Sun Set Days
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2005年08月11日(木) 四季町

 こっち(Enpitu)の方の更新は久しぶり。
 今日はいま書いている小説について。
 また新しいやつを書いているのだ。


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『Always on my mind/四季物語(仮称)』予告編


 
 坂道が多い小さな海辺の町。
 私は双子と暮らしている。

 双子の名は、マキオと、シンという。

 マキオ……美術教師(性格:アクティブ)。とてもよい声でうたう。

 シン……数学教師(性格:クール)。ピアノがとてもうまい。

 二人は、地元の高校の名物(双子)教師だ。

 二人は高校時代からバンドを組んでいて、毎年夏祭りでは教え子の高校生はもとより、地元のじいちゃんばあちゃんからも大人気だ。

 私はマキオ君と呼び、シンちゃんと呼ぶ。

 そして、私は二人の姉の娘で、二人に預けられた。10歳の冬に、母親は二人の家に私を残して、どこかへ消えてしまった。
 それから四年が過ぎた。二人のおかけで、私は決定的に何かが損なわれることから免れた。
 二人は、私に季節を愛でることを、日々を大切にすることを教えてくれた。

 私はいま、優しくてどこかおかしな双子の兄弟と一緒に暮らす14歳だ。

 私たちの住む小さな町では、四季は静かに訪れては去っていく。
 まるでポストカードのような町と誰かが言った。
 そして、サイレント映画を観ているみたいに、静かに季節は流れていく。


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 というような感じの小説をいま書いている。
 北海道にあるという設定の架空の町”四季町”を舞台にした、母親に捨てられた少女ユリと、どこかユーモラスで優しい人たちとのふれあいを描いたSun Set版『北の国から』。というのはまあ冗談なのだけれど、優しくてどこか切ない感じの話になるように周波数を調節しながら書いているのです。


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 お知らせ

『Always on my mind』っていうフレーズが好きなのでまた使っています。


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