのだめを、いい按配で演じているように思います。千秋役の玉木宏くんも、白シャツをノーブルに着こなしているのでマルとする。自分的にはもう少しお醤油系のイメージを持っていたけれど。まあ、少なくとも岡田准一くんよりはいいかと…(ああ、妹(岡田ファン)に殺される)。最も設定に変更が加わったのが清良ですかね。のだめや千秋と同じ大学だし。黒木君は出てくるんでしょうかね?

 不満なのは竹中直人のシュトレーゼマンです。なんぼ鼻高メイクしてもドイツ人には見えません…。スケベオヤジなのは原作通りとしても、原作ミルヒーは、燕尾着て大人しくしてれば見た目は格調ある指揮者だ。「世界的指揮者なのにエロジジイ」というところがミソなのに。なんか…時々日本のドラマって人種の壁を超えますよね(笑)。一昨年『人間の証明』で池内博之が黒人青年の役をやった時も思ったけど。エリーゼもなんぼ黄色いカツラかぶってもゲルマン系にゃ見えないよ! そしてオリバー役はちゃんと西洋人…(笑)。メインの役でなければちゃんと日本人以外の役者使うんだよな。メインは日本のお茶の間的に知名度のある役者を使いたいということなんでしょうか?

あと配役で不満なのは、大学理事長です。秋吉久美子は、金持ちっぽさはあるが気品はない。アバズレっぽいとまではいわないが…。

 ところで…ちょこっと前述しましたが、2年前にTBSで岡田准一の千秋役でドラマ化企画があったという話…。『のだめ』が危うくジャニーズドラマになるところだったんですね…。くわばらくわばら。いや、岡田君は良い(千秋とはイメージ違うと思うけど、役者としてはいいと思う)。それよりも、主役にジャニーズを配したドラマは作品そのものがジャニーズの所有物みたいになってしまうので、そのような扱いを受けるのが耐えられん。岡田千秋を主人公にして、主題歌もV6に歌わせて…。
ジャニドラマ全般が悪いとは言わぬ。けっこう面白いものもある。が、『のだめ』は違うだろう。あー、よかった。原作者が突っぱねてくれて。原作者の二ノ宮知子さんは、作品のドラマ化はこれで3度目だそうですね。過去の経験から、ドラマ化に際しての譲れるところとそうでないところをよくわかっていたのかもしれない。

ドラマ放映ももう中盤ですね。後半も楽しみです。



2006年11月10日(金)
『のだめカンタービレ』

 前々から読もう読もうと思って目をつけていた作品のひとつ。今回TVドラマ化となるにあたり、「放映前に原作読まなければっ!」と慌てて単行本買ってきました。
どの原作もドラマ化やアニメ化の際には本屋で平積みになるが、月9だからなのか、それとももとからの知名度のせいか、積み上げ度が他の原作ものとは違って見えました。

 読んだ感想は、「噂に違わずオモシロイー」です。かなり笑える。音楽、聴きたくなりますね。
千秋先輩がやっぱりカッコいいっす。指揮者姿にくらくら〜ざんす。言葉遣いとか決して丁寧じゃないのにすごく品良く見えるのはどうしてだろう。毛並みがいいというか。みょーにフェチ心をそそる作りの男だと思います。のだめが変態になるのもわかります。
でもって、表面的には「センパイ、センパイ」とのだめがまとわりついてエサまでもらってるんですが、本質的なところではほとんど寄りかかり合ってないのがこの二人のいいところ。のだめがコンクール選外になったショックで帰郷した時も、千秋が救助にくる前に勝手に自己治癒してるし。
千秋がコンクールでポシャった時も、傷口に塩をすり込むのだめの「慰め」(笑)をよそに、自分でちゃんと乗り越えていくし。あたりまえっちゃーあたりまえなんですが、けっこうありがちな「互いがいかに精神的救いになったか」を安易に強調しないあたりがこの作品の好きなところです。電話くれないとスネてるのは千秋の方だし。なんか不思議でおもしろい。

 他にも峰君やら真澄ちゃんやらハリセン先生やらお気に入りキャラはたくさんいるが、千秋・のだめの次に好きなのは黒木君です。
しかし黒木君、改めて読み返すと初登場は恐ろしく地味なお顔をなさってて…。のだめを好きになったあたりからどんどん可愛いらしくなっていく。恋は男子を美しくする???(…ようするにこのエピソードでメインキャラに昇格したってことなんでしょうけど)。
あと、気に入ってるのはターニャです。登場時から好きでしたが、お城の「息子パーティ」での空回りっぷりが可愛くてツボでした。いや、べつにキャラ転びでこの作品のファンやってるわけじゃないんですが。あ、フランクやリュカも好きです。 

