7月に入りました。夏の締め切りまであと1ヶ月を切りました。今、背景描きをしています。心の底からめんどくさいです。しかしめんどくさがってる場合ではありません。早くホワイト入れてトーン貼らないと〜〜。 背景描きの際に最も面倒なのが資料探し。そしてパース取りです。ま、資料探しはもうあきらめました。資料が手に入らないことをあきらめたのではありません。資料が手元にあっても、それを描き起こす能力と根性をあきらめてます(笑)。しかし、いかに省きまくり「テキトー&勝手に創造」な背景でも、パース取らずに描くのは不可能だ。こんな時の強い味方が「パース定規」です。これを購入してから背景描きが格段に楽になりました。これさえあれば消失点が紙の外にはみ出てしまう緩い角度のパースも問題なく描ける。今までは用紙をつなげて消失点を作ったりしていたものでした。時には原稿用紙よりでかいA3サイズの紙をくっつけなければ収まらないことも。で、そのような努力をして消失点を作ったところで、今度はその長さに届くモノサシが手元に無かったりして…(笑)。まっこと、背景描きは面倒で困難で、その上人物と違って描く楽しみも伴わない、淋しい作業なのであった。その淋しさを大幅に軽減してくれたパース定規、これを手にした時の感動は言葉では語り尽くせるものではございません。 このパース定規はTooから発売されており、1と2がある。わたしは両方愛用しています。1はずいぶん前にイベント会場で買った。プラスチックの板に5パターンの3点透視の格子が描かれており、トレス台でこの格子に沿って背景を描けるというもの。よって、あらかじめ用意された5パターンの角度しか描けないのだが、それでも格子状の背景を多く描くわたしには画期的でした。 がっ! このプラスチック板を、2年くらい前うっかりファンヒーターの近くに置いて熱で歪ませてしまった…! 平らだった板がベコベコと波打ち、原稿用紙の下に敷いて作業するには支障ある形状に。しかたなく同じものを買いに画材屋へ行くと…。このパース定規1はすでに製造中止になってるというではありませんか! でもって代わりに2が発売されていると。この2は1より発想ががらりと変わって、2枚のプレートを使ってその角度を描くための弧を取り、それを基準線としてパースの線を引いていけるというもの。印刷された格子の線をトレースするだけだった1に比べると、ずっと数学的(?)で自由度が高い。それに1は格子の精度も細かくはなかったので線と線の中間の線は目分量で引くしかなかった。その点、2はどんな角度だろうとどんな精度だろうと自在に正確に引ける。これはますます画期的! …しかし。わたしは未だに1の方も愛用している。ええ、熱にやられてベコベコになったまんまの形で(板の端の方はかなり変形したが、真ん中あたりは力で抑えれば何とか使える)。だって、3点透過の絵を描くために3方向のパースをとるのって、消失点が要らない利点を考慮してもやはりめんどくさいものー。建物の全景など、それなりにきちんと描きたいものは別だが、凡庸な小さいコマ(部屋の一角だけとか)なぞは考えナシに写せばいい1の方が楽なのだ。あと、格子の縦の線を楽に描けるのも1の特徴。横の線は消失点に向かって等間隔に引けばよいが、縦は奥にいくほど間隔が狭くなるのでその比率を計算しなければならない。すでに計算された縦線が印刷してある1は、この点すっごく楽だ。 でも、どんなに便利がっても、パース定規1はもう製造中止。おそらく2度とは手に入らないであろう…。ベコベコになってもこれを使い続けるしかないです。絶対捨てられません。今の世に必要な「モッタイナイ」の精神(ちょっと違う)で、今日もペコペコ背景描いてまーす…。
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