日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2004年10月31日(日) |
また旅に行きたくなってきた。 |
旅モード。スイッチオン。
行き先は四国。 前から行ってみたいなぁと思っていた場所が、気付けば四国ばかりでした。 高知のセブンデイズホテルでしょ。 香川の猪熊弦一郎美術館とイサムノグチ庭園美術館でしょ。 愛媛は松山のじゃこ天おばちゃんと宇和島の鯛めし定食でしょ。そりゃここまで来たら道後温泉も行きたいでしょ。
どうしてまた急に旅熱が高まってきたのかといえば、昨日の『ノブナガ』を見ていて、じゃこ天おばちゃんが年内で退職するということを知ったのと(おばちゃんは、ワッキーがゴールしたら仕事を辞めようと思っていたそうです。おばちゃんは最後まで優しくて泣きそうでした。)、今日『いろは』3号を買ったら、猪熊弦一郎特集だったこと。
あぁー行かなくちゃ!と思ってしまいました…。 まぁどっちにしても、全部一気にめぐるのは難しいだろうけれど…。 それにじゃこ天おばちゃんのいる間というのも、もう難しいだろうなぁ。大きな休みなんてとれないよ。年末の休みしかないもの。
それにしても断然日本の方が行きたい場所が多いです。
東北も、すごく行きたい。岩手。仙台。
小島麻由美のライブへ行きました。 新作と、過去2枚のアルバム中心の選曲だと思われます。 昔のベストを最近でもよく聴くわたしとしては、その頃のも聴きたいなぁと少し期待していたのですがやりませんでした…でも観ていたら、そんなこと忘れてた! だってすごく良かったから。小島ワールド強烈です。もちろんよい意味で。やはりすごいです小島麻由美。
小島さんの存在感というのはとても独特。大人なのに、なんかずーっと、15、6歳の女の子がいるみたい。クスクス笑った悪戯っぽい感じ。ひりひりとげとげ、あやうい感じ。哀しくて強くてぼんやりした瞳。二本の足でちゃんと立っているけれど、本当は裸足で、何かの拍子にふいっと打ち抜かれて、倒れてしまいそうな。
ずいぶん前だけれど、何かの雑誌で小島さんが自分のお気に入りとしてカエルのぬいぐるみを紹介していて、すごく大切にしていて、ぎゅーっとだきしめたり、ぶん投げたりすると言っていたのがものすごく印象的でよく覚えています。可愛さあまって憎さ百倍。 そうとう前の記事だから、今はどうかわからないけれど、すごく小島さんらしいなぁと思って。
今日の小島さんの服装は、首まわりのきれいにあいた黒のシンプルなワンピース、髪もパーティーに行くひとみたいで、アクセサリーも靴も、すごく大人な感じ。でもあの可愛らしさ。
力強くうたうとかじゃなくてあんなにさらっと歌いあげて、かっこいいし、可愛いし、大人だし、少女だし。
小島ワールドに酔いしれて帰宅。
2004年10月26日(火) |
ドラゴンズ日本一ならず(昨日のことだけど) |
落合監督は試合後のインタビュー約7分間、ずっと選手を褒めたたえ続けたそうです。 最後の試合はさすがに落ちこんだけども、これだから皆、今期はドラゴンズのことがますます好きになったのです。
今日の夕刊に、ドラゴンズの選手は時代劇の格好が似合いそうな選手が多いと書いてありました。たしかに!
今日、大好きな美容院エルハスで、パリジェンヌにしてもらいました(笑)! よ〜しっ、誰がなんと言おうと、今日からわたしはパリジェンヌだ! パリジェンヌは猫背にならない! パリジェンヌは言いたいことはがまんしないでバシバシ言う! パリジェンヌは自分に自信を持って、素晴らしい行動力で、ハキハキステキ!
その調子だ涼子!パリジェンヌになりきるのよ!!
