白馬鹿日記

2004年06月25日(金) 葛餅作り

なぜンなものを作ってみたかというと、先週の西表のオミヤゲにウムクジを買ってきたから。要はコーンならぬポテトスターチなわけで、わざわざ沖縄から買って帰るほどのシロモノではないのだが、じゃあ何なら買って帰りたかったかと言うと何もなかったんだねこれが。強いてあげれば島豆腐だが、これはこちらの豆腐より傷みやすいという事もあり、家に着いたときにはすでに生ゴミと化している可能性が高い。それに銀座でも買えるしね。ちょと高い感もありますが。かといって手ブラも癪なので、スーパーで目についたウムクジを購入。さらに濃縮マンゴジュースというものも買ってきたのだがこれが見事にハズレ。何だか水飴臭いぞ。飲み物としてはちと使えんなあ。

というワケでマンゴ風味の葛餅を作るべく初挑戦。といっても材料をナベにぶち込んで混ぜながら火焙りにするだけ。なかなか固まらんね〜などと思いつつダラダラ混ぜていたら、ある温度(なんだろうなあ)で突然、硬化開始。あっという間にゲル状物質と化す。あわてて火から下ろし、バットに入れて冷ましてから冷蔵庫へ。

お風呂上りに試食。見た目はなかなか。どれ、味の方は。をを、これはマズい。洋風なマンゴの香りと和風の葛餅の舌触りが完璧にミスマッチ。さらにその舌触りも、ところどころ固かったりする。これはきっと、混ぜ方だろう。ウムクジも多すぎたね。硬化力、思ったよりもかなり強し。もっと素朴な、黒糖だけとかの味付けにして、滑らかに作れればけっこうイケそうな気もするなあ。こうなるともう、上手にできないと気が済まない。できるまで食い続ける事になる予感。



2004年06月24日(木) 寝坊!

今日は仕事で秩父へ行かねばならん。遠いなあ。取引先の人の車に便乗するために10時までに立川へ行かねばならず、そのためには7時に起きて身繕いをしないと、などとユメウツツで思いつつ目覚ましの音に気付く。をを、すでに8時近い。1時間も鳴ってたのかね。はっはっは、全然、気がつかんかったよ。ずいぶんと遠慮深い目覚まし君だねえ。
まあ、どう足掻いてももう間に合わん。バイクで直行に決定。取引先にメールを出し、地図サイトで目的地を確認し、移動時間を調べる。あれ、あと1時間くらい寝られるじゃん。ではもう一度ベッドへ、とも思ったがこれで起きられなかったらシャレにならん。やけにモーローとする身体に大量のコーヒーを流し込み、冷たいシャワーを浴びる。それでも目覚めん。首都高と関越でも一度ずつ、意識を失う。バイクで居眠り運転かい、と思うだろうが寝ちゃうんだね、これが。

そもそもは前日、体調が悪かったという事に起因する。午前4時、沖縄から引きずっている風邪でクシャミが止まらず、全然寝付けなかったためにヤケになり、風邪薬と鼻炎の薬を一緒に飲んだのがイカンかった。8時に起き、無事に秩父へたどり着けただけでかなりラッキーと言って良い。関越ではボーッとしただけだったが、首都高の方はもうちょっとで秩父の山よりもずっと高い場所へ逝ってしまうところだったのだ。思い出すと寒気がするが、その時はありゃありゃくらいにしか感じなかった。げに薬物摂取運転は恐ろしい。

まああまり無茶をしてはイカンというお話でした。



2004年06月21日(月) 美ら島さぁ〜

うん、やはり神様はいた。普段から正しい行いをしておれば台風なぞ恐るるに足らぬ。大型かつ強力な台風6号が我が西表島にもたらした雨は、3日目の朝のわずか1時間ばかり。風も3日目に少々吹いただけで、釣りには全く影響なし。これ全て私のおかげであり、全八重山島民は感謝せねばならぬ。さらに今後、私を雨男呼ばわりしたヤツはセマルハコガメに食われて死ぬが良い。

