毎日なんか考えてる。

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2000年09月29日(金) * 大好きなワンコ *

いつも行く公園のすぐ脇に白い雑種犬がいる。
庭で放し飼いになっていて、いつも玄関か車庫の柵のそばでお昼寝をしているのだ。
公園のすぐ脇という場所柄、このワンコはチビッコ達の人気者。

入れ替わり立ち代り子供がヨチヨチと寄ってきては「ワンワッ!ワンワッ!」っと柵をガシャガシャとやっている。
年がら年中子供たちの注目を浴びていて「たまには静かにしてくれ」なんて思っているのかも知れないのだけど、それよりも大変だなぁって思うのがこのお家の人。
それこそ1年中、陽が出てる時間帯はヒッキリ無しに子供と親が家の周りにしゃがみ込んでいるんだもん。
有難い事にこのお家の人は子供も騒々しいのも「仕方ないや」って思ってくれているようで「うるさいなぁ〜」って思うこともあるとは思うのだけど、顔を合わせればニコニコ挨拶してくれる。良い人たちだ〜。

かく言うカブトもここのワンワンが大好きで、最近は公園に行くと砂場とかで遊んでいる最中に突然「思いだしたっ!」っと言わんばかりの勢いでクルっとワンワン方向へマッシグラなのだ。
そして必ずワンワンと垣根のお花の間を行ったり来たりする。(スゴク楽しそう)
1人子供が居るとつられて公園からまた子供がやって来て、いつの間にやらその「普通の民家」の周りには子供と親の輪が出来ている、というワケなのだ。
そして母たちが集えば世間話も始まり・・・。
ソコは確かに公園の外なんだけど、ワンワンがいるばっかりにその家まで公園みたいになってしまっているのであった。
ワンコのお家の方々いつもスミマセン。

それにしても子供ってどうしてあんなに犬が好きなんだろうね。
最初の言葉シリーズのベスト5には「ワンワン」って入っているような気がするし。
そうそう。カブも怪しげながら、最近「ワンワン」と「オッパイ」と「ゴハン」を言っているような気がするのだ。
あくまでも「気がする」ってくらい怪しげなんだけど、「オッパ」「ゴハ」「ワンワ」の発音を必ずソノ場面でしているような気がするんだけど・・・。
ダーリンはまだ認定してくれていないのよね。クスン。

まぁ、オシャベリはまだ怪しげながらも、最近急に意味がわかる単語が増えて来ているらしく、話し掛けるのも面白くて仕方ない今日この頃。
夢の初「オカーサン」まではまだ遠い道のりかな・・・。



2000年09月28日(木) * ホウイチタイツ *

毎日オリンピックに釘付けなのだけど、昨日のシンクロでスゴイ気になってしまったことが!
それは優勝したロシアチームの水着!
何でもテーマが「空手」という事で水着も空手をモチーフにしたらしい。
まぁ、そこまでは良いとしよう。
さて颯爽と選手登場。キビキビと揃い踏みな足長2人組。
どうやら胴着をイメージしたらしき“前合わせ+黒帯び”がプリントされた水着で登場。髪型も例のヒッツメスタイルにお祭りのねじりハチマキ風髪留めを付けている。
「空手にねじりハチマキ」なんか違うような気もするが…。ま、いっか。
そして始まりのポーズを決める2人がアップになった。
「!!!!???・・・・ワッハッハ〜〜(爆笑)」
何と胴着のアワセ部分と思われる場所にキラキラと輝く金文字で「空手」と漢字で書かれているではないかぁ〜〜!!
そんな所に説明入れなくてもイイじゃん〜!
しかも誰が書いたのか、その文字は微妙にヘタクソなんであった。
可笑しすぎるぞ、ロシアチーム。

オマケに音楽は和太鼓がリズムを刻んでいる。
ねじりハチマキと言い、和太鼓と言い、それって「空手」じゃなくて「祭り」なんでないかい?

スゴイ可笑しかったんだけど、何しろ一緒にいるのは1歳児のカブ。
ヤツにこの面白さは伝わらない!
クソォ〜。ダーリンが帰ってきたら絶対に一緒に笑うぞぉ〜!っと意気込んでいたものの、どうも話がヘタクソな私。
話しながら自分が笑ってしまい(最悪)ダーリンには笑ってもらえず。
ちくしょう。

オマケにその話から最近漢字Tシャツが流行ってるという話題になり、新たなるモードを閃いたわたくし。
名づけて「耳無しホウイチ全身タイツ」。
全身にお経が書いてあって、耳だけ飛び出るようになってる全身タイツなのだ!!
閃いた途端、メチャクチャ可笑しくなっちゃって、
ゲラゲラ笑いながらこの「名案」を話したものの、またしても全然笑ってもらえず、
それどころか「相変わらず古典的だね…。」と寒い視線を投げつけられてしまったのであった。
むなしい。
クヤシイから「ホウイチタイツ」を自分で作って、ある日突然着てやろうかっ!?とまで思ったんだけど…。
よくよく考えたら、ダーリンどころかカブにまで寒い目でみられたらカナリ悲しいかも…と言うわけで闇に葬られた私の「名案」なんであった。



2000年09月27日(水) * シケた1日 *

カブはどうやら風邪をひいてしまったらしく、昨晩から「ブエェェ〜クションッ!!→鼻水ヅル〜」っという漫画のようなハナタレ小僧になってる本日。
まだ青っ洟じゃないだけ小汚なくは無いものの、垂れてくる鼻水はどうもショッパイらしく、気がつくと手で拭いて舐めている〜〜!!
やめてくれ〜っ!
そんな訳で、今日は濡れガーゼを片手にカブの鼻水をひたすら拭き続ける私。
シケてるなぁ。

カブもカブでどうも体のキレが悪いらしく、何をやっても上手く行かず泣いてばかり。
お気に入りの“紐付きスヌーピー”を散歩させれば椅子に絡まり、癇癪。
手押し車を押せば車ごとひっくり返り号泣。
マダラを追いかけてはつまづいて転んでまたまた号泣。
気分転換に外でも行くか?!っと思い支度をしてイザ玄関に出ると雨が降り出すわ、イヨイヨ眠くなって横になるものの鼻が詰まってうまく眠れず昼寝をするまで結局1時間以上も激しくグズっていた。
こんなトホホな日もあるのだよね〜。フゥ。

その上どうやら私までカゼをうつされたらしく何となくダルイし、踏んだり蹴ったりの1日だったのだけど、そんな中なごませる出来事が1つあった。

お昼寝から目覚めて、少し機嫌が回復したカブはリビングで1人おとなしく遊んでいた。
その隙に、カブの食事の支度をしていると、突然ものすごい大音量が聞こえてきた。
ビックリして台所からリビングへ行ってみると…。
ソファーの上にキチンと座り、リモコン片手にテレビを見ている1歳児発見〜!
確かにチャンネルはオリンピック中継だった筈なのに違う番組になってる。
君が回したんかい?!プププ。
しかも音量は最大っ!
これも君が最大音量にしたんかい?ククク。
多分チャンネルと音量はモコンを持っていたら偶然音量ボタンを押してしまったんだと思うけど…。
それにしたってソファーの座面は床から50センチくらいあるのよ。
ソコを1人でよじ登って、キチンと正しい位置に座ってテレビを見てるその姿は異常に可愛かったのだ♪

とは言え和んでばかりも居られない。
ソファーに登れても、一人で降りられないんだもんなぁ〜。まったく…。
あの頭でっかちのカブが落っこちたらチョットしたケガをするかもしれないもんね。
一人で降りられる様になるまでの暫くの間、ソファーの下にお昼寝フトンを敷いておくことにしたよ。
そうやってドンドンお部屋の美観が損なわれていくのだよね…。カナシ。



2000年09月26日(火) * がんばれトーチャン *

夏が過ぎて日中の日差しも柔らかくなり、カブの食欲も「食欲の秋」そのものの勢いに戻っている今日この頃。
手づかみで野獣の様に食べるその姿を見ていると「あの食欲不振な夏はなんだったんだろう〜?」と苦笑いをしたくなるくらい。

