Camellia's DIARY

2005年03月31日(木)

9万の足跡の上に

もう間もなく、
この美術館は開館6周年になります。
開館当初支配人Camelliaは27歳、
知り合いには「若きアーティスト」と呼んでくれた方もいました。

長く成長を見守ってくれた方、
絶頂期の名声を知っている方、
衰退期しかご存じない方、
様々だと思います。

最近、特に今年になって、
「札幌に帰ろう」と思うことが増えてきました。
しかし、このまま終わるわけにはいかない。
せめてこの地で一花咲かせて、
先へ何かを繋げる形は残さなきゃ。

自分に足りないものは広報・営業力。
Camelliaとしても支配人としても痛感しています。
向こう1年でなんとか形を作らなきゃ。

2005年03月30日(水)

diet!

遠い学校に勤務するようになってから、
しばらく部屋も片付けてなく、
しばらく家計簿も付けてなく、
荒れ放題になっている状況に、
今週からメスを入れている。

部屋の中にいらないものがたくさんあるように、
支出でも無駄な出費が多かったことにも気付いた。
明細見てみると、
まだ解約していなかったサービスがあった。
携帯電話も以前より使用頻度は落ちるから、
料金プランを下げることに。

・・・たぶんこれだけでも、
月8000円ぐらいは安くなる。
ずいぶんムダが多かったようだ。
なぜもっと早くに気付かなかったのでしょう?

2005年03月29日(火)

Vigour

時によって、
場合によって、
元気があったり無かったりするのは、
誰にでもあることだと思う。

たくさんのいいことや嫌なことが、
ほんの少しのことで、
その逆に反転することもある。

そして、
それがいつまでも続くとは限らない。

人それぞれに、
反転のきっかけになるものってあるだろう。

できればずっと浮上していたい。
元気でいたいのだけど、
それは叶わない。
せめて月1でも、
逆転させるきっかけは掴んでおきたい。

2005年03月28日(月)

別離

とりあえず公式の送別会は全て終了した。
最後の宴会は学生たちがお金も出してくれて、
プレゼントまでもらって、
1年間の苦労が吹き飛ぶものだった。
ただ、飲めないビールを大量に飲まされて、
具合悪くなったのが残念・・・

今後の予定ははっきりわからない。
しかし、
しばらくは東京から離れる予定は無い。
だから、
また会おうと思えばいつでも会える。

そういって彼らを納得させ、
ひとまずの別れとなった。
できれば彼らが卒業してゆくまで面倒見たかったが。

さあ、
あとは前を向いて歩かなきゃ。

2005年03月26日(土)

自分の卒業

自分が教わった学校の先生は、
「転勤」という形で皆去っていった。
大学以外は公立だったので、
そういうのが常にあったのだ。

Camelliaは「退職」という形で去ることになった。
これは、
学生たちの目には、
どう映っているのだろう。

そしてその日はやってきた。
既に春休みに入っているので、
学校に来ている学生は一部だけど、
最後に挨拶をして行った。

18:00過ぎて、
荷物をまとめて学校を出た。
校舎を振り返った時の気持ちは、
自分の卒業の時とは違うものだった。

2005年03月24日(木)

花束

オレより1日早く退職する人がいたため、
今夜学校の公式送別会がありました。
送別会で送り出されたのはオレ含め4名、
しかし既に退職済み3名は呼ばれていない・・・
なんとも複雑な心境でした。

聞くところ学校20年の歴史上、
送別会は初なんだそうで。
今まで去って行った人たちには、
かなり冷たい態度だったらしい。
何か下心がある気もする。

花束を受け取ったけれども、
これ持って1時間半電車に乗るのは、
さすがに恥ずかしかった。
そしてウチには花瓶が無い!
どうやって保存しようか。

2005年03月23日(水)

Camellia★2005

Camellia
 ↓
(c) 200X Camellia CRYSTAL
 ↓
(c) 200X Camellia CGStar★
 ↓
(c) 200X Camellia ArtStar★

作品に入れてきた歴代クレジット。
2000年8月後半から昨年末まで使っていたものが、
いちばん長かったわけです。

作品にタイトルも入り、
クレジットも入り、
だんだん賑やかになってきたこと、
そして、まもなく5年経過することから、
心機一転この表記を改めます。

現在制作中の「桜坂2005版」と「新イルカ作品」から、
『Camellia★200X』と簡単なものにします。
ただ、未公開作品は旧クレジットのままになると思います。

2005年03月22日(火)

先生

いよいよ、
今の学校に行くのも残りと3日となった。
今日は朝礼の職員スピーチの順番が回ってきたので、
昨年卒業した学生ともまだ連絡を取っていること、
彼らは今でも「先生」と呼んでいることを話した。

もう先生と生徒の関係では無くなったのだが、
それでも「先生」と呼んでくれることは、
たいへん嬉しいこと。
そう言ったエピソードを紹介した。
自分では、
高校卒業後1度しか恩師には会っていない、
薄情者なのだが・・・

もうすぐCamelliaは先生ではなくなる。
次がどうなるかは、
まだわからない。
今になって「先生」っていいなと思うようになった。

2005年03月21日(月)

