amatelasuの日記

2006年07月26日(水) いま欲しいもの。

物欲廃人の僕がいま欲しいものはこれ。
<これ>

物書きなら国語辞典の次に必要なのはこれでしょう。
これさえあれば同じ形容詞が延々と続くダレる文章を書かなくてすむのです!
じつはここでお試しできるわけですが、一度使ってしまうと便利すぎて手放せなくなりそうです。
たった7000円ほどでこの機能が手に入るなら、物書きとしてはお安い買い物でしょう。

僕もそのうち買う予定です。
そのうち――ね。



2006年07月24日(月) 好きな女の子。

 まずはじめにタイトルで期待を持った人にごめんなさいと謝っておきます。
今回の日記のテーマは「好きな女の子」なのですが、3次元ではなく2次元の話です。
 それも漫画に限った話です。
 しかも漫画は漫画でも少女漫画に絞った話です。
 どうも最近の日記はこの日記の読者層が期待する内容から離れてばかりな気もするのですが、無職になって引き篭もりがちな僕にはリアルでの触れ合い話はあまりなくて、良く言うと自分との対話、よーするに妄想レヴェルでの話しかネタがないわけですよ。


 さて、僕は少女漫画で言うと彼氏彼女の事情の真秀(まほ)さんやHoneyの篠塚透子みたいな子が好きなのです。
 彼女達はとても秀逸で気高くて、でも少しだけ弱くて理想どおりには行かなくて、泣きそうになるんだけど、やっぱり気高く理想に向かって。
 とてもアンバランスな「少女」というカテゴリーの上に築かれた今にも崩れそうな気高い理想を凛とした姿勢でしっかりと支えようとがんばってる。そんな女の子がとても好きです。

「わたし、そんなにみじめったらしい女じゃないわ」
「こんなの正しくない」

 そんなセリフを、スラリとした日本的美人系美少女に言われたら、愛さずには居られません。


 そして、僕は少女漫画に登場する脇役の男の子もけっこう好きなようです。例は同じ漫画から引張るのですが、カレカノで言えばあさばくん。Honeyで言えば日下部くん。
 メインのイケメン男子高生の隣で双璧をなすイケメンサブキャラ的ポジションは二人とも共通で、メインヒロインにとても近い所にいるけれど最終的には恋人同士じゃない場所で落ち着く、しかも実はけっこういい奴。という性格付けも同様な感じで、僕は彼らがとても大好きなんです。
 単なる脇役好きかもしれぬが。望んだものがストレートに手に入るわけじゃないけれど、それでも健全であろうとする姿がとても爽やかで感動するわけです。
 脇役なのにひねくれてない所が名脇役たるゆえんでしょうか。だから、日下部君が透子の支えになろうとがんばっていたのはとてもいい事だと思ったし、あさばくんが最後の最後に救われて僕は泣きました。

 結局、彼らに共通するのは障害があって真っ直ぐには進めないけど、それでも健全に真っ直ぐであろうとする意志で、それが僕にはとても正しいように見えるのだろうと思います。
 少年漫画の熱血に毒されていない、少女漫画ならでわの清涼とした健全さがそこにはあると思うのです。
 たぶん、これは山田詠美とか江国香織とか、あるいは村山由佳なんかの女性作家が描く少年にも感じるような気がします。だから、僕はライトノベル以外の小説はほとんど女性作家しか読まないのだろうと思います。
 健全さの質がそのまま読後の清涼感に繋がっていると思うし、だからこそ読みたいと思うわけですね。

 それは僕のライディングスタイルにも通じるかもしれない。力で強引にねじ伏せるわけじゃなく、でも力に屈するわけでもない。華奢な体に秘められた力でしなやかに、したたかに。
 理不尽な世界に屈しない、理想を貫く力を真っ直ぐに。

 そういう少女がいたら、やっぱり応援したくなるでしょう?