食欲が戻って気がついた事がある。
「たくさん食べる」ということは「スタミナが付く」ということなのだ。
つまり、ネジが切れるまでの時間が長くなる。
そう!今まで3時間くらい遊べばくたばっていたのに、食欲が戻ってからというもの、5時間くらい平気で動き回ってる。完全にお昼寝は1回のペースになってしまった。
しかもここ最近は、午前中と夕方、1日2回も公園に行ってるのに!!!
まったく、こっちがくたばりそうだぞ。

そう言えば、日曜日ダーリンとカブと3人で、昼に買い物がてらいつもの公園へ行った時のこと。
ダーリンがカブと遊んでくれているので、コレ幸いとベンチに座ってノンビリと2人の様子を眺めていた私。
公園にいた時間は1時間くらい。スーパーで30分くらい買い物をして帰宅した。
カブはスッカリ遊んで満足し、家に着くなり眠ってしまった。
さて。ヤツが居ない平和な時間がやってきたっ!と思いきや…。
振り向くと疲労コンパイ模様のダーリン。
私「疲れた?(笑)」
ダ「疲れた〜〜〜っ!1日2回も毎日行ってんのっ!?オレ、仕事してた方がイイやぁ〜!」
だってさ〜。
運動不足もイイトコだよね。フフフ。

でも確かに歩き始めてから3歳前くらいまでの子ってのは、「危険なこと」に疎いもんだから目が離せない。
しかもホントに眠くてネジが切れるまで全力で遊ぶんだから。
“公園で子供と一緒についてまわる親の図”を遠くから見てる分には「ウララカな風景」って感じで、そんなに疲れることをしてるようには見えないんだけどね〜。
っが、実は子供と一緒に居るのって,結構体力を使うのだ!

ダーリンよ。
カブと「キャッチボールな休日」を過ごしたかったら今から体力つくりに励んでくれたまえっ!
ヤツは日1にちとパワーアップしてるのだっ!
がんばれトーチャン!
オホホホホ。



2000年09月25日(月) * 満足満足 *

というわけで22日から1泊で伊豆高原に家族旅行へ行ってきたshon一家。
イベント好きの私が
「カブの誕生日を記念して初の家族水入らず旅行へ行くのだ〜〜!」っと息巻いて決行となった今回の旅行。
カブの誕生記念の旅行なはずなのに、ナゼかメインは温泉。
ウシシ。そう。「カブの…」と言うのは口実で、夏のオバーチャンちへの旅行が成功した時からヒソカに、そして着々と温泉への欲望を膨らませていた私なのであった。うしし。

今回は、カブもまだ小さいし温泉がメインって事もあったので観光の計画は立てずに基本的に「宿の近所でノンビリしよう作戦」で臨むことにした。
なので、宿は周囲への音やなんかを気にしないで済み、なおかつ食事は2食付いている絶好のプランを検討し、結局ホテルが管理してる貸し別荘に泊まることにした。

さて。いつものごとくノンビリとチェックインの時間に入ればイイやくらいのチンタラムードな朝を迎え、お昼前に出発し予定通り3時ごろ現地着。
早速貸し別荘のキーをホテルで受け取り、ウキウキ気分で今夜の我が家へ向かう一行。
この貸し別荘が建っている場所は一帯が別荘地帯で、たくさんの別荘が建っている。
スゴイ豪華な別荘を眺めては「いやぁ〜、世の中には金が有り余ってる人ってのがいるんだよね〜。うらやますぃ〜!」なんてロクデモない事を言っているうちに、ダーリンが私たちが泊まる別荘を発見した。
ダ「アレだ!アレだ!」
S「ドレドレ?」
ダ「アレ、アレ。」
S「アレ?!」
ダ&S「・・・・。ップッ(笑)!!」

私たちはこの別荘がどんな建物なのか、事前に写真なりなんなりで確認していなかった。
「ホテルが経営する伊豆高原の貸し別荘」というイメージから、勝手にコテージ風の高原の別荘を想像していたのだ。
っが。目の前に現れたその建物は…。
『こじんまりした民家』のような佇まいだったのだ!!

恐る恐る玄関の鍵を開けて「おじゃましまぁ〜す」と進入。
中は12畳くらいのオープンキッチンが付いたリビングと6畳くらいの和室と洋室が1つづつ。
そして建物は割と年季が入っている。
そう。最初につい「おじゃましま〜す」と言ってしまった私達の行動はある意味、素直な感想だったのである。
だって、まさに「伊豆高原に建つ、誰かのお家にお留守番に来たshon一家」という気分になるお家だったのだ。

なんか笑っちゃったよ〜。
もしもダーリンと2人きりの旅行だったら「なんか外した〜!」ってなりそうなイキオイだったんだけど、何しろ本日の主役であるカブが大ハシャギ。
窓がイッパイあるし、知らないお家なのにオトーサンとオカーサンと僕の3人きりなもんだから、家中バタバタと歩き回っては大興奮。
そんなカブを見ていたら「もしかして、コレって成功?!ップッ(笑)!」っと一気に和んでしまったのでした。

確かに普通のホテルのツインルームに比べたら開放感もあるし、何しろ広い。
そしていくら騒いでもOKなのだ。
カブとダーリンは持ってきたサッカーボールを蹴りまくっては奇声を上げて追い掛けっこを堪能してた。
そうそう、和室が付いてるのも結果的に成功だったんだ。
夜になるまで気がつかなかったのだけど、洋室にあるベッドルームにはシングルベッドが2つ入っていて、もしも和室がなかったらそこで眠ることになった訳で、ベッドには当然柵は付いていない訳で。
となると、そのシングルベッドをヅルヅルと移動させてカブが落っこちないように細工したりなんだりしたとしても、ヤッパリ落っこちるんじゃないか。
という不安からマンジリできない夜を過ごしていたかもしれないもんね。
まぁ、多分事前に言っておけば子供用にエキストラベッドを入れてくれたりするんだろうけど、それにしたってヤッパリ柵までは無かったに違いないし。

まぁとにかく、この和室ってヤツは子供にとってなかなか良いもんなんだなって再認識したよ。
カブが生まれてからこっち、和室で過ごしたことが無かったから気がつきもしなかったんだけど、畳ってフローリングと違って滑らないし転んでも痛くないし。
それにどうしたって畳に直に座ると目線が低くなるから、目線が子供と同じになるんだよね。今度引っ越すときは1部屋くらい和室が付いてるお家を探したいなぁ〜って思ったくらい、畳の存在を見直してしまったよ。

とにかくそんな訳で「高原のコテージ」だった筈が、ナゼか6畳の和室でゴロゴロとオリンピックを見ながら転げまわる図になってしまったんであった。笑える。

夜はケーキにロウソクを1本立ててビデオを回しつつ「HAPPY BIRTHDAY♪」を歌いお祝いしたのだけど、ダーリンと2人「このビデオをカブが将来見たときに、いくら私たちが“誕生記念で伊豆高原の貸し別荘に行って…”って言っても信じてもらえなさそうだよね〜。」なんて言いながら笑ってしまった。

たった1泊の旅行だったけど、掃除も洗濯も炊事も無し、温泉にも心行くまで浸かって(カブはダーリンが一緒に入ってくれたので、ホントにゆっくりできたのだ!)ちょっと「非日常的」な夜をヘンテコな貸し別荘で十分堪能できたし、なによりカブがネジが切れるまで大ハシャギで喜んでくれて。
ちょっとした誤算はあったものの、満足満足な初の家族旅行でした。

今度の旅行は私の誕生日かなっ。ウシ。



2000年09月22日(金) * 1歳の誕生日。感無量 *

本日9月22日はカブの誕生日。
いやぁ〜。経ったね、1年。
イベント大好きな私だけど、こんなに感慨深いイベントは初めてだよ。
子供の誕生日ってこんなにもシミジミしちゃうものなんだね。