というワケで西表島、まさに大自然の島であり、大自然すぎて海辺に出られる場所が少ないという釣り師泣かせの島でもありました。森に分け入れば出られない事もないんだろうけど、初日から推定体長1.5mのサキシマハブを目にしてはなかなかそういう気にもなれない。ハブのいる島を訪れたのは今回で10回目くらいだけど、実際にお目にかかったのは初めて。いや、なかなかの迫力ですな。

釣りの方は浅瀬・リーフエッジ・川・港を潮位によって釣り分ける。大潮という事もあって、底の時間はどこもかしこも干潟状態。潮を見ながらポイントをこまめに変える必要があり、これまた初挑戦の身にはキビシイ条件。そのせいかあまり数は釣れなかったが、とにかくサイズが良い。最大はオニヒラアジの50cm。最小は20cm弱のコトヒキだが、これとて関東から伊豆あたりの平均サイズよりはかなり大きめ。というわけでだいたいの状況はつかめたので、次回はさらに釣果アップできるに違いない。明日にでも再挑戦に行きたいところだが、さすがにそうはイカン。てか3泊4日じゃ短いね、やっぱり。

宿は大原の南風荘。建物は離島らしく素朴な造りだが、食事は圧巻である。ロブスター、イノシシ、石垣牛などをメインに大食いの私が音を上げるくらいの量が出る。さらに隙あらばゴハンのオカワリをさせようとオバァが目を光らせており、気を緩めたら毎日キロ単位で太り続ける事になるであろう。果物の美味しい島でもあり、ダイエット中には行かない方がよろしいな。

さすがにちょと心配だった帰りの飛行機も、乗ってみたら何とガラガラ。聞けば皆欠航を恐れて土曜日にさっさと帰ってしまったらしい。2座席を占有してゆったりと眠れた。どうも眠り癖がついたようだ。毎度の事ながら、しばらくは仕事にならんな、こりゃ。



2004年06月16日(水) 続台風6号

くそ。馬鹿台風が飽きもせずに北上してやがる。おまけに中心気圧915hpa、最大風速50mなどとぬかして悦に入っておるなど正気の沙汰ではない。海水温が高いのでさらに勢力を拡大、南西諸島は明日から波が高くなるなどと言うに至っては最早白痴としか思えん。誰か逮捕して病院にでも入れなさい。何をしておる、海上保安庁。お前じゃ。沖縄県警でもええぞ。さっさと働け。



2004年06月14日(月) 台風6号

台風6号が発生。今のところフィリピン沖を北東にゆっくりと移動中。いやまあ、台風ができるのは別にいいのよね。必要な事でもあるわけだし。その風雨が海に刺激を与え、陸では作物への恵みになるんだし。
しかしまあ、何で俺が沖縄方面へ行く時に限って発生しやがるんでしょうかね。年にせいぜい2〜3回しか行けない遠征の釣りが、こやつら一族のおかげで何度ダメになった事か。宮古島でビリヤードばかりやってた事もありました。無人島に渡った翌朝にあわてて帰ってきた事もありました。今回は初の西表島という事で、ここ1ヶ月はこれだけを楽しみに仕事をしてきたワケですよ。で、そこにまたお越しになると。いったい何が気に入らないてんです?え?何でまたそう人の嫌がる事ばかりを。おい6号の、今週西表に行くってヤツがな、ここ2、3回ばかり続けて叩いちまってるヤツでなあ、今回はちぃとばかりハズしてやりてぇんで、お前さん1週間ほど遅れてやっちゃあくれねえかと、なぜそういうヒトコトが言えないのかと。それが思いやりてえモンですし人の道てえモンですぜ旦那。いや、あっしは何も来るなってえんじゃねえんですよ。時と場合てぇモンがね。ちいとばかり待ってくれてもいいでしょうと。その分はきっちり利息をつけて、耳を揃えてお支払いしようてんですから。そりゃ旦那も御商売で。ええ。そりゃまあね。でも情けは人のためならず、なんて言葉も。いや、そりゃもちろんあっしが言う事じゃねえんですけど。いやいやいや。お願いしますよ。ね。1週間だけ。来週は必ず。ね。ね。ね。お願いしますよ。