すぐへこむ、すぐ泣きたくなる、すぐ我慢する、すぐ猫背になる、すぐ肌が荒れる、すぐあきらめる。
そういうのとはおさらばなのよ、だってわたしはパリジェンヌ。
酒井さんパリジェンヌにしてくれてありがとう。 酒井さんが、のびたのドラえもんみたいにいつも家にいてくれたらいいのになぁ、とエルハスに行くたび思うよ。そしたら毎日、岡尾美代子にもジーン・セバーグにもパリジェンヌにもなれるのにね。
2004年10月23日(土) |
こぼれた牛乳をふいたボロぞうきんみたいなわたしにゃ、ミナは似合わねぇ。 |
負けた…。患者様に負けました。 苦情の電話に負けました。相手の声がどんどん大きくなって、頭がおかしくなりそうでした。
仕事帰り、せっかくよく晴れた土曜日の午後なのに。よろよろ。すれ違った同じ職場のひとに「疲れた歩き方してるよ」と言われ「だって疲れたもん!」とおもわず大きな声で言っていました。
ミナの素敵すぎるバッグを買ってしまいました…。葉っぱのマフィンバッグ。パリで殆ど何も買ってないし、いいよね…と、自分で自分に言いきかせ…。
でも、こんなよろよろのわたしが持ってたらばちが当たるなぁ。このバッグに引けをとらない素敵な女性になりたいです。素敵というのは、つよくてやさしくて、日々を楽しめるひと。
久しぶりに料理教室へ行きました。
1テーブルに4人、同じテーブルになった人同士で料理をするのですが、まぁ、そんなことは今日の話題とはあまり関係ないのです。
わたしが気にくわないのは、ごはんを食べるとき! その同じテーブルのひとたちと食べるのですが、、、
どうしてみんな、そんなにちょびっとしか食べないの?!!
そう、少しだけ食べて残すひとがとても多いのです。 別に残すのは人それぞれだからかまわないのだけど、それにしてもそんな人が多いのです。腹が立ちます。 おなかいっぱいになっちゃったーだの、なんかまずいだの、よく言うよ〜。
たしかに料理教室で作る1人分は多いです。けれどもそんなに残すかな。せっかく自分たちで作ったのに。おいしいよ!というか、おいしくいただいているわたしは何?わたし味音痴?あぁ、わたしはなんでもおいしいからねぇ。幸せですよ。
そういうふうでわたしはなんだか腹が立って、少々おなかいっぱいになってきても、悔しいので全部きれいにたいらげます。
今日のメニューはジューシーチキンのキャラメリゼ(要はてりやき)、にんじんのポタージュ、桃のパウンドケーキ、でした。おいしゅうございました!
毎年、ある秋の朝、突然金木犀の花が香り出すのです。 ことしもたしかに、その朝は来ました。 たしかね、3日前のこと。 鼻をクンクンさせながら、金木犀の木の下を歩くのがとても好きです。必要以上にクンクンさせるのです。いいにおい。クンクン。秋だねぇ。クンクン。
その日家に帰って、金木犀って花びら4枚だっけ5枚だっけという疑問でいっぱいになり、まぁ、明日の朝確かめようと思って眠ったのでした。
それで次の日、通勤途中にある金木犀の木へ近付いて、ショックを受けました。だってね、もう散りはじめていたのです。花が地面に次々と、落ちはじめていました。いいにおいも薄れてる。たった1日で。早くない?!
あーわかった。実はもっと前から咲いていたとか。わたしが旅に行ってるときから、とか。わたしが気付かなかっただけ、とか。
だいたいすぐに散ってしまう花ではあるけれど、それにしても昨日の巨大な台風もあって、もう殆ど本格的に散ってしまったのは、とても寂しいです。
金木犀の花びらは4枚。
台風です。本当にこわかった。
今日わたしは会社の健康診断で名駅まで行っていたのですが(あ、健康ですよ、もちろん♪)、帰りです。どうやって帰ろう。この雨!風!