1歳の誕生日を迎えて思い出すのは去年のこと。
この1年のこと。
子供が生まれる前の自分のこと。
きっと母はみんな同じ想いにふける日なんだろうな。

子供が苦手で自分のことでイッパイイッパイで自分が「母になる」
なんて想像できなかった20代。
30を迎えるにあたって、それこそホントにサンザン考えた。
「私はホントに子供が欲しいの?お母さんになれるの?」って。
「子供が欲しい。産もう!」と決めたは良いけれど、いざ妊娠して
みると「ホントに私なんかが人間1人育てることが出来るのか?!
お母さんになんてなれるのか?!」って正直不安でいっぱいだった。
自信もなければ自分の母性も疑っていた。

でも、結局のところ私は「お母さん」になった。
そしてカブトは1歳を迎えた。

去年の今日、前日まで持ちつづけていた不安はカブを抱いた瞬間、
吹っ飛んだのを今でも良く覚えている。
無神論者の私だけど、何度も思った。「神様、ありがとう」って。

カブと会う前、あんなにも不安に思っていた理由が1年経ってみてわかる様な気がする。
母になる前の私は「母親」という自分の中のイメージにビビっていたのだ。
「大好きなお母さん」「素敵な女性」「家の事を何よりも優先するお母さん」etc.etc…
自分にとっての母親像とは、あまりにも大きいものだったんだなって。
でも、完璧な人間が居ないように完璧な母なんて居ない。
それは私の母にしたってそうだったであろう。
確かに自分の母親はモデルになってしまうのかもしれない。
でも私は「私の母」ではない。
私もカブトも世界でただ1人の存在で、私とカブトのセットだって世界で唯一のペアで、
だから「モデル」なんて必要ないのだ。
ましてや育児書なんてクソクラエだ!

相変わらずグータラな日々を過ごしてる、どちらかと言えばいい加減な母な私だけど。
でも、カブトを愛しいと思う気持ちはどんな物とも変えられない。
価値観や育て方は千差万別かもしれないけれど、その気持ちこそが「母」であることの
証なんだなって。
逆にそれ以外の事なんて、案外どうでも良いことなんじゃないかって、しみじみ思うのだ。

まだまだ未熟な「母年齢1歳」の私。
そして多分、これからも未熟な母の私。
でも、カブトの母は私1人。
だから1歳の誕生日を迎えても性懲りも無く「これでイイのだ!」で突き進んで
行きたいと思うのであった。

そして、1歳の誕生日を迎えてあらためて。

カブが健やかに1年を過ごせたこと。
カブを愛しいと思えること。
私をお母さんにしてくれたこと。

神様と、ダーリンに、感謝。



2000年09月21日(木) * 滑り台にのぼる *

公園においてのカブの行動を見ていると、どうやら自分より大きな子供の方が興味があるらしい。
公園で遊んでいる子供たちは、だいたいにしてカブより大きい子達が殆どなのだけど(1歳4ヶ月〜3歳くらいまでが主流)その中でも動きがある大きなお兄ちゃんにくっついて行きたがるのだ。
くっついて行ったからといって一緒に何かをして遊べるワケじゃないのだけど、彼らがかもし出す「楽しそうな雰囲気」に誘われてフラフラと寄って行っているらしい。
今日も大きな滑り台の近くで寄り固まって何やらカードを交換しあっている小学生の輪に、気がつくと参加してるカブ。
お兄ちゃんの半分くらいの大きさのカブが、足元で手を上げてアゥ〜アゥ〜と声を上げている。
手にしてるカードを見たくて仕方がないのだ。
っが、小学生の男の子って年代はもっとも赤ちゃんに興味が無い世代であろう。
カブの奇声は「聞こえなかったふり」作戦を決め込み、チラリと母の方を見る。

迷惑がられているのね。ククク。っと思いながらも、いじわるそうなお兄ちゃん達じゃなさそうだったので、近くに寄っていって少しカブの様子を見ていた。(赤ちゃんのみならず母親まで近くに寄ってきて多分迷惑だったと思うのだけど。ごめんね、お兄ちゃん達。)
オモシロイなぁ〜って思うのが、おうちで自分が欲しいものに手が届かなかったり、取れなかったりしたら絶対にキーキーと癇癪を起こすのに、お兄ちゃん達が持ってるモノが手に入らなくても癇癪を起こさないのだ。
っで、どうするかと言うと。
11ヶ月児の知能をグルグルとフル回転させて、なんとかその手にしてるモノを見ようとするのだ。
そこでカブが取った行動。
「滑り台に登る!」
そこの滑り台は踊り場が広くて、子供が10人くらい待っていられるようなスペースが上にある。そこに上がれば上からそのカードを見れると思ったらしい。
今まで「シュ〜しようよ〜!」っと滑り台にいざなっても全然興味を示さず、その階段を登るそぶりすら見せたことが無いのに、やにわにハイハイの応用形で階段を上り始めたのだ。
いやはや。
びっくりしたぞ。
君は階段を登れたのね。オカーサン知らなかったよ(笑)

子供の好奇心ってのはホントに凄まじい。
何か気になることがあると、それ以外のものは全然目に入らなくなっちゃうんだもんね。
変な表現かもしれないけれど、そんな子供たちを見ていると「何だか生き急いでいるみたいだな」なんて思うことがある。
時間はタップリあるのに。「今」の感性や欲をまっとうする為に全集中力を使っているのだ。
ホントにすごい。

そんなワケで公園に行くとカブのたくさんの表情を発見できるのが楽しくて、足しげく通ってしまう今日この頃。
そんなカブもいよいよ明日で(22日)で1歳。
感慨深い1日になりそうな予感。



2000年09月20日(水) * クサクサ解消法 *

な〜んかクサクサしてる時の解消法って人それぞれイロイロな方法があるのだと思うけど、私の“ちょっとしたクサクサ”の解消法。
それは「掃除」。
「カブ疲れ」に限って言えば、体力的に疲れている場合が多いので掃除をしても気分が晴れるどころか逆に疲れを増長させるだけなので効果はないのだけど、それ以外の些細な“クサクサ”は掃除が効果テキメンなのだ。
ちょっとしたイヤな事があって、ガクゥ〜〜ンと何にもやる気が起きない時。
無心になって雑巾掛けやら掃除機掛けやらをいつもの手順どおり行うと、アラ不思議。
掃除が終わってお部屋がスッキリするころには気分までスッキリしているのだ。

多分「無心になれること」っていうのがポイントなんだろうな。
考えるっていう行為は無意識のうちにしてる訳だから、考えたい事があるときに「考えない様にしよう」と思ったところで、油断すると考えてる自分がいる。
そう思うと「考えないようにする方法」ってのは案外難しいのだ。

以前は掃除と同じ位の効果がある「クサクサ解消法」として週に1回くらい泳いでいたのだけど、さすがに子供が生まれてからは気軽にフィットネスクラブへという訳にはいかなくなってしまった。

ダーリンは大の掃除嫌いなので「なんかブルーなんだよねぇ〜」なんて言いながら、そんな時に限ってゴーゴーと掃除機を張り切って掛けている私を見ると「ナゾな人」と思うらしいのだけど、案外みんな人からみたら「?」って思うようなクサクサ解消法って持ってるんだろうな。

赤ちゃんはクサクサを溜め込んだりしない。
気にいらない事があったら即キーキーグズグズ言って終了。
自分がガク〜ンと来てる時にカブのそんなシンプルな態度を見てると「なんかスゴイ。子供ってスゴイ図太いのかも…。」なんて思ってしまう今日この頃なのでした。



2000年09月19日(火) * なんとか *

いやぁ〜。参った。
ここ1ヶ月くらい、なんかパソコンの調子がおかしいかなぁ〜(異常に重い、よくフリーズする)とは思っていたんだけど、まさか立ち上がらないほどひどい状態になるなんて思っていあなかったんで、ついついバックアップなんかも怠っていたら。
ある日の朝。いつものようにパソコンの電源をONにするが立ち上がらず。
っと、ここまでは今までだってあった現象だったのでまだ余裕を見せていた私。
っが。
イロイロやってみるものの、トラブルのときに立ち上げるsefeモードですら上がらない。
ここまで来て「もしかしてこれは…?」と不吉な予感が頭をよぎり始めたのである。

