Life is like a box of chocolates
Jimi Kendrix



 メトロノームガール メトロノームボーイ

メトロノームガール
メトロノームガール

その微笑み
おかしくなりそう
ゆっくり早鐘を打つ
僕の心臓を撃つ
君にしか出来ない

君のリズムはとても
おかしくて
ゆったりと早く
僕の心臓を撃ちぬく
不思議な感じさ

階段を急いで降りて
メトロに潜って
ヘッドフォンで音を消す
世界は沈黙し誰もいなくなる
人は人形のエトセトラ
街やビルは精巧なセットに見える

誰にも聞こえないリズム
聞こえていないの?
裸の王様が僕を呼ぶ

メトロノームボーイ
メトロノームボーイ

孤独は唯一の友達
ポケットにそっとしまいこみ
メトロポリスを歩く
灰色の景色が世界を
憂鬱にさせる

侵し切れない哀しみが
漂いさまよい
ぶら下がってる
世界をロックで塗りつぶしたいと
君は願う


いつか二人は巡り会う
ボーイミーツガール
アリエナイヨウナ
アリキタリニ
アリガトウ

メトロノームのリズムで
二人は響き合う
共鳴し共感し震え合う
ピッチはきっと違うけれど
何かを求め合うはずさ
二人で暖め合いくっつく
そしてメトロポリタン
このメトロポリスで

メトロノームガール
メトロノームガール

メトロノームボーイ
メトロノームボーイ










2005年11月06日(日)



 そこにある天国 約束の場所 (promised place)

よく晴れた日には
そこに出かけるだろう
いつもの約束のように
軽い音楽でも聴きながら
ハンドルを握って
タイヤを転がす

立ち眺めると芝生が広がり
うつ伏せると四つ葉のクローバー
仰ぎ見ると雲のないソラ一面
寝転がると多摩川が横たわる

目の高さが変わるだけで
世界は違って見えるんだ

そんなことさえ気づかない
忘れて僕らは生きている

万華鏡のように
美しく遷り変わり
僕たちは世界を生きる

この日々は続いてく
ゆっくりと速く
途切れることなく
永遠に流れ行く

この川のように
たゆまぬ水のように

川原の芝生には
何もなく
全てがある

遊園地や映画館も
洒落たカフェやレストランも
ショッピングモールもないけれど

犬を散歩する家族
手を繋ぐカップル
フリスビーを投げる二人
ボールを蹴る子供

それだけで十分
それこそが全て
言葉にするとウソクサイけど
そこでは感じることができる
そういうの
わかるだろ

そこにいってみないか
川原に散歩にいかないか
きっといつか
いつものように



2005年11月04日(金)
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