普段なら地下鉄か名鉄で帰って、地元の駅から自転車なのですが、絶対無理。自転車なんて15分もこがなきゃいけないもの、ありえない。ひいて帰るのも無理。
なのでふだんあまり利用しないバスで帰ることにしました。安いし、電車の駅より家に近いところで止まるので。
バス停も風の通り道になっていて、おそろしいことになっていたけれど、地元についてからが、そらもう恐ろしい天気になっておりました。
何度も飛ばされそうになり、傘もバキバキにこわれ(ビニール傘じゃないのに!泣)あっというまにびしょぬれ。目にも雨が流れ入って気持ち悪い!それに後ろから風にあおられるので、いつもより何倍もの早さで走らされます。
たった数分で、どれだけの体力が消耗されたことか。ヘトヘト。
GQ06とはあるバンドの名前で、昨年のわたしはこのバンドを追いかけて、東京やら大阪やら観に行きました。 優しくてあたたかで、切なくて、わたしにはとても確かなバンドだと感じたのです。
でもちょっと、さめない熱みたいになってきた自分もどうかなぁという気がしてきて、貧乏だし、遠くまで観に行くというのはやめようと決めました。 飽きたとか、そういうわけではありません、ただ、もうちょっと引こうと思ったのです。なんというかな、もっと自分の生活を考えなくちゃと。音楽って、その上でのものだから。生活より音楽が勝っちゃうというのが、わたしにはどうにもいただけないものだと感じたのです。 生活あってこそ、偉大な音楽、だと思うのよ。 まぁ、たまにはやりますけども、どーんと遠くへ行ってみるのも。
GQ06もメンバーが減ったりバタバタなようで、新しい音源がなかなか出ません。ライブも東京ばかり。 ライブでは新曲をやっているようだったので、わたしは次が出るのを待ちました。ずいぶん待ちました。他にも良い音楽はいっぱいあるもの。別に平気だよ。ただ、もう出なかったらどうしよ、とは少し思ったり。あの時わたしの胸にたしかに響いたあの音は何だったんだろうかと、思いたくはないじゃないか。だからGQの新しい言葉と音を、待つより他なかったのです。
そうして10月6日、ようやく『5 LEAVES』というミニアルバムが発売されました。彼らのHPで、タイトルだけは何度も目にしたことのある5曲が入っています。 発売日には残業で買いにいけませんでした。その後は旅行にテンションを合わせるためあえて避けて、昨日やっと購入。パリにいる間も、ひそかに気にしてたけど(笑)。
旅行の整理をひととおりつけて、心を正して深呼吸して、でもちょっとそわそわしながら聴きました。 久しぶりに聴いたGOの音、PG氏の言葉、頭のてっぺんからまっすぐに入ってきて胸まで流れるようにして届きます。やっぱり。やっぱり。静かに熱くなってくるよ。わたしの日々に人々の日々に、これは流れ込んでいくべき音楽です。 やっぱりわたしの耳は正しかったなー。ふふふ。今回も、すごく良かったです。よかった。変わっていくけど、たいせつなことは変わらない!胸があつくて揺れています。一緒に原田郁子も買ったけれど、GQを繰り返し聴いてしまって、郁子さんまだ聴けていないよー。 だからほら、みなさんも聴いてみなって!
ただいま。 昨日の夜、無事日本へ帰ってきました。 ひとみちゃんありがとう。 みなさんありがとう。 ここへ来て下さった方も本当にありがとう。
早くおいしいお米が食べたかったよお母さん。飛行機のごはんはやっぱりおいしくないよ。
日本はあったかいなぁ。 やっぱり名古屋が好きだなぁ。ふつうの毎日が大切だなぁ。
早速写真を現像に出しました。とても良い感じで写っていて嬉しくなりました。 買ったばかりのスメナ35が、ものすごく力を発揮してくれていたのです。やはり天気の良い日はすごく鮮やかに写っています。ロモに比べてシャープな感じというのも納得!すごくきれい。植物などは実物よりあきらかにきれいに写っているのもあります(笑) ベイビーホルガもベイビーらしく、ゆるゆるに。 デジカメも便利ですね!(なんと3つもカメラ持っていってたのか、と思われましょうが、ベイビーとデジカメは小さいので平気です)
おみやげの仕分けもしなくては。ジャムとお菓子ばかりたくさん買ったので。 おみやげを可愛くして皆に配るのが、わたしの旅の最後の楽しみでもあるのです。 どう包もうかな、皆喜んでくれるかな、とかね、よけいなお世話だよねと思いつつも、やらせて下さい(笑)。
日本へ帰ってきて何に驚いたかって、地名しりとり、三重の地名が出ていたこと! 帰ってすぐ、10/9分ビデオに撮っておいたのを観て、ひっくりかえったよ。ちょ、ちょ、ちょっと、ま、ま、松坂って、オイおっさんー!!!何言ってんのーーー!!
2004年10月14日(木) |
パリ4日目 エッフェル塔へ昇ったら、帰りましょ。 |
もうこの日は遊ぶ時間なんてないと思っていたのですが、パリを発つ時間がゆっくりだったので、お昼すぎまで遊べることが判明。
じゃあどこへ行く?エッフェル塔でも昇ってみる?
そういうわけで朝っぱらからでかけました。
わぁー、やっぱり大きいなぁ!エッフェル塔!でも東京タワーよりちっちゃいんだっけ?いや、あなたが今わたしのなかではいちばん素敵で立派な塔ですよ。やぁやぁエッフェル!ボンジュー!ボンジュー!