結局、元ヘルプデスクネーチャンであった私の知識でもどうしようもないということが判明。ダーリンの帰宅を待つ。
多分、パソコンをすべて初期化すればパソコン自体は治ったのかもしれないのだけど、失いたくないのは何しろカブの生まれてからのすべての写真。これはもう、何にも変えられないくらい絶対に何とかしたい!っという必死の訴えにダーリン奮闘。
いやいや。
IT系のお仕事に就いているダーリンの「手の職」をこんなに感謝したことはなかったね(笑)
データの一部が損傷してるものの、取り出せるデータもあることが判明したのだ。
やったぁ〜〜〜!!っと狂喜乱舞の妻。

これを機に我が家のオンボロパソはオニューパソへ買い換えられ、早速カブの写真データは9割がた無事にオニューパソへ移行されたのでした。
一件落着だよ。

それにしたって、この数日間で実感したこと。
自分にとってパソコンがこれまでにも生活に食い込んできていたという事実。
使えなかった、たった数日は何とも寂しい気持ちでイッパイになってしまったのだ。
子供が生まれる前は仕事で思いっきりパソコンに関わっていたので「おうちに帰ってきてまでパソコンだなんてっ。絶対にイヤ!!」なんて思っていたって言うのにさ。
人間環境が変われば行いも変わるってもんなんだね〜。

とにかく無事、復活しました。

そして今回「大切なデータはバックアップを取りましょう」という基本中の基本を思い知らされたので、ニュウパソはCD-RW付のパソコンを購入しました。
みなさんも大切なデータはバックアップ取っておいて下さいね。
とり返しがつかなくなる前に。



2000年09月18日(月) * まっとうな感じ *

超夜型ベビーのカブ。
帰宅が遅く寝るのも遅いお父さんの生活に合わせて暮らすこと早1年。
「このままではいか〜ん!」と思いつつ、毎日深夜12時すぎに就寝し、朝は10時くらいまで眠りこけていたのだ。
それにより私達親子にとって午前中の外界は「未知の世界」だった。
アンヨが始まったのが7月。ちょうど夏が始まった頃だったので、昼間は暑いから夕方に出動するのも心地よく、夜型な生活も「ま、いっか。」とズルズルとなし崩しな毎日を送っていたのだ。
っが、ここに来て陽もツルベ落とし。6時には暗くなってしまう。
むむむ〜。イカン。このまま冬に突入したら夕方ノコノコ公園に行ったところでウスラ寒いわ誰も居ないわ…お寒い状況に追い込まれること間違いなし。
これは秋のウチに生活のリズムを改善しなくては…っとヒソカに決心したいた私。
そして実行のチャンスはやってきた!
お昼寝のタイミングが微妙にズレたのだ。
満を持して10時に寝かせつける。このまま朝まで寝てくれたら大成功だ〜!
っが、もしも途中で起きてしまったら今晩は恐るべし「ワッショイな夜」が待っている。
どうかこのまま寝てオクレ〜!っと祈る気持ちで忍者のように息を潜めて過ごす夫婦。
かくして途中で何度か寝ぼけて泣いたものの、まんまと熟睡モードに入った。
やったぁ〜〜!久々の静かな夜なのだ〜〜!
調子に乗って深夜パソタイムをいそしんだわたくし。
そしてそのツケは翌朝に…。
そう、早く寝たということは早く起きると言う事。あたりまえじゃないか、私っ!
なんと数ヶ月ぶりの6時半起き〜〜!
いやぁ〜朝日がまぶしぜ〜。目覚ましテレビやってるぜ〜。
気分は爽快。っが睡眠時間3時間で頭はモウロウ。
自業自得とは正にこのことだね。
でも朝早く起きて午前中に家事を済ませ、お昼前に公園に行っちゃうなんて「まっとうな感じ」がして気持ち良かったよ。
コレを機にカブの生活リズムが朝型になるように心がけよっ!
プラス私の夜更かしもホドホドにするのだ!(決心)



2000年09月14日(木) * 香りを放つ口 *

本日のカブの夕飯。
1・じゃが芋をふかしたヤツを丸1個。(芋好きなカブ)
2・「トマトとナスのスパ」の具の、味付けする前のヤツ。
3・茹でたブロッコリー

問題は「2」のスパの具。
本日の大人達の夕飯は、トマト+ナス+シメジ+ベーコンをオリーブオイル+ニンニクで炒め、その後ナンヤラカンヤラと味付けをしてパスタに絡めて頂く。というメニューだった。
で、とりあえず味付けをする前の具を取り分けてカブの夕飯の1品にする事にしたのだ。

コレは初めて食べさせるメニューだったんで食べるかなぁ〜?っと半信半疑だったんだけど、
大好きな芋と共に食う食う。
ムシャムシャワシワシと顔じゅうベタベタにしてムシャブリ付いてくれた。
うっしっし。成功じゃないか。

かくして無事に夕飯は終了し、いつものごとくスゴイ状態になってるカブをそのまま風呂へ拉致。
ベタベタになった顔から手から洗い流し、さて、ピッタリと抱っこして湯船に浸かる。
私の止められないクセの一つに「ピッタリ顔を寄せるとツイカブの口の辺りの匂いを嗅いでしまう」というのがある。
本日も暖かい湯に浸かりつつ、クンクンと匂いを嗅いでいると・・・。
「・・・?」クンクン。「・・・?」
な、なんか臭いぞ!?
いつものカブの口の匂いじゃなぁ〜いっ!
なんか赤ちゃんぽくないオイニ〜が漂っているぞっ!?
っが、さらに嗅いでしまう私。
「!」
この匂いは・・・。
ニンニクじゃんかぁ〜〜〜!!!

そうだった。
「味付けをする前」という事ばかり気にして、ニンニクの事なんてスッカリ忘れてた。
まぁ具はフニャフニャになるほど炒めてる訳だし、ニンニクを食っちゃイケナイって事は無いと思うけど・・・。
っが、ニンニク臭い0才児っていうのはいかがなモンでしょうか?!
圧倒的にイヤでしょう〜。ニンニク臭い赤ちゃん。オヤジじゃあるまいし。

それよりも何よりも、あんなタンマリ入ったニンニクを君は気にもせずにウマウマと食っていたって訳かい?っと思うと、その味覚の鈍感さには苦笑いをしてしまうしか無いのであった。
(私が食べさせたんだけどさぁ・・・。)

何はトモアレ。
明日の朝には元の「かぐわしい香りを放つ口」に戻っていて欲しいと願う母なのであった。



2000年09月13日(水) * いつもと違う夜 *

昨日の深夜1時から2時半にかけてマンション内の「停電・断水」があると前から告知がされていた。
ウチはダーリンの帰宅が遅い+従来の夜型生活から抜け出せない。という理由から1時はまだまだ活動時間。
だいたいにしてカブが寝るのが12時〜1時の間くらいなのだ。

そしてまたもやウッカリサザエの私。
その事をスッカリ忘れていてのであった。
昨日は雨が凄くて外にも出ずに家に閉じ篭っていたので、エントランスに貼ってある貼り紙も目にする事なく、11時半にダーリンが帰宅するまでいつものようにのほほんと構えていた。

ダーリン、帰宅するなり「今日だったんだね。」
shon「??何が?」
ダーリン「まさか、忘れてた?!コイツめ危ないぃ〜〜!今日停電の日じゃん!」
shon「ゲっ!!やばい!よりによって風呂まだ入ってないっ!」
ダー「まじぃ〜〜!?ヤバイよ!早くメシ食っちゃわないとっ!!」

ダーリンが帰って来て遊んでもらえるとテンションが上がってるカブを2人して無視!
早いトコごはん食べて片付けして風呂入ってトイレに行って・・・
あと1時間半で我家のライフラインは切断されるのだぁ〜〜〜!!!!

