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| 2004年04月19日(月) | 変わってしまった関係。でも。 |
娘ひかる（HN）が生まれて、2ヶ月がたった。
ついこの前生まれたような気がするのだけれど、
確実に身体は大きくなってるし、日に日に表情が豊かになってきている。
私は。
まだまだ「母親」としては未熟なんだけど
確実にオムツを替える手際は良くなってきてるし、
わずかだけどひかるが今何を思い、何を求めてるかがわかるようになってきた。
やすくんは。
1人でお店のすべてを背負って、日々頑張ってる。
ひかるが生まれてしばらくはちょくちょく会いに来てくれたんだけど、
今月に入ってからは、お店が忙しくなってしまったこともあって
一度も来れなかった。
私たちは。
お互い忙しい毎日を送ってる。
私が実家からメールで毎日仕事関係のものを作って送ってる関係上
電話で毎日話しているけど
ほとんどが仕事の話と、これからの生活で必要な手続きの話で終わってる。
なんとなく、昔の日記を読み返した。
去年の4月は、引越しをして
いつも一緒にいるのに、たまに離ればなれに眠るだけで
なんだか淋しさと不安を感じてたんだなあ。
その前の4月は、二人で伊豆へ行って
知人の人にサインしてもらって、私たちは夫婦になったんだ。
その前の4月は、私たちは遠距離恋愛の真っ最中で。
二日間の休みじゃほとんど一緒にいられないことを嘆いてて
その前の4月は、まだ私たちは出会ってなかった。
とにかく。
この何年間かずっと
ただ、やすくんのことを好きでさえいればよかった。
やすくんと一緒にいられる時間が何より大切だった。
当時の日記を読み返すと、やすくんへのまっすぐな思いが
自分のことながら、なんだかものすごく眩しくて
今の自分が、随分と大人になってしまったように思えて淋しかった。
急に不安になった。
そういえば、最近「好き」って言ってない。言ってもらっても、ない。
朝早かったけど、思わずやすくんに電話をした。
「ねえ、私のことどう思う？」
寝起きに唐突にこう尋ねられたやすくんはかなり面食らってた。
「うん････？前と変わらないよ」
「かわらないって、どんな風に？」
「昔と全く変わらないってこと」
「変わらずに、どう思ってるの？」
「･･･どうしたの？朝から」
ちょっと淋しくなった。
「べつに。･･･好きかなって思って」
そんな私を笑いながら、何を今更とやすくんは言ったけど
夫婦になって、家族が生まれて、って
2人の関係がすこしずつ変化していく中で、
いつかやすくんへのまっすぐな思いが
いつか「懐かしい思い出」に変わっていってしまうんだろうか、って
不安になってることを話した。
「何も変わらないさ」
変わらない気持ちなんて、あるんだろうか？
そうやって不安になるから
変わってない証拠を見せてよ、そう思った。
「じゃ、ききは？」
気持ちは何も変わらないのに、
不思議と言葉にするのが恥ずかしい。
今更、っていったやすくんの気持ちも少しわかった。
でもさ。
やっぱり、言って欲しいから勇気を出して「好きだよ」って答えた。
やすくんは笑って「良かった」って言ってくれたから
私もおねだりをした。
夫婦。
家族。
呼び方は色々ある。
でも、私たちの関係は何時までも変わらない。
お互いの気持ちが変わらなければ。
周りから「おかあさん」って呼ばれるようになっても
やっぱり、やすくんには「きき」ってよんで欲しいし
「好きだよ」って言って欲しいな。
私も、やすくんのことはいつまでも「やすくん」って呼びたいし
「好きだよ」って言い続けるからさ。
･･････迷惑じゃないよね？