上まで昇るためのチケットを買うのにもずいぶん並んでいます。平日の、朝なのに!ここには世界各国の人々が集まっているようでした。みんなどこから来ているのかな。わたしは今日の観光客日本代表!ふふふ。テンション高いですね。でも「ニーハオ!」と言われました。もちろん「ニーハオ」って答えました。瞬間的に中国人になったのさ。ふふふ。楽しいなぁ。
少し怖いようなエレベーターで上まで。やっぱり良い眺めです!世界中の観光客が「写真撮って下さい」と撮ってもらったり撮ってあげたりする光景も良いですね。 でもこの日が究極に寒かったのです。だからあまり外にはいられませんでした。もういいよね〜と、わりと早く中へ入りました。
それにわたしたちには、もうひとつ目的があったのです。 それは、エッフェル塔から手紙を出すこと。
パリから友達に手紙を出したいねとは言っていたのですが、エッフェル塔の中に郵便局が入っていて、そこから手紙を出すと、エッフェル塔特別の消印が押されるということをパリに行ってから知ったのです。 これはもう、ここから出すしかないじゃない?!手紙はもう書いてあります。ピカソ美術館で買ったピカソの絵はがきで。あとは切手を貼って出すだけ! だからさ、もう寒いしさぁ、郵便局へ行こう、たしか1階だったよねー
………と言って、下まで降りてきたわたしたちがばかでした。 下まで来たら、流されるがままに、外へ出るだけ。あれ…、何もない…なんで? 考えたわたくし、気が付きました。あ!フランスって、ここは0階だったんだ!1階はもうひとつ上だった!!!
あーぁ、やってしまいました。でもここまで来ておいて、あきらめるのも悔しいので、もう一度行くことに。 今度はてっぺんまで行かなくても、郵便局さえ行ければよいので、階段しか使えない安いチケットで入りました。またぐるぐる昇るわたしたち。昨日の動物園に引き続きです。だけど、寒くて本当に大変でした。鼻赤いよと言われてしまいました(笑)。あまりに寒くて「地下鉄のザジ」のことも忘れちゃっていたなー残念。エッフェル塔の階段の場面、好きなのです、あれは下りでわたしたちは上りだったけどちょっと思い出しときたかったな。
息切れさせて、ようやくたどりついたLA POSTE。黄色で可愛いですね。パリで最後の目的、パリから日本へ手紙を出すことも達成できました。
セーヌ川沿いをぶらりぶらり。地下鉄の駅へ。最後のメトロの切符。ホテルへ戻って、荷物を出して、空港まで送って下さるお迎えの方が来ました。
あっというま。
2004年10月13日(水) |
パリ3日目 パリで動物園 |
今日はいきなり写真でごめんなさい。この写真気にいっているのです。 これはウ゛ァンサンヌの森の湖で、つりをするおじさんたち。何が釣れるのかな。訊いてみたかったけれど、にっこり笑顔でボンジュールしか言えなかった。
この日は、パリのはずれ、ウ゛ァンサンヌの森の動物園へやって来たのです。おいしいパンでも買って、ピクニック気分で!と思っていたのですが、やっぱりとても寒くて雨まで降り出して、とうてい動物園日和とは言い難い日でした。 切符を買って中に入っても、なんとなくがらんとしていて、寂しい雰囲気。どうしよう、動物全然いなかったら…。そんな不安がつのります。。。
けれども雨も次第に上がり、ロバみたいのや、象、シマウマ、ペンギン、ペリカン、アザラシなんかがひょっこりひょっこり現れて、そうやって何かが現れるたびに楽しくなってきました。ライオンやカバやトラなんかの、派手な動物はいなかったけれどね。でも幼稚園か小学校の団体の子どもたちがわいわいやって来たりして、わたしたちの気分ものってきました。
ずんずん進んで行くと、巨大な岩山がありました。 何これ…中に入れるみたいだよ…。 おそるおそる近付いていくと、動物園の職員のおにいさんに呼び止められました。優しそうなおにいさんです。が、何を言っているのかわかりません…。わたしたちの頭の上に、おそらく大きなクエスチョンマークを見たであろうおにいさんは、英語を交えて話し出しました。それでもクエスチョンマークの消えないわたしたち(情けなし…)。 どうやらこの岩山というか、洞窟(造りものなんだけれどね)の進み方を教えて下さっているというのはわかりました。結局途中まで、そのおにいさんが連れて行ってくれました。優しいです。この旅で出逢ったひとの中でいちばん優しいです。おにいさんは洞窟の奥の、階段が始まるところまで来てストップ。 ここからは頑張って昇ってみて。とっても大変だけれど、上まで昇れば、パリをきれいに見渡せるよ。 おにいさんはそう言って(たぶんね)、笑顔で去ってゆきました。