浅草寺

確か上京した年に1度だけ、
浅草に行ったことがあった。
あれ以来・・・
久々浅草まで、
脚を伸ばしてきた。
3連休だったこともあって、
混んでましたね。

正月以来の、
おみくじをひいてみたら、
『凶』

恋愛・引越・仕事・金運全てダメだそうだ(T-T)
全てこれからという時期に、
あまりに無情な内容にガッカリ。
やっぱ鶴岡八幡宮が、
Camelliaにはいいのかも(^▽^;)

2005年03月19日(土)

ごくせん

テレビドラマでも、
ちょうど卒業のシーズン。
2度目の放送となった「ごくせん」も、
今日最終回が放送されましたね。

自分が学校の先生となってからは、
この手のドラマの見方も今までと少し変わりました。
実際に自分が同じ職場になって、
初めて見えてくるものもあるから。

学生たちの心を掴むというのは難しいもので、
自分の場合1年間やっても掴むことのできない人も数人いた。
ドラマの話だから・・・
と言ってしまえばそれまでだけど、
「ヤンクミ」ある意味理想の先生だっただろう。

組織の理不尽さに屈しないところは同じなので共感もあった。
卒業式のシーンは、
泣きましたね。

2005年03月18日(金)

お話があります

とうとう学生にも、
お別れを告げる日がやってきた。
いずれはこの日が来る。
黙って去る手もあったのだが、
やはり、それはできない。

「皆さんにお話があります」
そして退職することを話すと、
「えっ?」
という声が聞こえた。
喜ぶ人、悲しむ人、
様々だと思う。

これからどうするの?
どうして辞めちゃうの?
卒業まであと1年残ってよ。

別にオレが死ぬわけじゃない。
当分東京にいるからいつでも会えるよ。
そんな悲しまないでくれ。

2005年03月17日(木)

カウントダウン

学校側の引き止め工作も、
ようやく諦めに入ったらしく、
後任の面接が始まってるようだ。
直接後任の顔を見ること無く、
学校を去ることになるかもしれないが・・・

ついに自分が担任している1年生も、
明日で課程が修了になり、
春休みに入る。
彼らにも、
自分が学校を去ることを、
伝えなければならない。

なんて切り出そう。
どう話そう。
彼らはどう思うだろう。

やはり、
「僕は夢に向かって進みます」
これしかないかな。
納得してくれるかな。

2005年03月16日(水)

桜坂、再び

昨年の今頃、
Camellia初の本格春作品として作った
『桜坂』
その後公開予定ですが入館者不振が続き、
公開延期してコンテストに送り込んだのでした。

その後、
コンテストには通用せず、
今春の公開待ちの体制でしたが、
とつぜん2005年版に作り直すことにしました。
コンテストで通用しなかった駄作をそのまま出すより、
手直しをしたいのです。

構図は変えるつもりは無いですが、
このようにコンテスト落選→修正を繰り返して、
出来上がったのがOceanDreamでした。
1つのイメージを追い続ける。
そこにポリシーがあるなら、
それもいいですよね。

2005年03月15日(火)

授業、終わります

昨年4月、
新入生を相手に、
IT入門というPC初歩からハードウエア全般の、
コンピュータの知識を教えたことから始まり、
2年連続マルチメディア科卒業制作を担当してきた、
Camelliaの最後の授業が、
今日で全て終わりました。

あのとき、
最初の授業で教えた学生たちも、
今月卒業してゆきました。

教えるということは、
従兄弟も叔父も学校の先生である自分に
とても向いていたと思います。
楽しかった。
また、機会があるなら、
この仕事はやってみたい。

2005年03月14日(月)

のぞみはかなう

突き進めば望みは叶う
立ち止まらない振り返らない
やるべきことをやるだけさ

先週の卒業式の後、
カラオケで歌った曲の1つ、
AMBITIOUS JAPAN!の歌詞ですね。
この部分、好きなのです。

もちろん卒業生に対するメッセージもあるし、
自分に対するメッセージでもある。

突き進んで1つの望みを叶えた人として、
次に向かうにはどうしたら良いか・・・
いろいろ悩み多きこの頃だけど、
立ち止まらず、振り返ること無く、
前に向かって進まなきゃ。

ところでJR東海のAMBITIOUS JAPAN!キャンペーンは、
愛知万博に合わせて終了したようですね。

2005年03月13日(日)

イルカの瞳

今まで、
数多くのイルカの作品を手がけてきた。
それぞれに思い入れがあり、
そして想い出があり、
自分にとって夢へと続く道を導いてくれた、
大切なイルカたちだ。

気付いた方もおられるだろう、
今までのイルカには、
「目」が付いていない。
特に意味はないのだが、
そこから何かを伝えようとはしていなかったから。

そして今度制作が始まった、
新しいイルカの作品には、
目があります。
目から伝わる、
イルカの表情が今回の作品には重要なのだ。

この作品のイルカたちが、
今後もCamelliaを夢へ導いてくれることを祈りながら・・・

2005年03月12日(土)

