どうやら、宿敵も、こちらを宿敵と認識しているらしい。 夫と私の間に亀裂を入れ、夫を自分が思っているような人間に改造したいなら、 「お前にとって文字通りの邪魔(どうやら宗教用語として使用しているらしい。本当にそういう魔物がいるような口ぶりだったらしい)なんだよ」 だの、 「訳が解らない仕事をしてる」 だの、 「お前を脅迫してる」 だのというようなことより、もっと効果的な言葉もあろうに。 と、いうかだな。 恐妻家というのは、嫁を鬼たらしめるような何かをやらかしたから恐妻家になる、ということになんで気づかない。 あと、何をするにも「妻と相談してみます」と、言い、相談した結果、「やっぱりやめときます」というのは、セールスを振り払うときの常套句ではないか。 どうも、人間関係に揉まれてないのは、宿敵の方らしい。 妻への罵詈雑言を黙って反論もせず聞いてる夫も夫だとは思うが、まともに相手をしない、というのもひとつの戦術だろう。 明日、浮世の義理で、宿敵と顔を合わせることになっている。夫はいない。 直接言ってくれるなら、幾らでもお相手しましょう。 さーて、攻撃してくるのは多分間違いないが、防御か、迎撃か、反撃か、先制攻撃か。 あんまりしたくないが、逃亡ってのもありだし、数時間、どう凌ぐかは出たとこ勝負だな。 あと、子供の頃に親や先生に言われたが、 「泣いてもあかん。泣いたら勝ちと思たら大間違いや」 は、割と嘘だというのは確かだ。
2008年07月02日(水) |
まだ戦いは始まりの始まり |
私が至近距離で聞いていると知らなかったのだろうが、色々と、のたもうた。
「これは、俺とお前だけの話だけどさ、口だけだよ。あいつにそんなことできるわけないよ。ぬるま湯にどっぷり浸かってて、すぐに社会復帰ができるわけでもないし、今やってる仕事だって、よくわかんねーよーなことだし」
「あいつ」とは、私のことである。 貴様は、私より、どんな苦渋辛酸を舐めたというのだ。言ってみろ。 私のこの数年を、どうしたら「ぬるま湯」と言えるのだ。言ってみろ。
しかし、私は貴様の陰口を聞いてしまったがために、無気力からは脱した。 それだけは感謝しよう。
|