わたしたちは、暗い階段を、ぐるぐるぐるぐる、昇ってゆきました。 だんだん太もものあたりが張ってきました。苦しいよー…まだかなぁ、まだ終わらないのかなぁ…。
そう思っていたら光が差し込んできて、「着いたぁ〜」と、前を行くひとみちゃんの声。 わぁ!良い眺め!ずいぶん遠くまで景色が見渡せます。 うわ〜頑張って昇った甲斐があったねぇ。やっぱりパリは建物の高さがほぼ同じに造られているというだけあって、日本の都会とは全然違った景色。きれいです。ちょっと京都みたいかもね。 あ、あれは学校かな。あの家はお城みたい。あっち側は森だね。向こうの空は晴れてるよ。車も多いねぇ。 ひとしきり楽しんで、写真もたくさん撮って、さぁ、降りようか。
降りる途中で、さっきのおにいさんにまた遭遇。どう?大変だったでしょ?でもきれいだったでしょ?!(たぶんそう言ってた…たぶんね…)とにっこり。他の職員さんも皆笑顔で、わたしたちも嬉しくなります。
外へ出ると、青空は動物園の上にも広がってきて、とても良い陽気です。今昇ってきた岩山の裏側へ出て、また驚くことが。だってその岩山の斜面に、何か動物がいっぱいいるんだもの!「えぇーっ」と何度も叫んでしまいました…。動物、この写真でわかるかな。→
意外にも動物園は広くて、まだ続きます。 突然くじゃくが歩いてきたり!追いかけてしまいました。
あと、お父さんが子どもを連れてきているという人たちが何人もいたのは素敵でした。どのお父さんも優しそう。ちびっこたちもうれしそう。いいなぁ。 子どもほったらかしでサルに夢中のお父さんもいたけれど(笑)。
楽しかったです動物園!そして外の湖の辺りも。 観光客なんて殆どいない、本当に地元の人々がゆっくり楽しみに来ているような場所なのです。 わたしたちも言葉は通じなくても、目と目を合わせてにっこりし合える素敵な場所でした。
午後は買い物。 そしてこの日は今回の旅、最後の夜です。夕方ホテルの近くの小さなパン屋さん(ケーキも売ってる)でいちごのタルトを買って帰りました。 このタルト、この旅で食べたものの中で、いっちばんおいしかったです。すごくシンプルなんだけれど、苺も、カスタードのクリームも、タルトの生地もほんとうにおいしかった!また食べたいなぁ。本当に、町の小さなパン屋さんという感じなんだけれどね。感動しました。 そうそうケーキ、店のおじさんはとても器用に、ささっと三角に包んでくれるのです。可愛いでしょう。是非まねしたい。
2004年10月11日(月) |
パリ2日目 ピカソに恋をした。 |
2日目。ピカソ美術館へ。 ピカソ美術館は古い個人邸宅を改築して造られたという、すごく素敵な建物です。昨日の蚤の市も迷路だったけれど、ここも軽く迷路のようだな。
壁が素敵な白で(病院の白じゃなくて素敵な白だよ)、天井も高くて、光もたくさん入って、大きな庭があって、そこはカフェになっていて、館内は自由に写真も撮れて、ピカソの作品はとてもたのしいし、おもしろいし、かわいらしいし、わかるようなわからないような、わたしは楽しくて楽しくてあっちからこっちから彫刻をのぞきこんだり、ずーっと眺めてみたり、大忙し。
売店では図録やらピカソの作品集やらいろいろ置いてあったけれど、わたしを釘付けにしたのは、なんといってもピカソの写真集!いろんな表情で、いろんな格好をしたピカソがたくさん写っているのです。セントジェームスのボーダーシャツを着て、ピストルを持って海賊のようになっていたり、インディアンの羽をつけていたり、海に入っていたり、赤ちゃんにキスしてたり、美女にキスされてたり。も〜っかっこいい!!!!! すっかり惚れてしまいました。その写真集すごく欲しかったけれど、重たいのと、高いのとでやめました…。もう少し薄いので、作品も写真もわりと沢山載っている本を1冊買いました。
