| 追悼企画 |
今日お昼の放送で初恋の嵐の西山さんを偲んで 「untitled」をかけた。実はこれは去年のリベンジだ。 去年はカート・コバーンの命日に関する話題をしたんだけど、 「カート・コバーンにリスペクトを込めて」 と言うコメントをアナウンサーの子があまりにも 薄っぺらい読み方をしてしまい、締まりが無くて ものすごく心残りだったのだ。 アーティストの追悼企画をするのは一見簡単に見える。 けれどもそのアーティストに対しての敬意が無くては どれだけ技術があってもいいものにはならない。 去年の心残りの理由の一つとして カート・コバーンの死因の話をしたときにアナウンサーの子が 「薬中かよ」 ということを吐き捨てたの聞いてしまい 放送する前から失敗するのを予感してしまった。 確かにカート・コバーンはドラッグによって精神を蝕まれ 自殺に及んだ。それは紛れも無い事実だが、 だからといって単なるジャンキーとは訳が違う。 今までメディアによって追い掛け回されることの無かった 青年が突然執拗にカメラを向けられた上、 様々なプレッシャー等が彼の精神を蝕んでいったのだ。 そのためドラッグを使わざるを得ないところまで追い込まれ 自殺という悲しい結果になってしまったのだ。 そんな事実も知らず、ましてやNirvana、いや、 その後のロック界に与えた影響の大きさを考えれば 薬中で死んだバカな奴なんてバカに出来ないはずだ。 結局そのようなことを説明したものの うがった目のままではコメントに気持ちが入る訳も無く 体裁だけを整えたところで心に響かない結果となってしまった。 そういうことがあったものだから、今年は少し頭を使って アーティストのことは知らないけれど、 創作活動に対して敬意を持って接している 別のアナウンサーの子に番組を託すことにしました。 まぁ、そんな訳で納得のいくものになったと思います。 番組を聴いて初恋の嵐の西山さんのことに 少しでも関心を持ってくれた人が一人でもいれば幸いです。
|
|
2003年04月28日(月)
|
|