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書くほどのこともない日常
日記とか、更新とか。

2003年11月30日(日)

「なぁ。あの人、覚えてる?俺の先輩の」

以前、うちに遊びに来たことのある会社の先輩のことを、ランディが尋ねた。
ああ。まだエンピツに移行する前だが、日記にも書いたので覚えている。
自身が四十代半ば、独身のなのに、わたしたちに向かって「なんで子供作んないの?早く作った方がいいよ。子供は」と説教してくださった方だ。

「末期癌だって」

「…………!」

「最近、見かけないなと思ってたんだけど、実家に帰ったんだってさ」

たくさんいたきょうだいの中で、男の子は彼ひとりだったそうだ。
姉や妹に、女というものの恐ろしさを教えられた、と笑いながら、幼い頃の思い出話をした。
故郷を遠く離れて、独身で、長い間、ひとり暮らしをしていたせいか、なんの変哲もないカレーを喜んで食べてくれた。

そのときは余計なお世話だ、と思った「子供を早く作れ」という彼の言葉が、とてもとても悲しいものに思えた。

快癒を祈る。



2003年11月27日(木) サカつく3進捗状況。

こないだ、PS2を分解掃除して以来、余りにも調子が良いので、「サカつく3」に没頭中。
名波だの、中山だの、柳沢だの、楢崎だの、日本代表クラスの選手を資金力にあかせて引き抜いて、爆勝中。
いやー、気持ちいい。
まめこさんの愛する藤田俊哉を、23歳時点でゲットしたら、あっという間に「世界屈指」のプレイヤーになってしまった。

ランディも、西野とかをゲットして育てたら、「これ、制作スタッフがジュビロファンなんじゃねーの」というくらい活躍している模様。

恐らくカーンがモデルと思われる、ドイツの「カーワン」というGKもゲットした。
現実にJに来る可能性は極端に低いだろうが、ゲームの上に仮名だからなんでもアリである。
クラブ代表であるわたしに向かっても、タメ口で、一人称が「俺様」だが、うんうんと鷹揚に許容し、移籍金62億、年俸9億。
いろいろ構ったり、鍛えたりしてみたいのをぐっと抑えて、すぐさま、パラグアイに武者修行に出す。
大きくなって帰って来いよー。
次はバウアー(多分ベッケンバウアー)とかエレ(多分ペレ)を目指して資金をためねば。




ところで、あれから、「PS2」「分解」「読み取りに失敗しました」「レンズ」「DVD」等のキーワードで検索をかけていらっしゃる方が、日に何人もいらっしゃる。
……同じ症状に悩んでらっしゃる方が多いらしい。



2003年11月09日(日) ないないの神様と値切の鬼

数日前、自転車の鍵を失くした。
勿論、自転車の鍵には、スペアがある。
それを、ふたつとも失くしたのである。
買ったばかりである。

延々、ランディに阿呆か馬鹿かと罵られつつ、新しい鍵をつけようとしたら、前輪用のと違って、後輪をリング状の鍵で留めるやつは、簡単には壊れない。
近くのスーパーの自転車売場で、外し方を尋ねたら、
「持ってきていただければ外しますが、防犯上、外し方はお教え出来ません」
と言われた。
考えてみれば尤もだ。
鍵の外れない自転車を引きずって行くのは辛いので、100円ショップで、とある工具を買い、ランディに鍵を外して貰った。
非常に苦労して、なんとか無事に壊したのだが……それを、地面に置いたとき、ランディが言った。

「おい。失くした鍵ってこれじゃねーのかよ」

…………何故だ。
何故、今、見つかるのだ。
しかも、陽も落ちかけた時間に。
何日も何日も、家の中も、自転車置場も、必死で捜したのに見つからなかったものが、諦めて鍵を壊した瞬間に、何故それが出て来るのだ。
関西人だからといって、こんな出来すぎたオチは望んでいない。

「ないないの神様」と唱えると、失せ物を、今まで散々捜した場所に、そっと返してくれる神様の実在を感じた。(C新井理恵「×―ペケ―」)

まあいい、今度はナンバーロック式である。
鍵を失くす心配は無い。
番号を忘れる心配はあるが……そのときは、またランディに罵られよう。



その後、ランディがかねがね欲しがっていたノートパソコンを買いに行った。
うちの近所でもそこそこ安かったのだが、比較したかったので、別の大型家電店に出掛けた。
見に行って正解。
やはり安い。
そして、値札の上に「更に値引き致します」の文字。
店員を呼んで値段を尋ねる。
その上に、

「スキャナとプリンタも買うからもう少し引いて」

と言ってみた。

「えー…お幾らくらい……」

「面倒やから、○○万ぴったりに」

「それはー…パソコンもプリンタも、既に目一杯値引きしておりますので……」

「それやったら、端数切ったって」

こういうときは、何故か思い切り関西弁である。

「端数……と、いいますと……」

「4桁」

つまり、7000円ちょっとである。

「……少々、お待ち下さいませ」

店員は、レジの方まで戻って行って、随分長い間、だれかと電話で話している。
ランディは、「おまえ、そりゃ無理だって」と囁いた。

「いや、上司だか責任者だかと話してるってことは、脈はある」

店員は、戻ってきて、電卓を見せた。
最終値引は4000円強。

「はい。それで結構です」

会計を済ませ、帰りがけ、ランディは言った。

「おまえ、鬼だ」

「なにを言う。何百何十円まで値切ったり、『じゃあ要らない』とか言わないだけやさしいだろう」


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