ピカソ美術館の近くのウ゛ォージュ広場という公園で、パンを買ってきてランチタイム。そんなひとも何人かいたけれど、わたしは寒くてつらかった(苦笑)。 同じ高さの建物の間に突然あらわれる、広い、そして四角い公園です。ぐるりどこを見渡しても、景色が同じできれいです。鳩がいっぱいいて、ちびっこが追い回していました。砂場でお城を作った跡もありました。どこの子どもも同じだなぁ…。
午後は買い物。わざわざセントジェームスへ行きました。日本よりずいぶん安いらしいというのと、ピカソとおそろいのしましまをパリで着たい!という、わたしのバカな願望で。 でも日本よりも商品が少ない気が…だってしましまが少ない…。それに商品が高いところに積んであって見にくい。 ひたすら0号のを探していたら、店員さんが「ゼロサイズ?」と声をかけて下さりました。「ウィ。ゼロ!」と答えると「オーケー!」と腕をつかまれ、店の奥へつれていかれました。そうしてある引き出しを開けて下さりました。それは0号の商品がしまってある引き出しでした。きっとわたしのような日本人客がいっぱいいるのだろうなぁ…店員さん、優しいです。メルシーボークー! わたしはその中から、ブルーのしましまを買いました。値段は日本の半分くらい!本当に安かった!
ボンマルシェというデパートでお土産と晩ご飯のお惣菜を買い帰りました。 お惣菜、おいしかった♪
ピカソ美術館と屋外カフェ。もうちょっとあったかい日ならなぁ。
2004年10月10日(日) |
パリ1日目 市内観光と蚤の市 |
パリは寒かったです。日の出もゆっくりでなかなか明るくならない。朝起きても、暗いなぁ。わたしたちが着いた日くらいから寒くなったと聞きました。 コート来てきてもよかったかも…とちょっと後悔しながらも、さぁ、今日からが旅の本番!寒さになんて負けない!と、自分に気合いを入れます。
午前中はオプションで付けてもらった、パリ市内半日観光。 小さなワゴン車に乗って他の観光客さんも一緒に(総勢8名)、パリ市内をぐるり。有名どころはだいたい回って下さりました。パリって案外狭いんだな。
まずはエッフェル塔。わぁーやっぱりテンション上がります!みんな写真の撮りっこです。 一緒に観光中の新婚旅行らしきカップルに写真撮って下さいと頼まれ、はいはいと、カメラをあずかったわたくし。エッフェル、先っぽまで全部入った方がいいよなぁと、カメラをかまえてずんずん後ろに下がっていたら、すっころびました。恥。おしりぶっつけて痛い…。
モンマルトルではワイン祭りが開かれているということでしたが、朝だったので、まだこれからにぎわってくるぞという感じ。でもチーズやパンや、郵便局の出店が並んでいたり、これからお菓子を並べようとしているおじさんがいたり。 モンマルトルって、パリで唯一ぶどう畑があるところなのですって。
『アメリ』のカフェの前も通って下さりました。せまい通りに突然あることと、意外と小さいことにびっくり。
オペラ座あたりの道路が通行止めになっていて車が進めなく、今日は何だ?と添乗員さんがぶつぶつ。そうしたら、なんとマラソン大会が開かれていて、大きな通りをパリの人々が走る走る!ずいぶん大勢のひとが走っているようでした。可笑しかったなー、車下りて見物したいくらいでした。
午後は自由です。 日曜日なので蚤の市へ行くことに。 本当はウ゛ァンブへ行ってみたかったけれど、午前中で閉まるお店が多いということだったので、パリで最大級の市と言われている、クリニャンクールへ行きました。
広いとは聞いていたけれど本当に広い!迷路みたい! それにごっちゃごちゃ!あやしげな商品がいっぱいです。人も多いです。そりゃスリも多いだろうなぁ…。 まずはへんなものばかりのお店が続きます…へんな鞄、へんな靴、へんな服、へんな時計…いらない〜。
でもちょっと奥に入るとボタン、カーペット、ソファ、本、切手、セクシーな下着、などなどいろーんなお店が所狭しと並んでいます。お店の方は外にテーブルと椅子を出してランチをしていたり、パズルを解いていたり、皆気ままにやっている感じ。