すごい。急いで何かやったのってイツぶりだ?!
OL時代の朝のようなイキオイでご飯を食らい、ダッシュでお風呂に入り、片付けはダーリンがしてくれて、とにかく大急ぎだ。
イチイチダーリンが「隊長!(こうゆう場合の隊長はワタシ)あと○○分です!」っと報告。
そして私もその気になって「よしっ!副隊長!カブの最終ミルクを作成するんだ!」「懐中電灯よぉ〜し!ロウソクよぉ〜し!」なんてやってみたりして。

すべての作業を終え、時計を見ると1時5分前だった。
またもや軽い達成感に襲われるアホ夫婦。
そんな時間なのにビールなんかあけちゃって乾杯してみたりして。
「ッピッ!」時計が1時を知らせた。
が。暗くならない。
まぁ、そうそうピッタリに実行されるもんでもないもんね。

一方カブは両親のなんだかワッショイなムードに感化され、誰も相手にしていないにもかかわらず、めちゃくちゃハイ。
1時だって言うのに奇声を上げてグルグル歩き回ってる。寝てくれ・・・。

そうこうしていると、フっと電気が消えた。
「おっ!来たね来たね!寝ないと!」っと3人でゾロゾロと寝室へ。
寝室にある仏壇のロウソクを付ける。「超・和風照明」と化した仏壇はヤケに神々しいのであった。

なんか台風と一緒でこうゆう事って何か興奮するんだよね。
ちょっとしたイベント気分で。
カブは寝室に入ってスグに眠ってしまったものの、私とダーリンはロウソクの灯りの元、カブを挟んでヒソヒソ声で
「なんか楽しいね〜。今ウンチしたくなっちゃった人、家族中からヒンシュクだね〜」とか
「断水忘れててシャンプーの最中に水とまっちゃった人とかいたりして。ウキキ。」なんてトリトメの無いお喋りは続くのであった。

しかし。
ナント停電15分で終了。
電気が点いた瞬間、2人して顔を見合わせて言った言葉。
「つまんなぁ〜〜い!!」

電気が点いたらアリガタイ筈なのに一気にしらけてしまい「深夜のお喋りタイム」もこれにて終了。
いつもと違う夜はたった15分で過ぎ去っていったのであった。



2000年09月12日(火) * この「毎日」 *

今日、カブのイトコの「蓮くん」がママと一緒に遊びにやってきた。
蓮くんとカブの関係はパパ同士が兄弟なんで、「義理の甥っ子」という事になる。

蓮くんとカブは半年違いの同学年で、カブは9月生まれの11ヶ月BABY。
蓮くんは3月生まれの5ヶ月BABY。
イヤハヤ、赤ちゃん時代の半年ってのはスゴイ差があるもんなんだよね。
蓮くんを見てるとたった半年前の事なのに、カブの5ヶ月だった頃を思い出し、懐かしい気持ちになった。

カブの5ヶ月は「赤ちゃん前期」から「赤ちゃん中期」の境目で(勝手に分類)それまでボンヤリしてる事が多かったのに
急に体を動かし始めたり、周りのモノや音に対する興味を強く見せるようになって、多少なりの自我も芽生えて来た頃だった。
私自身も毎日カブと一緒にモウロウとしてる事が多かったのが、一緒に遊んだり話しかけたりすると反応するようになって俄然楽しくなってきた頃。
今振返ると「5ヶ月の思い出=ベッドールーム」!!
お散歩以外のお家にいる時間は、とにかくベッドルームで日がな過ごしていたのだ!
「お座り半人前のカブと長い間遊べる作戦」を考えて編み出したのが、この「ベッドルームで日がな過ごす作戦」だったのである。(たいした作戦ではない。)
その時住んでたお家は4畳半の部屋にキチキチにベッドが入っていたので、ベッドの上がプレイマット状態。フトンで“なんちゃって・お座り大好き”を作って、お座りさせたり転がしたり、カブの周りにはオモチャやら千切って遊ぶ紙キレ、自分の食事、本から新聞から、ぜぇ〜〜んぶベッドに持ち込んで1日を過ごしていたのだ。
ちょうど真冬だった事もあって、寝室だけポッカポカに暖めて、一番奥の一番狭いベッドルームにカブと私とマダラ(猫)と集まってグウタラ過ごしていたんだよね。

アレからたった半年。
カブはもう自分でワシワシと歩きまわり、ペースト状の米粒しか食べられなかったクセに、自分の手でパンを食べ野菜を食べ、お座りするのも覚束なかったのに砂場で穴を掘ってたりするのだ。
つくづく子供の成長ってスゴイと、改めて感じさせられた。

5ヶ月BABYの蓮くんと半日過ごして思い出した事。
「アレも触りたい、コレも舐めたい、でも体が上手く動かないぃ〜〜〜!」っていうジレンマと戦いつつも、やっぱり見るもの見るもの興味深くてキラキラと目が輝き始めたあの頃、その自我の芽生えが嬉しくて「いろんな物を見せてあげよう!」と真冬の街並を徘徊しては立ち止まり、カブの反応を見ては嬉しくて仕方がなかったんだよなぁ。

そうゆう気持ちって色んな事が出来るようになるにつれて忘れちゃう。
毎日がどんどん過ぎて行って、どんどん成長していってしまう、この「毎日」は2度と戻って来ないのだ!っと改めて思い知らされた日でした。



2000年09月11日(月) * ハプニングの連続 *

日曜日、この間しくじった動物園行きをついに決行した。
この動物園のお話しはまた次回にとっておく事にして、その帰りに久々に外食をした時のお話し。
最近カブの動きが激しくなり、主張もメチャクチャ激しい上に雄叫びを上げるので、外で食べても疲れて帰って来るというパターンに陥っていたので暫くゴブサタしていたのだ。

そんな中、久々に行ってみようか?!っとなった理由は・・・。
1・ゴハンタイムにまたままた変化が出て来て、いっとき食べる事への興味を失いつつあったのが、このところイロイロな物を割と積極的に食べるようになった。
2・離乳食を卒業して基本的に大人と同じモノを取り分けて食べるようになった。(味の調整はする。)
3.コロンとしたものは手づかみで割と上手に食べられるようになった。
っと以上の理由から、カブ用に何か注文して小出しにあげれば大人しく食べているんじゃないか?っというモクロミがあったのだ。

かくして久々のファミレス(ハンバーグ専門店)へ。
大人2人はそれぞれ好きなメニューを頼み、カブにはポテトフライを頼んだ。
例のごとく表面の塩をダーリンと2人でペロペロと舐めて除去。
あ〜んど、ハンバーグの付け合わせのトマト、人参、ブロッコリー、さらにはハンバーグまでも大人2人でチュウチュウと吸い付いて「薄味食材」を作成!!
カブの前のテーブルを拭き拭きしてチョビットづつ目の前に置いて行く作戦開始。
カブが目の前の食べ物に食らいついている間、大人達も自分のお皿に向かう。
っで、カブの食材が無くなるとまたチョット置き、大人達食う・・・。
結果、この作戦は大成功であった!!!
「チョットづつ」ってのがミソで、たくさん色んなモンを置くと手でこねくり回すわ「美味しそうなもの」を物色し始めわで、テーブルの上がベッタベタになってしまうのだけど、いつもと違う環境で目の前に置かれる食べ物はカブにとってカナリ魅惑的な状態だったらしく、終始大人しく食べていてくれた。
ウッシッシ。

3人とも大満足の大満腹で「さ、帰りますか。」っとその時。
「ウ・ウゥゥゥ〜〜ンッ!!」子供用椅子の上で真っ赤な顔をしてイキム男。
ま、まさか・・・!っと祈るような眼差しで目を合わせる私とダーリン。苦笑い・・・。
食わせすぎたかっ!?っと後悔するが後の祭り・・・。ま〜出ないよりはねぇ。出た方がイイしねぇ。っと自分を奮い立たせるものの、さらにハプニングは続く。
そこのレストランにはオムツ替えのベッドもそうゆう事が出来そうなスペースもなかったのであった。
さぁ〜〜どうする!?
オシッコオムツやコロコロウンチなら車の中で取り替えてしまうのだけど、ゆるいウンチの場合カナリ危険度大なのだ。
っで、後ろから恐る恐るオムツの中を覗いてみるとそんな時に限ってユルウンコなんであった。ちっ。

