闇の底に...Cuckoo

 

 

冷たい雨 - 2004年08月29日(日)

雨は冷たいけど
キミがそこに居たから平気だった
あの時の雨はもう二度と触れれないけど
キミが居ればよかった
けどそのキミももう居ない。


大雨だった
あの人と映画を見に行った
慣れない町は君の町
見覚えのある建物は
何度かそこに行った証
傘は一つ
べたべたに濡れながら君は笑った
冷たい体を冷たく感じなかった

夜遅く
暖かい部屋は二人だけの部屋
一晩だけの我が家
濡れた服を乾かすため干して
冷たい体を熱いお湯で温めた
妙な沈黙も慣れてきた
その時は
キミはアタシだけのキミだった
抱きしめてくれる腕は細く
長い指先は頼りなく
だけどその胸の中は
アタシが一番求めた場所

すきだと言う言葉も何も無かった
だけどそれでもよかった その時は
夜が明けるのが怖かった
その腕を放さなきゃいけない瞬間が来るのが
何より怖かった
確かな物は何も無い
針に糸を通すほどに慎重に
キミとの時間を扱った
一瞬でも眠りにつくのがイヤで
眠らないでと懇願した
それでも寝息を立てるその横で
何度涙を流しただろう

手を伸ばせば触れる距離が
あまりに遠く感じたあの頃は
実はアタシの隠した幸せの時間


携帯に手を伸ばす
想い出だけは鮮明なのに
キミと繋がるダイヤルを押せない
キミに送る言葉が見つからない








                 水鳥。


...

リセット - 2004年08月28日(土)

強さの秘密は
弱さの秘密の影に必ず存在する


日常の日記を再開する事にしたのです
2年以上前に始めた日記を削除して新しく書き始めました
ずっとすきだった彼の記憶を消すような哀しい気分になったけど
消したのは記憶じゃなくて記録でした

今の彼氏と付き合いだして
新しい生活が始まったようなもの
今年の夏は子ども達をはじめて海に連れて行き
初めて大きなプールに連れて行き
初めて川の冷たさを知りました
自然の多いこの県に住み
自然と離れて過ごしているアタシには全てが新鮮です
昨日の夜クラブに行きました
ダンサーである彼についていきました イベントがあったの。
夏休み中苦しみました
子ども達ってのはどうしてこんなにけんかできるんだろう
って 悩むくらい毎日喧嘩ばかり
きょうだいのいないアタシには理解が出来ません
頭が痛くて怒って ううん 切れてばかりで
そんな自分がイヤです
彼らはその怒りをしずかに受け止めるしかない
それをわかっていながら自分の感情がコントロールできないでいます
人間としての理性と母親としての母性は
無くさないつもりでいますけど。
この夏で 何人もの子どもが虐待して亡くなりました
今 この日記を書いている最中でも
どこかで小さな子どもが苦しんでいる
どうして我が子を殺せるのか
それだけは どんなに怒り狂っている時でも理解できないでしょう
そんなもの 理解できなくていいと思っていますけど。

昨日市役所に行きました
母子手当てが出そうです
11月に決定されるらしいですよ
随分のんびりした話で びっくりしました
10月からは 医療費がタダになります
やっと病院も行けるようになります
母子手当てより そっちの方がホッとしました

アタシの弱さはどこにあるんでしょう
いろんな所に散らばっている気がして
じゃぁあたしの強さはどこにあるんでしょう
そこがわかればもう少し感情のコントロールが出来るような
そんな気がします


愛されたいと願っていた時
孤独の中に弱さと強さがあった気がします
それは紙一重のように
儚くて不確かだけど
そこにしか見つけられなかった
沢山愛をくれる人が傍にいる今
やっぱり孤独感がついてまわります
それはきっと
贅沢になったからでしょう

もっともっと愛を頂戴

わがままの中には 弱さしかない気がしませんか?



           水鳥。


...

- 2004年08月23日(月)

イライラすることばかり

人の感情の大半は

怒りと憂鬱で占められているんじゃないだろうか

生理前だからだろうか

雨のせいだろうか

頭が痛い



                 水鳥。


...

