どこまで素で書けるかな?

2003年10月31日(金) 昇華。


洋楽から邦楽から、
ロックからバラードから、
実力派系からアイドル系から。

聞くでもなく聞かないでもなく、
ただ漂わせておきながら、

作ったことのない料理を、
ぼんやり作ると無になることを知った。

今は金時豆を煮ている。

お部屋中、
お正月の匂い。



2003年10月29日(水) 蝕。

『お願いだから、私にあなたを殺させないで』

夢の中で母親にそう叫んだ。

小さな頃に蝕まれた部分が、
じくじくと疼き始めているのは、

私に処理能力が備わったと、
私が判断したから?

それとも、
そんな親にはなるなと、
自らを戒めるため?



2003年10月23日(木) それでも。

妊娠に気をとられていて、
すっかり忘れていたのだけれど、
そんな自分をあざ笑うかのように、
またソレはやってきた。

薬を使うわけにもいかないし、
かといって上手にやりすごす術も知らないし、
ただじっとヒザを抱えて時が過ぎるのを待つしかない。

優しくない私。
気がきかない私。
損得勘定だけの私。
自分勝手な私。
傲慢な私。
人のせいにしてばかりの私。
誰の役にもたてない私。

そんな自分に目をつぶって耳をふさいで、
それがまるで他人であるかのように振舞う私。

みんなみんな、
いなくなればいいのに。

本当にいなくなったら、
私は消えてなくなるのだろうけれども。



2003年10月11日(土) 漂うみたいに。

私は本来浮気性なわけではないのだけれど、
ほんのりと好きな人がいる。

数人の飲み会への誘いも、
酒が飲めないという理由で断った。

自らブレーキをかけなくちゃいけないほど、
これ以上親しくなるのはマズイと思った。

紅茶の香りを楽しむように、
ただ漂うみたいな想いを感じたのは、
数ヶ月前だったのだけれど、

お腹に子どもがいる現在でも、
優しくされるとドキドキしてしまう自分がいる。

「おめでとうございます」といわれて、
「ありがとうございます」と笑った私に、

「そうですよね。普通、おめでとうですよね」と答えた彼。

深読みは辞めておこうと思う。


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koma [MAIL]

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