ダーリンと2人で「ウンコ会議」を開く事約2分。その結果、駐車場の上にシート+タオルを敷いて「臨時ウンコ取り場」を作成する事に決定!!
車のドアを開いてイチオウ目隠しをするものの、アスファルトの上に大人2人がかがみこみ、更にチンチン丸出しの赤ちゃん(ウンコ付き)が寝そべってる図というのは異様かも・・っと思うが背に腹は変えられないもんね。
そんな所に寝かせられてカブはギャーギャー泣き叫んでチョット可哀相だったものの、無事ウンコも取り何事も無かったようにその場を去ったshonファミリーなのであった。

ホント、子連れってヤツはハプニングの連続なのであった。



2000年09月10日(日) * 『海の上のピアニスト』 *

映画『海の上のピアニスト』を見た。(ビデオ)
あの『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督作品で、“1900年に大西洋の上で生まれ、一度も船を降りなかったピアニストの伝説”を描いたお話し。
ちょうどカブが生まれるか生まれないかの頃封切りになった映画で、当初スゴク見たい〜!って思っていたのだけど、結局劇場では見る事が出来ず、ビデオが出るのを待って早速見てみたのだ。
いやぁ〜。スゴク感動してしまったよ。
これから見ようとしてる人も居ると思うので、詳しいストーリーに関しては触れないでおくけれど、とにかく主人公のキャラクターにグィィ〜〜ンと引き込まれてしまう。
スゴク淡々とした流れの中に、何とも言えない切なさが込み上げてくる作品だった。

最近アメリカ映画を続けて見ていたので、ヨーロッパの映画の「フィクションの中のリアリティー」にとことんグっと来てしまった。
「どうせフィクションなんだから、最終的にスカっと出来たり、ハッピーな気持ちになったりしたいでしょう!!」的なアメリカ映画も嫌いでは無いのだけど、やっぱり現実離れしてる事が多いせいかアメリカ映画は見終わった後まで引きずるような作品は少ないような気がする。
モチロンそうじゃない作品もあるし、それはそれの良さがあると思うけどね。

『海の上のピアニスト』は見てる間じゅう“じんわりとした切なさ”が漂う作品なのだけど、見てる間よりも見終わった後。
15分位涙が止まらなかった。

ところで、字幕の映画を初めて見たのは幾つの時だったかな・・・と、フと思った。
定かでは無いのだけど、多分小4の時に映画館で見た『風と共に去りぬ』が最初だったような気がする。
よりによって4時間近くの大作だったので、途中何度も字を読みきれなかったりしたのだけど、それでも一応物語りは解ったし、感動したのを思えている。
そう思うと字幕は高学年くらいにならないと無理って事なんだろうね、ヤッパリ。

カブも初の映画館体験は「アニメ」なんだろうなぁ〜。
そうゆう私も映画館初体験は「東映マンガまつり」だったしなぁ〜。

するってぇ〜とカブと一緒に映画館で私達が見たい映画を見れる日はまだまだ遠く先の事なんだよね〜(T^T)
ハフゥ〜。
ま、仕方ないか・・・・。



2000年09月09日(土) * 子供のクセ *

育児系のホームページの相談室で「子供のクセが心配です。」という悩みが載っているのをよく見かける。
クセと言うのは指しゃぶりやオネショなんかの事だ。
そうゆう悩みを見かけると、私はつい自分の幼い頃を思い出し「オカーサンも結構心配してたのかもなぁ」なんて思うのだ。

かくゆう私は「クセ大集合!」の子供だったのだ。
前にもここのコラムで「オネショを長い事していた私」の事は書いたのだけど、実はオネショだけじゃなく、指しゃぶり、指の皮むしり、空想好きで独り言ばかり言っていた。
っが、外では割と「シッカリ者」で通っていたので(幼稚園児にして本人も自覚していた)幼稚園に通う頃には、そんな自分のクセも「知られちゃイケナイ事なのかも・・・」っと後ろめたい気持ちになったものだ。

っが、実際は大人になるまでオネショしてる人は居ないし、指をしゃぶってる人も居ない。
どこかで子供なりに折り合いを付けて卒業していくものだと自分の体験から知っているので、もし、そうゆう事で悩んでる親御さんがいたら「心配しなくて大丈夫だよ〜!」っと言ってあげたい。

私の場合、このクセの中で一番最後まで残っていたのが「空想好きの独り言ちゃん」だった。
そもそものキッカケは、幼稚園の年少さんの時引越したことだった。
引越した先で入園できる幼稚園がなく、仕方なく路線バスで前の幼稚園に通う事になった。
年少さんの時は母親と一緒に通っていたのだけど、ちょうど4つ下の弟が生まれたばかりだった事もあり母親の負担も相当なものだったのだろう。年長さんになって1人でバスで通う事になったのだ。
バスに乗っている時間は20分弱なのだけど、大人の中に混じっての通園は良くも悪くも色んな事件が起こるのだ。
良く覚えているのが、雪が降った日の帰り、バスが全然来なくて、すごく寒くて、スッカリ心細くなってしまった日の事。
バス停にはオバチャンと私の2人きりで、不安になった私はオバチャンに「バスは何時に来ますか?」と聞いたのだけど、すごく冷たい対応をされたのだ。
今思えばオバチャンもちっとも来ないバスに腹を立てて居たのだろう。
っが、その時の私は今までの経験で「困った時の大人頼り」と信じていたのでオバチャンにも見放され、泣きたい気分になった。
この事件に限らず、それまでも小さなハプニングは起こっていた。
そんな時、頼りになるのは「空想の中の人」だったのだ。
大人が考える「子供の空想による独り言」って、「子供は自分がお姫様になってる」とか「遊園地に行ったつもりになってる」とかって思いがちだと思うんだけど、実際子供の独り言っていうのは大体がお話しするパートナーが居て、その相手を喋ってる事が多いと思う。
その相手は好きなアニメのキャラクターだったり、お母さんだったり、幼稚園の友達だったり、ホントの空想の友達だったりするのだ。

確かに1人でブツブツ誰かとお喋りをしていたらオトナの目から見たらちょっと異様な感じがするのかもしれないけど、子供の世界では空想する事って日常的な事で、そのお話しを口に出すか出さないかの違いはあるにせよ、殆どの子がそうゆう経験ってしてるんじゃないかと思う。
ただ大人になるに連れて、そうゆう自分を忘れて行っちゃうんだよね。きっと。

私はピンチになると人目をはばからず声に出して話しをしていたので、その頃の記憶は鮮明にある。

子供のクセを捕まえて「淋しさの信号」とか「愛情不足」なんて言う人が居るけれど、そう言ったクセの大部分は“お家の中から外へ出た時のちょっとしたストレスを解消してるだけに過ぎない”と私は思っている。
家の外に出て、家族以外の人と関わった時に全く事件が無い方が異常だし、事件が起きた時にストレスを感じない方が問題があると思う。

だから、クセそのモノをどうのこうのって事じゃなく、子供の周りに起きてる小さな(子供にとっては大きな)事件を知っていてあげればソレでよし。っと私は思うのであった。



2000年09月07日(木) * 雨上がりの *

今日も雨が降ったりやんだりでピリっとしないお天気だった。
っが、昨日も雨で外に出てないんで、夕方近くなって私もカブも欲求不満気味に。
外を見ると、いちおう雨はやんでる模様。
「ウッシ!行くでしょう〜。出動でしょう〜〜!」
かくして決心固くチャリンコで出動〜!
駅までチャリンコで5分。2日ぶりの外の空気は清々しく、ペダルを漕ぐ足もパワーが漲るってもんだ。
っが。雨が降ってきやがった。ちくしょう。
しか〜し!ここでスゴスゴ引き返したら余計にクサクサしちゃう事間違いなし。
「行くしか無いでしょう〜〜!」
カブの頭にタオルを乗せてダッシュで駅前エリアへチャリを飛ばす。
何だかんだ言っても所詮5分の道のりなんで、そんなに濡れずにすんでるんだけど、なんか1人達成感を感じちゃってる私。
「うん。がんばったね。うしし。これはちょとお茶でもしてくね。」っと大した事じゃないくせに勝手に自分にご褒美を与える事を決定。