 この話にわたしが本格的にはまったのはパリ編に入ってからですね。なぜだろう。わかりません。たいてい自分が物語にハマるパターンとしては、前半部分で転びまくり、話が進んで次章に入ったあたりで失速して読むのも惰性になってしまうことが多いんですが、今回は逆でした。5巻あたりでは「おもしろい。けど、全巻買い揃えるほどかな。まあ、もうちょっと読んでみよう」くらいに思ってたのに。9巻越えるあたりで「つ、つづき…続きを…(禁断症状)」状態になっておりました。

 ところで、この話、しばしば主役が「千秋真一」と紹介されてるのはどうしてでしょーか…。のだめだよねえ?主人公…。物語が千秋の視点で語られることが多いからか?? まあ、主人公が変人である場合、その変っぷりを生き生きと客観的に描写するために副主人公をツッコミ役にして、そこに視点を合わせることはよくあることだが。
でもこの話の座長はやっぱりのだめだろうよ。まあ正確には、のだめと千秋、両方がこの話の軸となっており、両方とも主役格と言えると思うけど。
 …でもよーく考えると、音楽の物語として分かりやすく成長&挫折&活躍をしているのは千秋の方だな…。むむ…。の、のだめも頑張っているんだが…。

 いやー、読んでてちょっぴり「昔、習ってたピアノ、またやってみようかな」なーんて思ったり(笑)。しかし、今の部屋にはピアノがない。実家に帰ればあるが、何年調律してないんだ…?(父が時々使ってるらしいが…)。 習ってた当時はピアノ教室でもあまり熱心な生徒とは言えず、小2から始めて、バイエルを終了する頃には小学校卒業を迎えてましたよ 。ギャハハ。中学でやっとブルグミュラー。その途中でやめた。いやはや。今思えばもうちょっと真面目にやればよかったです。そうすれば今頃はベトベンやシュベルトの1曲や2曲…(無理だろう)。

 そして読みながらいつも思うこと…。楽器描くのって大変そう…。



2006年11月03日(金)
閣下のバラ風呂

 バラ風呂といえばトレーズ閣下。閣下といえばバラ風呂。箱根こわき園にありそうなパルテノン神殿風呂、懐かしいですね。あのシーンが出た直後、GW同人界には、バラに埋もれたトレーズ閣下が蔓延したものでした。

 それ以来、ずっとバラの風呂に憧れてきたわたし…(ホントかよ)、先日その夢が叶い、とうとう本当にバラの風呂に入ったんです…! いえね、通販の特典かなんかで当選したらしくて、バラ風呂セットが送られてきたんです。セットというか、バラの花が12・13個くらいオアシスに刺してあるバスケットで、ご使用方法に「しばらくお部屋に飾った後、お風呂に浮かべてお楽しみください」と書いてあった。
「ほう」と思い、マニュアルに従って数日間部屋に置いておいたが、そのまま忘れてて、気がついた時は花が枯れ始めていた。「あいやー」と思ったものの、そんなことで閣下の風呂への夢をあきらめるわけにはいかない。「今晩、バラ風呂作戦遂行だ!」と、意気込んで湯船に湯を入れ、そこにバラを投げ入れて、その勢いでバスソルトまで入れてしまった。「あいやー!(再び) 」せっかく香りを楽しむバラ風呂なのに、別の入浴剤まで入れたら意味がないではないかっ! バスソルトは水に入れたら取り出すことは不可能なので、しかたなく投入した花の方をすくい上げた。
こうして、バラ風呂は次回に延期され、その間、水を張った容器に浮かべて花を保管したのだが、それが良くなかったのか、翌日、花の状態はシワシワのよれよれの茶色になった。この段階でバラ風呂はあきらめればいいものを、それでも湯船に入れてみた。……エレガントじゃなかったです。全然。(あたりまえだー!)

 思えば、レディ・アンは「明日はバラのエッセンスにいたします」と言っていたのであって、バラの生花の風呂には閣下も入っていない。しかも「明日は」だから、その時点で使用されたバスアロマはバラ以外だったということだ。