3つの輪

昨年退職された先生たちに、
自分も退職するという報告を送ったところ、
『ご苦労さん会』をやろうということになり、
昨夜集まってきた。
ともに働いていた頃は、
(歳は離れているが)弟のように可愛がってもらった。

その人の話の中で、
「3つの輪」というのがあった。

1.自分のできること
2.自分のやりたいこと
3.社会でニーズがあること

この3つの円を書き、
その3つが重なっている部分があるかどうか。

1と2はCamelliaの場合、
ほぼイコールで繋がる。
自分のやりたいことのために勉強して努力して今がある。
しかし、それと3が重ならない。

アートをビジネスにしてゆくことは、
かなり厳しい現実の壁があるのだ。

2005年03月10日(木)

新イルカ構想

年が明けてから2ヵ月、
まだ2005年作品は、
1つも手がけていない。
構想段階はいくつかあり、
その中でも昨年末に久しぶりに作ったイルカ系統を、
またやってみようと考えている。

色とイルカでは、
『青イルカ』のOceanDream、
『赤イルカ』のTwilightGlass、
『紫イルカ』のポーラスターというイメージがあり、
これらと違うものを構想している。

既に3年ぐらい前に通称『緑イルカ』があったが、
これは制作中断の状態。
さらに、
違うイルカ系を、
構想を練っている段階です。

2005年03月09日(水)

ignited

今の自分で何ができるのか、
いろいろなことをやって、
自分を試してみたいと言うチャレンジングスピリットはあるんだけど、
裏を返せば何ができるのかわからない、
不安がつきまとう。

今度の転職に失敗しても、
まだ次もあるだろう。
ただ、そろそろ自分の夢に向けて、
進み始めなければ、
東京に来ている意味も無い。

それができるかどうか、
考えながらの転職となる。
既に退職届は出しており、
導火線には火が点いている。
物価の高い東京では貯金で持つ期間も短い。

爆発する前に、
なんとかしなくては。

2005年03月08日(火)

Damage

今日はちょっと、
いやちょっとどころじゃないかもしれませんが、
ダメージを受けています。
はたして、
ここから立ち直れるのか?自分。

Camelliaの感受性が強いことは、
アーティストにとって最大の利点。
些細なことから喜怒哀楽に繋がり、
何かを感じ取り、
それを形にしてゆくことができるから。

逆に最大の欠点でもある。
この歳のわりに、
傷つきやすいのだ。
諸刃の剣。

これとうまく付き合えるようにならないと、
今後もキツいだろうなぁ。

2005年03月07日(月)

2度目の巣立ち

今年も、
学生の旅立ちを見送る時が来た。
昨年涙を見せた、
あのセレモニーが、
同じ場所で始まる。

しかし今年は2年生の担任ではないため、
壇上に上がることは無い。
急遽カメラ撮影を頼まれる。
デジカメを片手に、
会場の左右から様子を追って撮影、
けっこう忙しい!

ファインダー越しに、
寝ている学生や先生(笑)が見える。
あっという間に式は終了、
今年は忙しくて泣いてる暇など無かった。

もう1つは自身2度目のセレモニーで、
慣れてしまったのかもしれない。
1度目に比べて感動が薄かった。
ホントは涙を流すぐらいのほうが、
人間らしいんだな。

2005年03月05日(土)

Graduation Works

2年続けて、
マルチメディア科の最後の授業、
『卒業研究』を担当してきた。
デザイナーでありクリエイターであり、
何よりアーティストであるCamelliaが、
最も自分の持っている物を活かせる授業だった。

昨年の卒業生にも、
全員の作品をCD-ROM2枚組にして、
卒業式でプレゼントした。
今年も同様にプレゼントしようと、
マスターを作っている。

今年は特製の、
ジャケット付きだ!
Camelliaの作品は入れていないけど、
彼らの苦心作、
一生手元に残っていてほしいですね。

2005年03月03日(木)

ひなまつり

男2人兄弟で、
従兄弟も男が多いCamelliaにとって、
これはほとんど成長過程で縁のないイベントでした。
ひな飾りとか、
家には無かったもんなぁ。

なので、
未だにこのひなまつりの習わしについて、
そして発祥については、
あまり詳しいことは知りません。
日本人でも、
意外と自国の文化について、
知らないことも多いんだなと感じます。

面白いことなら考えつくのですが...
例えばひな飾りの中の、
五人囃子がもし外人部隊だったら...Σ( ̄□ ̄;)

2005年03月02日(水)

6連射

21人の組織の中で、
6人が抜けるとしたら・・・
ほぼ3分の1の戦力が消える。
これが、
今の組織の実体。

つまりここ1ヵ月で、
退職願が6連発だったわけです(笑)
そのうち1発がオレなのですが、
皆さんそうとう我慢していたのでしょう。
そして7発目も控えている。

幹部を除く17人中7人。
残る人もたいへんだろうけど、
そこまで考えてもいられない。
自分の中の事情、
そして組織としての事情。

今回の行動の裏には、
複雑なものが絡んでいるのです。



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