いつの間にか借金取りに追われる身になってしまった。いったい何が起きたのだ。まあ良い。今はただ避けてくれるのを祈るばかり。高気圧に頑張ってもらわんと。



2004年06月11日(金) 忙中暇まくり

けっこうでっかいプロジェクトを受注。まだ最終決定ではないのだが99%大丈夫そう。てか、ひとりでできるのかどうか、そっちが心配かも。
その影響かどうか、ポッカリと予定が空いてしまった。来週末は沖縄遠征があるのでやりかけの仕事を作りたくないという事もあり、どっちみち大した作業はできない。予定ではメチャ忙しい時期のはずだったのだが、幸か不幸かハードの遅れで延びまくっているのだ。をを、てことは再来週までフリーなんだな。何かして遊ばないと。



2004年06月09日(水) 人としての皇太子

皇太子殿下の発言問題、ここを先途とスキャンダルぶちまけまくりかと思ったら我慢をなすったようですな。そりゃまあ、いいトシの大人がマスコミ相手に告げ口するのも格好の良いものではないし、そも我慢が美徳である家柄?の筆頭なわけでしょうから公衆の面前で憂さ晴らしするワケにもいかんのでしょう。我慢に我慢をかさねられてついにお怒りになった雅子様がカッター片手に東宮侍従長を呼び出す、などという事はまずないだろうが、夫として静観するに耐えない状況にまで追い詰められていたとしたらやはりただ事ではないのだろう。

なぜンな事を考えたかというと、珍しく皇室に人間性を感じたからだ。多くの部分が謎に包まれ我々の眼に触れる事の少ない閉社会であり、同じ日本国内とは思えない、不可思議にも思える習慣や儀式を持っており、それらが威厳や尊厳、神秘性を守っているのだろうが、その反面、良くわからんし知らんからまあど〜でもええか、と感心を持つ機会を失わせている原因にもなっている。実際、皇族の面々の人間性というものを知る術などというものもなく、興味のない人にとっては毎年正月にニコニコしてる一家に過ぎないということになってしまう。

そんな中で今回の一連の発言、何というか、愛を感じたですよ。ニュースキャスターに異例異例を連発されるまでもなく、かなりの決心の要ることだったはず。様式の中に人間性を埋没させられ、歴史や慣例を守ることを最優先と生まれながらに運命づけられているわけであり、もしかしたら周囲からは諌めようとする声などもあったのではないのだろうか。そもそも周りのモンには相談すらできなかったのかもしれない。にもかかわらず、今自分が声を上げねばと行動に踏み切らせたものは、皇族以前に人として、ひとりの夫としての思いだったのだろう。会見の席でのその姿は、私の目にはそう映ったし、皇族方の会見としては初めて、単なる作文の朗読ではなくその中にメッセージを感じた気がする。アツカマシイのは重々承知だが、良くぞ言ったと拍手を送りたい。つまらん事は気にせず、言いたい事はどんどん仰いなされ。

阪神が久しぶりに快勝。藪が良かったというよりは打線が良かったのだろう。今までは打てなかったから勝てなかっただけで、藪はずっと良かったのだ。明日からもこの調子で頼みますぞ。



2004年06月05日(土) 去年のツケは踏み倒せっ!