わたしは何がなんだかきょろきょろしっぱなしでした。 だって蚤の市とは奥が深いのです。本当に、思い知りました(笑)。 わたしが好きで、よく行く雑貨屋さんなんかは、こういった外国の市へ買い付けに来たりするわけでしょう。わたしは蚤の市へ行けば、そんな雑貨屋さんにあるようなものが、ほいほいあるのだろうと気付かぬうちに思いこんでいたようです。
ところが、たしかにお店はいっぱいあるのですが、こんなモノの山から本当に素敵なものを見つけだすにはかなりの腕がいると思い知りました…。やっぱり雑貨屋さんも、プロの仕事なのだわ。すごいです。
結局買ったのは、仕掛け絵本ばかりが揃えてあるお店で、お絵かき練習本を2冊。動物の絵が可愛いので、わたしもこれで練習するぞー(笑)。
パリでの初カフェ体験もしました♪ 食事を終え、「会計って、ラディシオンでいいんだっけ?!」としきりに言っていたわたしの声は、もうお店の男前のおにいさんの耳に届いていたらしく、ドキドキしながら「ムッシュー!」と呼ぶと、ゼスチャーで耳を指差し、聞こえているよとにっこりされてしまいました。あはは。また、恥。
通り名に、壁の落書き。可愛い。
夏休みをとっておいて、ひとみちゃんと休みを合わせて、おもいきりました海外への旅。 行き先はフランス、パリ。
行ってみたい国はいくつもあるけれど、やはりひとみちゃんと行くのなら、行き先はパリでなければいけないのではないかと思っていました。本当に多少なりとも、ちょんびりはフランス語をかじったわたしたちですから。
パリに憧れる女子は多いと思います。どうしてかな。ファッション?お菓子?歴史? わたしの場合はジャック・タチとゴダールの古い映画です。 どちらも、初めて観たとき、とても衝撃を受けました。中学生だったな。 映画のストーリーがどうとかよりも、風景とか、出てくる人々のたたずまいだとか、飄々としていて、さらりとしていて、なのになんておしゃれでかっこいいのだろうと驚いてしまったのです。 特にタチは、独特のゆるさと細かさと、音楽の使い方なども可笑しくて、今も変わらずいちばん好きな映画監督です。タチが生きていたなら、わたしも映画に出してほしいくらいだよ。ちょろっと町中を通り過ぎるだけでいいから!
そんな憧れのかけらに触れることはできるかな。
日本は大きな台風がやって来ていて、飛行機、飛ぶのか?!という心配を皆様して頂いたようですが、大丈夫、無事パリへ出発です。
2004年10月08日(金) |
今日の嫌な出来事なんて、今日でさっぱり忘れるから大丈夫。 |
今日は厄日か?! 怒りと悔しさでいっぱい。今『KING OF ROCK』をひととおり聴いて、やっと心が落ち着いてきました。音楽は偉大です。
ぶり返すようで嫌だけれど、今日は、もう何なの?!てほど嫌な気持ちにさせられました。ひどい言葉を平気で大声で、口にする大人。このひとこれで、誰かの親なんだよ。吐き気がする。怒りがわぁっときたけれど、言い返せない、相手は患者様ですので。怒りでちょっとふるえました。くやしい。本当にくやしい。わたしは悪くない…でもすごく落ち込みました。一方的にバカにされたんだよ。また泣きそうでした。
他にもいろいろ、いろんなひとがいるもんだ、世の中には。 わたしはあまり感じないように、無を装って、にこにこします。 プライドなんてつまらないものほど、ポイだ。
でもなんだかなぁ、大事なものがどんどんかすんで見えなくなるような、ひとりっきりで、小さな島にとり残されたような、そんな気分が、最近すごくしているのです。 しかも今日は生理痛までひどいんだよ。寒くて寒くて、おなかがいたいよ。
もういいのよなんだって。みんなが楽しいと思えるならなんだっていい。どうぞお好きにして下さい。 でもそれならば、わたしにも楽しいこと、もっとちょうだい!!!
というわけで…てことでもないのですが。 明日からしばらく旅に出ます。憧れのあの国へ旅立ちます。 ポケットぱんぱんにしてきます。やっぱり楽しいことは自分で探しに行かなきゃね。 台風が少し心配、風邪がなかなか治らない母親も心配、だけどもオウ゛ォワー!またね。行ってきます!