2006年07月20日(木) 実験的掲載。

 今、マイ蔵書を一覧化するという非常にご苦労様な課題にぼちぼちと取り組んでいる。
 まず手始めに漫画からはじめているわけだが、ゆくゆくは書籍(単行本、新書、文庫、そして画集や雑誌等)に加えてCDやDVDなどのディスク系も一覧化したいと思っているのだ。
 で、それをどうするかというと、ネットの海に晒して、その一覧をもって僕の人となりを理解してくれ、という非常に緻密なのか大雑把なのかよくわからない自己紹介にしようと思っているのだ。

 で、その第一弾として、まずは全てではないがほぼ9割を網羅した漫画の所蔵一覧をここに掲載してみようと思う。
左列がタイトル、右列が作者。出版社、掲載誌などはあまりにも面倒なので割愛している。
 さて、このリストを見て、全ての作者に見覚えがあるというつわものがいたら連絡をくれ。ブラザーと呼ばせてもらう。
 まあ、いちおう僕は面白いものしか持たない主義なので、このリストにあるものは全てオススメ作品ということになる。よかったら何か一つ手にとって見てくれるとこのリストにも意味があるというものだろう。


X            CLAMP
ガンスリンガー・ガール  相田裕
空の歌          天野こずえ
夢空界          天野こずえ
AQUA         天野こずえ
浪漫倶楽部        天野こずえ
ARIA         天野こずえ
鋼の錬金術師       荒川弘
未来の恋人達       犬上すくね
うぃうぃDays       犬上すくね
恋愛ディストーション   犬上すくね
ラヴァーズ7       犬上すくね
リアル          井上雄彦
クーデルカ        岩原裕二
いばらの王        岩原裕二
ジャジャ         えのあきら
みずいろ         大石まさる
あいこでしょ!      大井昌和
天上天下         大暮維人
GANTZ        奥浩哉
げんしけん        木尾士目
ぼくらの         鬼頭莫宏
なるたる         鬼頭莫宏
ひとひら         桐原いずみ
東京ブローカー      楠みちはる
湾岸ミッドナイト     楠みちはる
王ドロボウJIGN    熊倉祐一
ライン          小手川ゆあ
ARCANA          小手川ゆあ
アンネフリークス     小手川ゆあ
死刑囚042         小手川ゆあ
おっとり刑事       小手川ゆあ
青い花          志村貴子
ぼくは、おんなのこ     志村貴子
どうにかなる日々     志村貴子
ラヴ・バス        志村貴子
放浪息子         志村貴子
敷居の住人        志村貴子
ああ探偵事務所      関崎俊三
妖の寄る家        宇河弘樹
朝霧の巫女        宇河弘樹
グッドモーニングコール  高須賀由枝
BLOOD ALONE  高野真之
多重人格探偵サイコ    田島昭宇
Honey        橘裕
愛はどうだ!       谷川史子
一緒に歩こう       谷川史子
王子様といっしょ!    谷川史子
各駅停車         谷川史子
君と僕の街で       谷川史子
きみのことすきなんだ   谷川史子
くじら日和        谷川史子
ごきげんな日々      谷川史子
ホームメイド       谷川史子
魔法を信じるかい?    谷川史子
満月をさがして      種村有菜
東京赤頭巾        玉置勉強
まほろまてぃっく     ぢたま
彼氏彼女の事情      津田雅美
ファイブスターストーリーズ 永野護
NOISE        仁瓶勉
バイオメガ        仁瓶勉
アバラ          仁瓶勉
BLAME!       仁瓶勉
日本橋ヨヲコ短編集    日本橋ヨヲコ
プラスチック解体高校   日本橋ヨヲコ
G戦場ヘブンズドア    日本橋ヨヲコ
極東学園天国       日本橋ヨヲコ
REC           花見沢Q太郎
ああっ女神様っ      藤島康介
ZERO         冬目景
幻影博覧会        冬目景
僕らの変拍子       冬目景
ハツカネズミの時間    冬目景
イエスタデイをうたって  冬目景
いきばた主夫ランブル   星里もちる
わずかいっちょまえ    星里もちる
怪獣の家         星里もちる
気になるヨメさん     星里もちる
危険がウォーキング    星里もちる
ルナハイツ        星里もちる
オムライス        星里もちる
夢かもしんない      星里もちる
結婚しようよ       星里もちる
本気のしるし       星里もちる
ベルセルク        三浦建太郎
はじめの一歩       森川ジョージ
CHRNO CRUSADE 森山大輔
クレイモア        八木教広
ふたつのスピカ      柳沼行
少女少年         やぶうち優
まなびや三人吉三     山田南平
紅茶王子         山田南平
委員長お手をどうぞ    山名沢湖
魔法使いに大切なこと   よしづきくみち
魔法使いに大切なこと 太陽と風の坂道  よしづきくみち
TWIN         六田登
鉄のラインバレル
新暗脚御史