くそ。阪神、また負けやがった。同点に追いついてから何度もチャンスがあったのにそれを活かせず、9回裏逆転3ランホームラン。中日戦の前までは首位だったのにずるずると負けまくり、とうとうヤクルトと同率最下位に落ちぶれやがった。
だいたい、横浜戦1勝9敗というのはどういう事だ。去年、あれだけカモにしたのに今年はまるで逆。今になって去年の帳尻あわせをされてはかなわん。これをせめて5割に戻さないと後半キビシイぞ。



2004年06月04日(金) バイクのパワーチェック

近所に新しくできたパーツショップにバイクのパワーチェックに行く。シャーシダイナモに乗せるのは初めて。ノーマルの時にチェックしておけば良かったなあ。比べられないのは残念だけどまあいいか。ノーマルがエンジンで97ps、という事は後軸で86〜7くらいのモンだろうから、そこからどれくらい上がったか、という事で。

午後1時過ぎに到着。自宅から10分。1年早くできてくれれば上得意になったのになあ。今じゃウエアくらいしか欲しいものがないんだよね。申し込むと午後は2時からと言われ、仕方なく待つ。5分前に呼び出されて状態の問診?をされる。ガラス張りのチェックルームの前に陣取って見学。車体の固定、回転数パルスの取得チェックをして測定開始。をを、すげえ黒煙。まだ濃いのかなあ。こんなに煙を撒き散らしているとは思わんかったなあ。などと思っているうちに測定終了。10分くらいか。意外とあっさりしてるんですな。

ピットから呼び出しがあり、パワー・トルク・空燃比表を受け取る。129.9PS@8570rpm、11.8Kg/m@7000rpm。やはり中域が濃すぎるようで、いわゆるツイてきてない状態。後軸135(という事はエンジン150)くらいと思っていたのでもうひとつの結果だが、キャブのセッティングでいけそうな気がする。が、問題はピークではなく過渡特性。もっとスムーズにパワーが出るようにしないと。

帰りに釣具屋に寄り、リールを購入。ダイワのセルテート3000。¥33,600円。釣具に万単位のお金をかけるのは久しぶり。まあ、このクラスのモノを買えば5年はもつだろうから、安物を毎年買い換えるより経済的だと自分に言い聞かせる。決して最高クラスというわけでもないしね。妥当な買い物だったぞ、うん。

・・・こういう事だからヨメが来ないんだよなあ、やっぱり。(TдT)



2004年06月01日(火) 見苦しいぞ、検察

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040601-00000289-jij-soci
 ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」をめぐる事件で、京都地裁は1日、著作権法違反ほう助の罪で起訴された東大大学院特任教員の金子勇被告(33)の保釈申請を認めた。同被告は保釈保証金500万円を納め、保釈された。 (時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040601-00000318-jij-soci
 ファイル交換ソフト「Winny」(ウィニー)による著作権法違反事件で、同法違反ほう助の罪で起訴された東大大学院特任教員金子勇被告(33)の保釈が1日、認められたことについて京都地検は同日、準抗告した。 (時事通信)

という2つの記事。まず上だが、容疑否認の状態で裁判所が保釈請求を認める事は非常に珍しいらしい。この辺の判断は事実上、検察の思い通りになるそうな。それが保釈を認めたという事は、やはり裁判所も立件できると思っていないのかもしれない。吉兆と言って良さそうだね。

で、下のほう。何というかもう、実に見苦しい態度ですな。つい昨日府警が、「検察庁とも相談し、半年がかりで準備を進めてきた。証拠は既にそろっている」というコメントを出したばかりだというのに。証拠が揃っているなら差し止める理由はなかろうにねえ。昨日の府警のコメントは嘘です、大袈裟です、世論操作にすぎませんでしたと発表したようなモンだぞ。でなきゃ否認に対するイヤガラセだろうが、いくら何でもそんな事はしまい。マジメな話、警察との連携は思ったほど良くないのかもしれないね・・・

いずれにせよ、一刻も早く準抗告の棄却をして頂きたいものである。

追記。23:02の時事通信にて準抗告棄却の報。弁護士さんから保釈確認の報もあり。まずは1点先取か?(笑


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