っで、子連れ母の友「マクドナルド」へ雨宿りも兼ねて行く事にした。
マックなら多少カブが騒いでも店自体が騒々しいので安心なのだ。
だいたいにして店員の声からしてかなり張り切ってるもんね、アソコは。
急な雨のせいか、店はオバチャン軍団と高校生で賑わっていた。
これならマスマス安心しては入れるってもんだ。

最近ではスッカリ離乳食を忘れる事に決めた私はもう大人と同じ物を与えちゃってるのだ。
(そう思うまでに紆余曲折アリ。)
味が濃いモンは、家では湯通ししたりしてからあげてるものの、外では湯も無いし「たまにはイイじゃん。」っと開き直り私が周りをペロリと舐めて与えちゃってるのであった。(いい加減。1人目だって言うのに〜(^^;))

っで、本日のカブのランチは舐めてシナシナになったフライドポテトとハンバーガーのパン片方。ヨワヨワしいぃ〜〜!
後は家に帰ってからバナナとトマトでもあげればイイや!
っと1食手抜きな本日のカブメシ。

まぁ、そこまでは良いとして。
ハっと気が付くと男子校生の視線をキャッチ。
「いや〜ん。またラブリーカブを見てるのかしら〜」っと思いきや、芋を口に入れては出している私の行動を笑っていたらしい。
「チッ!なんだよ。君たちだってオカーチャンにチュッチュしてもらってたくせによう。」と思う気持ちとはウラハラにちょっと恥ずかしい私なんであった。

久しぶりにハンバーガーを食べて御満悦!
フと外を見れば雨もスッカリ上がっていた。
やっぱり出て来て良かったね〜。
調子に乗った私はスーパーの帰りに雨で濡れた公園に立ち寄った。
砂場の砂も滑り台もシットリしていて、案の定誰も居ない。
居るのはベンチでイチャつくカップルくらいだ。
気分も良いし雨も上がったし、久しぶりの公園だし〜っと気が大きくなった私は、シットリ砂場へカブを降ろした。
「ムム??砂の感触が・・・っ!?」と思ったのか、カブ大興奮で砂と戯れる事30分。ズボンも手も砂まんじゅう状態になる。
その後滑り台へ移動。台の最後の平らになってる部分に水が溜まっていて、そのミニ水溜まりで戯れる事、更に30分。Tシャツと顔がビシャビシャになる!

帰る頃には小汚い子供が出来上がっていた〜!
別に私が遊んだわけでもないのに、ガビガビに汚れたカブを見てまたしても妙な達成感を感じた私。
その場で靴とズボンを脱がせTシャツにオムツ姿でチャリンコに乗せ、
「雨上がりの夜空に-RC SUCCUSETION-」を口ずさみながら上機嫌でチャリを飛ばして帰ってきたのであった。



2000年09月06日(水) * 絵本の思い出 *

この間、姉が子供の頃読んでいた「ピーターパン」や「青い鳥」なんかが収録された童話集を古本屋で見つけたらしく持ってきた。
なんかもうその表紙を見た途端「おぉぉ〜〜〜〜!!コレはっ!」っと盛り上がる姉妹。
B4のハードカバーの絵本。挿し絵もやけに古めかしくて異常に懐かしかった。
当時住んでいた家の子供部屋の感じや、母が若かりし頃使ってた古びた本棚イッパイに並んだ童話集なんかの風景が一気に押し寄せて来た。
ウチは父親が変わり者のガンコ者だったので基本的にTVは見せてもらえなかったのだけど、その代わり絵本やらレコードがすごいタクサンあったのだ。

私はとりわけレコードが好きで、子供用のポータブルプレイヤーで「童話アルバム」やら「童謡」「泳げたいやきくん」なんかを飽きもせず何度も繰り返して聞いた記憶がある。
この「童話アルバム」が今思うと結構笑える。
変にミュージカル調になっているのだ。
語りべとセリフと唄で構成されていて、子供ながらに結構強烈なインパクトがあった。
その証拠に姉も私もそのアルバムで唄われていた「シンデレラが唄う悲しい唄」とか「シンデレラが王子様に恋する唄」なんかを今だに2人とも鮮明に覚えてるのだ!

思えば「童話」って幼い子供の意識の中に「良い人と悪い人」とか「ズルイやつは醜い」「ウソは悪」「正直者は報われる」とかとか、そういった「共通の意識」を物凄い勢いで植え付ける威力がある。
友達や兄弟姉妹の間で繰り広げられるリアルな感情とは別のところで、いつの間にやら要領よく手を抜くウサギより、一生懸命ガンバル亀の方が美しいという価値観が植え付けられるんだもの。スゴイ。

そう思うと絵本や童話を小さい頃に読ませてあげるのは、一番最初の「社会勉強」なのかもしれないなぁ〜なんて思う母心。

っが。
「寝しなに絵本を読んで聞かせる母の図」に憧れ、この間やってみたものの11ヶ月BABYのカブにとって絵本は格好の「ベロベロ&ビリビリアイテム」でしか無かったのであった。
時期尚早。
残ったのは角がシナシナになった絵本であった。
ムナシ〜。



2000年09月05日(火) * イイトコ取りな育児ライフ *

いつの間にやらカブの「後追いな時期」は過ぎさて行ったらしい。
最近は眠かったりお腹が空いてたりする以外は、割と機嫌良く1人で遊ぶようになった。
ちょっと前まであんなにも進まなかった家事もチャッチャと済ませられるし、暫くゴブサタだった昼間のテレビなんかも堪能できるのだ。
っが、相変わらずパソコンはカブの敵で、起きている間は座らせてくれないのだけど、それ以外の事(例えば新聞や本を読む、TVを見る、掃除や洗濯をするなど)はカブと一緒の部屋でやってる分にはご不満は無いみたいで、私の傍らで1時間や2時間はおりこうさんで遊んでいるのだ。
あ。ちなみに掃除の時は飽きもせず奇声をあげて付いて来る。コレもちょっと前までは泣きながら付いてきたのだからスゴイ変化なのだ!
ホント、この間までのベッタリ様を振り返るとウソみたいな極楽状態でしょう〜!

この「ロング1人遊びタイム」の行動パターンがまた面白い。
「ロングでゴキゲンでいる」ツボは、私も床に座る事。
椅子やソファーに座ったらダメなのだ。
ナゼかと言うと、まず、私の傍らにその時気に言ったモノを持ってくる。(もしくは与える)
っで、暫く遊んでいるのだけど、そのうち飽きる。
フと振り返るとソコには愛しのオカーサン。
思い出したかのように口をカッパーっと開けてヨダレ垂らしながら襲い掛かってくる。しかも顔を目掛けて。

ひとしきり「よじ登り→shonの顔を嘗め回し→オカーサンにも押し倒され→コチョコチョされたりギューされたりし→そのしつこさに辟易し→オカーサンに飽きて→別のお気に入りGOODSを物色しに部屋から出ていき→ゲットしたモノを抱えて戻って来て→またしても母の傍らで遊ぶ→暫くすると飽きて→フと振り返ると愛しのオカーサン・・・・」っと果てしなく繰り返されるのであった。

そして2時間もする頃には2人とも顔じゅうカブのヨダレでベタベタ&ヨダレ臭くなり(でもこの匂いが結構好きな私)
カブも疲れて来て、最終的に私の太股近辺にまとわり付いて、ウトウトし始める。

つまり。この昼間の「1人遊びタイム〜お昼寝」までの数時間、私はカブにモテモテな上に悠々自適に本を読んだりTVを見たりできるのだ!!
ウシシ。幸せ〜(o^^o)