合計525冊。
まだ実家にハーレムビートなりJドリームなり、昔の少年マガジン系の漫画が残っているので、それがプラスされる。
ついでに実家には頭文字Dとかも取り残されていたりする。
あと、殺し屋1とか。
そう言えば並木通りあおば自転車店もリストから漏れてるなあ。
補完への道のりは遠いようだ。



2006年07月19日(水) 生存報告。

なんだかたまにはここを見てくれている人がいそうなので、近況を。

相変わらず無職です。
金はまだしばらく、あと二ヶ月くらいはあります。
で、なにをしているのかというと、失業給付の手続きをしたり、物を売ったりしているわけです。
あと、小説書いたり。

今年中にどっかの新人賞に応募します。
しないとやばいです。
やはくチャレンジしないと何もしないままリタイアです。
なので、書きます。

でも、働いていないので生活にメリハリがなく、ダラダラしてます。
それでもバイトがなくなってから18日あまり。
公募用の新作はほぼ半分が出来上がりました。
ということで、どうやら専業なら月に一本(文庫一冊分)は書こうと思えば書けるらしいという事が分かりました。
もちろん、何年も平気で続けられるペースではないのでしょうが。
やっぱり、作家に専業だとそれなりに自由な時間は取れるんじゃないかと思ってきました。

ああ、もうちょっと金の心配が少ない環境で書きたいです。



2006年07月01日(土) 現在、過去、未来

思うに人間には現在を認識する能力が備わっていないのではないだろうか。

在り得る全ての可能性が未来であり、確定した現実が過去となる。
では、現在はどこにあるのか?
それは在り得る可能性が取捨選択され、在り得た可能性と確定した現実へと分岐する、まさに分岐点そのものではないだろうか。
そもそも、未来は可能性の集合であり、確定していない事象を同定する事は出来ない。
未来に対するあらゆる判断は全て予感であり、どれほど明確な予感であって、全ての判断は予想の範囲を逃れることは不可能である。
逆に言うと、それらの可能性が一つの現実として固定された後の過去に対しては、明確な判断を下すことが可能となる。

未来は判断不可能であり、過去は判断可能である。
よって、過去の出来事に対して誤りを指摘し改善策を提示することは可能であるが、同じ事を未来に対して行うことは出来ない。
では、現在に対してはどうか?
可能性の取捨選択の瞬間である現在において、適切な判断を下す事が出来れば人生から後悔を追放することが可能になる。
それは可能なのだろうか?
この問に対して論理的な解答を、残念ながら僕は持ち合わせていない。
だが、経験から推論を提示してみる。
おそらく、現在は時間軸上で捉えると未来に属しているのではないだろうか。
可能性の確定、未確定という基準で時間軸を考えると、可能性が確定していない時点を未来、確定している時点を過去とすることが出来る。
同じく現在は可能性が確定する瞬間であり、可能性が確定しているかしていないかで言うと、確定していないのだ。
つまり、現在と言う時点は、在り得る全ての可能性が未だ決定していない状態であり、故に人間は現在に対して適切な行動を判断できない。

要するに、その判断が良かったのか悪かったのかは、やってしまった後でしか分からないという事だ。
よって、現時点での僕の結論としては、「もう後悔しか出来ない」というジグマール隊長の言葉に同意するしかないわけだ。
予防など原理的に出来ない。
自らの行為に対しては後悔しか出来ない。


さて、それを踏まえたうえで湾岸ミッドナイトの一節を引用したいと思う。
エイジの父親が言ったセリフだ。
「後悔か・・・。まあ時々はしてるかあ。でもな、納得してるコトやん」
ああ、そうだよな。
と思う。
僕がいつもあれこれ考え込むのは、何も考えずにただ後悔だけで終わりたくないからだろう。
ちゃんと自分で考えて、自分で選んだ行為の結果なら、後悔しても納得は出来る。
そして、納得できれば、後悔を受け止めて、後悔を抱えたまま次へ進める。
あらゆる結果は自分の選択の結果であり、よってこの世の中に自業自得でない過去などありはしない。
だから、僕の人生から後悔がなくなる日は決して訪れないだろう。
でも、納得できる人生を送りたい。


 < 過去  INDEX  未来 >


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