石ころ - 2004年08月21日(土)

水槽の中に一つの世界があります


金魚を飼ってもすぐ死なせてしまう
彼氏に
『かわいそうだからもう飼うなよ』
まじめな顔で言われるくらい。

子供達が川でメダカを取ってきた
やだなぁと思いつつ水槽を出してくる
子供達が川でドンコを取ってきた
何食べるのさと思いつつ水槽に入れた
子供達がドジョウを取ってきた
・・・・・・・・・・水槽に入れた
子供達が川海老を取ってきた
生まれて初めて川海老という存在を知った

何を食べるのか分からなくて
残っていた金魚の餌を与えた
何の躊躇も無く食べるメダカとドンコとドジョウと川海老
たくましいなぁ。

川海老は透明だ
模様の部分以外は透明で
餌を食べると体の中にある餌が見える
沢山の手を動かして泳ぎ 餌を掴む
そんな姿を見ていると笑えてくる
夢中になって水槽を見ている

食べ物を捕って 食べて
泳いで 子供を作って死ぬ
単純な生き方だ

きっと人間も その昔はもっと単純で
他の生き物のように
子孫を残すために生き抜いてきたんだろう
なぜ 残さなきゃいけないのか は分からないけど
そんな単純な生き方を
文明が変えていったのだろう
快楽を求めたゆえにゆがんだ苦悩が芽生え
快適を求めた為にサイクルを壊し
幸せを求めた為に蹴落とす事を覚えた

まるで手を伸ばせばそこに幸せがあるという
錯覚に捕らわれて
必至にあがくけれど
幸せというものは 後からついてくるのだ
先にある幸せは所詮
願望でしかない


キラキラ輝くダイヤモンドだと手を伸ばして
やっと取れたらきっと
手の中にあるのは石ころだ




                 水鳥。


...

決断力の無い自分 - 2004年08月20日(金)

こんにちわ。

彼氏と戻って別れての日々です
最後の決断をアタシにしろと言われて
今だ 決めれないでいるのは弱さだと分かっています。

アタシは一人で生きられません
だけど眠れない夜中に思うのは
親も子供も彼氏も捨てて
一人きりになりたいという事です
だけど実際一人になったらどうだろう?
無理です
淋しいです
全てを恋しいと思うだろう
だったらその感情を思い出すために
一人になろうか

そんな我侭の為に
人を 我が子を 親を 彼氏を泣かす訳にはいけないのです。

日々後悔のです
生活の為に働かなきゃいけないのに
時間が合わない為に仕事がありません
昼間は働いていても
親の自営の店なので 収入とは言えません
今年の夏は彼氏のおかげで子供たちを海に連れて行けました
旦那が居た時でさえ行けなかった夏の遊びです
川で泳ぎました
子供たちは初体験です
離婚してよかったと こんな時に改めて思ってしまいました
変なの。

そんな日々です
楽しく悲しく大変な。
変わって欲しいですか?
変わっていると言われる日々らしいです
楽しそうでしょ?
お願い 誰か変わってよ



               水鳥。


...

防御反応 - 2004年08月17日(火)

人は孤独を感じる

きっと一人きりでは生きられない事を

体の心の奥底で

誰もが知っているからだろう


淋しいという気持ちは

防御反応

憎しみは

危険反応

憎しみだけでは生きられない事も

誰もが知っているはずだから。





淋しい

キミが居ないからじゃない

アタシがどこにいるのかわからないから





                    水鳥。


...

- 2004年08月15日(日)

心の中なんて誰も見えやしない
だから疑い
悲しみ
憎み
虚無を感じる

アタシはそれをおもしろいと
笑い飛ばした
だけど多分
誰よりも人の心に
怯えている


足の変わりに声を無くした人魚
強さの変わりに涙をなくした人


もはや隠し切れない怒りを
どこにぶつけたらいいのか分からず
毎日イライラする日々を送る
そうして今日も
心の中だけで暴れ狂う


いつかこの闇から抜け出して
笑える日が来る事を
今更たいして
望んでいない自分に驚いた



           水鳥。


...

- 2004年08月09日(月)

今日は誕生日です


おめでとう みどり。


...