反抗期が始まると、これまたきっと色々あるんだと思うけど、今のところ何だか「イイとこ取り」な育児ライフな日々。
あ〜。こんな平和がずっと続くと、オカーサンは幸せなんだけどなぁ〜。
って、甘いよね。多分。



2000年09月04日(月) * 夕暮れのひととき *

昨日の午後、あまりに爽やかな天気なんで「どっか行きたい病」が夫婦を襲う。
相変わらず遅いスタートで「どこ行く?どこ行く?」っと作戦を練り出したのが午後2時。
コーヒーなんかズルズルと啜りながら行く先を考える事30分。
案1・動物園(近所に大きな動物園がある。)
案2・海
案3・アウトレットモール

とりあえず動物園行ってみよ〜〜!!っと意気込んで家を出たのが3時。
動物園に3時半に到着〜!
っがっ。駐車場の入り口で職員のにーちゃんが通せんぼをしてるではないか。
「なによ、なによ?!」
ウィンドウを開けると兄ちゃんが近寄って来てこうノタマッタ。
「4時半で閉園ですけど・・・。どうされます?」
あと1時間じゃぁ〜〜〜ん!!
どうしますって。1時間で何しろって言うのさ。
「そうですかぁ〜。っじゃ、また来ます。」
ウィ〜〜ン。窓締める。
「んだよぉ〜〜〜!ちくしょう!動物めっ!仕事終わり早過ぎ〜〜!」とひとしきり悪態を吐くが、考えてみれば動物だって暗くなるまでサービスしてる場合じゃないもんね。
っま、近所だしまた来るかって事で次なる行く先を車中で練る。
その結果、閉園繰り下げって事で「案2」の海へ行く事に。
今はだいたい19時で暗くなるから、海で2時間くらい遊ぶとして17時までには到着したいとしてあと1時間半。良い感じじゃないのさぁ〜!

それにしたって、いつもギリギリなんだよね〜。
思いつきで動いてるからなんだけどさ。
かと言って休みの日くらいユックリしたいし、スケジュールとか関係なく気ままにやりたいから
「何時に起きて、アソコ行って、ココ行って」なんて旅行やキャンプでもない限り全然やらないんだよね。
だから結果的にいつもギリギリで夜になってギラギラしてきちゃう私達。
子供が生まれたら変わるかな〜って思ったけど、基本的にあんまり変わってないみたい(^^;)

とにかくそんな訳で湘南方面へ車を走らせた。
カブが歩きやすそうな平で広い海岸がイイねって事で目的地は湘南の西にある「こゆるぎ海岸」に決定。
目算通り17時に海岸に到着した。

ホント急に秋めいてきちゃって、夕方の風がすごく心地よい。
この海岸は波で洗われた丸くてツルツルした石が波打ち際にタクサン打上げられていて、歩くにも座るにも気持ちが良いのだ。

おまけに「石」はカブの「大好きなモノBEST5」に入るブツなのだ!
それが死ぬほどあるのだ!!
最初波を見て目を真ん丸くしていたものの、
どうしたって海より大量のツルツル石の方が嬉しいらしく、
ずっと座り込んで石で遊んでいた。
拾っても拾っても石だらけだもの。そりゃ嬉しいよね〜(o^^o)

私とダーリンも裸足になって、海に足だけ入ったり波で濡れた砂の上に字を書いたり、石の上に座ってお話しをした。
暫くすると夕焼けが広がり始め、ズゥゥ〜〜っと先の小田原の方までピンク色に染まった波が立っていてそれはそれはキレイな景色だった。

1時間くらい石に夢中になってたカブもさすがに飽きたのか、
波打ち際でタバコを吸ってたダーリンの元へ歩み寄っていた。
水を吸って平らになった黒い砂の上を、カブの小さな足跡がダーリンの方へ向かって増えていく。
2人で手をつないでこっちに戻って来る姿は、なんか「絵に描いたみたいな」のほほんとした親子の図だった。

カブが生まれる前、ホントによくこうやって夕方の海に一服しに来たもんだ。
暗くなるまでオシャベリして。
神奈川近郊は行き尽くしてしまった感があったのだけど
(付き合って14年もすりゃアタリマエかもしれないけど。)
こうやって子供と一緒に来ると何度も来た場所も又違った景色に見えるモノなんだなぁ〜って思ったよ。

子供が出来ると「やれなくなる事」が増えると言うけれど。
うん。確かにそうなんだけど
「子供が居ないと感じられない事」ってのも、すごくタクサンあるんだよね。
きっと。



2000年09月02日(土) * ヤバイ中学生 *

今日、公園でちょっとコワイと言うか、嫌な事があった。
夕方公園でカブを遊ばせていると、中学生の女の子が1人で砂場へやって来た。
風貌は普通の子って感じ。
ギャルっぽくはないのだけど、オタクって感じでもなく、
普通にスカートも短くしてるし、
手提げ鞄も片方の紐だけ肩に掛けてヅルヅル持ってるし、
髪留めなんかも可愛いのを付けてる子で、
まぁ、とにかく「普通の中学生」って感じだった。

その子が砂場に付くや否やベンチに鞄を下ろしキョロキョロし始めた。
砂場は親子連れしかいないから中学生の子が1人って言うのは結構目立っていて、何となく目が行ってた。
2、3分そうやっていたかと思うとスタスタとカブに近寄ってきて、
唐突に頭を撫でた。
ちょっと驚いたものの「あ、子供好きな子なんだな。」と思った私は
「カブ、オネーチャンだねぇ。こんにちわ。」っとその子の顔を見たのだけれど、私の事は全く無視。
で、そのままカブのホッペや頭をを撫でたりしている。
その辺までは「あ、子供好きなんだけどシャイな子なのかな?」と思っていた。
っが、カブが私の足に絡みついて来た途端、
カブの手を取って自分の方にムリヤリ向かせ、
しゃがみこんで更にカブの両手をつかんで抱きよせ始めた。
カブが嫌がってその手から逃れようとしたら、よろけて倒れた。
カブを抱き起こしつつ
「無理やりやっても嫌がるんだよ。まだ赤ちゃんだからバランスが上手く取れないの。」と言うが、女の子、無視。
なんだ、コイツは!?
っとその瞬間、起き上がらせてもらって歩き始めたカブを素早く抱きかかえて少し離れた(2mくらい)ベンチへ連れて行くではないか!
ビックリして追いかけて行くと、初めて私の顔を見た。
その目は「邪魔くさいぞ。」と言っていた。
コイツ、危ない。
その子の膝の間に挟まれるような形で座り込んでいたカブを
抱きかかえてそこから離れた滑り台へ逃げた。ちょっと動揺した。
追いかけて来たら「赤ちゃんはオモチャじゃないんだよっ。触らないで!」と言おうと思っていたのだけど、結局カブを剥ぎ取られたその子は、またベンチに座ってひとしきりキョロキョロした後、どこかへ行ってしまった。

その後、その様子を見ていたママの1人が「ウチの子も1度やられてビックリしちゃったんだよね。」と言っていた。

一体なんだったのだろう?っと帰りの道すがら考えてしまった。
カブの頭を撫でたりしてるものの、その扱いがまるでヌイグルか人形を扱うかのような感じなのだ。
目がイってた。

たかが中学生。されど中学生。
最近の少年犯罪の事を思い、背筋が少し寒くなった。

もしかしたら、ただの「ちょっと変わった子」だったのかもしれない。
でも、得体の知れない人にカブを弄られるのはイヤだ。
子供に寄って来る人は基本的に「カブを可愛がってくれる人」と思っているから、「なんかおかしい」って思う反応が鈍かったんだよね。
もっと早く気が付いていれば、その子から逃げるんじゃなくて、可愛がってるようでカブが倒れてもシレっとしてる態度を見た時にキチンと怒れたのに・・・っと悔やまれる。

悪い事件ばかり起きるから、嫌な想像が膨らんじゃって、公園に居てもホント一瞬足りとも目が離せないご時世なんだよな・・・っと少し暗い気持ちになった出来事だったのでした。


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