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書くほどのこともない日常
日記とか、更新とか。

2005年01月29日(土) こんだけ忙しい年末年始はなかった。〜その3

毎年、正月にはランディの実家に行くことになっている。

「ごめんなさい。まだ片付かないの。泊まれないと思うけど、正月休みの間に、一度顔だけ出しに行くから」

と、元旦の電話で言ったら、ランディのお母さんは、

「今時、正月だからってどうしても実家に行かなきゃなんないってもんでもないわよ。気にせずに、落ち着いてからゆっくり遊びにおいで」

と言ってくれた。
嗚呼、ランディのお母さんのこの気質には心の底から感謝したい。

わたしの父には、

「なにをやっているんだ、まったく。いつまで経ってもどんくさい。何故去年のうちに片付けくらい済ませておかないんだ。いらないものは早めに処分しておかないからそうなるんだ。新居が寒い?アホか。エアコンとか、ストーブとか、建築中に何故手配しておかない」

と、新年早々、説教を喰らった。
あー、はいはい。正論でございますとも。
このオッサンは、生涯、可愛い年寄りにはなれまい。
近くに住まなくて、ほんとに良かった。


家電店を幾つか回り、エアコンを買いに行く。
寝室用とリビングと客間と三台購入予定だったのだが、三階の客間は、室外機のパイプを大幅に延長しなければならないので、工事費がえらく高くつくことが判明。
暫くは、客人が来たら、和室かリビングで寝ていただこう。

エアコンの試運転の瞬間、東京電力と、家電メーカーを神と崇めたくなった。
あたたかい。
しかも、最近の家は気密性が高いらしく、一度エアコンをつけると、随分長いことあたたかい。
ああ、文明に感謝。



2005年01月21日(金) こんだけ忙しい年末年始はなかった。〜その2

完成を待ち侘びていた新居は、寒かった。
引越しの日は仏滅で大雪。
日没後かつ、荒天のため、配管業者がエアコンの取り付けが出来ないと言いやがった。
冗談じゃない、と思ったが、窓から落ちられてはかなわないので、耐えることにした。
そして、翌日、やってきた業者は、エアコンを見て、

「あー、凄いな。これ。どなたか、煙草吸われますか?」

だれも吸わないと言ったら、

「じゃあ、台所の近くに置いてたんですか?フィルターの中、油と埃だらけですよ」

嫌な予感がした。

「丁度、取り外してることだし、分解掃除しませんか?新品同様になりますよ」

勘弁してくれ、寒いんだ、と言い、取り付けてから洗浄は出来ないのか、と、尋ねた。

「出来ますけど、取り付けした状態で洗っても、オーバーホールするほど効果はないですよ」

そして、とどめ。

「せっかくの新築のおうちに、埃や黴菌が広がっちゃいますよ?」

多分、セールストークなんだろうが、敗北。
年明けまで、預かってもらうことになった。


家電店を梯子して、エアコンを品定めしたが、年末のことで、何処でどれを買っても、取り付けはやはり年明けになる。
耐え切れず、炬燵と炬燵布団を購入。
新居はオール電化にしたので、電磁調理器対応の鍋とフライパンも購入。
そして、旧居の片付けは、ランディの仕事始めの前日までかかった。
旧居の片付け、買い物、新居での荷解き、寒さの中で迎えた新年。
またしても、雪が積もったので、車のチェーンを買いに走り、店員に手伝ってもらって装着した途端に雪は雨に変わった。
忙しい上に、やることなすこと空回りすると、人間は、ブルーを通り越して、陽気になってしまうものだと知った。



2005年01月18日(火) こんだけ忙しい年末年始はなかった。〜その1

去年の年末のことは、思い出すだけで、脳味噌と腸が煮え滾る。

ランディは忘年会で朝帰り、三連休のうち二日を寝て過ごし、三日目、深夜に出かけて、朝帰りしやがった。
例年の年末の大祭も諦めて、毎日毎日段ボールに荷物を詰める日々を送っていたわたしが激怒したら、ランディがそれに逆ギレ。
午前二時に出かけて六時に帰ってくるのは外泊か否かで激論となる。
この時期、そんなことをしてる暇があったら、ゴミ捨てと、段ボールに勤しむべきであった。
引越し準備が全く進捗しないまま、ランディは休日出勤を引き受け、そこでもまたわたしが激怒。

「しょーがねーだろ!仕事なんだから!」

「なんで、彼女とディズニーランド行くために休んだ後輩の代わりなんか引き受けるんだ!断れ!どうするんだ、この状況を!」

そして、わたしはランディの模型と、雑誌を段ボールに詰め込んで、一日が終わった。
仕事から帰ったランディは、ベッドで、段ボールに入れねばならないコミックスを読んでいて、また、わたしは吠えねばならなかった。
こいつは宛てにならん、と、奴の手元の漫画を紐で縛ってるうちに、奴は熟睡。
蹴り起こしても、全く戦力にはならないので、ひとりで荷造りに励む。


この時期のことは、わたしは恐らく、生涯忘れることはできないだろう。

「起きろ!マジで引越し、今年中に終わらんぞ!」

と、何度絶叫したことか。


そして、マジに終わらなかった。


引越し当日は大雪。
朝一番で唯一の暖房器具であるはずのエアコンを取り外される。
夕方まで、寒さに凍えながら、荷造りをしなければならず、引越し業者は、「トラックが、もう満杯で乗らない」という理由でPCと食器洗い機の運搬を拒否しやがった。
翌日には無論、引越し会社に厳重に抗議した。

PCを新居に自分たちで運び、食器洗い機は、ランディの実家に着払いの宅急便で送った。
その後も、旧居の後片付け、その他諸々多忙を極め、「全部終わるまで、うちには正月はない!」とランディに宣告し、年末の負債を購わせた。
いみじくも、ランディが是非にと言うので、餅を買ったのだが、ケーキもピザもロースとビーフも作れるはずの、新しいオーブンレンジでは、トーストと餅だけは焼けないと判明した。


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