- 2004年08月07日(土)

海に行ってきた
体中が日焼けで辛い。

朝5時台に起きて出発した
車の後ろの席で子どもが騒ぐ
出発して10分もしないうちに
『まだつかない?』
そう言うチビちゃんがかわいらしいけど
ざんねんながら後3時間は着かない。

雨を心配したけどその日中だけ天気予報とは裏腹で
青空が顔を出す
てるてる坊主の効果だろうか

一日遊んで帰る時
車の中で寝つづける子どもを見て幸せに思った
それと同時に彼氏に感謝した
まだ21歳の彼にしてみたらきっと
まるで家族のような形の海水浴は
楽しくなかっただろう
『ごめんね』
そう言うと不思議そうにこっちを見た
どうして?
楽しくなかったでしょ 友達との方がいいでしょ
そう言うと笑いながら
違う楽しみ方だと思うけど
そう言った。

上の男の子 3年生とゴーグルを買い
二人でもぐっては魚を追っていた彼
ビニール袋で手のひら大の魚を
本当に摂った所は『野生児だな』と思った
それも楽しかったようで
なんだかホッとする

なんて幸せなんだろう
結婚していた時には味わえなかった家族の形
嬉しく思った反面
罪悪感に襲われる
アタシ 何してんだろう



キラキラ輝く海
その水平線の向こう側には
血の海に続いている
そこにあるかわからない
『将来の幸せ』を
奪い合うが為に。




                水鳥。


...

この世で・・ - 2004年08月04日(水)


この世で一番大切なものは?


それは小さなわが子達

この世で一番必要なものは?


それは彼氏


じゃあ

この世で一番求めているものは?




それはきっと
うん そう
「きっと」

手を伸ばしても
届かなかった
遠くに住むあの人


ときどきなんて嘘はつけない

今でも想う

あの人の心は
どこにあったのだろう

淋しくなんてない

悲しくなんてない

一人の夜以外は。




       水鳥。


...

現在進行 - 2004年08月01日(日)

暑いです。

暑さに弱くて困っています
昨日花火大会に行きました
思ったとうり雨が降りました
携帯を無くして泣きそうでしたけど
我が子 2年生の女の子が雨の中 浴衣をびしょびしょにしながら
一緒に探してくれたのです
かわらまで戻って元居た場所にたどり着き けど見つかりません
しばらくしたら 後に居たフィリピン人の女の人が
そっと差し出してくれました
安心したのと 風邪ひかないかなと子供への罪悪感でいっぱい。

毎日紙粘土と格闘しています
貯金箱を作るとかで。
今日は日曜日 どこかに連れて行ってとせがまれているけど
財布を見ると千円しかなかった ちょっとため息。


大雨の災害地に1億だか2億だか
宝くじの当たり券を匿名で送った人がいる
どこかの政治家ならきっと
五百万円を誇らしげに持って
マスコミを呼んで進呈しそうなものなのに。



昨日夜中
見知らぬ番号から電話が鳴った
しばらく放置してみたけどしつこいから出たら
元旦那のお母さんだった。
どれだけお金が無いかを散々語られて
あげく言ったのが
『来週からスナックのママをする事になったから
 週2回くらい来ない?』
だった。
我が家から1時間かけて元旦那のお母さんと
スナックで働くの?
三重苦にしか思えなかった
『生きることが出来なくなったらお願いします』
そう 苦笑しながら伝えた
何年ぶりかの会話がコレか

少し呆れそうになって思い出した
そうだ 昔から少し変わってた人だった と
いつもお金の話ばかりする人だった
アタシは何度も 昔から飲み屋での手伝いをさせられてた
元旦那と付き合っている当時
クリスマスに頼まれてスナックで働かされた
クリスマスの夜 アタシは彼氏じゃなくて
彼氏のお母さんと過ごした事になる
見知らぬオヤジに囲まれて。

彼氏が嫌がるし
そう言ったら 彼氏いるの?じゃぁ二人で飲みにおいで
そう言われた
元旦那のお母さんのスナックに
彼氏とのみに行く?
ありえない光景を想像しようとしても出来ない
やんわりお断りしたけど
電話があった以上 顔を出さないわけにいかないのが
昔アタシが居た世界で
親友に電話して 今度つきあってくれるようお願いした
遠く1時間かけて行く道のりがすでに憂鬱だ。
そんなことより アンタの息子に養育費を払えと伝えて
そう言いたかったけど我慢した
理由はわからないけれど。


殺意とは
薄れ掛けた時に又再発する
そんなもんだ。



                水鳥。


...




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