昨日のドラゴンズ、ナゴヤドーム最終戦の先発は川崎憲次郎。 というのは知っていたのですが、今日の朝刊をみると、“川崎引退”の文字がありました。
やっぱりかぁ…、と心のどこかで思いながらも、川崎の復活を信じていたわたしとしては、胸が苦しくなって、新聞読んで更に苦しくなって、朝から泣きました。
復活を信じたかった、あの投球を、もう一度見たかった。 みんなそう思ってますよね。誰より本人が、そう願ってますよね。
もう、ピッチャーってはかないよなぁ…。
お疲れ様でした。ありがとう。 それしかわたしたちには言えませんね。 限界まで頑張ってくれたんだもの、ありがとうとファンとして言いたいです。 伊藤智仁と川崎憲次郎は、わたしは絶対忘れない!
今日は高校時代の友人の結婚式でした。 わたしは二次会へ参加したのですが、軽く同窓会のようで、とても楽しかったです。久しぶりに会っても、昔となんら変わりなくぺらぺらおしゃべりできる、仲良くいられるというのは、本当に嬉しいことです。 たくさんの思い出話とうわさ話に、いっぱい笑いました。
結婚した友人はとても可愛くて、幸せそうな笑顔をしていました。あんなに可愛い彼女を初めて見たよ。たくさんたくさん祝福されて、本当に天使が舞うようだもの。 いいなぁ、わたしにもこんな日はやって来るのかしら。
考えられない…
地下鉄の改札口にいる駅員さんに、どこかのおじさんが、ドラゴンズの優勝について熱く語っていた。おじさんはとても嬉しそうに語り続け、駅員さんも仕事中で迷惑だろうに嫌な顔ひとつせず、うんうんと頷き続け、わたしはとても嬉しい気持ちになりました。
栄へ出ると、半端じゃない人の数。優勝セールが始まったのですね! 地下街には“燃えよドラゴンズ”がエンドレスで流れ続け、三越の店員さんなんて皆、ドラゴンズサンバイザーをかぶっていました。ケーキ屋さんも服屋さんも化粧品屋さんも、みーんな。
もちろんドラT姿のひともいっぱい。ちびっこも普通に着せられていたりすると、わぁ!と思って、また嬉しくなるのでした。
中日優勝です。 今日は負けましたが、ヤクルトも負けたので優勝が決まりました。負けて優勝なんてできないよ!と思ってずーっと観ていましたが、このペナントレース戦いぬいた結果なのだから、別に今日負けたからって優勝に変わりない、すごいことなのです。
今シーズン、ドラファンであるわたしを何がいちばん熱くし続けたかって、それはやはり落合監督だと思います。 落合の、監督としての姿勢といいましょうか。 異色の監督だなんて言われていますが、もっとも的を得た、正しいことを、きちんとこなしているのではないですか。 わかりやすくて、誰もが納得のいくやり方を、潔くサラっとやってしまうのです。ファンから観て、それはとても気持ちの良いものでした(たまにびっくりすることもあるんだけどね。笑)。それはきっと選手にとっても気持ちよいものに違いないと思うのです。だから皆、落合についていった、互いの信頼が築かれ、あれだけ素晴らしい試合をいくつも見せてくれる結果になったのではないかな。
落合って選手のころは、一匹狼というか、孤高の人というか、とにかくチームや組織みたいのは苦手で、ひとりで、たんたんと、もくもくと自分の進むべき道を見極めて進んでいく人なんだと思っていました。人付き合いも苦手なんだろうと思っていました。 でも、監督になってからは少し印象が変わりました。なんなんだろうなぁ、野球を見つめる視線はとても正しくて、厳しいのだけど、すごくやさしくておだやかなんだな。独特のゆったりとした感じ。大人なんだよなぁ。星野監督もかっこよかったけれど、落合のかっこよさは正反対のかっこよさだと思います。テレビや新聞だけで、勝手に持った印象を言ったってしょうがないけどね、そう感じます。
最初はなんて自信満々な監督なんだと思っていたけれど、自信満々なんかじゃなくて、やるべきことをていねいにこなせば、優勝なんて簡単だよ、って言っていたんだね。
とにかくM1でヤクルトに敗れたとき、客席に向かって大きく手をふり頭を下げたのと、今日の優勝の監督インタビューには本当に感動してしまいました。「やったのは選手です。選手をほめてやって下さい」って。
日本シリーズ楽しみだなぁ。
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